アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社|オペレーション・マネジメントプラクティス×化学・素材業界プラクティス|古田様、平沖様
Post Date:
2023-03-24 /
Category:
戦略, 製造・通信・メディア, M&A, 外資系,
アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社の古田様、平沖様にインタビューの機会を頂戴し、同社の特徴や魅力、求める人材像についてお話し頂きました。
ご経歴について
EL
まずは、お二人のご経歴をお伺いできますでしょうか。
古田様
大学卒業後、人事系スタートアップからキャリアをスタートし、複数のコンサルティングファームを経て、アーサー・ディ・リトル(以下、ADL)に入社しました。現在は、日本のOS&T(Operation Strategy & Transformation)チームをリードしています。コンサルタントとしては、主に商社や物流、建設インフラ業界での全社・事業戦略や経営管理、コーポレート改革、M&Aアドバイザリー、PMI、SCMなどを担当しており、産業変革イシューに着目したプロジェクトを数多く担当しています。
平沖様
大学院を卒業後、日系化学メーカーの開発職として経験を積みました。その後、総合コンサルティングファームを経て、2021年にADLに入社しました。総合コンサルティングファームでは化学・素材系のチームに所属しており、主に事業戦略を中心に業務に従事しました。現在も化学・素材系のチームに在籍しているのですが、M&A・企業/産業変革・事業戦略など幅広く担当しており、その中でも特に産業変革・企業変革というテーマを中心に取り組んでいます。
アーサー・ディ・リトルついて
EL
他ファームと比較した貴社の特徴を教えてください。
古田様
弊社は個人のアスピレーションを大事にし、短期的・中長期的に骨太なキャリアを描けるような体制をとっているのが特徴です。個人のアスピレーションに従って、自身の専門以外のプロジェクトにも幅広くアサインできるような仕組みとなっています。テーマが比較的オープンな状態になっているので、興味がある人が自由に手を挙げて、そのテーマに参画することが可能です。
ADLは技術・イノベーションに関する案件が多いというイメージを持たれがちなのですが、プロジェクトの種類は多岐にわたります。私の場合は「産業変革(industry transformation)」をテーマとして掲げた案件がほとんどで、アスピレーションを大事にしているADLだからこそ掲げることができたテーマだと考えています。一定の産業構造が出来上がっているなかで、個社の変革のみでは企業価値を向上させることは非常に難しいです。新規事業もスタートアップの創出・育成も同じことが言えると思います。私は既存の産業構造を見直し、企業の価値向上に貢献するプロジェクトに数多く携わっています。これから入社していただく方にも、一般的に持たれるADLのイメージとは異なる幅広い案件に関わる機会を提供できると考えています。
EL
貴社に入社した理由を教えてください。
平沖様
以前在籍していた総合コンサルティングファームでは化学×事業戦略に特化したキャリアを歩んでいましたが、クライアントのコアイシューを解決するためにはもっと自分の視野を広げる必要があると感じていました。そこで若手の裁量が大きく、より幅広いテーマに携われる少数精鋭ファームへの参画を検討していました。その中でもADLは製造業への思い入れが強く、少数精鋭のファームの中でも若手からどんどん発信していける風土がありました。ADLではディスカッションをするときに、いきなり上から発言が下りてくることはありません。若手やミドル層がディスカッションを重ね、そこに対してフィードバックをもらうような形で議論を進めていきます。そういったADLならではの特徴や雰囲気に大きな魅力を感じ、転職することを決めました。
プロジェクト事例について
EL
入社後のプロジェクトについて教えてください。
平沖様
事業戦略や新規事業、組織改革、M&A、全社変革など、本当に幅広いプロジェクトを経験させてもらいました。どのプロジェクトも裁量を与えてもらい、主体的に進めることができました。特に某大手メーカー企業における全社変革プロジェクトでは、多くのシニアの助けを借りながらも、自分がリードする形でCxOを含めたクライアント企業の様々なステークホルダーとディスカッションしていきました。若い年次であっても重要な役割を与えてもらったことは非常に貴重な経験になったと感じています。
EL
ひとつのプロジェクトにはどれくらいの期間がかかりますか?
