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コンサル転職の面接ですべき対策とは?よくある質問や逆質問まで徹底解説

Post Date2022-06-02 / Update-date2022-06-10 /
Category選考対策特集

コンサルティングファームに転職する際には、十分な準備を行って選考に臨む必要があります。ここではコンサルティングファームの選考対策について詳しくご説明いたします。

  1. コンサルティングファームの面接とは
  2. コンサル面接の事前準備
  3. コンサル面接当日のマナー
  4. コンサル面接で見られるポイント
  5. コンサル面接でよくある質問集
  6. コンサル面接の逆質問
  7. まとめ

コンサルティングファームの面接とは

皆さんは、コンサルティングファーム転職の面接に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか。基本的には一般的な企業における面接と同様で、志望動機や経歴、スキル・専門性等についての質疑応答で構成されています。

その中でもコンサルティングファームの面接の特徴としては、「なぜコンサルタントを志望するのか」「その中でもなぜそのファーム・ポジションを志望するのか」「将来的にどんなキャリアを描きたいのか」といった志望動機を論理的に説明できるかどうかが重視されるということが挙げられます。

また、ケース面接(ケーススタディ)と呼ばれる口述形式の試験が行われる場合があり、主に論理的思考力やプレゼンテーション能力などが評価されます。ケース面接については後ほど簡単にご説明いたします。

選考プロセス

選考プロセスは基本的に「書類選考・Web(筆記)テスト→面接(複数回)→内定→オファー面接→入社承諾」という流れです。
初めに書類提出(履歴書・職務経歴書・志望動機書)とWebテスト受験によって選考に応募(エントリー)し、その選考を通過できれば面接へと移行します。面接はファームのオフィスやオンラインで行われ、回数は2~3回の場合が多いです(戦略ファームの場合、回数が増えるケースもあります)。最終面接に合格し内定をもらうと、雇用条件のすり合わせ等を行うオファー面接があります。最終的に入社先を1社に決め入社承諾書を提出することで、正式に入社が決定します。
コンサルの中途採用の選考プロセスとは?有効な面接の逆質問についても解説

面接時間とその内訳

面接時間は基本的に1時間です。場合によっては30~45分、あるいは1時間半など前後することもあります。以下は面接内訳の一例です(※あくまで目安です)。

※ファームによって1、2次面接と最終面接では形式が異なるケースなどもあるため、その点には注意が必要です。

挨拶・自己紹介等 (5~10分程度)

簡単な挨拶と自己紹介を行います。

面接官による質問 (30~45分程度)

面接官から志望動機や経歴、スキル・専門性等について質問されます。気を付けるべき点など詳しくは後ろの章で説明します。
なお、場合によってはこのタイミングでケース面接が入り、残りの時間で一般的な面接同様の質問も行われます。

逆質問(こちらからの質問) (10分程度)

「何か訊いておきたいことはありますか?」などと逆質問を振られます。事前によく業界研究して、質問を準備しておくのが賢明です。こちらも後ほど解説します。

コンサル面接の事前準備

面接の出来は事前準備の内容によって大きく変わってきます。面接においては、マナー、コミュニケーションの取り方、話すべき内容、時間の使い方など気を付けるべき点が非常に多くあり、初めからそれらすべてを上手くこなすのは至難です。そのため、事前の入念な準備が非常に重要になってきます。
そこで、本章ではコンサル面接に向けて事前に準備すべきことを「心構え」「企業情報のリサーチ方法」「想定質問と回答作成」「実践練習」「ケース面接と事例」の5項目に分けて解説していきます。

心構え

まず面接に対する心構えについてお話します。面接とはそもそも、面接官と志願者がお互いに対して、一緒に働きたいと思える人物であるかどうかを見極める場です。そのため、志願者が面接で意識すべきことは大きく分けて2つあり、「一緒に働きたい人物だと面接官に思ってもらうこと」と「自分にとって働きたい職場かどうかを判断すること」です。なお面接官を務める人物は、入社した際に一緒に働くことになる上司にあたる人物であることが多いです。

まず「一緒に働きたい人物だと面接官に思ってもらうこと」について、これは無理に自分を取り繕うという意味ではなく、自分のことを正確に相手に理解してもらえるように努力するということです。面接という短い時間でも自身の長所を可能な限り理解してもらえるように努めることが重要であり、そのために事前の対策も必要になってきます。

