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【特集記事】関西におけるコンサルファームの現状とは!?関西で働くメリットや難しさについても解説!!

Post Date2023-08-07 / Update-date2023-08-08 /
Categoryキャリア・働き方特集 

近年、コンサルファームの関西進出が本格化しはじめました。関西にオフィスを持つファームの多くは立ち上げのフェーズであり、人員拡大のために積極的なコンサル採用を進めています。
今回は関西ファームの実態、関西で働くメリットやデメリット、具体的なプロジェクトや募集しているポジションについて説明します。

  1. 関西におけるコンサルファームの現状
  2. 関西で働くメリット
  3. 関西で働く難しさ
  4. 具体的なプロジェクト事例
  5. よくある質問
  6. 募集しているポジションと求める要件(ITコンサルタントの場合)
  7. まとめ

関西におけるコンサルファームの現状

各ファームの関西進出

数年前より、関西に拠点を持つ製造・重工・家電メーカー等からのSCMマネジメント案件や中期戦略策定案件といった様々な案件が増え始めました。これまでは、関西に本社を置くクライアントの案件としても、東京オフィスの社員が出張ベース(長期の場合もあり)で対応する形でした。

しかし、近年の実行支援フェーズにまで関わるようになった傾向を受け、クライアント企業の現場に足を運ぶ機会が増えており、また案件も長期化することがある為、これまでの出張ベースではなく、各コンサルファームも関西進出を本格化し、支社立ち上げの流れが進んでいます。その中で、各ファームの関西支部は、最大数百人を超える大規模な人員拡大を行っており、コンサル業界経験者のみならず、事業会社出身者やIT業界出身者も視野に入れた採用活動を行っています。

コンサルティングファームの主な関西オフィス例

・ボストン・コンサルティング・グループ   大阪オフィス

・マッキンゼー・ア⁠ン⁠ド・カ⁠ン⁠パ⁠ニ⁠ー    関西オフィス

・アクセンチュア株式会社 関西オフィス

・デロイト トーマツ  コンサルティング合同会社 大阪オフィス

・アビームコンサルティング株式会社 大阪オフィス

・KPMGコンサルティング株式会社 大阪事務所

IT領域における採用

関西地区に限らず、現在コンサル業界ではクライアント企業のDX支援の案件が増えており、各ファームはデジタル人材の獲得を推し進めています。実際、コンサル未経験の場合であっても、前職のIT業界での経験や知識から、コンサルタントとしてのポテンシャルを評価されれば、コンサル業界での転職を成功される場合が多く存在します。ただし、前職での経験やスキルが、募集しているポジションと正しくマッチングしていることが大前提となりますので、情報収集をしっかりと行う必要があります。弊社でも、転職支援として無料の面談を通じて最新の求人情報の紹介や説明を行っています。興味がございましたら、ご気軽にご相談ください。

ここでは、IT業界出身者からのコンサル転職について紹介しましたが、それ以外の事業会社出身でコンサル業界に転職される方も多く存在します。関西地区の場合、製造や電子、ヘルスケア系の業種が多いため、このような業界において新規事業プロジェクトに関わった経験や経営企画/事業企画等の経験がある場合、即戦力としてみなされ、転職に成功するケースも存在します。

 

関西で働くメリット

・様々な業界のプロジェクトに関わることが出来る

関西地区は立ち上げて間もないため、従来の東京の案件に比べて部署が細分化されておらず、様々な案件に取り組むことが出来ます。各ファームの関西部門では、未だ人数がそれほど多くなく、全体を見晴らせる規模であり、業界やソリューションによる障壁が高くありません。そのため、自分の専門分野に限らず、自分がチャレンジしようと手をあげれば経験を積むことが出来る環境だと言えます。

ゼロベースで組織作りに参加することが出来る

関西オフィスは誕生して、まだ数年しか経っていないため、自らファームを軌道に乗せるための組織作りやファームの運営戦略立案をゼロベースで行うことが出来ます。ファームの制度づくり、クライアント営業・サービス開発に携わるという、東京のファームでは一部のパートナークラスでなければできない経験を関西では行うことが出来ます。
その一方で、ゼロベースで組織づくりを行うことは、難易度が高く責任が大きいことを意味します。そのため、自分がなぜ関西でキャリアを行いたいのか。どのような経験やスキルが、関西でのキャリアに活きていくのかが、面接でも評価されますので、良く考えておく必要があります。

グローバル案件にも取り組める

関西での案件は東京での案件に比べて小規模の案件が多いと思われるかもしれませんが、実際には、中堅企業から1兆円を超える大企業まで様々な規模の企業をクライアントとしており、東京オフィスでの案件と大差はありません。
また、関西にはグローバルに活躍する製薬や製造業界の大企業本社が多く存在します。そのため、海外戦略の立案や企業全体のグローバルシステム構築、海外現地企業とのM&Aなど、ボーダーレスな案件に携る機会は多くなっています。

