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企業インタビュー 詳細

Special Interview

EYストラテジー・アンド・コンサルティング |消費財・小売流通セクター(渋川様、藤熊様、宮崎様)|消費財セクターを変えるのは、未来を描く力。

Post Date2021-08-04 /
CategoryIT・デジタル, 外資系, 女性,

今日はEYストラテジー・アンド・コンサルティング(以下、EYSC)、消費財・小売流通セクターの渋川様、藤熊様、宮崎様にインタビューし、入社の経緯やチームの特徴、注力するプロジェクトやその魅力についてお話しいただきました。

できあがった枠組みのどこに入るかではなく、チームを作りながら仕事をする

EL

はじめに皆様の経歴をお聞かせください。

渋川様

大学卒業後、都市銀行に入行しました。窓口業務に携わった後に法人融資を1年半ほど経験し退職。その後約1年間ベンチャー企業で勤務していました。当時資金が尽きてきたこともあり、とある総合ファームのシニアマネージャーに相談したところ、そのファームの選考を受けることになりました。その時、面接で出会ったのが現在のEYSCの社長です。ファームに入社したのが2001年。以来、コンサルタント歴は20年になります。2019年の9月にEYに移り、もうすぐ2年経ちます。

藤熊様

私は新卒で戦略ファームに入り、その後は総合系のファームへ、直近は企業再生のファームにいました。全ての会社が好きでしたが、家庭の事情を優先した経緯もあり現在4社目で、EYに参画したのは昨年7月からです。

宮崎様

コンサルタントとしてのキャリアはEYが初めてです。大学卒業後はマーケティングリサーチの会社に勤め、主に食品・飲料・化粧品・雑貨といったメーカーのブランド戦略や新商品開発案件に携わっていました。例えば、新商品発売後の売れ行きをPOSデータ分析・消費者アンケートを取りニーズを把握する、店頭でどのような売り場作りをしていくかなどを総合的にまとめていました。また、クライアントのブランド担当者が今後のブランド戦略の意思決定をするための支援にも携わってきました。その後はAIやVRなどのテクノロジーを活用して新しい販売戦略を作るためのプロジェクトにも参画し、そういった経験を積んだ上で、もう少し上流工程である会社そのものを変えることに積極的に関与したいという想いから、EYに参画しました。

EL

そのような想いの中で、特に御社に入社を決められた決め手は何だったのでしょうか。

宮崎様

主に3点あります。1つ目は面接のときに渋川が、新しい技術や発想、アイディアを持って世の中を変革していきたいというビジョンを明確に伝えてくれたことです。私自身も、最新の技術やトレンドを見据えながら、自分が何か新しいトレンドを生み出す、それを使って会社を変えるビジネスをしたいと考えていました。その志がマッチしていたのが、大きなきっかけでした。

2つ目は、EYSCが成長過程にあること、チームとしても急成長しているところです。EYSCは作られた既成のグループというよりは、コンサルティングを通して新しいものを作り上げている最中です。チームとして拡大、成長しながら新しいものを作っていくことを考えると、風土としても勢いとしてもEYがとても魅力的だと感じました。

3つ目はチームの多様性です。色々な専門知識を持っているメンバーとコミュニケーションできる風土が整っています。クライアントの課題は必ずしも1つではなく、複雑な課題が絡み合って成り立っているものなので、そこを解決するためには、さまざまな角度から整理することが必要です。それを成し遂げるために、多様なメンバーの意見が聞けるEYの風土はとても良いと感じて、参画を決意しました。

 