平沖様
ひとつのプロジェクトの期間は平均して2〜3ヶ月ほどです。以前はもう少し短い期間のプロジェクトも多かったのですが、単に調査・分析して終わりという形ではなくなってきています。我々が報告したことを受けてクライアント側で動いてみて、そのフィードバックをいただいてさらに我々が分析を行うという、クライアント企業と双方向でやりとりをしながら進めていくケースが増えていますね。
アーサー・ディ・リトルで働く魅力について
EL
貴社で働く魅力について教えてください。
平沖様
ADLで働く魅力は大きく分けて2つあります。
1つ目は自由闊達な雰囲気です。
若手・中堅層であってもシニア層と分け隔てなくディスカッションできる雰囲気がありますし、案件やキャリアに関しても若手の希望が考慮される環境だと感じています。現在、私はマネージャーというポジションですが、「こういう案件・提案をやりたい」と言って手を挙げても、誰かから止められることはほとんどありません。自分のやりたいことを実現しやすい環境だと感じています。
2つ目はクライアントにとっての最善を突き詰める姿勢を持っている点です。
ADLでは成功事例の横展開をするだけではありません。どのような局面においてもクライアントの特性や強みを把握し、クライアントにとって最善であるオンリーワンのソリューションを導き出そうとする姿勢を持っています。型にはまった提案をするのではなく、会社の風土や組織構成に寄り添った提案をするのがADLの特徴です。
求める人物像について
EL
貴社が求める人物像について教えてください。
古田様
一人で出せるクライアントへの価値には限界があるため、チームとして価値を出せる人と働きたいと思っています。「俺が俺が」と成果は出すけど自己中心的になって組織を壊していく人ではなく、お互いに尊敬しあえる関係の中で、大義に向かって自らの役割を認識し、自律的に動ける人材の集団を育んでいける人と働きたいと思います。またコンフォートゾーンにいるだけでは自身を成長させることはできません。他者との関係の中で自分の役割をしっかりと把握し、クライアントへの価値向上に向けて一歩踏み込める人材を求めています。
EL
どのような人と一緒に働きたいですか。
平沖様
知的好奇心を持って、コンサルティングを楽しめる人と一緒に働きたいと考えています。戦略コンサルティングという仕事はプレッシャーも大きいですし、非常に難易度が高い仕事です。その戦略コンサルティングという大変な仕事をする上で、クライアントのコアイシューに悩み、その解決に向けて取り組むプロセスを楽しめることは非常に重要です。
また、クライアントの課題解決に心から取り組める方と一緒に仕事がしたいです。コンサルティングを金儲けやスキル取得の場のビジネスとしてみなすのではなく、クライアントやこの国の産業全体に価値を提供するために自分に何ができるかを真剣に考えられる人を求めています。
今後の方向性について
EL
今後の方向性について教えてください。
古田様
現状ではクライアントからの数多くの依頼をされており、中にはお断りしなければならないケースもあります。そのため、クライアントからの要望に応え切れるように一定サイズまでは組織を大きくしていきたいと考えています。そしてクライアントにより高いレベルで価値提供をしていくために、様々な経験を積んだ能力が高い仲間をこれまで以上に求めていく予定です。
候補者の方へのメッセージ
EL
最後に、候補者へ一言お願いします。
古田様
弊社は個人のアスピレーションを重視しており、本人がファイティングポーズを崩さない限り、それぞれのメンバーの成長を応援していきます。産業全体に大きなインパクトを与えたいと考えている人は、ぜひ応募してきてください。
平沖様
弊社はコンサルティングファームの中でも温和で面倒見が良いメンバーが多く在籍していますし、コンサルティング未経験であっても独り立ちできるまで手厚くサポートをしていきます。産業改革にチャレンジしたいという強い想いを持っている方は、ぜひ恐れずに飛び込んできてほしいと思います。
企業プロフィール
Profile
アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社
この企業の詳細情報-
古田 直也 様
パートナー
東京オフィスのパートナーであり、東京のオペレーション・ストラテジー&トランスフォーメーションプラクティスのリーダー。 社会変革のイシューに着目し、商社・物流・建設インフラ・建材業界、3Dプリンター、地域優良企業、等の幅広い領域における全社・事業戦略立案、経営管理、コーポレート改革、PMIといったコンサルティングに取り組む。株式会社3Dプリンター総研とのアライアンス責任者、物流イニシアティブのリーダー、建設インフラ・建材イニシアティブのリーダー。 15年以上のコンサルティング経験。ADLへの参画以前は、会計系コンサルティングファーム(M&A部門)、日系コンサルティングファーム、人事系ベンチャーに勤務。
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平沖 怜也 様
マネージャー
東京オフィスの化学・素材プラクティスのコアメンバー。 化学・素材領域を中心に、企業/産業変革・全社戦略・M&A・生産改革・R&D戦略など、幅広いテーマのコンサルティングを手掛けている。 ADL参画以前は、大手化学メーカーの開発職、総合コンサルティングファームの化学・素材部門に勤務。