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戦略コンサルタントに転職する際の注意点と転職者の生の声を紹介

Post Date2022-02-24 / Update-date2023-07-10 /
Categoryキャリア・働き方特集 戦略コンサル特集 

  1. 戦略コンサルへ転職する際の応募資格
  2. 戦略コンサルへ転職する際の難易度
  3. 戦略コンサルへの転職を成功させるポイント
  4. 戦略コンサルに転職する志望理由例
  5. 戦略コンサルへ転職した人の声
  6. 戦略コンサルの求人情報
  7. まとめ
  8. 関連記事一覧

戦略コンサルへ転職する際の応募資格

戦略コンサルタントに転職するにあたって必須の資格などはありませんが、最終学歴は大卒以上が条件であることは多いです。ただし、ベンチャー等においてはその限りではありません。また大手戦略ファームの場合、社員の多くが高学歴出身者であるという側面もあります。とはいえ全員がそうであるというわけではなく、いわゆる難関大学以外の出身で活躍されている方もいらっしゃいます。

なお年齢については、未経験からの転職の場合は第2新卒~30代前半までの方が多くなっています。30代後半、あるいは40代、50代の方が全くゼロというわけではありませんが、稀なケースであることは間違いないでしょう。というのも、コンサルタントは昇進スピードが速く、30代後半にもなればマネージャークラス以上となって大きな責任が伴ってくるポジションになってくるためです。コンサルタント未経験の方がいきなり部下を持つマネージャー以上のクラスに就くというのはかなりハードルが高いため、30代前半までに転職するのが現実的なラインとなります。

戦略コンサルへ転職する際の難易度

戦略コンサルタントへの転職難易度は非常に高く、面接通過率については1%程度と言われるほど狭き門となっています。その要因の1つとして高い能力を求められる仕事であることが挙げられます。戦略コンサルタントは企業の経営層(CxO)が抱える経営課題を解決するという上流工程の仕事であり、論理的思考力やコミュニケーション力など様々な能力を高い水準で求められます。したがって戦略コンサルタントを目指す候補者のレベルも高い傾向があります。2つ目の要因としては人気が高く、多数の競合相手がいることも挙げられます。戦略コンサルタントは「上流工程に携われてスキルアップできる」「高い年収が得られる」「やりがいがある」など様々な理由から人気の職種であるため、多くの候補者が集まって転職難易度が高くなる傾向があります。

一方で、対策次第では幅広い業界・職種から転職することが可能な点も戦略コンサルタント転職の特徴です。戦略コンサルタントを目指すにあたって最重要な要素の1つがポテンシャルであり、自身のポテンシャルの高さを面接でアピールすることができれば、業務経験や所持しているスキルによらず転職できる可能性が十分にあります。実際、事業会社やIT、金融など幅広い業界の方が戦略コンサルタントへの転職を成功させています。

戦略コンサルへの転職を成功させるポイント

転職成功のためのポイントをいくつかご紹介いたします。特にコンサルタント未経験の方は一通り確認してみてください。

業界研究をする

まずは自身にどのコンサルティングファームがあっているのか、あるいはどこを目指したいのかを明確にする必要があるため、その準備として業界研究をする必要があります。業界研究は自身の転職先を絞る際に有効なだけでなく、転職志望動機を考えることにもつながります。具体的に考えらえる手段としては、インターネット上での調査、イベントへの参加、業界関係者へのアプローチ、転職エージェントの利用などが考えられます。

また、研究をした上で、本当に自身は戦略コンサルがやりたいのか、憧れだけでは無いのかということをよく考える必要があります。

ケース面接対策

コンサルティングファームの面接には、ケース面接と呼ばれる面接形式の口述試験があります。ある課題が提示され、それに対して自分で前提条件を設定しながら論理的に結論を導くというものです。ケース面接の結果は転職の成否に大きく影響します。なぜなら、コンサルタントにとって特に重要な論理的思考力を測るのがこのケース面接であるためです。

ケース面接は、短時間で思考を組み立てて、さらに口述でわかりやすく説明することが求められる難易度の高い試験であるため、事前に十分な対策を行うことが望ましいです。まずは座学で問題の種類やそれに対応する考え方を学び、さらに対面で説明する練習も行う必要があります。