EL

続いて御社の消費財・小売流通セクターの特徴について、お話しいただけますか。

渋川様

コンサルティング業務という意味では前職と同じですが、完成度の高いエスタブリッシュドなファームと、後発でこれから作り上げるファームの違いは大きいと思います。2年前に私が消費財・小売流通セクターに入ってきた時は、メンバーはまだ3人しかいませんでした。まさに、チームを作りながら仕事をしてきました。またEYは、グローバルとの距離がとても近いです。最初の総合ファームの時にはライフサイエンスと消費財チームの両方に在籍していましたが、グローバルリーダーの名前なんて言えなかったですし、お話したこともなく、当然顔も知りませんでした。他方EYでは普通にコミュニケーションが取れているので、何か困ったら相談することもできる。さらに、当チームではコンピテンシーと連携・協業をとても強化をしています。パートナー同士の距離も近いので、よく話し合いもします。

藤熊様

カルチャーの影響はあると思いますが、コラボレーションが図りやすいと思います。EYでは足の引っ張り合いということはなく、一緒に働くメンバーの良いところをうまく見つけて、メンバーの強みを活かすためにどうビジネスを作っていくかというような発想でコラボレーションをする機会が多いです。実際に、税務や監査やトランザクションなど、他のサービスラインとも非常に連携しやすいです。そこはEYの大きな特徴の1つですね。

他業種の知見を元に、業界の「当たり前」を問い直す

EL

最近の主要なプロジェクトについて教えていただいてもよろしいですか

渋川様

現在、私が注力しているプロジェクトとして、ライフサイエンスのバックグラウンドを活かしたサポートがあります。もともと消費財の利益率というのは非常に低い一方で、ライフサイエンスはその5~6倍もあります。この格差は少しおかしいという問題意識を持っていました。理由はただ一つ、税金が投入されているかどうかの違いだけです。製薬会社は病気の予防と治療のために薬を出していますが、消費者は3割しか自己負担せず、残りは税金で賄われます。他方、消費財にも体に良いものや人々を幸せにするものがたくさんありますが、税金は当然ながら1円も投入されない。ですから、病院や薬屋さんに行って、これいくらですかと聞く人はいませんが、例えばキャベツを手に取って、87円と79円があったら79円の方を買う人が多いと思います。薬になると途端にそういうことはしません。仮に少し安いとしても、ジェネリックは類似品みたいなものですよと言うと、嫌だと言う人もいる。それくらい価格に対する感度が医薬品と食品では異なります。例えば、食品会社が持っている調味技術と製薬の技術をマッチングして、薬の選択権を医者や薬剤師から消費者に移せないか。もしくは薬でなくても、食品の効用を訴求・普及することで、食品の選択肢を広げる。そのような未来をどう作っていくかという話をクライアントと議論しています。規模的には大きくありませんが、そのような未来像を描くプロジェクトに注力しています。のようなプロジェクトにおいて、メインでお話をするのは経営企画部長、または経営企画部の部長クラスですが、社長や取締役などの経営陣とビジョンを共有する必要がありますので、スタートはトップマネジメントです。クライアントの課題に対してアプローチするわけではなく、私たちとして、この業界はこうあるべきだと思っているということを伝えるよう心掛けています。

宮崎様

私は入社以降、新規事業立ち上げの案件のほか、オペレーション改善として、会計システムの構築プロジェクトや関連業務プロセスの高度化支援にも携わっています。結構、長期のプロジェクトに入っているため、関与者も多く、普段からいろいろな人たちとの合意形成を得るために、皆さんがいかに自分ごととして課題を捉えてくれるかを日々模索しながら、クライアントとディスカッションしています。

EL

続いて、御社での働き方について教えていただいてもよろしいでしょうか。

宮崎様

現在は基本的に常駐としてクライアント社内で働いています。普段は隣にクライアントの方がいるので、ちょっとした雑談からコミュニケーションを取り、その中から課題解決の道筋を見つけて、それを実際に資料に反映しています。一方で作業に集中しなければいけない時はテレワークやオフィスも活用していて、勤務時間に関してもフレキシブルに柔軟に働けていると感じております。

藤熊様

自由度は相当高いですね。働き方・勤務スタイル・時間に関しては、リーダーが寛容であり、それ以上に自由なスタイルが価値を生むという感覚もあるので、堅苦しくなく縛られずに働いて行けます。これはEYの魅力として伝えていきたいところです。

