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コンサルの中途採用の選考プロセスとは?有効な面接の逆質問についても解説

Post Date2019-12-04 /
Categoryキャリア・働き方特集 選考対策特集

コンサルティングファームに未経験から転職するのは難しいと思っている方も多いかと思います。確かに難易度は高いですが、ファームの事業領域の拡大に伴って求められる能力の範囲が広がったことから、ファームに転職する人の大半はコンサルティング業界未経験からの転職です。つまり、未経験からでもコンサルタントになるチャンスは大いにあると言えます。
今回は、コンサルタントとは、コンサルタントの仕事やプロジェクトの内容、そして中途採用の選考過程について解説します。

  1. コンサルタントについて
  2. 中途採用の選考プロセス
  3. 面接で有効な逆質問
  4. 参考にすべき質問例
  5. 他業界からの転職事例
  6. エグゼクティブリンクの支援
  7. まとめ

コンサルタントについて

コンサルタントとは

コンサルタントの根源は「consult」=「相談する」という点にあります。
この意味で、例えば掃除機が欲しい人にその人のパーソナリティに合った掃除機を提案し、買ってもらうというのもコンサルティングと言えます。しかし、これは最終的に製品・サービスを買ってもらうことが目的の「コンサルティング営業」であり、いわゆる「経営コンサルティング」とは異なります。
「経営コンサルティング」は具体的な製品・サービスを売るのではなく、コンサルティングそのものを商品として対価を受け取る職業です。そのため、相談を受けたクライアントの課題とは何かを見つけ、その解決策を提案すること。ひいてはその実行を支援することがコンサルタントの提供する価値であり、商品なのです。
コンサルタントに仕事を頼むクライアントの心境としては、経営に関する知識のある人物を恒常的にではなく一時的に雇うことで、コストを抑えつつより良い解決策を見出したいという事が中心にあります。そのため、限られた期間の中でクライアントが望む以上の、つまり報酬以上の、高いアウトプットを出すことが求められる職業です。ゆえに、求められる能力は多岐に渡り、いずれも高いレベルであることが求められます。

 

コンサルタントの仕事内容

それでは、具体的にこの章ではコンサルタントがどのように仕事をしているのかを説明します。

①プロジェクトの種類

一言にコンサルタントと言っても実際には業界によってクライアントや業務内容は異なります。
「戦略コンサルタント」は、主に企業の経営層に事業計画や新規事業の相談を受け、提案を行う仕事です。戦略コンサルタントは企業の経営課題をいち早く見抜き、その解決方法を指し示すことが求められます。
「業務・ITコンサルタント」は、主に企業の業務改善におけるプロセス・オペレーション改善、システムの企画・導入ビジネスプロセスアウトソーシングまでをコンサルティングサービスとして提供します。関連する領域は、会計、組織人事、CRM、SCM、ITなど多岐に渡ることも特徴です。
「組織・人事コンサルタント」は、人事制度・人材開発に関わる課題を専門にコンサルティングを行なう仕事です。テーマは大きく分けて2つあり、主に、人事制度、組織戦略など制度系と、組織風土改革や人材開発などを扱うチェンジマネジメント系(チェンジマネジメントファーム、コーチングファーム、人材開発・研修会社)に大別されます。

其々のコンサルタントの、具体的なプロジェクトの事例については以下をご覧ください。
プロジェクト事例

 

②プロジェクトの流れ

今段では、プロジェクトがどのように計画され実行されていくのかについて説明します。

ⅰクライアントの獲得
この段階は、深い知識と経験のあるパートナーが中心となって行います。
企業の経営層に営業を行い、提案書を作成します。他社との提案書のコンペでクライアントに選ばれ正式に受注されると、コンサルタント・アナリストを含めたプロジェクトチームを作成することとなります。

ⅱ情報収集と戦略的選択肢の提示
プロジェクトチームが発足すると、それぞれに担当が割り振られ、情報の収集と資料の分析を行います。その内容から問題解決の仮説を構築します。その仮説の検証を行い、裏付けが取りながら、クライアントからの意見をもらい、
実行プランを確定します。

ⅲプロジェクトの実行
社内の調整や現場スタッフのやる気に配慮しながらシステムの導入を行います。導入後も、定期的に訪問を行い、システムが定着しているのか、不具合が発生していないのかを確認します。