戦略コンサルティングファームを目指すケース面接対策

Webテストの勉強を行う

Webテストで高得点を取ることは重要です。Webテストの点が高いからと言って内定が決まるわけではありませんが、そもそもWebテストの点数が低いと面接に進むことなく落とされてしまう可能性があります。戦略ファームの足切りラインは他企業に比べて非常に高い水準にあります。そのため、対策本やWebサイトを活用して事前に入念な対策をしておく必要があります。

戦略コンサルティングファームを目指す筆記(Web)試験選考対策

履歴書・職務経歴書の作りこみ

提出書類の書き方も重要です。こちらもWebテスト同様、内容によっては書類選考の段階で落とされてしまう可能性があるためです。まずはわかりやすく書くことが何よりも大切です。読み手に伝わらなければ意味がありません。そしてそれぞれの項目の整合性が取れていることも重要です。特に志望動機は、業界研究を十分にしたうえで、なぜそのファームである必要があるのかという理由を深堀しておく必要があります。面接においても志望動機が訊かれる場合もあります。その際に理路整然と話せるように事前に思考を整理しておきましょう。また職務経歴については、「どのような考えに基づいて」「実際にどんなことをしたのか」という因果関係をはっきりさせて述べるとよいでしょう。より詳しいポイントについては以下の参考記事をぜひご覧になってみてください。

戦略コンサルティングファームを目指す志望動機

コンサル転職エージェントを活用する

コンサル転職に特化したエージェントを活用するのも一つの手です。コンサル転職特化のエージェントの強みとして、以下のような要素が挙げられます。

キャリア形成の相談相手になってくれる

たくさんの方のキャリア相談に乗ってきた経験から、その人の希望に合ったキャリアを広い視野で考えることができます。単に志望や経験に合致するコンサルティングファームを提示するだけでなく、コンサルタント以外の業界という選択肢や、そもそも転職するのが本当にその人のためになるのかどうかまで含めて幅広く人生の相談相手になってくれるでしょう。

業界に関する最新の情報を持っている

コンサル転職エージェントは各コンサルティングファームとのつながりを持っており、業界に関する最新の情報を常に入手しています。そのため、一人で業界研究をするだけでは得られないような詳細な情報を得ることができます。

選考対策

ケース面接やエントリーシート、Webテストと言った選考プロセスの対策を行ってくれます。特に面接は一人で対策しようと思ってもなかなか難しいものですが、エージェントと面接練習→フィードバックを繰り返すことで自信を持って面接に臨むことができるようになります。エントリーシートについても事前に添削をしてもらえます。その他各種勉強のサポートも得ることができます。

マッキンゼー・BCG出身者によるケース特別講座

スケジュール管理してくれる

転職活動とは働きながら行うものであるため、スケジュール管理を行うのはとても骨が折れます。エージェントは転職者とコンサルティングファームとの間に入ることで、面接日程の調整、入社・退社日の調整など様々なスケジュール調整を行いスムーズな転職を支援します。

関連リンク:未経験からコンサルティングファームに転職するには?対策方法を解説!

戦略コンサルに転職する志望理由例

戦略コンサルタントに転職する際の志望動機を考えるにあたって重要なのは、志望動機からそのファームで活躍する姿がイメージできるかどうかということです。よくありがちなミスとして、「成長したい」ということを主軸に志望動機を展開してしまうということが挙げられます。もちろん成長意欲があるに越したことはありませんが、そればかりを主張してしまうと、ファームから「自社を成長のための踏み台としてしか思っていないのではないか」と勘違いされてしまう可能性があります。ファームが欲している人材はあくまで自社で長く活躍してくれる存在であり、その点にフォーカスする必要があります。

また、志望動機に説得力を持たせるためには自身のエピソードが盛り込まれていることも重要です。

こうした点も踏まえて、志望動機としては例えば次のようなことが挙げられます。ただしあくまで一例であり、ファームや状況によっては良い志望動機とは限らないという点にご留意ください。

より上流工程で働き、課題の根本的な解決に尽力したい

例)現職で自身が参画したプロジェクトにおいて、自身の仕事の範囲よりも上流工程の部分の、○○や○○といった部分に課題に感じたことがあり、それを変えるために○○などを行ったが、立場上根本的な解決には至らなかった。そこで自身が行いたかった○○に強みを持つ御社で戦略コンサルタントになることで、現職の時に感じたこうした課題を解決したい。下流工程で働いたからこそ感じられる上流の課題感もあり、その経験を活かして活躍したい。