また「自分にとって働きたい職場かどうかを判断すること」、つまり自分も面接官を判断する立場であるという認識も重要です。よく逆質問で何を質問すればよいのかわからないという方がいますが、面接の意義から考えると、自分が実際に入社することを想定したときにあらかじめ把握しておきたい情報について訊くのが良いでしょう。ただし逆質問の時間は限られているため、事前に企業研究を十分に行い、そのうえでさらに知りたいことを厳選しておくことが必要です。こうして自分にとって価値のある質問をした方が、結果的に面接官の印象も良くなることが多いです。

企業情報のリサーチ方法

考えられるリサーチ方法としては
・コンサルティングファームのHPを見る
・説明会/セミナーに参加する
・転職エージェントを活用する
・コンサル関連のニュースを読む
・業界・企業について書かれたサイトを確認する
・ファームの代表が出版している書籍などを読む
などが挙げられます。

コンサルティングファームのHPが最も確実に情報を得られるところになりますが、HPの中でも特に確認すべき項目として以下などが挙げられます。
・採用情報ページ(応募要件や求める人物像、選考のポイントなど最重要情報が載っています)
・サービス内容
・ニュースリリース
・IR情報

情報を集める際に意識すべきことは、情報の新しさ、正確さです。コンサルティング業界は時代の変化に合わせてテーマやトレンドが移り変わりやすい業界であり、何年も前に書かれたまとめサイトなどを信頼しすぎてはいけません。なるべく信頼に足る情報源の新しい情報を仕入れることを意識するとよいでしょう。その点では、コンサルに特化した転職エージェントを活用することで、最新の情報を得られます。

想定質問と回答作成

面接の準備として、想定される質問を洗い出し、それぞれに対する回答を準備しておくことが有効です。この作業により、質問されたときに慌てることなく、自信を持って確実性の高い回答することができるというメリットがあります。話す内容がはっきりしていれば、しゃべり方や身振り手振りなど内容以外のところに気を配る余裕も生まれてきます。
また、この作業には自分の中の考えを整理するというメリットもあります。面接で質問される内容は転職活動において重要なものが多く、それぞれに対して回答を作る中で自分でも把握しきれていなかった考えや価値観などを整理することができます。

実践練習

想定質問とその回答を考えるだけではまだ不完全で、面接の場で瞬時に思い出し、口頭で説明する必要があります。そのため、事前に模擬面接を行っておくことが重要になります。ただし面接の練習には面接官役をやってくれる人物が必要であり、身近な知り合いを通じて練習するのも一つの手ですが、面接官役も経験の求められるものであるため、経験値の豊富な転職エージェントを活用するのが有効です。

ケース面接と事例

コンサルファームの面接ではケース面接が実施されることもあります。特にコンサル未経験者の場合は、ケース面接が行われることが多くなります。ケース面接とは、即座には答えが導きだせないような質問が出題され、それに対して妥当と思われる仮説を立てながら論理立てて結論を導いていくものです。目安としては、出題されてから5分程度の考察時間が与えられ、2~3分程度の時間で口頭にて回答します。ケース面接では正確な答えを出すことよりも、思考プロセスやプレゼン力などが重視されます。(あくまで1例ですので、ケース出題方法については、転職エージェントに確認することが有効です。)

ケース面接は大別すると「フェルミ推定」「問題解決」「将来予測」の3パターンに分かれます。以下はフェルミ推定の例です。
――――――――――――――――――――
《例題》テニスボールの市場規模は?
解答例:
テニスボールを所有しているのは、次の2パターンが考えられます。
・部活やサークルなどの団体での所有
・個人での所有

〇団体として所有するテニスボールに関して
「①テニスを行う団体に属する人数×②人数当たりのテニスボールの数/③テニスボールの交換頻度×④テニスボールの平均単価」
ここで、テニスを行う団体にはa.中学・高校のテニス部、b.大学のテニスサークル、c.会社のテニス部、d.一般のテニスサークル、e.テニススクールの大きく5つがあります。

《a.の算出方法》
日本の人口は1億2千万人とし、年齢別に人口が均等に分かれていると考えると、1歳ごとに150万人が存在する
→自分の高校時代のテニス部の人数をもとに、3%がテニス部員とすると6学年×150万人×3%=27万人

(のように展開していく)
――――――――――――――――――――

ケース面接の詳細については以下の記事をご覧ください。
戦略コンサルティングファームを目指すケース面接対策

コンサル面接当日のマナー

面接当日のマナーについてもあらかじめ想定しておくと安心です。「内容はよかったのに当日のマナーで落とされた」ということのないように、改めて確認しておきましょう。特に昨今はオンラインとオフラインが混在しているため、どちらにも対応できるようにしておく必要があります。