より詳しいプロジェクトの流れは以下をご覧ください。
プロジェクトの流れ

 

③コンサルタントの1日

本項目では、コンサルタント個人が1日をどのように働いているのかについて説明します。プロジェクトの段階、業界、そして自らの職位によっても1日の仕事の内容は異なります。
戦略コンサルタント、業務系コンサル、ITコンサルの一日の仕事の流れを以下に纏めております。
コンサルタントの1日
例えば、戦略コンサルタントの場合、プロジェクト初日には、プロジェクト関連業界の調査、伴う資料作成を行い、クライアント役員とのキックオフミーティング後、社内でのミーティングを行いました。

 

コンサルタントの魅力と難しさ

ここからはコンサルタントの仕事の魅力・難しさについて説明します。

①魅力

やりがいのある仕事
コンサルタントの仕事は、ハードワークであり、同時にやりがいのある仕事だと言われています。弊社が取材したファーム出身者は、「コンサルティングの価値として、クライアントが気付いていなかったことや、あるべき理想像の具現化があります。自分たちであるべき姿を定義し、当初は現場の反対にあったとしても、ロジックやこちらの思いが伝われば、徐々に味方も増えていく。その実現に近付く過程に、非常にやりがいを感じました。」と語っています。

充実した教育制度
コンサルティングファームは人材を肝とするビジネスであるため、研修制度が非常に充実しています。入社時の研修だけでなく、入社してからも成長できるように各ファームが多様な研修制度を設けています。

例えばある外資系のコンサルティングファームでは、所属するオフィス(地域)に関わらずコンサルタントに対して定期的にグローバルトレーニングを行い、スキルや知識の習得だけでなくコンサルタントがネットワークを広げる機会としての役割も持たせています。ほかにも、自身で短期海外研修を企画できる制度を設けているコンサルティングファームなどもあります。

IT系のコンサルティングファームであれば、「テクノロジーやデジタルはエンジニアだけの専門的なものではなく、ファームの全コンサルタントが最新のトレンドを身につけているべきである」と考えて、コンサルタント向けにテクノロジーの基礎トレーニングを行っているファームなどがあります。

またいくつかのコンサルティングファームでは、より効率的に学習できるようにeラーニングによる研修を取り入れており、コンサルタントが自主的に学習しやすい環境となっています。ほかにも、チーム別の勉強会の開催やプロジェクトのフィードバックによる指導など、普段から学習する機会も多く存在します。
あるいは1on1の面談などによって社員の声を吸い上げ、一人ひとりの役割とキャリア目標に合わせて研修カリキュラムを組み立てられるように体系化しているファームもあります。

このように各コンサルティングファームでは、自ら学ぼうとする姿勢があればコンサルタントとして成長することができる環境が整っています。中には昇進の際に必ず受講しなければならない研修プログラムを設けているところもあり、コンサルタントとして働くのであれば成長しようという意欲は欠かせないものともいえるでしょう。

メンター制度
多くのコンサルティングファームではプロジェクト直属の上長とは別に中堅コンサルタントがキャリアの相談役としてつく「メンター制度」を採用しています。メンターは担当する若手コンサルタントの評価に対して提言することができ、より正当な評価がされるように客観的な立場から見る、評価結果に応じた成長のためのアクションプランを考えるという役割を持っています。また、若手コンサルタントの中長期的な目標について相談に乗り、その達成に必要な力を身に着けるサポートも行います。

高い収入水準
コンサルタントの仕事は、勤務が忙しいことでも有名ですが、同時に収入が高いことでも知られています。ファームによっても異なりますが、20代から平均600万円稼ぐことができます。大企業の20代の平均が410万円なので、コンサルタント業界がいかに高水準なのか理解できると思います。
また、キャリアを重ねていき、マネージャーなどの重要な仕事をしていけば、1000万円以上稼ぐことも夢ではありません。大変な仕事な分、しっかりと見返りも大きいことがコンサルタントの良い点です。

 

