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企業インタビュー 詳細

Special Interview

Regrit Partners|執行役員 マネージングディレクター 袴田様、マネージャー 橋本様|個・業界・世界を変革する「プロフェッショナル」を輩出

Post Date2023-01-04 /
CategoryIT・デジタル, 日系,

株式会社Regrit Partners(以下、Regrit Partners)、執行役員 Managing Directorの袴田様、Managerの橋本様にインタビューの機会を頂戴し、Regrit Partnersの特徴、プロジェクト内容、求める人材像についてお話し頂きました。

ご経歴について

EL

ご経歴をお伺いできますでしょうか。またRegrit Partnersに入社した理由を教えてください。

袴田様

大学を卒業後、新卒でITコンサルに入社しました。大企業の基幹システムの刷新案件など大規模なプロジェクトをいくつか経験しました。その中で、お客様との接点がほとんどない仕事だったこともあり、このままではビジネスパーソンとして成長できないのではないかという危機感を感じ始めたのです。

そこで日系のコンサルティング会社に転職し、総勢500名以上が関わるような大規模プロジェクトのPMOなどを経験しました。その経験の中で、会社の看板に関係なく、クライアントとの関係性を「個」で築くことができるのではないかと感じる瞬間がありました。

そのようなタイミングで、Regrit Partnersの立ち上げメンバーから声をかけてもらいました。志の高いメンバーと一緒にビジネスを大きくしていくことに魅力を感じ、2019年にRegrit Partnersに入社しました。

橋本様

私は社内でも少し変わったキャリアを持っているのですが、大学を卒業してから企業には就職をせずに、プロのミュージシャンを目指して活動を行っていました。残念ながらミュージシャンとしては食べていけるようにはならず、26歳の時にミュージシャンの夢を諦め、当時のアルバイト先の企業に就職しました。そこでは大きな製品のデバッグ領域の責任者などを任されるなど、社会人としての基礎能力を身につけました。

その一方で、もっと自分自身のスキルを高めていく必要性を感じました。当時私が身につけたいと思っていたスキルは2つあり、1つ目が「問題解決ができる能力」で、2つ目が「自分で何かを作り出せる能力」です。まずは問題解決ができる能力を身につけたいと考え、コンサルタントを目指すことを決めました。しかし私の経歴ではコンサルティングファームの書類審査に通ることができず、転職エージェントに勧められて入社したのが証券会社でした。その企業では品質管理の部門に入り、IT監査の領域で経験を積みました。

証券会社で経験を積んでいる中で、Regrit Partnersの方からダイレクトリクルーティングという形で声をかけていただきました。「もうコンサルタントにはなれないかもしれない」と諦めかけていたタイミングだったので、非常に大きなチャンスをもらったと感じましたね。選考の中で印象的だったのは、経歴などは関係なく、今どのようなスキルを持っていて、どういう考え方で仕事をしているのかをフラットに聞いてくれたことです。また、先ほどお話した自分が身につけたい能力であった「問題解決ができる能力」と「自分で何かを作り出せる能力」の両方とも習得できるという話をしていただき、Regrit Partnersに入社することを決めました。

Regrit Partnersについて

EL

Regrit Partnersの特徴を教えてください。

袴田様

当社のコンサルティングサービスは大きく分けて2つの特徴があります。

1つ目がバーチャル総合ファームというコンセプトを掲げているという点です。つまり、自分たちだけですべてをやろうとするのではなく、強力なパートナーとコラボしてワンチームで顧客に価値を提供しようとしています。自分たちでテクノロジーや商品を多く抱えてしまうと、それを売るというミッションを背負わざるを得なくなります。お客様に対して最適なものを提案するためにも、身軽さや誠実さは失わないようにしています。

