KPMGコンサルティング株式会社｜Strategy and Transformation-Servicesインタビュー井城様

大学卒業後、総合商社の事業子会社で5年ほど働いたのち、一念発起して総合コンサルティングファームに転職しました。そのファームでコンサルタントからマネジャーまでの約7年を過ごしたのち、2014年にご縁があってKPMGにジョインして現在で8年目になります。

お取引のある業種としては、もともとテクノロジー・メディア・通信業界が中心でしたが、最近では小売やサービス業の企業様ともお仕事をさせていただいております。扱うテーマとしては、成長戦略・個別事業戦略・新規事業などが多いですね。また、以前は業務改革・コスト削減・個別機能改革といったボトム改善の案件も手掛けておりました。

2点ございまして、1点目は会社やチームの成熟度に起因する「機会の多さ」ですね。ビッグ4の中で後発であることに加え、我々のチームが再出発したばかりのチームであるがゆえ、カバーする業種やテーマにホワイトスペースが多く、やりたいことができる機会や多様なプロジェクトに携わる機会が多いということです。大手コンサルティングファームのマネジャーの方であれば、長期に渡って特定クライアントと対峙し、ときには成績を維持するためにご志向とは異なる案件を担当し続けている方もいらっしゃると思いますが、我々のチームでは様々なクライアントの戦略テーマに特化することができますので、テーマに対する志向性がフィットする方には魅力に感じていただけるのではないでしょうか。また、スタッフ層の方であれば、若いうちからさまざまな業種のクライアントや戦略テーマに携わる機会を得やすいという点が挙げられます。また、ランクを問わず共通的に言えることとして、しっかりとパフォーマンスを発揮いただくことが前提にはなりますが、まだまだ成長フェーズですのでチームの中心メンバーになっていただける機会が多いという側面もあります。
2点目の特徴は「長期的な視点でキャリアを形成しやすい社内風土」です。弊社では「人を大切にするNo. 1ファームを目指す」「個人やチームの短期的な成果を過度に追求することなくクライアントからの真の信頼を勝ち取れるコンサルタントであれ」ということを社長が常に言っております。このことは、のびのびと且つ真摯にクライアントに向き合って仕事ができることや、組織論を抜きに最適な専門性をもつメンバーがコラボレーションできることに繋がっています。この点は、他社から転職してきたシニアメンバーも一様に言っており、我々の強みだと考えております。

あまり詳しいお話はできないのですが、製造業における新規事業構想支援、物流業における新規事業立ち上げ支援、某専門サービス業における新規事業立ち上げ支援、人材サービス業における新規事業立ち上げ支援、通信サービス業における海外市場調査支援、デジタルサービス業におけるSX関連サービスの事業性評価支援などですね。このうちのいくつかは類似サービスがまだ世の中に存在しないものもあり、市場の立ち上げから検討していく面白さと難しさがあります。

マクロ環境の動態やデジタルディスラプション等によって数年前から過去の成長モデルが通用しなくなることはどの業界でも認識されており、新たな成長モデルの検討や新たな事業の探索に関するご相談をいただくことはよくありましたが、新型コロナの蔓延がそうした危機感や取り組みを一気に加速させている構図だと思います。10年後には既存事業はなくなっているであろうという共通認識のもと、既存事業をいかに高効率で延命させるか、そして、まだ余力のあるうちに将来の主軸となりうる事業をいかに生み出し育てていくのか、この点は多くの企業で最大の論点になっています。こうした背景のもと、我々のチームにも業界を問わず多くのご相談をいただいているものと認識しています。

スキル面では、やはりコンサルタントの基礎スキルをしっかり身に着けておられる方がベターではありますが、未経験者でも早期に習得できそうな方であればポテンシャル採用も積極的に行っております。また、基礎スキルのうえに具備されるべき専門スキルの観点では、我々のチームはアンストラクチャードな課題に向き合う戦略チームですので、誰にも分からない未来を可能なかぎり的確に予測し、その未来世界におけるクライアントのあるべき姿を提言していくということが一番のコアバリューになります。こうしたことができそうな方・やりたい方というのが求める人物像になります。
あとメンタリティーの側面では、会社としてもチームとしてもまだまだ成長ステージにありますので、今この瞬間の組織成熟度や報酬水準を第一義に考えられる方には我々のチームは馴染まないと思います。一方で、弊社の特徴として申し上げた機会の多さや中長期的なキャリア視点を重視される方には魅力を感じていただける可能性が高いと思いますし、我々としてもそうした方と一緒にビジネスを成長させていきたいと考えています。

提供サービスについては、先ほど申し上げたような背景から今後もご相談をいただくことが増えていくとみていますので、当面は同分野に注力していくつもりです。現在はお客様からの引き合いに対して人員が不足しており相当数をお断りせざるを得ない状況ですので、チーム規模としては1～2年の間に倍、できれば3倍くらいにはしたいと思っています。ただ、業容拡大ありきとは考えておらず、そこはしっかりと、やりたいこと・できること、キャリア志向・仕事への価値観などがフィットする陣容で実現していくことを大前提としています。

多くの国内企業が過去の成功体験や従前の知見が活かせない難局に直面しており、この結果として強い危機感とともに我々のようなコンサルティングサービスへの期待感やニーズが高まっています。多くの業種で競争環境のグローバル化やパラダイムシフトが進み、ここをしっかりと乗り切らないと国内産業そのものが衰退していってしまう状況ともいえる中、我々はこうした社会的な命題に対して貢献していくという想いでやっておりますので、こうした考えに共感いただける方は是非弊社をご検討ください。
また、弊社の組織構成もそうですし、先ほど申し上げたようなソフト面の特徴というのもそうですが、外からは分かりづらいことを自認しておりますので、関心をお持ちいただける方には直接ご説明をさせていただきたいと思います。カジュアル面談でも結構ですので、お話しできることを楽しみにしております。