②難しさ

仕事のスピードが求められる
コンサルタントがアサインされるプロジェクトは3か月~6か月ほどのものが多く、その中で情報収集、分析、仮説の構築・検証を行い、さらには実行の支援も求められるものがあります。当然、実行には時間がかかりますからその前段階で時間を使いすぎてはいけません。とにかく素早く解決にむけた施策を考え出さなければならず、また短い期間の中で資料の質も期待されているため、日々の時間の使い方の見直しや軌道修正、作業面では前手での取り組みや短時間で処理するためのスキル、単純作業の外部活用等が必要になります。

プロジェクト佳境時には労働時間が必要になることも
クライアントへのプレゼンの直前やシステムのリリースの直前になるとどうしても期日前に仕事を終わらせなければならず、夜遅くまで残業せざるをえないことがあります。明確な答えがないという特性上、その回答、資料の質ともに、より良いものを作ろうと考えると忙しくなってしまいます。

コンサルタントの仕事については、以下の記事も参考にしてください。
未経験から戦略コンサルタントに転職する際のチャレンジとは?ー難しさ、忙しさ、人間関係など
コンサルタントの評価とプロモーション制度

 

コンサルタントに必要な資質

コンサルタントに求められる能力としては、大きく以下の4つが挙げられます。
Ⅰ.プロフェッショナルマインド
Ⅱ.コンサルタント的思考力
Ⅲ.対人関係構築能力
Ⅳ.体力、精神力
ここまで見てきた通り、非常に高い能力が求められるコンサルタントですが、中途採用では、前職の経験以上に「コンサルタントに必要な資質が備わっているか、あるいは身につく見込みがあるか」という「ポテンシャル」が見られることも多く、未経験でもコンサルタントになることは可能です。
また、前述のようにコンサルティングファームには充実した研修制度があります。したがって、未経験であっても入社後の努力次第で知識や能力を身につけることも出来ます。

①ポテンシャル

ポテンシャルとは具体的に何かということですが、1つには「ロジカルシンキングが出来ているか。」ということが挙げられます。プロジェクトワークを進めるにあたり、課題の特定、情報収集、問題解決案の策定などすべての業務の基礎となるスキルとして、ロジカルに思考していく力が大切になります。ゼロベースで仮説を積み上げていくこと求められるコンサルタントにとって大切な能力です。
また、当然ですがコミュニケーション能力も、クライアントやチーム単位で仕事を進めていくという性質上重要な要素になってきます。
これらの能力を計るために、コンサルティングファームの面接では「ケーススタディ」と呼ばれる口述試験が行われる場合が多く、そこでの応対が重要視される傾向にあります。
*ケーススタディとは、大別すると、「フェルミ推定」、「問題解決」、「将来予測」の3パターンに分かれます。詳しくは、次章「中途採用のプロセス」を参照

より広い意味でのポテンシャルとしては「常に学習し、進歩し続けようというマインドを持っているかどうか」ということも挙げられます。コンサルティングファームにとって、クライアントの要求を超えるような、より良いサービスを提供することは非常に重要であり、それを実現しようとするマインドを持った人材が求められています。そのため、既存のやり方に捉われず常により良い方法を模索できる人がコンサルタントに向いていると言えます。
また、コンサルタントの仕事は未経験の分野のプロジェクトにアサインされることもあります。そうした場合にも臆することなく、積極的に学習して自分を成長させようというマインドも重要になります。

<参考>
《企業インタビュー》株式会社ボストン・コンサルティング・グループ| Associate Director, Data Science 泉 晃様より一部抜粋

EL:御社のコンサルタントとして求める人物像について教えていただけますか。

泉様:常に自分をアップデートしていける方ですね。今までの技術や経験にプラスして新しい分野に取り組んでいただき、より難しい課題を解決していくことができる方と一緒に働きたいと思っています。

EL:選考の中でもそういった観点で見ていらっしゃいますか。

泉様:常に進化していけるかというのは非常に重要な観点ですし、選考ではその方がBCGでもキャリアを積み重ねていき、より高いバリューを発揮して、その方としてもより良いキャリアを築けそうかを見させていただいています。

EL:実際に御社に入社される方はどのような方が多いのでしょうか。

泉様:最終的に自分のデジタルスキルをもっとビジネスに活かしていきたい、強化したいという人が多いです。技術志向であっても、技術も強化しつつ、それをうまく実社会の価値に換えていきたいと思っている方が多いですね。

