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企業インタビュー 詳細

Special Interview

株式会社Dirbato| 執行役員 小河原様

Post Date2023-08-07 /
CategoryIT・デジタル, 日系, 独立系,

株式会社Dirbato(以下、Dirbato)、執行役員の小河原様にインタビューの機会を頂戴し、Dirbatoの特長やプロジェクト事例、今後の方向性についてお話し頂きました。

ご経歴について

EL

はじめに小河原様のご経歴をお伺いできますでしょうか。

小河原様

大学を卒業後、大手SIerに入社し、システムエンジニアからキャリアをスタートさせ、開発工程に必要な一通りの経験をました。その後、日系の総合コンサルティングファームに転職し、ITコンサルタントとして10年ほど経験を積みました。そこでは大規模なプロジェクトのプロジェクトマネジメントやBPRの業務に携わりました。そして、それまでの経験を活かして、外資系の金融企業に転職し、プロダクトマネージャーの経験を積みました。

2020年4月にDirbatoに入社し、現在はITコンサルタントとして活動しています。入社後は主にDX関連のプロジェクトなどを経験、業務の改善やデジタル化のご支援などをしています。

EL

数あるコンサルティングファームから、Dirbatoを選ばれた理由は何だったのでしょうか。

小河原様

Dirbatoは、ITに軸足を置きながらお客様の課題解決をしているのが魅力的だったからです。また、企業としてのスピード感があるだけでなく、大きな裁量権を持たせてもらえる環境があり、面白い仕事ができるのではないかと考えて入社を決めました。

Dirbatoの特長について

EL

Dirbatoの特長を教えてください。

小河原様

DirbatoはITとコンサルティングの両方のスキルを活用し、お客様の課題解決を最後まで伴走しながらサポートし続けるというのが大きな特長です。また意思決定のスピードが早く、現場に大きな裁量権が委ねられています。それぞれのメンバーが自分の思ったやり方でお客様の課題解決にアプローチができる環境だと考えています。

EL

御社の特長の1つであるワンプール制について教えてください。

小河原様

職位によってもワンプール制の捉え方は少し変わってくるかもしれません。若手コンサルタントの場合は、様々な業界の色々な種類の案件に入って経験を積むことで、どういうソリューションが自分にフィットするのかを見極めることができます。その一方で、マネージャーやアーキテクト以上の職位になると一定以上のプロフェッショナルな知見が求められます。柱となるようなものを一つ定めた上で、別の柱を探していく時に複数の経験ができるのがワンプール制の良さだと思っています。

キャリアとしてソリューション軸でいくのか、インダストリー軸でいくのか、それとも両方掛け合わせたような形でいくのかは個人の判断に委ねています。そのため、Dirbatoでは千差万別のキャリアプランを選択できます。

EL

プロジェクトのアサインはどのように決まるのでしょうか。

小河原様

Dirbatoでは、毎月ES(Emplyess Success)部がコンサルタントと1on1を行い、中長期のキャリアをフォローする体制が整っており、プロジェクトのアサインについてはメンバーが納得感を持って仕事を進めていけるように工夫されています。コンサルタント・ES・営業が三位一体となってバランスを取りながらキャリアプランを作っていくことができます。

プロジェクト事例について

EL

最近の主要なプロジェクト事例について教えてください。

小河原様

最近では複数の企業が絡むような大規模プロジェクトにおいて、要件定義以前の上流工程から支援を行っていくような案件が増えてきています。特に、要件定義の前から携わったことがないメンバーにとっては、どういうものが要件定義で決まっていないと後々に問題になってくるのかという部分を経験することができます。顧客伴走型でサポートを実施しているので、一度ご支援したクライアントから再依頼をいただくケースも多いです。

グランドデザイン策定や基幹システム刷新に向けたアーキテクチャ構想策定、モダナイゼーションに向けた全面刷新など、システムだけでなく業務プロセスをどのように変革していくのかということを含めて、総合的に支援していくプロジェクトも増えてきています。

その他にもクライアントの新規事業のご支援をするプロジェクトもあります。お客様と技術に特化したベンダーと弊社がコミュニケーションを取りながら進めていきます。VRなどを扱うこともあり、技術志向のメンバーにとってはかなり魅力的なプロジェクトだと思いますね。

最近では、生成AI(ChatGPTの導入を検討ているお客様も増えてきています。弊社ではChatGPTが話題になってからすぐに社内プロジェクトが立ち上がり、現在もそのプロジェクトを推進しています。会社からやらされているのではなく、メンバーが主体的に学びながら取り組んでいる人が多いですね。

EL

御社の中で、コンサルティング事業とは別に、事業創出を行うインキュベーション事業があると思いますが、そのチームとも連携をしてプロジェクトを進めていくことはあるのでしょうか?