 

魅力は、トップ、そしてメンバーとの強い信頼関係

EL

御社で働く魅力についてお伺いできればと思います。

藤熊様

一つは、成長と変革のダイナミズムです。クライアントの変革もそうですが、EY自身がコンサルティング会社として変革しているのを、ど真ん中で感じていけるのは魅力の1つです。どのファームも成長しているとは思いますが、EYのスピードとマグニチュードは段違いです。もう1つは、人の魅力です。カルチャーに通ずるところとして、総じて働きやすくコラボレーションも円滑です。人間関係や政治的なところで不満を感じることなく働け、それは自分の幅を広げることにもつながっていると感じます。コラボレーションを通じて社内エキスパートたちの知識を吸収しながら、どうクライアントに対して価値を出していくかを思考しながら、自分の幅も拡がっているという実感を得ています。多分、これから参画される方々にも、そういう機会は十分得られると思います。

渋川様

1つ目は経営トップの姿勢・信頼度です。現在の経営トップからは、本当に会社を変えようとしている意志が様々なシーンから伝わってきます。また、会社を変えることだけではなく、スタッフを本当に大切にしていることが伝わってきます。

2つ目は、藤熊が言っていたように、私も2年前に入った頃よりも今の方が圧倒的にコンサルタントとして成長したと感じています。EYに入り、自分が今までやったこともないような組織運営や、クライアントと取り組むアジェンダに関して、かなり背伸びしてやらざるを得ない局面が続いてきました。それを2年間やってきた今、大きな成長を感じています。

3つ目は、今のチームを見た時に、大変良いメンバーが集まったと感じています。現在はコロナ禍なので、今期の予算を達成したお祝いがみんなでできていませんが、それがすごく楽しみです。来年もさらに高いハードルがあると思いますが、このメンバーがいればできるという感覚があります。前職では、自分のチームに対して、ここまで強い思い入れを持ったことはなかった。このように話していると、改めて良い会社だという感覚を持ちますね。

宮崎様

チームとして「勢い」があることは何よりも魅力だと感じます。チームメンバーの熱量や勢いはコミュニケーションの中で常々感じています。現在チームの中で私は紅一点ですが、他のメンバーは何一つ分け隔てなくフラットに接してくださいます。そういうところは本当に恵まれているし、信頼のおけるチームだと感じています。

 

EL

続いて求める人物像についてお聞かせください。

渋川様

一言でお伝えすると、ドラえもんではなくのび太に来てほしいと考えています。業界を変える源泉は技術ではなく未来を描く力、つまり発想や想像力だと思います。ドラえもんの話で一番すごいのは、道具を出すドラえもんではなく、毎日毎日ジャイアンにいじめられながら、こんな道具があったら・あんな世界があったら・こんなことができたらいいのにと想像するのび太の方です。ドラえもんはのび太に頼まれて、初めてポケットに手を入れるわけで、よくよく考えればドラえもんのポケットというのはのび太の頭の中なのではないでしょうか。つまり、道具を出す人ではなく、こんな世界を創りたいという発想力に富んだ人間が必要です。そういう意味で、のび太のように発想力豊かな方に来てほしいと考えています。

藤熊様

スマートさ、謙虚さ、そして熱量を持っている方に来ていただきたいです。課題発見・解決するコンサルタントとしてベースがスマートであってほしいですし、コレボレーションを円滑に行う上では謙虚であってほしいです。そこにプラスして、クライアントや世の中を良くしていく、新しいコンサルティング価値を創造していくという熱量を求めたいと思います。

宮崎様

普段から自分が今後作り上げたい世界観や、どういったものを作っていきたいかといったアイディアを持っている人ですね。私は飲み会の時などでも、それを実現するためにはどうすればいいか、ああいうアイディアがいいのではないかというのを、常に話してしまいます。絵に描いた餅ではなく、実際に作るためには具体的にどうしたらいいのか。これを愚直に考え続けて、アウトプットできる方と一緒に働きたいと思います。

血肉を創り上げる一員として、門を叩いてほしい

EL

消費財・小売流通チームを今後どのように発展させていきたいですか?