そして主体的に動ける方も多いです。BCGの業務は誰かに言われてやるというものではありません。基本的に要件を決めるフェーズも経営コンサルタントとデジタルのエキスパートが一緒に行っています。もしくは、デジタルチームの案件に経営コンサルタントも参画し、プロジェクトを一緒に進めるというパターンもあります。ですから、経営コンサルタント、エキスパートのどちらかの言いなりというのは決してありません。これはクライアントに対しても同様で、御用聞きになるというモードはあまりないですね。クライアントが言うからではなくて、クライアントにとって良いことを我々として考えて、それをクライアントにぶつけて作っていくという形です。

 

②必要な資格・能力

コンサルタントになるために、必ず必要である資格というものはありません。
例えば、MBAを獲得していれば、コンサルタント転職にとっては有利になりますが、ただ持っておけば良いというものではなく、なぜMBAに行ったのか。どうして取ろうと思ったのかという部分を考えておかなければなりません。

コンサルタントには、公認会計士やUSCPA(米国公認会計士)資格を持っている人も多くいます。会計士は、企業の実情を、資金の流れから理解できるため、コンサルタントとの相性が良いとも言えます。また、税理士資格を持っている場合も同様に企業再生など多くの分野で相性が良いと言えます。

IT系ファームに興味のある場合は、SAPやOracleなどの認定コンサルタントであると有利になります。あるいはITコーディネータやITストラテジスト試験、プロジェクトマネージャ(PM)試験といった資格も有効です。

企業のグローバル化に伴って、当然ながらコンサル業界でも英語力は必須になっています。ただ、英語の資格やTOEICの点数を持っているだけでなく、実際にビジネスに活用できるレベルであることが求められています。

 

③マインドセットを変える必要性

コンサルティングファームでの働き方や考えるプロセスは、時に自身の職務経験やその当時の考え方と反することがあります。例としては、同じ「クライアントの要望に応える」であっても、事業会社であれば「顧客の満足いく成果物を仕上げる」ことで、コンサルティングファームでは「顧客の想像を超えたあるべき姿を提案して、結果として顧客に満足してもらう」場合があります。これは一例ですが、考え方や仕事の進め方に関して、時にいくつもの大きなマインド転換が必要になる為、最初は苦労される方も多いです。そのような中でもひとつひとつの課題を理解し、柔軟に解決していける対応力が求められています。

<参考>
《企業インタビュー》EYストラテジー・アンド・コンサルティング|Supply Chain & Operations|(パートナー 平井様、パートナー 小林様、シニアコンサルタント 大槻様)より一部抜粋

EL:求める人物像を教えていただけますか?

平井様:
(前略)
事業会社からファームに来た方は、最初はコンサルタントの働き方や価値提供の方法、顧客の期待値などを理解することに苦労されることが結構あります。しかし、それらの課題に真摯に向き合い理解する事が出来ると、今まで事業で様々なことにコミットしながら企画立案、オペレーションを行ってきたという地に足がついたビジネス感覚がコンサルティングの基本スキルと掛け合わさり、物凄いアウトプットが出てくるという場面を何度も見ています。
(中略)
一つのファンクションやロールに視野が閉じている方よりも、専門性は持ちながらもサプライチェーンを中心に広い視野で物事の関連性を理解している方が、当部門で活躍できる人物像になります。

中途採用の選考プロセス

コンサルティングファームの中途採用の実状

上述の通り求められる能力は高いものの、では未経験の方が活躍できないのか、というとそうではありません。大手コンサルティングファームにおける中途採用者、事業会社出身者は、約80%と言われています。これは、近年の、コンサル業界の拡大に伴って、コンサルタントの需要が高まっていることに起因しています。
一般的には、未経験からコンサルタント業界に転向するのは20代後半から30代前半と言われています。しかし、それ以上/未満の年齢であっても、ポテンシャルや、ファームが力を入れたい業界やプロジェクトどの経験との親和性がある場合に、転職に成功するケースがあります。

第二新卒についてはこちらの記事も参考にしてみてください
第二新卒としてコンサルティングファームで働く
30代からの就職についてはこちらをご覧ください
30代未経験からのコンサルティングファーム転職

