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コンサルタントは休みがないって本当?長期休暇は取りやすい?

Post Date2019-12-26 / Update-date2023-12-25 /
Categoryキャリア・働き方特集 

コンサルタントといえば「激務」のイメージが強く、実際に働かれている方はどのように働かれているのか、休みを取られているのか、長期休みはあるのか、といった疑問を抱いている方も多いと思います。一方、聞いた話のイメージで、「プロジェクト期間中は休まず働き、プロジェクトの間に1~2ヶ月の長期の休みを取られる」といった話も有りますが、これも過去のものになりつつあります。
以下では、コンサルタントの働き方や、休み・長期休みの実態についてご説明します。

  1. プロジェクト中の休暇
  2. プロジェクト後の休暇
  3. コンサルファームの休暇の例外
  4. コンサルタントの夏休み
  5. コンサルタントの休暇の過ごし方
  6. コンサルタントの勤務時間は?
  7. コンサルタントは残業が多い?
  8. コンサルタントは激務?
  9. コンサルタントの中には自己研鑽のために休日働いている人もいる
  10. まとめ

プロジェクト中の休暇

まず、原則とされている勤務は、日本の多くの企業と同様、月曜日~金曜日になります。クライアントワークのため、時にクライアントが土日休みでない場合はそれに合わせる形も有りますが、それは稀なケースになります。基本は、月曜~金曜に社内外の打合せを設定し、前提とする業務についても、平日で完遂できるよう計画が組まれます。
もちろん、プロジェクトの佳境の時期や週明けにMTGが組まれている場合は、週末作業が入ることは有りますが、土日ずっと働いているケースは少なく、多くの方が休まれている、または作業したとしても土日のどこかで2~3時間、といった形が増えてきています。

この背景として、コンサルティングファームでも「働き方改革」が進んでいる実態があります。詳しくは以下の記事をご覧ください。
コンサルティングファームにおける働き方改革|長時間労働是正への取組み

なお、一般日系企業と比較して自由な働き方が認められているため、プロジェクトに支障が出なければ、金曜は早くに帰ると決めて予定を確保し、その分土日の一部時間を使って仕事をされている方もいらっしゃいます。プロジェクトに追われていると平日の夜は自由な時間を持ちにくいため、あえて金曜夜に時間を確保してプライベートな時間を作ることで、前職の同僚や知人の方と会って話が出来る時間を設けているようです。

逆に言うと、実態として一般日系企業と比較すると平日に早く退社してプライベートな時間を設ける機会は限定されているかもしれません。ただその中でも退社後や朝に時間を確保してジム通いや勉強等、自分の時間をうまく確保されている方はいらっしゃいます。

プロジェクト後の休暇

冒頭に述べた通り、過去の実態として「プロジェクト期間中は土日関係なく働き、その分2週間~1カ月超の休みを取る場合がある」はあったようですが、これもプロジェクトでの働き方の変化に併せて変わってきております。上述の通りプロジェクト中も土日は休みが取れますので、過去の土日の代休のまとめ的な位置付けではなくなっております。とはいえ、プロジェクト中は忙しいため、ファームからはプロジェクトの間にまとまった休みを取ることが推奨されておりますし、働いているコンサルタント側もメリハリをつけるためにそこで数日休む場合が多いです。日数としては、入っていたプロジェクトの期間にもよりますが、長くても1週間、他の研修や有休、夏休み(後述)を合わせても~2週間くらい、が多い印象です。人によっては過去の働き方/旧仮名取り方を好む方もいらっしゃるかもしれませんが、働き方としてはより普段はサステイナブルになり、(過去ほどではないにせよ)やや長い休暇も取れるため、バランスが取れている形です。