小河原様

新規事業のプロジェクトだけでなく、弊社はAIサービスを提供する会社に出資していることもあり、時には別の会社と一緒のプロジェクトに入りながらご支援するケースもあります。技術という観点では弊社だけで何かやるというわけでなく、複数社でお客様のご支援をしていくこともあります。

EL

御社においてグローバルプロジェクトはどの程度ありますでしょうか?

小河原様

英語を使うようなグローバルな案件は一定数あります。例えば、お客様が海外に支店や支社をお持ちの場合に、全世界に同じパッケージを展開していくケースで各拠点の方々との調整が必要になります。そういう場合にプロジェクトマネジメントの一環として英語を使う機会があります。

また、お客様の中には既にITエンジニア体制グローバルなメンバーで構成されていたり、オフショアを使っていたりする場合があります。IT刷新やIT運用円滑に進める際に、海外のエンジニアやオフショアの方々とコミュニケーションをとるための英語力が求められるケースがあります。

研修プログラムや人材育成について

EL

御社の研修プログラムについて教えてください。

小河原様

研修は大きく分けて3つ用意しています。

1つ目は職位別研修です。各職位に見合ったパフォーマンスが出せるように職位ごとにコンテンツを作成してあります。座学形式ではなく、1つ上の職位の方にチューターとして入ってもらいながら実践形式で研修を実施しています。

2つ目は選択研修です。自身のキャリアを進化させていくために必要なスキルを学べる環境を用意しています。選択研修は入門編と中級編、上級編と3つのレベルに分かれており業界知識や最新技術に対してなど該当するスキルを持ったプロフェッショナルなメンバーが講師となって研修を行っています。

3つ目はセキュリティコンプライアンス研修です。個人情報保護や情報セキュリティ、ハラスメントや不正に関する研修もしっかりと行っています。

この3つの研修の他に、メンバーが自発的に開催する勉強会などもあります。

お互いの困りごとをみんなで共有する動きも非常に活発です。コンサルタント未経験の人は自身のスキルに不安を感じている人もいますが、勉強会などを通じて少しずつコンサルティングのスキルを身につけてもらっています。

EL

御社の中で、技術力を高めていくために行っている取り組みや制度はありますか?

小河原様

クラウド分野に関しては、弊社は3大クラウドである「Amazon Web Service(AWS)」「Microsoft Azure(Azure)」「Google Cloud(GCP)」とパートナーシップ契約を結んでいるので研修はいつでも受けられるようになっています。さらに資格取得の補助制度などもあります。資格以外にも月に一度、テクノロジーワーキングという勉強会もあり、新しい技術に関する情報交換なども行っています。

ダイバーシティ、女性のキャリア支援制度・取り組みについて

EL

御社におけるダイバーシティや女性のキャリア支援制度・取り組みについて教えてください。

小河原様

ダイバーシティの取り組みは私がDirbatoに入社した時に始めたので、取り組みを始めてから4年目になります。

IT業界全体に言えることなのですが、女性社員比率が低く、女性に安心して働いてもらえる環境づくりが必要だと考えて、女性1on1というものを始めました。1on1の中で、今後のキャリアに関する不安や悩みをマネージャーに相談して解決することで、前向きなキャリアマップを描ける女性コンサルタントが増えてきたように感じています。入社当初は私が20名ほどの女性コンサルタントと1on1を実施するような形でしたが、現在は100名を超える女性コンサルタントが在籍しており、さらに10名を超える女性マネージャーが活躍していますので、体系立てて実施しています。

