INTLOOP株式会社|PMOグループ|事業部長 中磯様
Post Date:
2023-07-14 /
Category:
IT・デジタル, 日系, 独立系,
INTLOOP株式会社(以下、INTLOOP)、PMO事業部長の中磯様にインタビューの機会を頂戴し、INTLOOPにおける同部門の特徴、プロジェクト内容、求める人材像についてお話し頂きました。
ご経歴について
EL
中磯様のご経歴をお伺いできますでしょうか。
中磯様
新卒で金融系のSIerに入社し、証券会社向けアプリケーションの開発に携わっていました。実際にそのアプリケーションを導入した会社に常駐し、エンジニアとして業務のサポートを行っていました。
そして、SEとしてシステムの部分でお客様の問題解決をサポートする業務を行っているうちに、システム以外の部分でもお客様に貢献したいという気持ちが強くなっていきました。そこで本格的に転職を考えるようになり、コンサルティング会社/SIerを含めて、いろいろな会社を広く検討した結果、INTLOOPに入社することを決めました。
EL
転職先としてINTLOOPを選んだ理由を教えてください。
中磯様
私が転職活動をしていた頃のINTLOOPはまだまだ小規模の会社でしたが、大手コンサルティングファームやSIer出身のシニアなコンサルタントが多く在籍していました。そのような方々と膝を突き合わせて一緒に仕事をすることで、私自身が大きく成長できる環境があるのではないかと考えたからです。また、INTLOOPは親会社がいるわけでもなく、特定のパッケージベンダーと提携しているわけでもありません。そのため自由度が高く、真にお客様に合わせた提案ができるという点も非常に大きな魅力でしたね。
INTLOOPのPMO部門について
EL
2021年にPMO部門を立ち上げたとお聞きしましたが、その経緯を教えてください。
中磯様
私が入社した頃はPMOを専門に行う部署はなく、私はコンサル部門に所属していました。そこでは業務・ITコンサルタントとして、様々なクライアントに対する、IT導入PJ全般におけるマネジメント、組織横断的な業務/システム上の課題整理とあるべき姿の策定、新規サービス/業務の構築支援等を行っていました。その中でITコンサルやPMO的な役割を担うことが多かったですね。その後、システム開発を行うテクノロジーソリューション本部が出来たのですが、そちらでもシステム開発のPMO的な役割を務めているメンバーが多くおりました。つまり、2つの部門それぞれでPMO支援をしていたのですが外部にはアピールできていない状態でした。そのため、会社としてきちんとPMOサービスを打ち出した部門を新たに作ることになったのです。私個人としても常に新しいことをやってみたいという想いがあり、新しい部門を立ち上げることになりました。
EL
INTLOOPのPMO部門の特徴を教えてください。
中磯様
PMOとしてプロジェクトや課題の管理などはもちろん行いますが、それだけではなく、お客様の課題に合わせて業務内容を臨機応変に変えています。お客様の課題がシステム構築や構想策定の部分にあるのであればその部分のサポートを行いますし、計画書の作成まで手が回らないというお客様であれば、一緒に計画書の作成を行うこともあります。
目の前にいるお客様が困っていることに対して、より近いところでサポートを行うのはINTLOOPのPMO部門の魅力だと考えています。また、弊社は積極的にフリーランスの活用を進めており、お客様が必要としている人材の紹介もしています。
プロジェクト事例について
EL
印象に残っているプロジェクト事例について教えてください。
中磯様
私が一番印象に残っているのは、とある大手物流会社さんのプロジェクトです。その会社では、事業所にポスターやパンフレット等の広告物を他事業者が掲示することのできるサービスを提供していたのですが、システムでの管理体制が充分に整備されておらず、電話や手作業などによるマニュアル管理も残っているような状態でした。そこで弊社がその管理を完全にシステム化するためのプロジェクトのサポートを行うことになったのです。
そのプロジェクトはお客様との距離が非常に近いプロジェクトで、ユーザーさんからはかなり我々を信頼していただき、システム開発部分だけでなく業務設計や導入後の全社展開の支援等まで幅広くお任せいただきました。お互いに信頼関係を持ってプロジェクトを進められたのはとても大きかったですね。
システムは導入して終わりというわけではなく、その導入したシステムをどのように活用していただけるかが重要なので、その部分まで伴走させていただけたことは非常に良い経験になりました。
EL
お客様との信頼関係を築く上で意識されていることはありますか?
