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企業インタビュー 詳細

Special Interview

株式会社SHIFT|コンサルティング部|シニアマネージャーT様、シニアマネージャーK様

Post Date2024-05-30 /
CategoryIT・デジタル, 日系,

株式会社SHIFT コンサルティング部 シニアマネージャーT様、シニアマネージャーK様にインタビューの機会を頂戴し、SHIFTの事業の概要や特徴、プロジェクト事例や魅力等についてお話し頂きました。(※法人名、組織名、役職、インタビューの内容等は取材当時のものです。)

ご経歴について

EL

まずはT様のこれまでのご経歴についてお伺いできますでしょうか。

T様

新卒でSE系の会社に入り、システムエンジニアとしてプログラミングやデータベースを使ってパッケージシステム開発などをしていました。その後、コンサルティングファームに転職し、最初はWeb系のシステム開発をしていたのですが、徐々にITコンサルもやるようになり、業務コンサルや戦略コンサルなど業務の幅を広げていきました。その会社で10年間ほどコンサルをやった後、4年間ほどベンチャー企業を運営していました。そして、2023年の5月にSHIFTに入社したという流れになります。

EL

SHIFTに入社を決めた理由を教えてください。

T様

エージェントからのご紹介でSHIFTに興味を持ちました。当初、SHIFTはテストの会社という印象があったのですが、面談を進めていくなかで上流のコンサルタントが必要になってきていることを知りました。ITからどんどん業務範囲を広げていくというSHIFTのやろうとしていることが自分のこれまでのキャリアとマッチしており、会社に貢献できるのではないかと感じて転職を決めました。

EL

次にK様のご経歴と入社の決め手をお伺いできますでしょうか。

K様

私もファーストキャリアはパッケージベンダーでSEをやっていました。7年間ほど設計からコーディング、テスト、ドキュメント作成など一通りのことをやっていました。その後、戦略コンサルがやりたいと思って転職を決意し、社員30名ほどの独立系の経営コンサルティングファームに転職しました。その会社で2年ほど事業再生領域を中心として、コスト削減戦略やプライシング設計などのご支援に携わりました。その後SHIFTに入社し、最初はコンサルティング部ではなくDAAE部というモノづくり系の部署で業務を行っていました。DAAEを選んだ理由は、より新規事業立ち上げや事業の推進に深堀して、モノづくりも含めて実行支援に携わってみたいという気持ちを持ち始めていたからです。 その中で飲食DX関連企業様の新規事業立ち上げに際した伴走支援のお話をいただき、1年半程携わりました。この経験を経て半年前に現在のコンサルティング部に異動してきました。

SHIFTのコンサルティング事業の概要や特長について

EL

貴社コンサルティング事業の概要について教えてください。

T様

コンサルティング部としては今300名ほどが在籍しており、大きく4つのグループに分かれています。そのうち3グループに多くのコンサルタントが所属していて、各グループ100人ほどが在籍しています。もう1グループは横断的なコンサル活動改善や組織強化、教育などを担当しています。

3つのコンサルグループはインダストリー別に分かれていて、1つ目は小売・流通・金融・公共など、2つ目は自動車・不動産・教育・通信・ネットなど、3つ目が産業製造・エネルギー・基幹ERPなどを担当しています。

EL

貴社コンサルティング部の特徴も教えてください。

T様

プロジェクト品質向上のコンサルに強みを持っていることと、そこからIT戦略立案・企画構想・調達支援などの上流工程のコンサルニーズも最近どんどん増えてきていることです。品質面でお客様の信頼を得ることで、お客様からより上流の課題解決のために一緒に考えて欲しいというご相談も多く、コンサルとしての支援領域が広がってきていますね。

EL

他ファームとの差別化ポイントを教えてください。

T様

提供できることがコンサルだけで終わらない、という事だと思っています。コンサルで何かを企画構想したら、それを作って運用するところまでが大事で、上流だけでなく、開発・運用まで一気通貫で支援できることが一番の差別化ポイントですね。SHIFTにはコンサルタント以外にもAI、アジャイル開発、セキュリティ、インフラ、カスタマーサクセスなど様々なスペシャリストがおり、さらにグループ会社も含めて、ワンストップでお客様を支援する協力体制があります。そのため、お客様からは、幅広い領域でSHIFTへお声がけいただき、信頼いただいています。

EL

コンサルティング部として注力しているインダストリーはありますか?