コンサルタントとして外の立場から関わりたい

例)現職では自社の事業戦略部門で働いており、○○戦略のプロジェクトを行っている。事業の根本の部分である○○に課題感を感じており、その点に関する勉強をして課題解決のための提案をした。しかし自社の戦略部門の一社員という立場では説得力もなく、十分な検討をしてもらえないまま弾かれてしまった。

そこで戦略コンサルタントになることで、企業の経営層と同じ目線で戦略を提案したい。また、御社では研修や自己研鑽のための制度が整っているため、課題に対して自主的に勉強した経験を活かして、プロフェッショナルとして自己研鑽を積んでいきたい。

成果が評価される環境で働きたい

例)現職のプロジェクトにおいて○○という考えに基づいて自主的に行動を起こし、○○を成し遂げた。それにも関わらず自身の行動が評価につながることがなく、現職への評価制度に疑問を持ってしまった。御社の戦略コンサルタントという立場になれば、結果を出すことが求められるがその分評価もされるため、モチベーション高く仕事に取組むことができる。

戦略コンサルへ転職した人の声

戦略コンサルタントに転職した方の声をもとに、戦略コンサルタントの魅力と、逆に厳しさをご紹介させていただきます。

魅力

1.やりがいを感じる

戦略コンサルタントの仕事は企業の経営に関わる上流工程であるため、自身の仕事によって企業全体を変えられるという点で大きなやりがいがあります。また企業やプロジェクトの規模によっては1企業に留まらず社会に対しても大きなインパクトを与えることができ、自分の仕事によって実際に社会が変わったということを感じられた際にはより大きなやりがい、達成感を感じることができます。こうした仕事へのやりがいは戦略コンサルタントが人気である要因の1つとなっています。

2.年収が高い

コンサルティング業界は年収の水準がかなり高い業界となっています。その理由として、「コンサルティングは人が提供する価値によって報酬を受け取るビジネスモデルであるため、人件費に充てられる割合も大きいこと」「コンサルタントが高いスキルを求められる職種であること」などが挙げられます。その中でも戦略コンサルタントは企業の経営陣に対して戦略を提言するという上流工程に特化している分、求められる能力も高いものになっており、得られる年収も他のコンサルタントと比べても相応に高いものとなっています。

3.自身が成長できる環境である

戦略コンサルティングファームには成長の機会が多くあります。まず戦略コンサルティングファームには優秀な人材が多く集まっており、そこで働くことで仕事のやり方やモノの考え方など多くのことを吸収することができます。また、コンサルティングファームには様々なバックボーンを持つ方が集まっているため、幅広い業界の情報を入手し、つながりを持つことができます。加えて、戦略コンサルタントはクライアントである企業の経営陣ともやり取りをする機会があるため、企業の上に立つ方の視点や考え方、さらには立ち居振る舞いなども学ぶことができるでしょう。

厳しさ

1.キャッチアップのハードルの高さ

戦略コンサルは社会人として最も能力の高い人たちの集まる職業の1つであり、入社後周りのレベルに追いつくまでに相当の苦労があります。指導も厳しい場合が多く、精神的なタフさも要求されます。

2.クライアントファーストのハードな環境

戦略コンサルはクライアントファーストで動くため、プロジェクト中は基本的に多くの仕事と向き合うことになり、様々な業界がある中でも激務度は上位です。そのため、精神的な強さに加えて体力的な強さも必要になります。また、ある程度余裕を持って働きたい方には合わないかもしれません。

《参考》
戦略的コンサルティングファーム

《戦略コンサルへの転職成功事例》
経営全般のテーマに関わるために戦略コンサルを目指し、BCGへ転職

大手製造業技術職から株式会社経営共創基盤 製造業向け戦略コンサルタントへ

国内通信キャリアより普遍的なビジネススキルを確立するためにアビームコンサルティング株式会社の戦略コンサルタントへ

戦略コンサルの求人情報

まとめ

戦略コンサルタントへの転職方法についてまとめてきました。未経験から戦略コンサルタントに転職するのは決して容易ではありませんが、やり方次第で可能性は十分に広がっています。

何が最良の選択か、ご自身で良く考えて悔いのない転職活動をしていただければ幸いです。

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