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戦略コンサルタントのネクストキャリア

Post Date2019-12-26 /
Categoryキャリア・働き方特集 戦略コンサル特集 

戦略コンサルタントも含めた、いわゆる「ポストコンサル」については以下に纏めておりますが、ここでは特に直近の動向も踏まえた、特に戦略コンサルタントのネクストキャリアについて纏めます。(主にアナリスト~若手マネジャーレベルのネクストキャリアに想定しております)

(ご参考)戦略ファーム以外も含むコンサルタント全般のネクストキャリア

以下特集は戦略コンサルタントのネクストキャリアになりますが、コンサルタント全般のネクストキャリアについてはこちらにもまとめております。

-ポストコンサルについて(https://www.executive-link.co.jp/about-consul/postconsul/)

前提とする戦略コンサルファームの人材トレンド/環境

戦略コンサルタントというと2010年ごろまでは「地頭が良く、その中でも尖った人材が選ぶところ」という印象がありましたが、各ファームの業態の拡大や世間での知名度の向上により、だいぶ人材の層が広がっております。新卒では学歴を前提としたうえで、その中でも特に優秀な人材が選ばれる、という点は変わっておりませんが、選考に進む層が広がったことで、メリット/デメリットはありつつも、かつてほど「尖った」という印象は強くありません。更に、中途入社に関しては、元々大事にされている「地頭の良さ」や「論理的思考力」に加え、各ファームの状況やニーズに合わせた前職での経験(インダストリーやスキル)が評価されるため、前職(大企業が多い)でスキルを積み、綺麗なキャリアを歩んできた方が採用される傾向にあります。

なぜ前提に触れたのかと申しますと、斯様な人材層の変化により、かつての「起業志向」や「ベンチャー志向」は以前ほど強くない印象です。一方で、特に2010年代半ばから後半にかけたベンチャー/スタートアップの勃興により、元々「志向」はそこまで強くなかったものの、結果としてベンチャー(メガベンチャー含む)を選ばれる方も増えているようです。

戦略コンサルタントのネクストキャリアの割合

戦略コンサルタントからの転職(あるいは起業)は、4〜6年働いてから次のキャリアへと移る人が多いです。これは後ろ向きな理由からではなく、戦略コンサルタントの経験を生かしてご自身の志向や条件に合わせて転職する人が多いためです。

ではどのようなネクストキャリアの選択肢があり、その割合はどうなっているでしょうか。大別すると、

・大手事業会社(外資/国内)
・国内メガベンチャー
・国内スタートアップ
・PEファンド/ファンド投資先経営ポジション/VC
・他コンサルファーム
・起業/フリーランサー

となります。ページ冒頭でも説明の通り、ベンチャーへの転職そのものは増えています。

具体的にどれが何割、というデータをご提示することはできませんが、感覚ベースですと、
大手事業会社とベンチャーの割合は半々近くになりつつあり(ベンチャーをどこで線引きするかにもよります)、これら合わせて転職者全体の半数以上(あるいは6割程度)、そして他コンサルファームへの転職が3割程度、他の転職先が残りを占めるといった具合です。

各転職先の特徴は以下で詳しく見ていきましょう。

ネクストキャリアの例

大手事業会社(外資)

これはかつてから多いですが、上記の背景により、継続して人気があります。というのも、元々日系大企業からの中途が多いため、コンサルファームに近い外資的な成果主義は重視しつつも、社格や安定性も意識している方もいらっしゃるためです。また、外資系企業側に戦略系ファーム出身者が在籍されているため、仕事の進め方や思考プロセスが読める、という理由で要件に戦略ファームでの経験をあげているところが多く、マッチしやすいです。また、戦略ファームでの働き方と比較するとサステイナブルな印象もあります。「社格や安定性、働き方も大事な一方、外資ならではの成果主義(高い報酬や役職)は大事にしたい。」という志向の方が多いようです。

大手事業会社(国内)