2つ目が支援スタイル”ISAP”です。”ISAP”とはイシュードリブン、スコープレス、アンチ-パラサイトの3つの言葉の頭文字を取った造語です。
まずはイシュードリブンです。もちろん我々も改革を実現するためにテクノロジーはふんだんに使うのですが、プロジェクトの進め方はオペレーションの本質的な問題にフォーカスするイシュードリブンアプローチを採用しています。
次にスコープレスです。多くのコンサルティングファームでは成果物にこだわるという考え方が強いと思うのですが、成果物を受け取った後の事業会社側の事情をあんまり考慮できてないことがよくあります。成果物を出して終わりではなく、そこから踏み越えて実行まで一緒にやっていくというスタンスで業務を行っています。
最後はアンチ-パラサイトです。我々は実行支援まで行いますが、ずっとお客様と一緒にやっていくわけではありません。お客様の中で定常化するところまでを見届けて去っていくというスタンスでやっており、それをアンチ-パラサイトと呼んでいます。当社としてはずっと一緒にやることでサービスを使い続けてもらえるというポジティブな側面があるのですが、お客様からすると継続して高いコストがかかってしまいます。またパラサイトすると当社のコンサルタントが成長できなくなってしまうのです。お互いにとってWin-Winな状態を築くためにも、お客様が自走できる状態になるまでサポートすることを心がけています。

EL

プロジェクト期間について教えてください。

袴田様

実行の部分までサポートするので、プロジェクト期間は比較的長くなりがちですね。開発そのものをやるわけではないですが、大規模な開発になるとプロジェクト期間が2年以上になることもあります。その一方で、調査案件や戦略検討の案件などの短い期間のプロジェクトもあります。特殊な案件だと、製品選定だけを実施するプロジェクトなどもあり、他のファームではあまり経験できないような案件にも携わることができますね。

EL

新しい案件はどのように受注しているのでしょうか?

袴田様

我々はいわゆるBP制は採用していません。一部の営業メンバーがリードだけを開拓することはあるのですが、提案していくまたはクロージングしていくという部分は基本的にはコンサルタントが担当しています。

EL

プロジェクトのアサインについて教えてください。

袴田様

当社は全員が同じ部門に所属するワンプール制を採用しています。特に専門チームなどを設けていないので、その時の状況において色々なチームをデリバリーしています。DX戦略系のテーマをやっていた人が2ヶ月後には業務改善系のテーマに移るということもよくありますね。本人の希望などもヒアリングしてアサインを行っているので、自分が希望するテーマに携わることも可能です。

EL

PMO案件はどのくらいの割合ありますか?

袴田様

当社ではあまりPMO案件という括り方をしていないので、割合がどのくらいあるかは数字としては分かりません。PMO案件を忌避する方もいらっしゃると思いますが、その理由としては単なるスタッフとしてのつまらない仕事ばかりをやっているイメージがあるからだと思います。我々はレベルの高いPMOを目指すことを前提としており、組織横断的な課題を拾い上げ、お客様の提案に繋げてプロジェクトを組成するようなこともやっています。

プロジェクト事例について

EL

プロジェクト事例について教えてください。

袴田様

とある製造業の企業に全社の業務革新を推進する部門があるのですが、私と橋本はそこの部門のサポートを実施するプロジェクトに参画しています。橋本はそのプロジェクトにおけるプロジェクトマネージャーを務めており、私はそこで最終責任者をしています。ファーム経営の観点でいくと、私はデジタル系のテーマの全体統括を務めています。

橋本様

私はその他に1兆円規模の大規模なPMIのプロジェクトにも参画しています。当社のようなファーム規模でそのプロジェクトに入っている会社は他にはなく、当社以外でそのプロジェクトに参画している企業は著名なグローバルファームばかりです。そのような会社がたくさんいる中に当社がいるというのは非常に大きな特徴だと感じています。

橋本様

また、私は社内でトレーニングを担当しています。Regrit Partnersの通期のトレーニングメニューを考えたり、研修コンテンツを作って実施したり、企画や運営なども全て行っています。最近では社内で作った研修プログラムを外部に販売しており、オンライン証券における研修制度構築などのプロジェクトなどにも参画しました。

