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CFO Advidory (財務会計コンサルティング)

Post Date2016-06-15 /
Categoryサービス別特集

企業の財務/会計を司る「CFO(最高財務責任者)」。この特集では、そんな「CFO」をサポートするコンサルティング「CFO Advisory」の業務内容を掘り下げて行きます。

CFOが責任を持つ領域/テーマ

大きなミッションは「財務戦略の立案・遂行」に尽きますが、そのミッションの実行のために世界の基準に合わせた透明性を確保する財務管理力を強化し、さらには財務戦略を経営戦略に取りこみ企業活動をマネジメントしていくのがCFOです。
CFOはこれからの企業の勝敗を分ける重要な鍵を握っているのです。

主な責任領域としては、企業会計、企業財務に分かれます。

企業会計

企業会計とは、企業活動の結果を記録するもので、管理会計、財務会計、税務会計に分かれます。

管理会計とは、その企業の経営者にとって必要な会計データを、必要な形で、必要なタイミングで提供することを指しますので、経営者の考え方によってその方式は大きく変わります。作成上のルールも特にありません。

財務会計とは、企業外のステークスホルダーに対して、会社の情報をPL・BS・キャッシュフローなどの財務諸表を作成し、会社の経営状態を知ってもらうためのものです。会社間の比較を公平に行えるようにするため、その作成にはルールがあります。良く耳にする、国際財務報告基準(IFRS)もその国際的な代表的なものです。

税務会計とは、法人税法・租税特別措置法・所得税法などの税法に従って課税所得を算出することを目的とした会計です。

企業財務

企業財務とは狭義では資金調達の意味ですが、CFOの役割はそれだけに止まらず、企業の資産に対し資金をどのような形で投資して将来のキャッシュフローを最大化するかといった、企業活動全体を数字にてマネジメントし、将来の企業活動の意思決定をすることが求められます。

平易な言葉で言うと、「どのような投資対象にいくら投資するか」「どのような手段で必要な資金を調達するか」を判断し実行することがそのミッションとなります。

CFOが抱える課題

企業活動のグローバル化に伴い、日本を取り巻く経営環境はめまぐるしく変化しています。

時価会計・連結会計・キャッシュフロー会計といった一層の透明性を要求される国際会計基準の導入、さらには金融機関を主体とした株式持合構造の崩壊による欧米機関投資家を主体とした株主重視の経営指標の導入など、企業の財務パフォーマンスを向上させる財務セクションの強化、ならびにそれを前提とした財務戦略の立案・遂行が不可欠となってきています。

例えば、昨今のCFOが抱える大きな課題の一つは、「企業価値最大化を達成する投資マネジメントの徹底」です。企業の内部留保が増加し続けている近年、的確な投資に対する課題認識が強まっていると言えるでしょう。

また、これに関連して「M&A プロセス の洗練」についても課題感も強くなっているテーマです。M&Aという企業にとっての大きな投資行為に対する関心が高くなることは当然と言えるでしょう。

コンサルティングファームがCFO Advisoryとして行う業務

コンサルティングファームのCFO Advisoryが活躍する主なテーマは、①財務戦略の立案支援、②業務プロセスの最適化、③規制対応支援の3つです。

①財務戦略の立案支援

シナリオプランニングやシミュレーション、リスク評価などの分析方法を用いて、ファイナンス的視点、時にはタックス的な観点から戦略検証を行い、戦略オプションや意思決定に必要な判断材料を提供し、マネジメントを支援します。
また、意思決定に必要となる膨大なデータを活用するための経営分析プラットフォーム(データの収集・蓄積・アナリティクス)の構築も重要な要素となっています。

②業務プロセスの最適化支援

会計帳簿の作成においては、業務のデジタルアウトソーシングが重要アジェンダとなります。現在の業務をそのままオートメーション化するのでなく、業務自体を最適化しつつ、デジタル技術を駆使することで、インテリジェントなオートメーション化を図ることが、目指すべき姿となります。
業務に関する深い洞察と、最新デジタル技術理解から、上記目指すべき姿を実現することがコンサルタントの役割となります。

③内部統制/各種規制対応支援

関係関連法規制の動向をモニタリングし、内部統制文書や社内規程などの作成支援ならびにその運用体制の構築を行います。
更には、国際会計基準導入の本格化に伴い、企業グループレベルで統一会計ルールの検討、導入に主体的な役割を果たすことも求められています。

CFO Advisory機能を持つ代表的なコンサルティングファーム

デロイトトーマツコンサルティング

CFO機能の進化をサポートするため、プロジェクトのテーマに応じ、デロイトトーマツグループのインダストリーグループや、各種サービス(監査、税務、ファイナンシャル アドバイザリーなど)、デロイトのグローバルネットワークとも連携し、多角的、複合的な支援を提供しています。

PwCコンサルティング

「財務経理部門の戦略的組織への進化」の支援をミッションとして、財務戦略から企業業績管理、経理業務高度の実現に至る総合的なコンサルティングを行っています。PwCグローバル共通のフレームワークの活用やPwCグローバルネットワークが有する経験・知見の集大成となるプロジェクト方法論(Transform)を活用し、クライアントから高い評価を得ています。

KPMGコンサルティング

財務・経理機能を戦略的差別化要因と位置づけ、組織/業務プロセス/システムの効率化、財務情報の質の向上を実現するだけにとどまらず、マネジメントや各ビジネスユニットの責任者に対して、より付加価値の高い経営情報を提供し企業の変革・成長を支援しています。

(※参考元:日本CFO協会HPデロイトトーマツコンサルティング合同会社HPPwCコンサルティングHPKPMGジャパンHP

転職のチャンスはどこにある? キャリアチェンジ成功例

事例1:

大手専門商社 経理職 → 外資系コンサルティングファーム CFO Advisory(28歳)

経理経験を活かした転職ですが、この方は定常の経理業務だけではなく、M&A後のPMIプロジェクトにメンバーとして参加し、管理会計オペレーション策定の経験をされていました。
PMIはM&Aの成否を決める重要なプロセスでCFOの大きな関心事の一つですので、その経験が活きた転職事例です。

事例2:

会計システム担当SE → 外資系コンサルティングファーム 会計コンサルタント(30歳)

会計領域の業務効率化はERP導入を利用することが多いため、SAPやOracle EBSなどのERP(特に会計分野)を担当しているSEの方も、CFO Advisoryとして活躍する事例が多くあります。ERP導入の際に身につく会計の業務フローとIT知見を活かして、会計業務オペレーションの最適化に専門性を持つことができます。

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