コロナ影響下における採用動向

2020年4月~8月頃まで、一時的には採用に慎重になっていた企業もありますが、現在はコロナ禍以前の採用状況と遜色ないレベルで、各社採用活動が活発化している状況です。

背景としてコロナ禍の影響によりビジネスニーズの変化はあったものの、クライアントからの依頼件数については減少せず、むしろ増加傾向にあったためです。
コロナ禍におけるビジネスモデルの変革、リモートワーク普及による業務プロセス、セキュリティ体制の再構築などが、新たなニーズとして増加しております。
そのため、ビジネスモデル変革検討のみならず、デジタル技術を活用した業務改善等の実行フェーズまでを得意とするコンサルティングファームの需要が特に増加しており、受注案件が増えたコンサルティングファームは、人材を確保・増員する必要がでてきています。中でもデジタル関連領域の需要は非常に高く、各ファームがコンサルタント、エンジニア双方の人材を欲しており、経験者の採用需要は今後も高まることが予想されています。

コロナ影響下における面接

コロナ禍において、多くのコンサルティングファームでは対面ではなくオンラインで面接を実施するようになりました。転職者側としては、移動時間が無くなったことによりスケジュールが組みやすくなったこと、地方や海外に居住していても面接を受けることができるようになったことは、採用の可能性を広げています。

選考過程

書類選考・筆記選考

書類選考では履歴書、職務経歴書、志望動機書を提出します。
職務経歴書は単なる過去の職歴の列挙ではなく、参画したプロジェクトで自身がどのような立場でどのように活動したのかがより重要となります。そして、自身の活動がプロジェクトにどのように寄与したか、プロジェクトで得た経験・知識は何かをまとめる必要があります。
志望動機書はコンサルタントになりたい理由に終始せず、各コンサルティングファームの特徴を理解し、なぜそのコンサルティングファームを志望するのか、将来的にどのようなキャリアを描くのか、を書くことも重要です。
筆記試験は実施されない場合もあります。実施する際は主にWebテストで行われ、SPIやCAB、GAB、玉手箱などファームごとに異なる試験が課されます。それぞれ形式も違うため、ある程度特徴をつかむという意味でも対策をオススメします。

面接

面接では提出した書類を基に前職での経験や転職理由、志望理由が聞かれます。また、面接官からの質問の後、候補者から質問をする逆質問を求められることもあります。
面接官からの質問には基本的に結論から答え、その後に理由や考えを述べるようにしましょう。理由の後に結論を述べるのに比べて、相手が自身の考えを理解しやすく、自身の説明が冗長になって結論がわかりにくくなる事も防げます。また、コンサルタントの意思伝達も結論を先に、理由を後に述べるということが基本であるため、コンサルタント的思考力があるということもアピールできます。
逆質問では、自身とファームがマッチングしているかを確認する意味でもしっかりと準備していくことをオススメします。例えば、面接官の方がコンサルタントになった理由や実際のプロジェクトについて、会社について思うことなど、HPなどでは収集できない情報を聞き出せるような質問をしましょう。コンサルティング業界では、実際のプロジェクト現場で「質問力」は問われるため、その資質を見られることになります。
また、コンサルティングファームの面接にはケース面接というものがあります。多くの場合面接官から課題を課され、15~20分程度考えをまとめた後、面接官に説明して議論を進めていく形式がとられます。
ケース面接は「○○社の売上を推定しなさい」というフェルミ推定と「○○社の売り上げを伸ばす施策を提案しなさい」というケーススタディに大別できます。いずれもコンサルタント未経験の場合対策が必要となるため、対策本などを読み、練習を重ねておくことをオススメします。対策本はこちらをご参考ください。
また、弊社経由で選考に進んでいただいた方に限り、マッキンゼーアンドカンパニー出身の講師の方を招いたケース面接対策講座を実施しております。詳しくはこちらをご覧いただくか、転職支援にエントリー後、弊社エージェントにお聞きください。

オファー面接

オファー面談とは最終選考に合格し、内定後に行う面談です。内容としては雇用条件のすり合わせがメインとなり、労働時間や年俸などの確認となります。ここでの合意が入社後の契約となるため、疑問点や不安な点をなくすためにも真剣に望む必要があります。

