Big4コンサルティング会社のPrincipal職からアクセンチュア・ジャパンのシニア・マネジャーへ
Profile
G.W 様 ()
Before | Big4コンサルティング会社 Principal職(執行総監) |
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After | アクセンチュア・ジャパン シニア・マネジャー |
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前職はどんなお仕事をされていましたか。
海外にあるBig4コンサルティングファーム拠点において、戦略コンサル業務に従事させていただいておりました。米国フォーチュントップ500社を主対象に、企業の戦略立案から、実行支援に至るまでのコンサルティング・サービスを提供しています。
また、地方官公庁向け、産業発展に関する政策研究、投資促進および税制計画に関する分析、都市ビジネス環境の評価と改善、地域開発及びイノベーション立案、投資戦略の研究と支援をさせていただいております。 -
転職を考えたきっかけや理由を教えてください。
皮肉なことに、そもそも、転職するつもりはなかったのですが、中米デカプッリングの長期化、経済失速及び重大会計スキャンダルといった一連の渦の中に巻き込まれ、コンサルティング業務は大きなプレッシャーとダメージを受けながら、所属の組織が保全されなくなったのは転職の起点と言っても良いと思います。
それに加え、自分の身が置かれた戦略コンサルティング業界の発展トレンドや将来への展望を冷静的に見つめ直す際に、必ずしも、終始、安定成長できるような状況下にあるとは限らず、寧ろ、次世代向け先端技術による業界全般への衝撃・席巻がますます増大していくものとみられます。それとともなう前代未聞の危機感を強く感じているため、時代の変化に合わせたスキルアップとテクノロジー分野でのインサイト蓄積を早期に身に付ける必要があると考え、転職向けの準備を早めました。 -
弊社をご活用いただいたきっかけや理由を教えてください。
国を跨る転職活動という、やや高いハードルを越え、当地の転職状況や市場動向を一刻も早くつかむためには当初、できる限り多くの転職エージェントと関わり、様々な情報交換をさせていただきました。
そうした中で、エグゼクティブリンク社と出会いましたが、いきなり親密なご相談やお願いなどはあまりさせていただかなかったのですが、貴社担当窓口による度重なる真摯たるフォローアップや、個人向けのオーダーテーラー的なアドバイスをご提案いただいたため、より一層、関係が縮まり、そこから定期的にコミュニケーションをとらせていただくようになりました。 -
選考時の感想を教えてください。(苦労したこと、選考対策等)
まず、何より、今まで経験してきたことを一貫して継続させたかったのですが、何せ、中国国内経済の低迷化による外資系企業からの積極的な投資の出し渋りがあり、いままで同様に活躍できる場が客観的に・確実に減少していました。また、日系企業からの対中投資も現状維持にシフトし始めるものが多く、マーケット自体が活発ではなく、個人の転職には苦労していました。そこで、専門的な転職エージェントの力を活用しつつ、個人のネットワークや人的リソースを併用しながら、進めさせていただいた次第でございます。
また、これまでの経験業務において、海外市場での日系企業とのお付き合いには長けていましたが、実際、日本国内での勤務経験が浅く、いかに自分が海外で蓄えてきた経験値・ナレッジのバリューを最大限に発揮して、採用側にPRできるかは選考対策のメイン・イシューであり、また、一番時間を割いて推敲したところです。そのなかで、日本のドメティクスなビジネスにこだわるのではなく、寧ろ、グローバル事業、海外連携の多い分野のお仕事に最も関心をもっていました。それに加え、スキル・経験面における移植可能なものにフォーカスし、改めて、日本国内及び業界での応用イメージを描き出し、説明や示唆出しできる部分に注力しながら、選考を進めておりました。 -
当社のサービスを利用した感想はいかがでしたか。
言うまでもなく、コンサルティング転職業界において、圧倒的な支援実績と個人向けのオーダーメイドな提案・アドバイスを提供していただいたため、選考可能な候補リストを適時にご紹介いただくには留まらず、選考前・選考中・選考後のそれぞれの段階に応じて、個人の細かな要望や調整、さらに細部にいたるまでのフォローアップを、いつもタイムリーにご相談・ご提供いただき、とても安心しておりました。
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最後にこれを読んでいる候補者に一言お願いいたします。
コンサルティング業界で何をもって生き残っていけるかという究極の問いをいつも自己問答しています。時代の変化はいつなんとぎもあるとは言え、結局「人間力」はこの業界の発展を支えている一番大きなポイントであると確信しております。従って、いかに自我流で、「見える形(スキル面・技術面)」と「見えない形(思想面・精神面)」の要素を組み合わせ、自らの「人間力」をうまく表現・PRできるかはコンサルタントを目指す上で、重要なミッションでもあると思います。
私自身は時流の変化に流されないように、お客様に本質的な課題解決へ全力コミットし、紙の上に留まる「ペーパー・コンサルタント」になるのではなく、お客様と一緒に汗を流しながら、場合によっては、泥まみれの混沌たるビジネス界において、共にトランスフォーメーションを実現・成功させるような「プラクティカル・コンサルタント」を目指して頑張っていきたく思います。