渋川様

私たちは2年前に比べて約2.5倍の規模に成長しました。来期はさらにそれを2倍にする計画です。他のコンサルティングファームでは多くがテクノロジー関連で売り上げを上げていますが、私たちはシステム導入で稼ぐわけではなく、業界を変える力で稼いでいきたい。ビジネストランスフォーメーションのサービスを提供してきたいのです。もちろん売上目標はありますが、自分の会社が生まれ変わりたいとか、業界のポジショニング、ビジネスを変えたいといった時に最初に声が掛かる、そういうコンサルティングファームでありたいと思っています。

藤熊様

やはり一定の規模感は求めたいので、成長を引き続き目指して行きたいと思っています。規模を追うということは、チャンスが生まれるということです。私自身もそうですし、メンバーにもどんどん新しいチャレンジをしてもらいたいです。私自身は構造改革やトランスフォーメーションなどのプロジェクトを担当することが多いですが、2030年や2050年までの将来を見据えてビジネスやオペレーションをどう変えるかという話もさることながら、成熟期にあるクライアントは方向転換や選択と集中、場合によってはダウンサイズなど、ある種コンサルタントは手が出しにくいテーマを抱えています。特にこのコロナ禍では顕著です。そこに真摯に向き合い、課題解決をしていけるようなチームでありたいと考えています。そこの方向性が渋川と一致しているので、タッグを組みながらチーム一丸としてやっていきたいですね。

EL

最後に応募者の方に一言ずつ頂戴できればと思います。

渋川様

他ファームを含めいろいろ経験していますが、方向性・成長性・カルチャーの面で弊社に来ていただくのが、一番いい選択になると伝えたいですね。

藤熊様

コンサルティング業界の中でも、このような規模感とスピードで成長できる機会は、またとないチャンスだと思っています。是非一緒に体感していただきたいと思いますので、血肉を創り上げる一員として、門を叩いてほしいと思っています。

宮崎様

業界を一緒に変えていきたいと強く思っている方には、是非受けて頂きたいと思います。実際に働いてみてEYの良さを実感できています。ご応募をお待ちしております。

EL

インタビューは以上となります。ありがとうございました。

企業プロフィール

Profile

EYストラテジー・アンド・コンサルティング

この企業の詳細情報
  • 渋川 清一 様

    消費財・小売流通セクターコンサルティングリーダー パートナー

    都市銀行、ベンチャー企業を経て、2001年よりコンサルティング業務に従事し、多数の経験を有する。EY ストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社の消費財・小売流通セクターリーダーとして、グローバル食品メーカー、飲料メーカー、ドラッグストア、その他リテール企業を中心に、M&Aおよびそれに伴うPMI、グローバルガバナンス、サプライチェーン整備など、数多くのプロジェクト経験を有する。

  • 藤熊 修司 様

    消費財・小売流通セクター ディレクター

    新卒で戦略ファームに入社後、総合系ファーム、企業再生ファームを経てEYに参加。消費財メーカーを中心に戦略立案から実行支援まで幅広いテーマに従事する傍ら、業界問わず構造改革・事業再生等の目に見える成果創出にフォーカスした多数のPJ実績を有する。

  • 宮崎 咲子 様

    消費財・小売流通セクター シニアコンサルタント

    マーケティングリサーチ会社にて食品・飲料・化粧品・雑貨メーカーのブランド戦略支援や新商品開発案件を経験後、コンサルファーストキャリアとしてEYに参画。EY参画後は消費財・小売セクタ―の一員として、消費者分析をもとにした新規事業策定支援や、リテール企業のオペレーション改善支援等のプロジェクトに従事。

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