入社承諾

オファー面談後は入社をする場合は入社承諾書を期日までに提出します。複数企業から内定が出ている場合は契約内容や業務内容を吟味して1社に決める必要があります。内定を辞退する場合でも、誠意をもって企業に辞退の旨を伝えましょう。

面接で有効な逆質問

コンサル転職における選考では歴履歴書の提出やケース面接対策など様々な準備を行う必要がありますが、これらと同様に面接で逆質問を求められた場合のための準備を行うことは重要です。この逆質問はコンサルタントとしての素養を見極める面接の中で、候補者のコミュニケーション能力や論理的思考力を計るためのポイントとなるからです。明確かつ論理的に逆質問を行い、コンサルタントとしての素質があることを示す必要があります。

注意すべきポイントとしては大きく2点挙げられ、1つ目は質問に自分の仮説を持つことです。逆質問に際して単純に質問するのではなく、どんな回答が予想されるのか?自分はどう考えるのか?といった視点を持ち、仮説を前提とした質問内容を作成することが求められます。
コンサルタントの業務では、クライアント企業の問題を特定するために仮説とその検証という順序でプロジェクトを進めています。そのため常日頃から仮説思考を持っているかという点が面接でのポイントになり、逆質問を考える際にも仮説を大切にする必要があります。

2つ目は質問の意図を明確にすることです。コンサルタントはコミュニケーション能力が求められるとよく言われますが、ここでのコミュニケーション能力とは自分の伝えるべき内容を的確に伝える表現力や相手の説明を正確に理解する読解力のことを指します。そのため逆質問の場面でも上記の仮説思考と合わせながら質問の意図を明確に伝える必要があると言えます。

参考にすべき質問例

参考にすべき質問例として良い質問例と悪い質問例を紹介いたします。

・良い質問例①ファームの特色に対する質問

コンサル業界は人材の流動性が他の業界よりも高いため、各ファームの特色を掴みにくい状況にあることは確かです。その中で、逆質問をの機会は実際のコンサルタントの方から情報を獲得するための非常に重要な場だと言えます。(勿論、弊社をはじめ転職エージェントでも各ファームの情報提供は行っています)。
したがって、自らの仮説を含めながらファームの特色について深掘りをする逆質問は定番の質問の1つとなります。

(具体例)
・○○○に力を入れられているのは▲▲という理由からでしょうか?
・A社との違いは〇〇だと考えているのですが実際のところどうでしょうか?
・貴社は〇〇部門を拡大しているようですが、今後どのようなバリューの提供を行っていくのでしょうか?
など

・良い質問例②面接官に対する質問

逆質問は、選考先ファームについて内部から知ることが出来る重要な機会です。そのため、面接官本人の「働き方」について質問を行うことで企業理解を深めていくことも重要になります。

(具体例)
・〇〇様が働く中で最も達成感を感じた瞬間は何でしょうか。
・〇〇様がプロジェクトの中で大切にされていることはなんでしょうか。
・〇〇様が働く中で辛いことは何でしょうか。またそれをどのように乗り越えていらっしゃるでしょうか。
など

・良い質問例③入社後についての質問

選考では、面接官が候補者の経験やポテンシャルから論理的にファームで活躍してもらえるかどうかを判断していますが、同時に入社後の姿を想像できるかも重要であると考えています。そのため、逆質問の際にも入社後の質問を行うことによって入社への熱意を示す他、活躍するイメージをつけてもらうことを狙う質問を行うことも有効です。

(具体例)
・御社の〇〇部門で働く中で、私は▲▲のバリューを発揮していきたいと考えていますが、いかがでしょうか?
・入社前に行うべき勉強などアドバイスはございますか。
など

・良くない質問①調べれば直ぐに分かる質問

面接における逆質問は候補者の思考の深さを計る一要素です。そのため、逆質問を用意していない場合や調べれば直ぐに分かる質問は志望度を疑われてしまう他、コンサルタントとしての素養にも疑問符がついてしまいます。

(具体例)
・御社が力を入れている領域は?
・どんな競合ファームがありますか?
など

・良くない質問②抽象的で分かりにくい質問

コンサルタントはロジカルに導き出した自分の思考を正確かつ確実に伝える必要があります。そのため、逆質問や面接での回答が抽象的であったり、分かりずらく伝えてしまうとマイナスの評価に繋がってしまいます。

