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SIerからITコンサルタントに転職するには?メリットや面接のポイントもご紹介

Post Date2023-01-11 / Update-date2024-01-28 /
Categoryキャリア・働き方特集 IT・デジタルコンサル特集

SIerからコンサルティングファームのITコンサルタントに転職する事例が増えています。ここではITコンサルタントへ転職する際の良い面、悪い面含めご説明し、転職の際のポイントもお伝えいたします。

  1. SIerからITコンサルタントを目指すことはできる?
  2. そもそもITコンサルタントとは
  3. ITコンサルタントの仕事内容
  4. SEとITコンサルタントの共通点・違い
  5. SIerからITコンサルタントに転職するメリット
  6. SIerからITコンサルタントに転職するデメリット
  7. ITコンサルタントに求められるスキルや資格
  8. SIerからITコンサルタントに転職する際のポイント
  9. SIerからITコンサルタントへ転職した際の給与
  10. SIerからのITコンサルティングファームへの転職事例
  11. ITコンサルタントへの転職ならエグゼクティブリンク
  12. まとめ

SIerからITコンサルタントを目指すことはできる?

SIerからのキャリアアップ・キャリアチェンジを考えている人でITコンサルタントを目指す人は非常に多いと言われています。ITコンサルタントの仕事はSIerのシステムエンジニアの仕事と似ている部分があり、SIerで経験を積んでスキルを身につけていれば、ITコンサルタントを目指すことは十分に可能です。実際にコンサルティングファームのIT領域にはSIerのシステムエンジニア出身の人が多く在籍しています。

そもそもITコンサルタントとは

ITコンサルタントとは、コンサルタントの中でITに特化したコンサルティングを行います。ITコンサルタントのミッションは、ITを用いたソリューションを提供して経営課題を解決することです。最近ではあらゆる企業でITシステムが使われているため、顧客となる企業は数多く存在します。ITコンサルタントは基本的には1人で業務を行うことはなく、プロジェクトメンバーとチームを組んでコンサルティングサービスを提供します。ITコンサルタントには高いヒアリング能力やプレゼン能力、マネジメント能力などが求められます。

また、まずはITコンサルタントについてより詳しく知りたいという方は、下記の記事を参考にしてください。
参考記事▶︎ITコンサルタントとは?具体的な仕事内容からやりがいやりがいなどを解説!

ITコンサルタントの仕事内容

ITコンサルタントの仕事内容は顧客企業の問題を解決するために、ITを活用したシステム構想や戦略を提案することです。ITコンサルタントの仕事内容は多岐に渡り、システムの導入提案や戦略策定、システムの設計・開発・動作検証・最適化などを総合的に請け負う場合もあります。顧客企業の経営者や現場社員とコミュニケーションを取りながら顧客企業における課題を抽出し、どのようなソリューションでその課題を解決していくのかを考えていきます。一般的に業務の難易度はSIerのシステムエンジニアよりも高いと言われることが多く、システム以外のスキルや知識も求められることになります。

SEとITコンサルタントの共通点・違い

SEとITコンサルタントの業務内容は異なる部分もありますが、反対に似ている部分も多くあります。ここではSEとITコンサルタントの共通点と違いをそれぞれ紹介します。

共通点

SEとITコンサルタントの共通点は大きく分けて3つあります。
1つ目は高いコミュニケーション能力が求められる点です。SEもITコンサルタントもステークホルダーが多く、多くの人との情報連携や調整が必要となるため、ミッションを達成するためには相手の意図を汲み取る力が必要です。SEの上流工程を経験していて、クライアントの課題を徹底的にヒアリングしてきた経験があるのであれば、その経験はITコンサルタントとして十分に発揮することができます。
2つ目はテクノロジーを活用して課題解決を目指すという点です。SEもITコンサルタントもITの知識をフル活用してクライアントの課題と向き合っていきます。SEとコンサルタントでは担う役割に多少の違いはありますが、最終的に目指すべき方向性は変わりません。
3つ目は常に新しいテクノロジーを追い求めるという点です。SEもITコンサルタントもITテクノロジーをベースに仕事を行っており、技術に関する最新の動向には常にアンテナを張っておく必要があります。最新のテクノロジーを取り入れ、それをクライアントや社内に紹介する姿勢はSEでもITコンサルタントでも高い評価に繋がります。

相違点・ギャップ

SEとITコンサルタントの相違点は大きく分けて3つあります。
1つ目はミッションに対する意識の高さです。ITコンサルタントは経営者や役員と一緒に仕事をする機会が多いため、経営やビジネスに対して高い意識を持つことが求められます。経営やビジネスにおける最新のトレンドは常にチェックしておく必要があるでしょう。
2つ目は常に成果が求められるという点です。ITコンサルタントは経営課題を解決し、最終的には経営数字を改善させる必要があります。SEはニーズに合ったシステムの納品することを求められるケースが多いですが、ITコンサルタントはより高い成果を求められる場合が多いと言えるでしょう。
3つ目は提案のできる幅の広さです。SEは所属するSIerでのシステム、あるいは対応できる範囲の提案に留まる場合が多いですが、ITコンサルタントの場合あらゆるシステムから選定し、より最適な提案を模索することができます。