T様

流通、物流、金融、自動車、不動産に力を入れています。特に自動車系は最近強化してきた領域で、売上も伸びてきています。また、エネルギー系も注力インダストリーに入っており、徐々に案件が増えてきているところです。SHIFT全体では公共系ビジネスにも力を入れており、デジタル庁系の案件や、その他中央省庁の入札案件も入札で大型案件の受注もできています。ここは上流のコンサルだけでなく、開発も含め上流から下流までを含めて受注する実績も積み始めています。

プロジェクト事例について

EL

T様が最近携わっているプロジェクトについて教えてください。

T様

私は現在、大きく2つのプロジェクトに関わっています。1つ目は自動車業界のお客様とのプロジェクトで、これまでは販売店を通じた車の販売が中心だった自動車メーカー自身がBtoCのサービスを作り始めており、そのサービスを運用する組織の業務やシステムの構築を支援しています。といいますのも、自動車メーカーは車ではなく、サービスの販売におけるお客様対応の経験が少なく、ノウハウが蓄積されていないためです。約1年をかけて組織の形や役割、業務などを固めてきており、今年の後半はコンタクトセンター委託先の選定やCRMツール・MAツールの選定などを進めていきます。
2つ目は小売業のお客様の経営企画室と一緒に行っているプロジェクトで、お客様が策定した戦略を実行するための各部門への働きかけや課題整理などを行っています。

EL

次にK様が最近携わっているプロジェクトについて教えてください。

K様

コンサルティング部に異動してからは、基本的に戦略策定から実行支援、伴走まで行うようなプロジェクトに携わっています。異動直後はDAAE部で参画していた飲食DX関連企業様の案件に継続して入り、1年半程度お客様の役員の方と一緒に、新規事業立ち上げの企画からプロダクト化、組織づくり、販売計画策定、マーケットリサーチ、外部とのアライアンス検討など、事業推進に関わる幅広い支援をさせていただきました。事業立ち上げ期の横断的な支援を役員の方の真横で経験ができたことは大きい経験値になりましたし、総合格闘技的な感覚で、とても面白かったです。

その他には物流スタートアップ企業で、自社開発している内製システムの外販に向けた事業戦略策定に関わりました。ターゲットの設定や訴求ポイント、チャネル、プライシング、収益モデルの検討などを行いました。

現在は、自動車業界のお客様のプロジェクトに携わっています。ソフトウェアデファインドの領域で、自動車にクラウドサービスを連携させデジタルサービスを展開するためのプラットフォーム構築を支援しています。中長期的な未来志向の戦略策定から始まり、戦略のブラッシュアップと実行を同時に進めるような伴走型の支援を行っています。

EL

飲食DX関連業界、物流業界、自動車業界とインダストリー横断で経験をされてこられていますが、苦労をしたことはございましたか?

K様

苦労が無かったというと言い過ぎですが、大きなギャップを感じるような苦労は無かったですね。もちろん各業界知識や取り巻く課題などのキャッチアップは必要でした。一方で、問題解決のための課題を構造化するプロセスや、お客様に価値提供するためのアクションを考えるプロセス、そのためのコミュニケーションスキルは共通化できるところが多いと思っています。

T様

ちなみにこれまではインダストリーフリーなワンプール制を敷いてきましたが、今年の3月からインダストリーカットの組織に変更しています。業界専門性の高い人材を育成していく目的でそのようにしています。そのため今後はある程度、特定のインダストリーのプロジェクトに参画をしていくことが増えると思います。

EL

1日の仕事の流れについて教えていただけますでしょうか。

K様

私は9時から18時まで働いていて、残業はなるべくしないように業務をコントロールしています。朝9時からプロジェクトの朝会を30分ほど行い、9時半から10時はメールチェックやTeamsでのコミュニケーションなどを行います。10時以降は、プロジェクトに関する資料作成や打ち合わせなどの作業に入ります。プロジェクトの会議は毎日何かしら入っていますが、自分で資料作成もするようにしているので、打ち合わせと作業時間の比率は半々ぐらいですね。だいたい1日のうち4時間が会議で、3時間が作業といった感じです。日によっては終日会議だったり、逆に一日中資料作成などの作業だったりとバラつきはありますが、平均すると会議と作業が4対3ぐらいの割合になっていますね。

T様

私が入社した当時は、常駐型のプロジェクトとリモート型のプロジェクトを2つ掛け持ちしていました。どちらも毎日朝会から始まるので、プロジェクト単位で朝会を実施していきます。朝会が終わったら、お客様との打ち合わせが中心になりますね。1日の中で打ち合わせが7割、自分の作業が3割といった比率で業務を行うことが多かったですね。

求める人物像とSHIFTで働く魅力について

EL

SHIFTのコンサルタントに求める人物像を教えてください。

T様

SHIFTはテクノロジーに強い企業を目指しているので、ITやテクノロジーへの興味を持ち、それらを活用して社会をどう良くしていくかを考えられる人材を求めています。また、SHIFTのコンサルティングそのものが今後どう変化していくのかを、一緒に考えながら柔軟に活動できる人を求めています。

K様

「やった方がいい」と思うことに一歩踏み出せる人を求めています。仕事をしていると、これはやった方が良いと思う事も、スコープや自分の役割範囲などがある中で、やるかどうか取捨選択することは多いと思っています。そこを率先して行動に移せる人は強いと感じます。これは能力というよりマインドの問題だと考えていて、そういう一歩踏み出す姿勢を積み重ねられる人と一緒に仕事がしたいですね。

EL

お二方とも面接官をされているとのことですが、面接の際に特によく見ているポイントについて教えていただけますでしょうか。

T様

面接では、苦労を乗り越えた経験を重視して質問するようにしています。人の成長というのは困難な環境に置かれたときにどのように自分自身を保ち、いかにしてそれを乗り越えてきたのかというのがポイントになると思いますので、この点を詳しくお聞きするようにしています。

