経営コンサルタントの仕事内容・年収・必要なスキル、未経験からなるには?
Post Date:
2019-12-04 /
Category:
戦略コンサル特集

経営コンサルタントは企業の経営課題をいち早く見抜き、その解決方法を指し示すという職業で、他の事業会社とは求められる能力・マインドが大きく異なります。コンサルタントという職業に興味はあるが向いているのかわからない、あるいはコンサルタントになるにはどのようなマインドを持てばいいのかわからないという方は多いと思います。本記事ではコンサルタントに向いている方の特徴と、反対に、コンサルタントのマインドとズレがある方の特徴を紹介していきます。
なお、向いているというポイントについては、職務に当たる中で徐々に身についていくという部分もありますので、全てを備えていないとコンサルタントになれないというわけではないのでご安心ください。
- 経営コンサルタントとは?
- 経営コンサルタントの仕事内容
- 各職位の仕事
- 経営コンサルタントと戦略コンサルタントの違いとは?
- 経営コンサルタントになるには? 向いている資格は?
- 経営コンサルタントに必要なスキルは?
- 未経験から経営コンサルタントになるには?
- 経営コンサルタントに向いている方
- 経営コンサルタントのやりがいは?
- 経営コンサルタントの厳しさは?
- 経営コンサルタントの勤務時間・労働環境は?
- 経営コンサルタントの年収
- 経営コンサルタントのキャリアパス
- 経営コンサル転職の求人情報
経営コンサルタントとは?
コンサルタントはクライアントの抱える課題を見つけ、その解決策を提案・実行を支援することを業務の中心としています。各コンサルタントは専門分野を持っており、企業の事業計画や新規事業の提案を行う戦略コンサルタント、ITと経営を結びつけ、IT戦略やDX推進を行うITコンサルタント、人事制度、組織制度に関する課題を専門とする組織・人事コンサルタント、M&A(合併・買収)に関わる経営戦略の決定から相手企業との契約締結までの様々なコンサルティングを行うFAS、などが一例となります。
経営コンサルタントに明確な定義は無いのですが、上述したような様々な分野を包括し、総合的に経営課題全般に関する提案・支援するコンサルタントのことを指します。どちらかというと大企業よりも、中小企業の支援にあたり、経営層と直接やり取りを行い、業務を進めることが多くなります。
かつては狭き門と思われていたコンサル業界ですが、コンサルタントの認知の高まりや、21世紀になり経営環境の変化スピードが更に加速したことで業界自体が拡大し、未経験人材の採用も活発化しており、経営コンサルタントの場合も同様に未経験からの採用も大きなレンジをしめています。
経営コンサルタントの仕事内容
経営コンサルは具体的なデータや論理的思考力を用いてクライアントの企業問題を解決する経営の専門家です。企業の経営計画や事業戦略立案を通じて激しい競争の中での業績向上を支援しています。経営者と直接向き合い経営支援を行う立場から常日頃から業界知識/IT最新スキル/法規制・改正の動きをキャッチアップする必要があります。
経営コンサルの仕事内容は案件やポジションによっても多少異なってきますが、企業の抱える問題の根幹をデータや社内インタビュー等を元に洗い出し、検証・分析することから始まります。その後、解決策の立案や実行支援を行います。時にはクライアントの利益のために現場や経営陣と向き合いながら説得を必要とする場合もあります。
またクライアントの企業規模によっても求められる役割は異なっています。中小企業相手の場合は相談役として税務/法務から人事、営業に至るまで様々な問題を経営者と二人三脚で歩んでいくことが求められますが、企業規模が大きい場合、案件にもチームであたり、かつ案件内容もより具体的で現場に近いことが多く、成果を出すということがより重要になる傾向があります。
各職位の仕事
マネージャー