中磯様
「当事者意識を持つ」ことは常に意識しています。自分がそのプロジェクトのPMだったらどこまでやってもらえたら嬉しいのかなど、相手の立場に立って考えるようにしています。そして、言われたことだけをただやるのではなく、相手の立場で考えた内容をこちらから積極的に提案するようにしていますね。
INTLOOPの働き方について
EL
INTLOOPの働き方の特徴について教えてください。
中磯様
他社と大きく異なる部分は、フリーランスの方々と一緒に案件に入ることが多いという点です。もちろん最近では社員も増えてきているのですが、他社と比較するとフリーランスの方々と接する機会は非常に多いと思います。
EL
フリーランスの方々を活用するメリットは何ですか?
中磯様
フリーランスでコンサルタントをやっていらっしゃる方々は、大手のコンサルティングファームやSIer出身の方も多く、秀でたスキルやナレッジを持っている人も多いので、一緒に仕事をしていて多くの気付きが得られます。また、自分たちとは違った方法でアプローチしていく姿を見ていると、大きな刺激を受けますね。
求める人物像について
EL
どんな人と一緒に働きたいですか?
中磯様
弊社はまだまだ規模が小さいベンチャー企業なので、指示されるのを待っているというよりは自らが積極的に手を挙げて動いてくれる人と一緒に仕事をしたいと考えています。また、同じような人材ばかりが集まっても面白くないので、私たちがまだ持っていないようなナレッジやスキルを持っていらっしゃる方がいたら、是非ジョインしてもらいたいです。
EL
選考の際にはどのような部分を重視していますか?
中磯様
プロジェクトマネジメントの経験なども、もちろん見させていただきますが、それだけでなくコミュニケーションスキルの高さも見ています。PMOの仕事は利害関係もかなり複雑な状態の中で、いろいろな方とコミュニケーションを取りながら進めていく業務になります。そのため、高いコミュニケーションスキルを持っているかどうかを重視しています。また、プラスアルファの部分として、何か特定の業界に関して深い知見を持っている人なども求めていますね。
PMO部門の魅力について
EL
PMO部門における業務の魅力について教えてください。
中磯様
PMOのスキルはPMOコンサルタントとしての活用だけではなく、非常に汎用性の高いスキルだと思っています。業務・ITのコンサルティングを行う場合であっても、新規事業・サービスを立ち上げる場合であっても、PMOとしてのマネジメントのスキルは絶対に必要なスキルです。PMOとしてのスキルは将来的にどのようなキャリアを歩むにしても非常に重宝されますし、それを身につけられるのは大きな魅力だと思います。
また現在、お客様から一番需要が高いのがPMOです。お客様の中で何かやりたいことがあったとしてもそれを推進してくれる人材はそれほど多くありません。IT人材も非常に少ないなかで、自社で育てることも難しく、市場におけるPMOのニーズは非常に高いですね。
EL
PMO部門の事業部としての魅力を教えてください。
中磯様
部門が立ち上がってから2年ほどの新しい部署で人数も増えてきており、それに伴った組織づくりや仕組みづくりを進めていますので、組織を一緒に作り上げる経験が積めるのも弊社のPMO部門の魅力の一つだと思っています。
EL
今後PMO部門をどうしていきたいですか?
中磯様
お客様のニーズとしてPMOには収まりきらない部分もかなり出てきています。お客様からのニーズに応えるために、新しい機能をどんどん付け足していって、部門としてできることを広げていこうと考えています。それを繰り返していくことで、部門として対応できる幅がさらに広がっていくのではないかと期待しています。
候補者の方へのメッセージ
EL
候補者にメッセージをお願いします。
中磯様
INTLOOPはこれから規模もどんどん大きくなっていきますし、非常に面白いステージにいると考えています。自分の成長だけでなく、会社や部門の成長も一緒に味わえるような環境なので、そのような環境で仕事がしてみたいという方はぜひジョインしてください。
また、INTLOOPは何かを極めることもできる環境ですが、仕事をしていくなかでやりたいことが変わっても、それに挑戦できる環境です。柔軟なキャリアプランが描けると思いますので、安心して飛び込んできてもらえればと考えています。
EL
本日は貴重なお話有難うございました。
企業プロフィール
Profile
INTLOOP株式会社
この企業の詳細情報-
中磯 和敏 様
PMOグループ 事業部長
金融系SIerを経て、現職。金融、製造、物流、商社、人材・メディアサービスなどの業界において、業務・ITコンサルタントとして、システム導入PJ全般におけるマネジメント、組織横断的な業務/システム上の課題整理とあるべき姿の策定、新規サービス/プロセス構築などの支援に従事。2021年のPMOグループ立上げを機に部門長に就任し、2023年には事業部長に昇進。クライアントと深く関わり、計画立案から実行・定着まで支援するハンズオン型でのコンサルティングを得意としている。