元の業界やコンサルで磨いたインダストリー軸での専門性を活かして転職される方もいらっしゃいますが、足もとの状況としては大手総合商社や(高い報酬レベルを提示できる)複数の特定個社に集まっている印象です。というのも、報酬を軸の一つとして考えた場合に、戦略ファームでの給与レベルを維持、また大きく落とさないとなると、行き先が限定されるためです。
志向としては、「社格や安定性、働き方、海外赴任機会(会社には拠るも、グローバル外資企業を選ぶよりも希望すれば可能性が高い)」が挙げられます。

国内メガベンチャー

上記の国内大手、と近いですが、一部の成長中の特定個社が高い報酬を提示し、戦略ファーム出身者を採用しております。職種としては経営企画、事業企画が多く、役職は(会社の規模感にも拠りますが)CxOや役員/部長のポジションは限定されるため、戦略ファームのコンサルタントレベルであれば、社長室付、やXX担当リーダー、というものが多いです。なお、その方に法務や会計等の特定の専門性がある場合、法務部長、財経部長、といったポジションもあります。

国内スタートアップ

これはかつてのベンチャー志向に近いもので、「報酬は減ったとしてもこの企業のサービスで世界/日本/業界を変えたい、自身の志向でどうしてもこれをやりたい」、という自身の思い(アスピレーション)に動かされるものです。もちろん、「この企業のサービスには自信があるし、経営者も信頼できるため、事業を1→10に拡大して上場報酬を狙いたい/拡大後の企業の経営を担いたい」といった思いもあるでしょうが、これもその方のアスピレーションの一つでしょう。役職としてはCxOや近いポジションで入り、創業者を支え、経営の一翼を担うこととなります。

PEファンド/ファンド投資先経営ポジション/VC

ファンド側とファンド投資先経営ポジションで立場や考え方は分かれるものの、選ばれる方の志向としては「コンサルで磨いた経営スキル/感覚を当事者として実践して企業価値を高めたい」、「その経営力の成果に見合った高い報酬を得たい」という方が多いようです。ファンド投資先の場合には、いわゆる「プロ経営者」を目指したい、という方もいらっしゃいます。
グローバル大手PEとなると採用の門戸はかなり狭いものの、国内系PEやVCであれば投資の拡大とともに採用の数も拡大傾向にあるため、選ばれる方も増えている印象です。

他コンサルファーム

上の職位となるとファームの目指す方向性に合わせた特定領域強化や、人に紐つく転職がありますが、ここではマネジャー以下について触れます。
マネジャー以下の戦略ファームからの転職の場合、大きく3つのパターンに分かれると考えます。

・他戦略ファーム:数としては多くないものの、大手(MBB)への転職(職位は下がる場合有り)やMBB内でも人(その方が従事していたパートナーの移籍)に紐つく移籍の形、等の転職はあります

・総合ファームやシンクタンクへの転職:これも多くはないですが、職位の向上、特定インダストリー/ファンクションの強化、働き方の変化、を求めて転職されるようです

・ブティック系ファーム:国内でも数社、大手戦略ファームを辞めた方が創業されたブティック系の戦略/総合ファームがあります。コンサルティングの提供のみならず、自社でベンチャーへの投資や経営を行っている者も有ります。最近ではより自由な働き方や、クライアントの経営との距離感(中小やベンチャー)を求めてこれらのファームに転職されている方も増えているようです

起業/フリーランサー

上述の通り、かつてほどは戦略コンサルタントに占める「起業志向」の人材の割合は高くはありません。一方で、働き方の変化や、フリーランサーとして働く機会の増加(マッチングサービス等の拡大)により、フリーランサーで一定の稼ぎを得ながら事業立ち上げ/0→1の運営を行っている方(事業での稼ぎは大きくないため黒字の場合でも全て投資に回す前提)は一定数いらっしゃるようです。スタートアップ界隈の盛り上がりにより、以前ほど「起業」の心理的ハードルが高くないことも影響しているでしょう。この傾向は足もとの時代変化や上述のサービスの成長を考えると、引き続き拡大していくものと考えられます。