プロジェクトの指揮監督の責任者として予算管理とクライアントとの折衝までを担当するため、コンサルタントの能力に加え、高いマネジメント能力も求められる職位になります。また管理職として人材の育成や採用など、全社的な取り組みを担当することにもなります。
リーダーとして、プロジェクトをマネジメントし、全体のアウトプットに責任を持ち、クライアント担当者と信頼関係の構築、意見の折衝、プロジェクトメンバーの業務内容の管理や指導などを行います。またファームによっては一定の売上の獲得を求められ、営業スキルが求められるケースもあります。
コンサルタント
マネージャーの指揮下において、自ら情報を収集・分析し提言を行い、一定領域の作業責任者としてアナリストと協業しながら成果物を作成することになります。
プロジェクトにて一定の範囲の責任を持ち、自分のチームのアウトプットにコミットする職位です。新卒では入社後3〜5年程度の経験、中途採用の場合は5年程度の経験を有するものを想定しています。クライアントとの折衝やプロジェクトにおけるリード等の経験を徐々に積んでいくことでマネージャーへの昇進を目指します。クライアント担当者との信頼構築、後輩やアナリストの指導といった管理職に必要なスキルを身につける段階でもあります。
アナリスト
作業担当者として、各種リサーチや資料作成を行う職位になります。
プロジェクトメンバーとして、プロジェクトに参画し、担当する業務・作業の遂行を遂行します。主に新卒、第2新卒メンバーが入社後、本職位からスタートします。リサーチ業務、議事録作成などの業務を通じて、コンサルタントに必要な仮説思考や論理的思考力といった基礎的なスキルを身につけます。地道な業務が多いながら、多くの資料と向き合うアナリストだからこその「発見」があり、それがプロジェクトの機動力となるため、チームにとっても重要なポジションだと言えます。
経営コンサルタントと戦略コンサルタントの違いとは?
「経営コンサルタント」という表現は、企業の経営に対してコンサルティングする人たちのことを指しており、
1.広く経営に関わるコンサルタントの集合を指す場合(戦略コンサルタントを含む)
2.特に経営方針に特化してアドバイスを行うコンサルタントを指す場合(戦略コンサルタントとは区別される)
の2パターンが存在します。
本記事では1.の意味合いで「経営コンサルタント」という表現をしています。そのため「経営コンサルタント」と「コンサルタント」は近い意味で捉えていただければ幸いです。
※戦略コンサルタントは、経営に関するコンサルタントの中でも「戦略ファームに属し、フレームワークや思考法を駆使して、客観的なデータから仮説検証を繰り返し、チームで企業の経営課題解決を行う」という特定の人たちを指す場合が多いため、ここでは大きく経営コンサルタントという表現を使っています。
経営コンサルタントになるには? 向いている資格は?
経営コンサルタントの業務領域は広範囲に及ぶため、持っていると役に立つ資格が多くあります。例えば経営に関する提言という観点から、中小企業診断士などは比較的親和性の高い資格といえます。また、MBAや公認会計士の資格を持っていれば戦略立案やファイナンス領域の案件においてアドバンテージになりますし、ITはに関する知見は現在のコンサルティング業務に欠かせないため、情報処理に関する資格があると有利に働きます。またコンサルタントはクライアントに向き合いプロジェクトを進めていくため提案型法人営業やクライアントとの折衝経験が役に立つ場合も存在します。
ただし、重要なのは資格や知識を持っていることではなく実際にそれを実務に生かせることです。資格を持っていたとしてもコンサルタントとしての論理的思考やコミュニケーション能力がなければ低い評価になってしまいます。そのため自分のスキルや経験を生かしてどんなキャリアを歩みどんな仕事をしたいのかという視点に立ち、自分の武器の1つとして資格やスキルを捉える必要があります。
経営コンサルタントに必要なスキルは?