時間に余裕持つ

遅くとも15分前には到着していましょう。会場近くに早く着いてしまった分には適当に時間を潰せばよいですが、逆はできません。特に電車やバスを利用する際には、遅延も想定して早めに会場近くに着いておくのが賢明です。
ただし、(指示にもよりますが)1~2時間前などあまりにも早く会場入りしてしまうのも望ましくありません。近くまで行っておくのは良いですが、実際に会場の中まで入ってしまうと、先方も早い時間から対応を迫られることになってしまいます。「準備は良いが常識的な感覚からはずれている人なのではないか」と思われてしまいかねないため、それは避けた方が良いでしょう。

入館方法の確認、緊急連絡先の把握

これらの情報はメール等で事前に先方から連絡が入っているはずです。ただし会場近くまで来てからそのメールがどこにあったかわからないとなってしまうと非常に困るため、前日ごろに一度確認しておくのが良いでしょう。
また、何らかの理由でスマートフォン等が使えなくなってしまった場合、入館の仕方もわからず連絡も取れないという状況になってしまいます。そのため、オフィスの場所と入館方法、緊急連絡先は何かにメモを取っておくなどして、緊急時にも公衆電話などで対応し、会場に向かえるようにしておくとより安全です。

コンサル面接で見られるポイント

論理的思考力(ロジカルシンキング)

論理的思考力とは、複雑なものごとを簡単な要素に分解し、筋道を立てて整理していく能力のことです。例えば「志望理由」について訊かれた際に「志望理由は○○です。それを裏付けるエピソードは…」というように話が展開できると、「直接の志望理由とそれを補強するエピソードトーク」という話の流れがわかり、すっきりと理解できます。このように話を整理して考え、伝えられる力が論理的思考力と呼ばれるものです。コンサルタントにとって最重要スキルの1つであるため、面接においても強く意識する必要があります。

面接の場においては、先ほどの例にもあるように、面接官の質問に対して話の筋が通ったわかりやすい回答ができるかどうかが論理的思考力を示すポイントになります。よく「コンサルタントは結論ファーストで話す」と言いますが、これも論理的に話すためのテクニックの1つです。逆に、同じ内容を何度も話したり見当はずれな回答をしてしまうと、論理的思考力がないと捉えられてしまうため、気を付ける必要があります。

※ケース面接がある場合には、その受け答えによって論理的思考力が大きく評価されます。

コミュニケーション力

コミュニケーション力は大きく分けると「話を理解する力」「話をわかりやすく伝える力」「相手と円滑に話を進める力」の3つで考えることができます。
1つ目については、面接官の質問の本質を捉えることが重要です。面接官が必ず訊きたいことを直接訊いてくるとは限りません。面接全体の流れを捉えつつ、このタイミングでその質問がされる意図は何かということを押さえておきましょう。
2つ目については、論理的思考力の項目でも説明したように、まず筋道立てて説明することが重要です。加えて、相手のリアクションを見ながら話す内容を修正していくことも重要です。というのも、相手によって話の前提となる知識量が違ったり、知りたいことが違うためです。論理的に話すことを意識しすぎるばかり、ロボットのように淡々と話すだけにならないように気を付けましょう。
3つ目は、言い換えれば話の内容以外のコミュニケーション力です。長く話しすぎない、適度に相槌を打つ、身振り手振りを使って話すなど、お互いに気持ちよくやり取りできるように意識することが大事です。

地頭・ポテンシャル

地頭やポテンシャルと呼ばれるのは、主に論理的思考力とコミュニケーション力のことです。これらの評価が高ければ、コンサルタントとして活躍できる素質を備えているということになり、業務経験がなくとも採用される可能性が高くなります。
「未経験だからコンサルタントに転職することはできない」とは思わずに、積極的に挑戦してみてはいかがでしょうか。

コンサル面接でよくある質問集

自己紹介

・簡単に自己紹介をお願いします。
・簡単で結構ですので、職務経歴を教えてください。 等
自己紹介では自身の経歴や人となりを簡潔に伝えて、長く話しすぎないようにしましょう。

志望動機

・コンサルを志望する理由を教えてください。
・その中でも弊社を志望する理由を教えてください。 等
「業界、企業、業務内容について十分に理解していること」「志望動機に一貫性があること」などが重要です。さらに言えば、その動機が企業にとって有益であることをアピールできるとなおよいでしょう。