Regrit Partnersが目指している方向性について

EL

Regrit Partnersが目指している方向性について教えてください。

袴田様

当社は「個」の能力を磨くことを重要視しており、1,000人のCxOをクライアントや当社、関連会社から輩出する企業を目指しています。我々は大規模なコンサルティングファームを目指しているわけではありません。純粋なコンサルティングファームというよりは自分の専門性をうまくレバレッジさせながら様々な問題解決ができる市場価値の高いビジネスパーソンを輩出できる企業体になりたいと考えています。

そのためにやっている施策が、コンサルティング+1という制度です。我々は間接部門に所属しているメンバーがほとんどおらず、2019年時点では人事部も0人でした。全てのコンサルタントが兼務する形で会社を回しています。コンサルティング+1制度では新規事業開発やブランディング、HR採用、ソリューション開発、人材開発、営業の領域の中から、自ら手を挙げて参画する制度です。そのため、当社のコンサルタントはプロジェクトをやりながら違う仕事もやっていくという体制になっています。

EL

なぜ、そのような組織を作ろうと考えたのでしょうか?

袴田様

コンサルティング業界はここ10年にわたって大変盛り上がっていますが、想定よりもマーケットで有名な人は輩出されていません。どちらかというとメガベンチャー出身の優秀で勢いのある人たちが多数マーケットに飛び出していっている状況です。コンサル出身者とメガベンチャー出身者の違いは一体何なのかを分析した結果、実務経験が足りていないということに気が付いたのです。どうしてもコンサルティングの仕事はお客様の支援・サポーターのような形になるので、完全な当事者意識がどうしても芽生えづらいのです。しかし、この微妙な違いが5年後とか10年後の差を生んでいるのではないかと思っています。そこで、実務経験を積めるような環境を自分たちの会社の中に作ろうという発想になったのです。

入社してすぐはオンボーディングのプログラムを受けてもらいますが、入社した1ヶ月ほど経過したらそれぞれの領域に参画する仕組みです。当社は新卒採用も行っていますが、社会人2年目のメンバーが新卒採用のリーダーを務めており、若手のうちから実務経験を積んでもらっています。

袴田様

将来的には、「Regrit Partners出身の人ってみんな優秀だよね」と言われるような会社になっていきたいと考えています。10年後、20年後にRegrit Partners出身の人たちが色んな会社にいて、それぞれのフィールドで活躍している未来がやってくると嬉しいです。

確かに優秀な人材は会社に残しておきたいという気持ちがある会社さんは多いと思うのですが、我々の考え方としては優秀な人材を輩出することが当社のブランディングに繋がり、最終的に当社の大きなメリットになると考えています。もちろん経営メンバーとして優秀なメンバーが働きたいと思うような魅力的な会社を作り続けていくつもりですが、結果的にクライアントや社会に良い価値を提供し続けられる会社でありたいと考えています。

EL

Regrit Partnersの社員にはどのようになってもらいたいですか?

橋本様

日々チャレンジができる人材になってほしいと考えています。Regrit Partnersに入社した人のほとんどがチャレンジをするためにこの会社にジョインしたはずです。その気持ちを常に忘れずに自分から挑戦するものを見つけてトライしてほしいと考えています。

袴田様

あらゆる手段を使って自己実現を達成してほしいと考えています。会社が目指しているゴールのために頑張るというよりは、そこに自分の思いを重ねてこの会社でできることをやり切ってほしいと考えています。他の会社に転職することが自分の次のステージだと思うのであれば、羽ばたいていくのもありです。羽ばたいていく時に重要になってくるのがビジネスパーソンとしての基本的な能力や自分で物事の局面を打開できる力だと思うので、そういった部分は徹底的に磨いていってほしいですね。

求める人物像について

EL

求める人物像について教えてください。

袴田様

当社はRegrit Principlesという行動規範を定めており、選考の際にはそこに共感していただき、同じ方向を向いて進んでいけそうな方を採用しています。面接の時にはその人の人間性や目指している方向性が当社に合致しているかどうかを見ています。自分だけが良ければいいという考えではなく、お客様や仲間に対する貢献意欲が高い方にジョインしてほしいと考えています。