また、人によってはデメリットと感じるかもしれませんが、コンサルタントの働き方の良さとして、「プロジェクトの(一旦の)終わりが決まっている」点はあげられます。そのため事前にこの時期に休めるということが予想できるため、早い段階から家族との調整や、旅行の手配を進めることが出来ます。もちろん、プロジェクトの中にはファーム側の営業やクライアント側の要請により期間を過ぎても継続されるものも多いですが、これはコンサルタント側の斯様な事情により若干スタートが調整されることがありますし、差し迫った話ではない限り、クライアント側も理解を示してくれます。

コンサルファームの休暇の例外

忙しいイメージのあるコンサルタント業界ですが、現在では土日も出社し、休みなく働くという働き方はせず、休む時は休んで鋭気を養う働き方をしています。

コンサルタントの業務は、案件によって、数ヶ月でクライアント企業が変わるという特徴があります。そのため、土日が休日と決まりきっているのではなく、柔軟に休みをとっているというイメージです。休みの取り方は、クライアント企業のスケジュールやプロジェクトによって異なります。コンサルファームのクライアントは、特定の業種に限定されておらず、様々な業種の企業になります。その中でも、特にB to C企業である場合には、土日が営業日であることが多くあります。その場合には、週間スケジュールをクライアントに合わせ、ミーティングや現地リサーチを土日に行い、平日に休みを持ってくることもあります。

また、プロジェクトによっては、休みの取り方も変わってきます。
例えば、2週間や1ヶ月といった超短期間の案件の場合、土日も出勤して案件を進め、プロジェクトが終了した時点で一気に休みをとるというケースや、プロジェクが忙しくなる、立ち上げ時期や、案件のまとめ時期にあたる終盤時期は、休日にも出勤を行い、その分はまとめて休みをとるというケースも存在します。

このように、コンサル業界では、忙しく働く時期と休みをとる時期に、しっかりと分けて働くというイメージになります。

コンサルタントの夏休み

多くのファームでは一般日系企業と同様、夏季(だいたい7月~10月)に5日間程度の夏休みの取得を推奨しております。
多くの場合、その夏季期間の中でプロジェクトの終わりが重なるところがある為、プロジェクト後の休暇と夏休みを合わせて取得することで、若干長めの2週間等の休みを取得しております。

中には長い半年~1年のプロジェクトで、プロジェクト期間の中に完全にこの時期が重なっている場合は有りますが、その際はメンバー間で業務を調整し、段階的に休みを取っております。また、5日間といっても連続取得するかどうかは人に拠りますので、うまく分けて取得されている方もいらっしゃいます。
ファームによっては特にマネジャー以下の休暇取得を管理しているため、「権利はあるけど取れないのでは?」という不安は不要です。

コンサルタントの休暇の過ごし方

これは人によって多種多様ではありますが、全体としてメリハリを付けられている方が多い印象です。「働き方改革」が進んでいる実態は有りつつも平日は業務に追われるため、休日にはしっかり時間を確保して、家族との時間や自分の時間に充てられています。

自分の時間については、読書、勉強、知人と飲みに出かける、等ありますが、ジムに通われている方が多い印象です。やはり体は資本となる為、平日に全力を尽くせるよう、病気にかからぬよう、普段から鍛えている方が多いです。
勉強については特に若手であれば、MBAや社内での海外赴任の抜擢のための勉強に充てている方も多く、休日もストイックに過ごされているようです。休日であっても特段縛りはなくオフィスに入れるため、静かな環境で過ごせる会社に来て読書や勉強されている方もいます。

その他、コンサルに活かすためやその後のキャリアのため、多くの方と会ったり、社外の勉強会等に参加したりして、リレーションを広げている方もいます。

コンサルタントの勤務時間は?