活躍性(コンサルタントとしての素質)を測る質問

・これまでに成果を上げたプロジェクトがあれば、それについてお聞かせください。
・弊社でコンサルタントとして活躍するためにはどんなことが必要だと思いますか。 等
信憑性を持たせるための具体的なエピソードを交えて、自身の強みをアピールしましょう。

安定性(その会社で長く働いてくれるかどうか)を測る質問

・今回転職しようと思ったのはなぜですか。
・どのようなキャリアビジョンを想定していますか。 等
特に何度も転職している場合、厳しく追及されることもあります。キャリアビジョンと併せて、その企業で活躍する意思があることをしっかりと伝えましょう。

条件面の質問

入社可能日や希望の年収、職位、内定後に入社してくれるかなど、条件面での質問もあります。取り繕ったりすることなく、社会人として誠実に回答することが大切です。

コンサル面接の逆質問

面接の場は面接官と志願者が互いに働きたいと思えるかどうかを確かめる場です。そのため、実際に働くことを想定して訊いておきたいことを質問するように心がけましょう。ただの興味本位でする質問などはあまり好ましくありません。

また、事前に十分な業界・企業研究を行うことがとても重要です。調べればすぐにわかるような質問をわざわざ面接の場でしてしまうと、「事前にほとんど調べずに面接に来ている=志望度が低い」と思われてしまいかねません。業界・企業研究する中で、それでもなおわからないことや、公開されていない情報、もっと深めて訊きたいことこそが逆質問すべき内容になります。

逆質問にあたっては、事前にいくつかリストアップしておくとよいでしょう。というのも、面接のやりとりの中で逆質問の時間の前に疑問が解消されてしまうということもあるためです。いくつか考えておくことで、それまでの面接の流れを踏まえて逆質問を選択することができます。

逆質問のNG例

・御社の事業の強みは何ですか?(リサーチ不足)
→全社的な強みは調べればわかるはずです。強みについて質問するのであれば、もっと掘り下げた内容にすべきでしょう。

・勉強できる環境は整っていますか? / 成長できる環境は整っていますか?(自身の成長しか考えていない)
→必ずしもNGな質問ではありませんが、勉強のために入社しようとしている、と思われてしまうのは好ましくありません。企業は成果を出そうという意欲のある人を欲しています。

・未経験の私にも活躍できるでしょうか?(後ろ向きな質問)
→企業は意欲のある人材を欲しています。活躍できるかどうか不安がるような質問はせずに、どうしたら活躍できるか、前向きな質問を心がけましょう。

・福利厚生に関する過剰な質問
→福利厚生はもちろん重要ですが、それが最優先という印象を与えるのは控えた方が良いでしょう。仕事内容について一通り質問を終えた後にするなどの工夫が大切です。

・仕事にやりがいは感じますか?(はい / いいえ で終わってしまう質問)
→訊き方として、一問一答で終わってしまうような質問は避けた方が良いです。この場合、「ご自身が仕事をされるうえで、どのような場面でやりがいを感じますか?」など相手がエピソードを展開しやすいような質問をするように心がけましょう。

逆質問事例

・御社の○○というプロジェクトに関するニュースリリースとインタビューを読ませていただき、特にXXの点について△△のようなアプローチでコンサルティングを展開するのが良いのではないかと考えました。この点についてどのようにお考えか、ご意見いただけますでしょうか。
→事前によく情報収集し、自分なりの考えを煮詰めてきたということをアピールできており、面接官としても入社した際に活躍している姿をイメージしやすいです。ただし、面接官はその業界のプロフェッショナルである以上、中途半端な情報収集をもとに考えた質問はすぐにばれて、逆にマイナスのイメージを与えかねません。その点に注意し、事前に良く調べておくことが重要です。

・これまでの自身のプロジェクト経験を踏まえ、それを活かせる○○業界向けのXX技術を活かしたコンサルティング業務に携わりたいと考えています。アサインされるプロジェクトに関しては、個人の意向はどの程度反映されるのでしょうか。
→自身の強みを提示しながら、実際に働くことを想定した前向きな質問である点がプラスです。

まとめ

ここまでご説明してきたように、コンサルティングファームの面接では気を付けるべきことが多くあり、事前の十分な対策が必要です。逆に、未経験からでも面接の内容次第で転職できるのがコンサルティング業界の魅力の1つです。

面接対策にあたっては、webページや書籍等を利用して個人で対策することも可能ですが、面接は人対人のやり取りであるため、転職エージェント等の面接対策のプロフェッショナルと対面で対策を行うことで、より効果的な対策を行うことができるでしょう。

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