コンサルファームは事業会社とは違いコンサルタント個人の思考力と専門知識を商品としているため、高いスキルを求められる環境にあります。一方で、転職の時点ではコンサルタントとしての経験を求めるというよりは未経験であってもコンサルタントとしての基礎能力、資質を見るポテンシャルを評価し採用を行っています。以下では、コンサルタントの基礎能力、ポテンシャルの一例として論理的思考力、ヒアリング能力、経営学や法律等の専門知識、コミュニケーション能力について解説します。
論理的思考力
コンサルタントに必要なスキルはいくつかありますが、全てのコンサルタントに共通して求められる最も重要なスキルのうちの一つは論理的思考力です。業界で何十年の経験をもつ経営者と向き合う中で、コンサルタントは論理的な思考力を武器に価値を提供しています。この能力はコンサルタントがプロジェクトを進めるにあたり、課題の特定、情報収集、問題解決案の策定などすべての業務の基礎となるスキルで、経営コンサルとして論理的思考を活かし、0ベースで仮説を積み上げていくことでクライアントの課題の解決の支援を行っています。
ヒアリング能力
コンサルタントの業務はプロジェクトワークが中心になるため、毎回クライアントごとに、インタビューを行い各企業の状況を把握し、クライアントごとに異なる経営課題や解決策を見つけ出す必要があります。ヒアリング力といっても単にクライアントから話を上手く聞く能力を示しているのではなく、企業の抱えている経営的な本質的問題を見つけだすリサーチ力、分析力のことを指し、高いヒアリング力を保つためには論理的な思考力やコミュニケーション能力を総動員する必要があります。
経営学や法律等の専門知識
経営コンサルタントは企業の経営問題に多角的に向き合う必要があるために、クライアントの企業知識や業界知識だけではなく経営、法律やIT、人事といった様々な知識を持っている必要があります。また企業の経営環境の変化や技術革新が目まぐるしい現在においては、様々な最新情報を常にキャッチアップし続ける必要があります。一方で企業にまつわる全ての情報を理解することは非常に難しく、コンサルタントに求められる役割は、多くの情報・知識を「持っている」ことよりも、新しい知識をどのように吸収していくのかや、その知識をどうクライアントの現状に応用していくのかという点に重点があるとも言えます。
コミュニケーション能力
コンサルファームのプロジェクトではクライアント企業の社員やプロジェクトチームの様々な専門分野を持つメンバーなどの多くの関係者が存在し、その中で(案件によっては短期間に)共同作業を行うことが求められます。バックグランドが異なる様々なメンバーと、共通のゴールに向かって一緒にプロジェクトを行っていくためには、高いコミュニケーション能力が必要となります。コミュニケーション能力といっても世間でいうような「話すことが上手い」というようなレベルではなく、論理的な思考に根差し自分の意図を100%正確に伝え、相手の話を100%正確に理解する能力という意味になります。
未経験から経営コンサルタントになるには?
コンサルファームでは新卒や第二新卒などのポテンシャル採用も行っていますが、基本的には前職でのスキルやノウハウを生かして活躍して欲しいと考えている場合も多く、中途採用に力を入れています。それぞれのファームやポジションによって力を入れている分野やポジションの業務内容、求人要件は違っていますので自分の経験に合うポジションを見つけ出すことが重要だと言えます。その際、インターネットで調べるだけでなく、セミナーへの参加や転職エージェントと面談する等、生の情報を収集することも大切になります。
以下の記事ではより具体的に未経験でのコンサル転職についてポイントや対策方法をまとめています。
経営コンサルタントに向いている方
クライアントファーストで動ける方
コンサルタントの仕事の本質はクライアントの成功のサポートにあります。そのため、クライアントが納得し、結果に満足するということが最終的な目標となります。「自分がこうしたい」という感情より先に「クライアントの方はこうしたいだろう」という思考が出来る方はコンサルタントに向いていると言えます。勿論「自分がこうしたい」がクライアント視点でも正しく、明確に進むべき方向性/施策であればそれに越したことはありませんが、その場合はクライアントの状況や人間関係を踏まえて、相手を納得させる必要があります。「正しいからやる」ではなく、「正しいと腹落ちして、動いてもらうこと」が真のクライアントファースト、でしょう。
また、あくまでクライアントが主役ですので、黒子役に徹することになります。プロジェクトの成功が新聞等に取り上げられる際にも、コンサルタントの貢献が取り上げられることはほぼありません。ただ、表向きで目立たなくても、クライアントの成果やプロジェクトの世の中へのインパクトを密かに喜べる方が向いているでしょう。
論理的思考が出来る方
こちらはよく聞くワードかもしれません。近年では『●●流論理的思考法』といった本も多く出版されており、「コンサル=論理的、ロジック、ロジカル」という印象は世の中一般で浸透しているでしょう。