比較的早いプロモーションや高収入獲得の可能性

東京と関西の待遇や年収を比べた場合、大きな差は存在していません。また、東京オフィスの場合、マネージャー以上の人数も多くなってしまい、結果を出したとしてもパートナーまで昇進を目指すのは困難ですが、関西オフィスの場合、ファーム組織づくりから参加することが出来るため、結果を示しやすく、マネージャーやパートナーの数も少ないため、早いプロモーションを目指すことが出来ます。メンバークラスであってもオフィスの人員が少ないことで各人の活躍が見えやすく、パフォーマンスが良い場合は早期プロモーションに繋がるでしょう。

関西で働く難しさ

幅広い分野への知識は必要とされる

上記のように、関西オフィスでは幅広い分野に挑戦する機会があると説明しました。関西の場合、インダストリーやソリューションによって各部署やプロジェクトが分かれていない場合があります。そのため、プロジェクトごとに、様々な分野の案件に取り組む必要があります。そのため、日頃から様々な分野について理解を深め、未経験の分野については一から勉強する必要があります。

コンサル文化がまだ馴染んでいない

コンサル業界全体が現在、市場規模拡大中であり、企業がコンサルファームを使用することは当たり前の状況にあります。しかし、関西地域においては、コンサルファームが本格的に進出したのが最近であり、未だコンサルタントを雇うという文化が馴染んでいないと言えます。そのため、上のポジションですと自ら足を運んでクライアントを発掘し、コンサルタントを雇う必要性を理解してもらう必要がありますし、メンバークラスであってもコンサル活用になれていないクライアントとのコミュニケーションは時に難しい場面もあるでしょう。
ただし、関西に本拠を置く企業は、東京の本社を置く企業に比べて営業利益率が低く、組織・人事マネジメントや新規事業参入、スマートファクトリー、SCMオペレーション改革に改善の余地があると言われており、コンサルファームにとって魅力的なフロンティアであると言えます。

具体的なプロジェクト事例

製薬会社のデジタル変革事業〜アクセンチュアHPより一部引用〜

アクセンチュアは製薬会社の戦略的パートナーとして、IT戦略の立案やデジタル活用のロードマップ策定を支援し、デジタル、クラウドおよびサイバーセキュリティの領域などからなる“New IT”の知見やノウハウを提供しました。
契約期間は7年間で、製薬会社における基幹業務システムのアプリケーション開発・保守業務およびインフラストラクチャー運用・保守業務が対象です。

製造業にERPシステムを導入〜アビームHPを参考〜

同社は2005年よりSAP ERP の導入プロジェクトを2007 年より本番稼動。アビームコンサルティングは提案段階からプロジェクトに参加。業務コンサルティングおよびプロジェクトマネジメントの両面で力を発揮し、プロジェクトを成功に導いています。
具体的な支援内容としては、次世代戦略を見据え、旧システムからSAP ERPシステムを導入、会計、購買、倉庫管理、原価計算、内部統制などを含めた基幹システムの再構築を行い、システム集約・一元管理によって業務の「標準化」 経営の「可視化」に成功しました。

よくある質問

関西と東京で待遇の違いはある?

人事制度や評価制度は東京でも関西でも変わりません。但し、上述の通り関西オフィスの方が組織として小さいことで各人の働きが見えやすく、結果評価につながる場合はあります。

ファームでのキャリアパスについて

関西オフィスは、立ち上げフェーズですので、自ら手をあげることで挑戦を行える環境であり、自分の進みたい方向性にあったプロジェクトに携わることも可能です。また、東京のように組織のヒエラルキーが上で詰まっているなどのこともなく、積極的に経験を積むことで昇進を狙うことが出来ます。

関西ファームの案件の特徴

関西地区は、製造業、ヘルスケア、エネルギー業界の企業が多くなっています。そのため、どのファームにおいても、このような業界の企業をクライアントとした製造プロセス、SCMの改善系のプロジェクトが多い傾向があります。

募集しているポジションと求める要件(ITコンサルタントの場合)

募集しているポジションの一例

・CIOアドバイザリー
・ITテクノロジーコンサルタント
・ITソリューションエンジニア
・SAPコンサルタント

求められる要件の一例

・SIer・HW/SWベンダー・事業会社にて下記何れかの経験を有する方
-システム開発系プロジェクト(要件定義~運用保守等)に参画した経験

あると望ましい経験の一例

・10名以上の大規模プロジェクトでのPL、PMの経験 ・グローバルプロジェクトでのビジネスでの英語利用経験
・SAPに関わるシステムプロジェクトの経験

まとめ

今回は、コンサルティングファームの関西オフィスの実態について説明しました。また、現在募集しているポジションや求められる要件例についても紹介しましたが、具体的な案件については各ファームやポジションによっても異なります。弊社ではコンサル転職のための面談を通じて、詳細な求人や転職のポイントなどをご説明しています。ご興味がございましたら、お気軽に相談ください。

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