(具体例)
・御社のこれからの戦略はどうなっていきますか?
・クライアントと貴社の関係は?
・現在、抱えている問題は?
など

他業界からの転職事例

事業会社出身者

製造業(完成車メーカー、自動車部品メーカー、素材、ハイテクメーカーなど)を中心に、通信・メディア業界、エネルギー業界などの業界において、経営企画、会計、サプライチェーン、営業企画、人事制度構築などの企画系業務に関わられた方がコンサルタントに転職されています。

金融機関出身者

銀行や保険会社・証券会社出身の方も、自身のスキルアップや、より幅広く業界をサポートしたいという思いなどから、コンサルタントに転職されています。主な転職先としては総合コンサルティングファームの金融業界向けコンサルタント・FAS系コンサルティングファームのM&Aコンサルタントですが、金融業界に限らず幅広い業界を支援するコンサルタントに転身される方もいらっしゃいます。

IT業界出身者

社会のIT化に伴って多くのコンサルティングファームがIT人材を欲しており、IT関連の経験を持っている方のコンサルティング転職は活発です。具体的には、SIer やIT事業会社でシステムエンジニア(SE)・プロジェクトマネージャ(PM)といった経験を持つ方が、主に総合・IT系コンサルティングファームのITコンサルタント、あるいはSE職などに転職されています。ほかにも監査法人のIT監査職や、戦略コンサルタントに転職される事例などもあります。

エグゼクティブリンクの支援

転職支援の流れ

エグゼクティブリンクの支援は、申込フォームよりエントリー後、弊社エージェントとカジュアルな面談をして頂きます。皆様の希望に沿った求人を紹介し、納得いただいた上でエントリーへお進み頂きます。

書類選考・筆記試験

過去通過実績のあるサンプル書類を基にご提出いただいた書類の加筆修正を致します。また、筆記試験の種類や合格ラインの目安も教えることができるため、対策の手間が省けます。
戦略コンサルタントの志望動機や筆記試験対策についてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
戦略コンサルティングファームを目指す志望動機
戦略コンサルティングファームを目指す筆記(Web)試験 選考対策

面接

選考対策で触れた通り、コンサルティングファームではケース面接という特殊な形態が取られるため、オファー獲得のためにはその対策が肝になります。
個社別の過去の面接資料を用いた面接対策を行います。また、企業との面接日程の調整や選考結果の連絡は弊社で行い、エージェントを通して皆様にご連絡いたします。また、面接後には面接官からのフィードバックを弊社エージェントから伝えることも可能でございます。
面質対策・ケーススタディについてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
戦略コンサルティングファームを目指す面接対策/ ケーススタディ

オファー面談

皆様の能力が適正に評価されるよう、企業側に年俸の交渉も行います。

入社承諾

複数企業から内定を頂いた場合には内定企業のより詳細な情報をお知らせし、皆様がよりよい意思決定をできるように支援していきます。また、辞退の連絡も弊社エージェントが行いますのでご安心ください。
企業との連絡は基本的に弊社で行い、結果はエージェントを通してお知らせいたします。
支援の詳細はこちらにございます。

支援実績

これまでエグゼクティブリンクが転職を支援した方のインタビューページがこちらにございますので、参考にしてみてください。
転職体験談

求人情報

コンサルティングファームの求人情報はこちらよりご覧ください。
社名は非公開となっておりますが、エージェントとの面談時は社名、ポジション併せて提案させて頂きます。また、当サイトには載っていない非公開求人もございますので、ぜひページ下部の申し込みフォームよりお申込みください。

まとめ

今回は、コンサルタントとは、コンサルタントの仕事やプロジェクトの内容、そして中途採用の選考過程について纏めました。未経験でも十分転職は可能である点、一方で、コンサルタントの仕事の難しさや、それゆえの魅力についてご理解いただけたでしょうか。
併せて弊社の支援内容も紹介させて頂きましたが、面談ではより詳しく、コンサルタントの働きかたやファーム毎の特色、候補者の方の経歴に合ったポジションについてお伝えできます。ご興味をお持ちでしたら、ぜひお気軽に以下よりご連絡ください。

参考著書:神川貴実彦(2008年)『コンサルティングの基本』日本実業出版社.

本コラムに関連するコンサル情報はこちら

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