では論理的思考とは具体的にはどのようなことを言うのでしょうか。基本的には、『「根拠」→「結論」』という道筋が立っていることが重要となります。しかし、それだけでは十分とは言えません。その他のロジックを追求する視点として、コンサルティング業界では「MECE」であることが重要となります。MECEとは「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の頭文字であり、要するに「もれなく、ダブりなく」ということを意味しています。明確な答えのない課題を解決するコンサルタントは、単に論理の筋道が通っているだけでなく、あらゆる事柄を検討した上で最も論理の筋道が通っているものを提示する必要があります。
勿論、全ての検討がロジックのみで進むわけではありませんし、時に右脳的な発想や、相手の気持ちを踏まえた上での判断もありますし、発想から出てきた仮説が結果的に最も良い答えであることも有ります。但し、その際でも、相手への説明や、本当にその仮説が正しいかの検証の際には、論理的なプロセスを踏むことになりますので、やはり「論理的思考」はコンサルタントの最低限の素養と言えます。
仕事の速い方
コンサルタントの仕事は、とにかく速さが要求されます。コンサルタントがアサインされるプロジェクトは3か月~6か月ほどのものが多く、その中で情報収集、分析、仮説の構築・検証を行い、さらには実行の支援も求められるものがあります。当然、実行には時間がかかりますから、その前段階で時間を使いすぎてはいけません。とにかく素早く解決にむけた施策を考え出さなければならず、また短い期間の中で資料の質も期待されているため、日々の時間の使い方の見直しや軌道修正、作業面では前手での取り組みや短時間で処理するためのスキル、単純作業の外部活用等が必要になります。
つまり自身の作業のスピードを上げるのみならず、うまく段取りをして外部を使い、必要な期限までに最高のアウトプットを出す、仕事の進め方を身につけなければなりません。
クライアント/チームメンバーと良い人間関係が築ける方
クライアントに解決策を実行してもらうためには、論理的な思考だけでなく、クライアントに信頼してもらうことが不可欠となります。クライアントに真摯に向き合い、自分事のように課題解決を行うという姿勢で仕事をすることが大切です。
また、コンサルタントは基本的にプロジェクト毎にチームが編成されます。チーム編成の際には、関わったことのない方とプロジェクトを遂行することもあります。そうした中で、自らの役割を認識し、チームメンバーと互いに信頼感のあるリレーションを構築したうえで、連携していく必要があります。
成長意欲のある方
コンサルタントとして仕事をしていると、次々に知らないことやできないことが出てきます。しかし、コンサルタントに対して非常に高いフィーを支払っているクライアントの前で「知らないのでできません。」とは言うわけにはいけません。もし知らない/できないことがあれば、次の日までにキャッチアップするくらいの気概のある方、また、そのキャッチアップを知的好奇心から楽しめることが出来る方、がコンサルタントに向いていると言えるでしょう。
また、コンサルタントはその職位によって求められるスキルセット・マインドセットが異なります。コンサルティングファームによっては研修制度が用意されているので、それらを活用して自ら学んでいくことに加え、その求められるスキル/マインドセットのために、これまでの考え方や仕事のプロセスについて、一部アップデートしていくことを厭わないマインドがコンサルタントには不可欠です。
厳しい状況をポジティブに乗り越えられる方
コンサルタントは求められる能力が高く、仕事量やクライアントからの高いレベルでのプレッシャーを受ける職業です。また、社内外問わず複雑な人間関係の渦中に置かれることもしばしばあります。肉体的・知能的・精神的ストレスに晒される中で、その状況を成長という視点でポジティブに乗り越えられる方が向いております。
経営コンサルタントのやりがいは?
経営コンサルは企業の経営陣に向けて提案を行いますので、コンサルタントとしての成果は企業業績と結びついています。コンサルタントとしての論理的思考力やデータ収集能力を活かし経営者とともに経営に参加でき、自分の仕事によって企業の業績を改善、向上することが出来るなど目に見える成果を感じることができます。クライアントが気づいていない経営の問題点の指摘、あるべき理想像の具現化を行う点がコンサルタントの価値の1つです。時に現場や経営陣の反対を説得しながら業績アップを目指すなど手触り感を持って企業の経営に携わることが出来ます。
またコンサルタントは実績主義かつ高いアウトプットが求められる環境であるため、スキルや経験を積みやすい環境であるということが出来ます。同時に大きな責任を負う仕事であるため、しっかりとした成果を出した際には年収も高い水準を望むことが出来ます。
経営コンサルタントの厳しさは?