コンサルタントといえば、激務であり、何日も家に帰ることができないというイメージを持たれている方もいるかもしれませんが、現在では、そのような働き方をしていることは、ほとんどありません。もちろん、プロジェクトや部署、役職によって変わっていきますが、現在では、他の業界に比べても、それほど勤務時間には差はありません。

戦略立案やM&A案件といった短期間で結果を出す必要がある案件の場合は、1日の勤務時間が比較的長いと言えます。その一方、業務改善、システム導入の業務の場合、長期間かけてクライアント企業の業務に合わせてアドバイスを行う案件になりますので、勤務時間もクライアント企業に合わせたものとなっており、比較的激務ではないと言われています。

また、コンサルタントはプロジェクトごとに数カ月でクライアントが変わり、そのクライアントに勤務時間を合わせて働いているという特徴があります。そのため、どうしても勤務時間に関しては、不規則になりがちであるという特徴があります。始めは、不規則な勤務時間に慣れるのに時間がかかるかもしれませんが、慣れれば、そこまで大きな問題だと感じなくなります。

コンサルタントは残業が多い?

コンサルタントは以前に比べて、激務ではなくなっていると記述しましたが、業務の忙しさや残業の多さは、プロジェクトや、フェーズによっても異なります。短期間のプロジェクトの場合は、忙しくなることが多くなり、また、プロジェクトの始めの立ち上げの時期や、終盤のまとめの時期は、MTGや資料作成も多くなりますので残業が多くなりやすいです。
ただし、それ以外の場合は、そこまで忙しいわけでもなく、定時近くで帰ることも可能です。また、プロジェクトで忙しく働いた分、プロジェクト後の休暇はしっかり取れる様になっており、コンサルタントは忙しく働く時期と、比較的忙しくない時期に分かれていると言えます。

また、コンサルタントの残業時間について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
コンサルの残業時間に関する現実|長時間労働になりやすい理由を解説

コンサルタントは激務?

コンサルタントの仕事は、高い給料水準であり、様々な大きな案件をこなすといった輝かしいイメージがありますが、それはコンサルタントが仕事に対して高いハードルを日々求められるということでもあります。様々な分野に対して勉強を続け、自分の知識をアップデートしなくてはなりません。また、クライアントの問題を決められた期間で解決するために、出来る全てのことを行う必要があります。そのため、プロジェクト期間中は、想定外のアクシデントが起きた場合や、順調に方向性が定まらない場合には、プロジェクトに全力で取り組むことが求められ、やはり激務になりがちであります。

しかしその一方、各ファームでは、男女問わずに、自身のライフイベントを重視しながら働くことが出来る環境が増えています。それは、制度として、働きやすい環境が働き方改革によって推進されているという面もありますが、チームで協力してプロジェクトを進めていくというコンサル業界のカルチャーにもよるところが大きくなっています。そのため、チームで業務を分担して行い、短縮業務として働くことで、育児を行いながら仕事と両立させている方々も多くいらっしゃいます。

また、コンサルタントの働き方について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
コンサルタントは本当に激務なのか?現状と忙しさの中にある魅力を解説

コンサルタントの中には自己研鑽のために休日働いている人もいる

コンサルタントの方々は休日をどの様に過ごされるのでしょうか。多くの場合は、他の業種の場合と同じく、趣味や家族での時間として過ごすことが多くなっています。もちろん、プロジェクトによっては休日返上で働く場合もありますが、それは特別な場合となります。

ただし、コンサルタントは様々な分野にアンテナをはり、多くの知識を必要とするため、休日にその様な様々な勉強をされている方や、キャリアアップのために英語やI Tスキルの習得の勉強を意識的にされている方も多くいらっしゃいます。

まとめ

これまで見てきた通り、激務のイメージが強いコンサル業界もだいぶ変化しており、仕事の仕方・休暇の取得についても大きく変わりつつあります。働き方がよりサステイナブルになる中で、コンサルタントとしてもオンの際には十分に能力を発揮出来る環境が整いつつあるでしょう。

また、本稿では触れておりませんが、女性の産休/育休取得や男性の育休取得も進んでおります。特に日系企業の比較という点では、プロジェクトの終わりが見えやすく周りに迷惑をかけにくい点、出世にも全く影響を及ぼさない点で、男性の育休取得は進んでいる印象です。

なお、ご参考までに「女性の働き方」については以下の記事をご覧ください。

コンサルファームでの女性の働き方は?待遇や年収について説明

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