袴田様

デジタル領域として求める人物像という意味では、年齢としては20代半ばから40歳くらいまでの人にジョインしてほしいと考えています。
BtoBのシステムなどを、要件定義からシステムリリース以降まで、ある程度全体的なフェーズを経験している人だと嬉しいですね。その中で、自分の成長に疑問を感じ始めていて、その業界におけるより上流の仕事がしたいと考えている人などが第一ターゲットになると思います。また、100人規模のプロジェクトマネジメントを経験している方にも来てほしいです。

ひとつだけ注意点がありまして、「上流をやりたいです」という部分で思考が止まってしまっている人は当社の選考に落ちてしまう傾向があります。なぜ上流の仕事がやりたいのかという部分を深くまで考えてから選考に臨んでいただけると嬉しいですね。また長年同じような環境で仕事をしていると、どうしても仕事の仕方として受身になってしまっている方がいると思います。当社の仕事は自分から積極的に動いて見つけていくものが多いので、受身になってしまっている人には少し難しいかもしれません。

EL

貴社で活躍している社員の特徴について教えてください。

橋本様

積極的にトライする回数が多いメンバーほど成長が早いと感じています。もちろん器用な人で、1回打席に立って1回ヒットを打てる人もいますが、不器用でも10回打席に立っている人間の方が長期的に見た時には大きな成長をしているケースが多いです。自分で枠を設けずにとにかくトライしてPDCAを細かく回していける人が経歴にかかわらず活躍していますね。

EL

橋本様はどのような選考を受けられましたか?

橋本様

何でコンサルタントになりたいのかという部分は深くまで聞かれましたね。またコンサルタントの仕事はハードワークな側面もあるので、今までどういう風に仕事をしてきたのかという部分を多く聞かれました。また論理的思考力があるのかどうかを判断するために、面接ではフェルミ推定の問題が出されました。日本にライブハウスはいくつあるのかという問題だったのですが、制限時間の7分間の間で自分の全力を出し切りましたね。

候補者の方へのメッセージ

EL

候補者の方へのメッセージをお願いいたします。

橋本様

事業会社の職業人生において10年に1回あるかないかの大きなプロジェクトを毎回のように経験できます。そのため事業会社にいる時とは比べ物にならない速度で成長ができる環境です。自分自身をもっと成長させたいと考えている人には非常に良い環境だと考えています。
またサポート体制も充実しており、プロジェクト内であってもプロジェクト外であってもRegrit Partnersには手助けしてくれる人がたくさんいますね。成長するためにたくさん失敗できる環境ですし、自分のキャリアを振り返った時に大きな財産になると思いますので、大きな挑戦をしたいという人はぜひ応募してみてください。

袴田様

当社は2026年に上場することを決めました。上場する理由は認知度を拡大して優秀な人材を集めるためです。上場の瞬間に立ち会えることも貴重な経験だと思いますし、上場の時にコアメンバーになっていただいている方にはストックオプションの付与も検討しています。ぜひRegrit Partnersに興味を持っていただき、話を聞きに来てください。

企業プロフィール

Profile

株式会社Regrit Partners

  • 袴田智博 様

    執行役員 Managing Director

    国内コンサルティングファーム等を経て、Regrit Partnersに参画。流通、製造、金融など複数の業界において、基幹システムの再構築案件を中心に従事。グランドデザインおよび要件定義、設計、開発や保守までのシステム構築、全社PMOとしてのマネジメント、顧客中計策定支援など幅広く経験。

  • 橋本大気 様

    Manager

    大規模PMIでのPMOをはじめ、トップマネジメントとのコミュニケーション設計、複数領域横断のテーマ推進、ガバナンス強化策定支援など全社横断施策に数多く関与。トップダウン・ボトムアップ双方向からの活動推進と新規チーム組成リーダーとして様々なプロジェクトに従事。

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