K様

面接で確認するポイントは年齢によって異なるのですが、20~30代の方は成長意欲や先ほどお話ししたような一歩踏み出す姿勢があるかを見ています。私も同様に苦労を乗り越えた経験エピソードもお聞きしていますね。40代以上の方には、経験値重視の観点で見ることが多くなります。この年齢層に求められるのは、デリバリ能力だけでなく、営業力であったり、これまでの人脈や業界知見を活かした仕事ぶりだったりしますので、それらの部分を見させていただいています。

EL

SHIFTで働く魅力を教えてください。

T様

SHIFTはチャレンジしやすい環境だと思います。新しいことをやりたいと手を挙げると、周りが協力的で、上司も含めて相談しやすいです。また、社内の知見を持つ人とのコミュニケーションもとりやすい環境だと考えています。

K様

組織としてできることが多く、そのリソースを活用するコストが低いのでスピードが出せるというのがSHIFTの魅力だと思います。 やりたいことを実現するために、さまざまな事業領域の知見を持つ社員に気軽に相談でき、部門を超えた連携がスムーズにできる環境だと感じています。

EL

社員に対するフォローとして取り組まれていることはありますか?

T様

上長との1on1を定期的に実施しています。1on1の頻度はプロジェクトや個々人の状況に合わせて変えており、週に一度、月に一度、など様々です。また人材育成の観点では、四半期に一度、次にどのようなキャリアを目指すのか、どうやって自分の価値を高めていくのかといった話し合いを行っていきます。
SHIFTには、年齢もバックグラウンドもさまざまな方がいらっしゃいますので、本人のやりたい方向性と、現在出来ることをふまえてその人にあったキャリアの形を考えます。どのようなキャリアの人でも、アサインメントを工夫しながらどう伸ばしていくかを話し合い、万が一アサインメントがうまくマッチしていないようであれば、適宜相談に乗るようにしています。他のコンサルファームではなかなか個別に対応できないところも多く、マッチしないと我慢するか辞めるしかない場合もあると思いますが、SHIFTでは可能な限りその人にマッチした環境を用意するようにしています。

今後のキャリアパスについて

EL

SHIFTでの今後のキャリアパスについて教えてください。

T様

私は中期的なキャリア設計は置かず、その時々でチャレンジングで大変そうな選択肢を取るようにキャリア選択をしています。 当面は、SHIFTのコンサルにとっての価値を広げること、そしてお客様課題を自分の力だけでなく、SHIFTグループ全体の力で解決することに取り組みたいと思います。

K様

コンサルタントとして提供する価値の総量を上げ続けることが、仕事を続ける上で大事だと考えています。そのためには、個人としてだけでなくチームとしての価値提供力を高めていく必要があります。 コンサルティングは個人の力量に依存する部分が大きいですが、チームのメンバーに自分の考え方を伝播させ、同じような価値提供ができる組織にしていきたいと考えています。

候補者の方へのメッセージ

EL

最後に、候補者へ一言お願いします。

T様

ITやテクノロジーに興味を持ち学ぶことで、ご自身の視野を広げるだけでなく、SHIFTのコンサルティング領域も一緒に広げていけるような方、ぜひ一緒に働きましょう。

K様

仕事で何よりも重要なことは思いやりを持つことだと感じています。相手が何をしたいのかを理解して先回りする力や、さまざまな物事に多方面的に思いやりを持てる人が活躍できると考えています。 SHIFTはそういったお互いを思いやれる人が多く、ギスギスした雰囲気も無いため、私はそこがすごく好きなところです。コンサルファームのカルチャーに疲れたけど、コンサルテーションは好きだというジレンマを抱えている人にはSHIFTに来ると楽しいコンサルができるのではないかと思います。ぜひ話を聞きに来てください。

EL

ありがとうございました。

企業プロフィール

Profile

株式会社SHIFT

  • M.T 様

    シニアマネージャー

    2023年にSHIFTへ参画。新卒ではSEとしてシステム開発を経験した後、コンサルタントとして戦略/業務/IT領域のさまざまなプロジェクトに従事。その後ベンチャー立ち上げを経て現職。新規事業の立ち上げ、販売/マーケティング戦略立案、業務改善、大規模システムPMOなどを得意とする。入社後は小売業の経営企画室支援や自動車業のお客様向けの顧客接点改善支援などを担当しつつ、グループ長補佐としてマネジメント業務にも従事している。

  • K.K 様

    シニアマネージャー

    2021年にSHIFTへ参画。新卒ではSEとしてシステム開発を経験した後、独立系経営コンサルティングファームを経て現職。事業再生支援や新規事業の立ち上げを中心に販売/プライシング戦略、プロダクト企画等の上流設計から現場部門と伴走した実行支援まで横断的な事業推進を得意とする。入社後は飲食×IT業界における事業管掌役員と伴走した新規事業立ち上げ支援や自動車業界におけるソフトウェア開発基盤の企画構想支援等を担当している。

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