ファームに残る社員と起業・転職する社員の違い

先ほど「4〜6年でファームを辞めて転職・起業する人が多い」旨を述べました。ではファームに残る人とそうでない人にはどのような違いがあるのでしょうか。大きく分けると、

・ファームに残る社員
→マネージャーやパートナーとしてプロジェクトを動かし企業をサポートしたい人、コンサルタントの仕事にやりがいを感じる方

・転職する人
→新たなフィールドで働きたい人、自分のスタイルに合う企業を選びたい人、自身の強い目的・想い(アスピレーション)のために起業する方

という特徴があります。
ここで一点押さえていただきたいのは、コンサルタントの要求能力の高さや厳しさに耐えかねて転職する例よりも、転職という選択を自分の意志でする人が多いということです(前者のパターンももちろんあるにはあります)。

 

ではそれぞれの特徴を少し詳しくご説明していきます。

ファームで長く働く人(前述の4~6年での転職、よりも長く働く人)は全体の3割ほどです。長く働く人の特徴は、自分がプロジェクトのリーダーとして、主体的に日本や海外を代表するような企業を一緒に変えることや、一流企業の経営者たちにとっての本当のパートナーになりサポートしていくことに、やりがいや面白みを感じる人です。そして何より、マネージャーやパートナーになってこれらのことを主体的に動かせるまで、こつこつと努力できる人であることが重要です。

基本的に入社して1〜3年はアナリストとして基本的な業務が多く、高いスキルは身につくものの、上記のような仕事をできる機会は少ないです。さらにコンサルタントに昇進しても、プロジェクト全体を動かすためには、さらにマネージャーやパートナーになるまで努力が必要です。ファームに在籍する以上、長期間その場で停滞し続けるわけにはいきませんから、日々のコンサルタントの仕事にやりがいを感じ、マネージャーやパートナーに昇進するまで地道にコンサルタントとしてスキルアップできる人材がファームに残る社員の特徴と言えるでしょう。

 

次に転職・起業する人の特徴ですが、1つは、コンサルタントとして事業会社のサポートに徹するよりも自分自身がその中で活躍したい、と考える方です。戦略コンサルタントとしてスキルを身に着けつつ、その中で活躍したい業界やフィールドを見つけて転職する形です。

もう1つは、年収や働き方といったいくつかの条件を鑑みて転職するケースがあります。コンサルタントのクライアントファーストな働き方よりももう少し時間に余裕があり、なおかつ年収や福利厚生・職場など様々な条件と相談して、より自分に合った職場を求めて転職するケースです。

 

最後は起業・フリーランスの道を選ぶ方です。自分がどうしても成し遂げたいサービスや事業などのアスピレーションがあり、そのためにコンサルタントの仕事辞めて起業を目指します。ただし起業にあたってはどうしても初期費用が必要ですから、十分に確保できるまで、起業の準備をしつつフリーランサーとして並行して資金を準備する、という形も増えております。今はコンサル出身者がフリーランサーとして働く場も増えております。

 

ご参考までに弊社でもフリーコンサルの方に業務委託形態で案件を紹介するサービスを展開しております。

(弊社フリーコンサル向けページはこちらから)

まとめ

上述の通り、戦略コンサルタントには複数の選択肢が広がっておりますし、それを求めてまずは戦略ファームで修行する、という志向の方も多いでしょう。ただ勘違いしてはならないのは、「コンサルタントを経験したからどこでも成功する」というわけではありません。戦略ファームに転職されたら、まずはそこで成果を出すことを最優先に全力を尽くして、結果としてスキルやマインドセットがついてくるものだと考えます。ただ、コンサルタント業務の中で養った論理的思考やハードワークにも耐えられるタフネス、提案力などは、どの様な立場で仕事をする上でも大事なものになりますし、所属することで築き上げられる社内外のリレーションも将来にいきてくると考えます。

その他の戦略ファーム特集はこちらから

カテゴリー/戦略ファーム特集(https://www.executive-link.co.jp/column/column_cat/col-strategy/)

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