経営コンサルには前述の通り、経営目線でコンサルティングを手掛け、大きな責任感を持ち業務を行うことができるというメリットがありますが、一方で高いハードルが求められる点や他の業界とのカルチャーの違いに戸惑われる方も少なくありません。コンサルタントは長年の経験と知識を持つ経営者と向き合いコンサルティングの提案を行うため、彼らの期待を超えるような高いアウトプットを出す必要があります。そのため企業によっても異なりますが、仕事にスピード感が求められ、様々な業界や分野の知識のキャッチアップを求められるなど、常に高いハードルを求められる環境でもあります。コンサル業界の実力主義的な文化は、同時に成果をだすことを求められる環境であるともいうことが出来ます。かつて言われた「Up or Out」(昇進できないものは去れ)という文化からはマイルドになってきてはいますが、しかし成果をもとめるカルチャーは受け継がれていると言えます。
経営コンサルタントの勤務時間・労働環境は?
「コンサルタントは激務である」というイメージがありますが、現在では働き方改革の流れを受け過度な長時間労働は少なくなっています。コンサルはプロジェクト型の業務体系になっていますので忙しさに濃淡があり、それが激務のイメージに結びついているのかもしれません。
また休日/仕事時間はプロジェクトごとのクライアントによりますので、労働時間は不安定であると言えます。小売や飲食など平日に休みがある企業の場合は休みの日程が平日になりますし、遅い時間帯のミーティングの頻度などは毎回のプロジェクトによって異なってしまいます。一方で休日に業務が入ってしまう場合には平日に休みが取れますし、プロジェクト中が忙しい場合には、次のプロジェクトとの間にまとめて休暇を取ることができます。(1つのプロジェクトが長期間になる場合や中小企業向けコンサルの場合は仕事のリズムが安定する傾向があります)。
コンサル業界はそこで働く「人」によって利益を出しているため社員のリテンションは重要な問題であり、無理に厳しい環境であったり成果が正当に評価されない環境では社員の採用/定着が難しくパフォーマンスが低下してしまいます。そのため昨今においては各ファームで社員の労働環境の充実に力を入れています。
経営コンサルタントの年収
コンサルタントの年収は、経験や企業によって大きく異なりますので一概に言う事は出来ません。しかし、高いスキルと知見を持って成果を出し続ける仕事である分、その見返りとしての給与は高水準である場合が多いです。コンサルファームに入社して5年程度で1000万円を超えることも少なくなく、マネージャーになると2000万円を目指すこともできます。ただし、コンサルタントに転職したての際には一時的に給与が下がってしまうケースもあるので、高い給与を求めるという動機のみで転職を目指す場合には注意が必要です。ただし一般的には事業会社比較で年収は高いため、もし転職時に下がる場合があったとしても昇進すれば現年収を大きく超える場合が殆どでしょう。
コンサルへの転職を目指す際に年収は魅力の1つですが、それのみに執着してしまうと仕事内容や環境に不満を抱えてしまう場合も少なくありません。自分が仕事に求めているものに優先順位をつけ、バランス感を持って企業選びをする必要があります。
役職 | 年齢 | 給与 | コンサル歴 |
アナリスト | 22~28歳 | 400万~700万円 | 0~3年 |
コンサルタント | 25~35歳 | 700万~900万円 | 0~6年 |
マネージャー | 30歳~ | 900万~1400万円 | 2~10年 |
シニアマネージャー | 35歳~ | 1300万~1800万円 | 5~15年 |
パートナー | 実績による | 2000万円~ | 7年以上 |
経営コンサルタントのキャリアパス
新卒や20代などのポテンシャル採用の場合はアナリストからキャリアを始め2年から5年をかけてコンサルタントに昇進していきます。中途採用の場合はコンサルタントやマネージャーからのキャリアスタートなど入社するファームや、それまでの経験によっても異なります。
マネージャーからの昇進にあたっては、何より成果を出し続けることが重要になります。パートナーの職位までたどり着くためには実力が必要なことは間違いありません。
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また日本でもコンサルタントという職種の認知度が上がり、優秀な人材が揃っていると認められているため、ポストコンサルタントの転職選択肢も広がってきました。ポストコンサル転職の成功事例は、経営幹部などのハイクラス転職になりますが、一部の企業ではまだポストコンサルタントの受け入れに慣れていないこともあり、転職後の成功にはそれまでに培った能力を十分に発揮できる関係性の構築が重要になってきます。
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