そして男性に関しても、育児休暇取得率が増えてきており、公平性や多様性が維持できるようになってきたかと考えています。

また弊社では四半期に一度、キャリア座談会というものを開催しており、毎回テーマを設定して、お互いがどのような働き方をしているのかを知る機会を設けています。そのような活動をしていたこともあり、お互いの考えを受け入れるという土壌が整ってきていると感じています。まだまだこれからな部分はありますが、今後も継続していくことで、公平性や多様性が尊重される会社を目指していきたいです。

EL

女性活躍を推進していく中で、ターニングポイントになったエピソードがあれば教えてください。

小河原様

今年に入って、育休から復帰した女性コンサルタントがマネージャーに昇格しました。女性活躍推進を進めてきた弊社にとっては、大きなターニングポイントだと考えています。また女性コンサルタントの中で育休から復帰したメンバーも数名ほど出てきており、そういう方々がコンサルタントとして活躍し続けるためのキャリアプランや、プロジェクトへの入り方などは実績が着実に積みあがってきたと感じています。

制度を作るだけではうまく運用できない部分もあるので、社員と対話を繰り返しながら、Dirbatoとしての最適な形を作っていきたいと考えています。

Dirbatoで働く魅力

EL

Dirbatoで働く魅力を教えてください。

小河原様

トップダウンで意思決定されることが少ないというのはDirbatoの魅力の一つです。弊社のデリバリー責任者やマネージャー以上の社員はフラットな関係を好む人が多く、若手の意見を積極的に取り入れながら、自身も成長していこうと考えている方が多く在籍しています。

また社員から会社に対する意見などにはしっかり耳を傾け、どんなポジションの人の声も受け入れる風土があります。社員全員の意見を受け入れていくので、毎年のように制度が変わっていくような柔軟な会社です。そのため、会社のことを好きだと思ってくれているメンバーも非常に多いのではないかと思います。

EL

御社の中での働き方を教えてください。

小河原様

コロナが落ち着いてきて、完全リモートの案件少なくなってきているように感じています。顔を合わせたコミュニケーションをとることで得られる情報も多くありますし、月に1回、または週に1回はオフラインでミーティングをするような案件も増えてきています。

その一方で、完全にリモートで仕事をしたいという社員もいますので、そのようなプロジェクトも一定数は受注しています。リモートであっても、オフラインであっても弊社のメンバーは積極的にコミュニケーションをとる人が多く、よくプロジェクトごとに集まってミーティングをしていますね。それも弊社の働き方における特徴の一つかもしれません。

EL

今後の方向性を教えてください。

小河原様

コンサルティングは今後も弊社の主軸になり続ける部分だと思っています。今後、開発運用のところまで手を伸ばしていくのかどうかはまだ検討の余地がありますが、お客様の課題解決を第一に考えると、そこまで手を広げていく必要もあると考えています。開発運用の部分を広げていくにあたっては、我々だけでやるのではなく、グループ会社と協業するなど複数社で取り組んでいくこと必要になってくると感じています。

また、弊社はコンサルティングだけでなく、インキュベーションという柱も持っていますので、両方を高めていきたいですね。

候補者の方へのメッセージ

EL

最後に、候補者へ一言お願いします。

小河原様

弊社は創業して6期目になり、現在も成長を続けている会社です。の状況に満足することなく、さらなる高みを目指して日々頑張っています。コンサルタントとしてお客様の課題解決をサポートしたいという思いはもちろんですが、会社を成長させていきたいという強い気持ちを持ち続けられる方に、ぜひ弊社に来ていただきたいと考えています。

EL

本日は貴重なお話有難うございました。

企業プロフィール

Profile

株式会社Dirbato

  • 小河原 尚代 様

    執行役員

    大学卒業後、大手SIerに入社。その後、日系総合コンサルティングファーム、外資系金融企業に参画。DX推進、プロジェクトマネジメントを得意テーマとし、DX推進の一環で、IT組織変更も多く支援実績を持つ。組織改革やシンプル化・自動化といった業務改革のマネジメント経験を豊富に有する。クロスボーダーな課題解決が求められるグローバルプロジェクトの責任者も歴任。2020年4月1日株式会社Dirbatoに参画。

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