SIerからITコンサルタントに転職するメリット

今後のキャリアの選択肢が広がる

ITコンサルタントになるとその後のキャリアの幅が広がります。よりビジネスサイドに近い企業に転職することもできますし、自分で会社を起業することもできます。また、より上流の経営・戦略コンサルタント等に転職できる可能性もあります。ITコンサルタントはその後のキャリアの選択肢が多く、まだ将来的に何がしたいのか決まっていない人にも魅力的な職種だと言えるでしょう。ITコンサルタントになれば誰もが知っている大企業への転職もできる可能性もあります。

年収アップが期待できる

スキルや経験によっても異なりますが、SEからITコンサルタントに転職した人の多くが年収をアップさせることに成功しています。IT業界で見るとSIerの収入も決して低い方ではありませんが、コンサルティングファームはより高収入が期待できます。ITコンサルタントとしてキャリアを積めば年収が1000万円以上も十分に目指せます。転職時にすぐにアップしなくても、ITコンサルタントとしてコンサルファームにて実績を積めば将来的な年収はより高くなる可能性が高いです。

若いうちからビジネスを学べる

SEは会社によって30歳以上にならないとPMやクライアント折衝などの仕事を任せてもらえないというケースがありますが、ITコンサルタントは顧客企業の経営層がカウンターパートになるので若いうちからビジネスの最上流を経験することができます。一般企業では管理職にならないと経験できないような仕事を若い時から経験できるので、その後のキャリア構築を考える上でも非常に大きな経験を積むことが可能です。

より大きなプロジェクトに携わることができる

ITコンサルタントに転職することで、SIerやシステム開発企業では経験できないような大規模なプロジェクトに携わることができます。コンサルティングファームが請け負うプロジェクトは誰もが名前を知っている大企業がクライアントになるケースも多く、数十億円規模の巨大プロジェクトに関わることも可能です。より大きなプロジェクトに挑戦したいと考えているのであれば、ITコンサルタントへの転職を考えてみてください。

SIerからITコンサルタントに転職するデメリット

高い成果が求められる

ITコンサルタントは顧客企業の経営課題に深く携わるので、高い成果をあげることが求められます。高いコストをかけてITコンサルタントを雇っているので、経営数字に大きなインパクトを与える必要があります。顧客企業の経営が改善できたかどうか、数字に対してシビアに判断されることになるので仕事に対するプレッシャーは大きいと言えるでしょう。そのため、顧客企業からのプレッシャーに耐えられるメンタルの強さが求められます。

高い意識を持ち続けなければならない

ITコンサルタントは顧客企業の規模も大きい場合が多く、任される仕事のレベルも高いため、高い意識を持ち続けなければなりません。新しいテクノロジーにキャッチアップしていくことはもちろん、顧客企業を取り巻くビジネス環境に対する深い知見を持っていることも求められます。最新の情報をすぐにキャッチできるようにアンテナを張っておく必要があり、常に高い視座で仕事をしていく必要があると言えるでしょう。

より高いスキルが求められる

ITコンサルタントはCXOなどがカウンターパートになるので、経営やビジネスに対する深い知見が求められるだけでなく、顧客企業を満足させるだけの提案を行い、実行に移すためのスキルが求められます。ITコンサルタントに任される仕事はニーズがまだ顕在化されていないことも多く、多角的な視点から高いレベルで分析をしていくことが必要です。そして分析する能力だけでなく、それを相手に分かりやすく伝えるための高いプレゼンテーション能力も求められます。

会議の回数が増える

ITコンサルタントはまだニーズが顕在化していない難解な経営課題にアプローチしていく必要があります。そのため、顧客企業の経営会議や営業会議などに積極的に顔を出し、その企業の経営課題がどこにあるのかを正確に判断しなければなりません。経営課題に関しては答えが一つであるとは限りません。SEと比較すると、あらゆる可能性を探っていくために会議に出る必要があり、ITコンサルタントは必然的に会議が多くなります。

ITコンサルタントに求められるスキルや資格

ITコンサルタントとして高い成果を出すためには以下のようなスキルが求められます。また、取得しておくと有利な資格もあります。

マネジメント能力

ITコンサルタントはプロジェクト単位で業務を行うことが多いですが、多くの人を巻き込んでいく業務を進めていく必要があります。またITコンサルタントはベンダーSIerなどに具体的な指示を出しながら、プロジェクト全体の管理をリードしていく立場です。時には複数の部署と連携しなければならないプロジェクトや他社と一緒にプロジェクトを進めていくケースもあるでしょう。そのため、ITコンサルタントには高いマネジメント能力が求められます。

論理的思考力

ITコンサルタントだけでなく、コンサルティングサービスを提供するコンサルタントには高い論理的思考力が求められます。顧客企業の経営課題がどこにあるのかを考える際にも相手に分かりやすくプレゼンテーションをする際にも論理的に考えることが必要です。コンサルタントは特定の商材を持っておらず、自分の頭を使ってソリューションを導き出すことが求められます。コンサルタントになりたいと考えている人は日頃から論理的思考力を鍛えておくと良いでしょう。

コミュニケーション能力

ITコンサルタントは答えのない難題に取り組む必要があるため、顧客企業の経営者や現場メンバーと積極的なコミュニケーションをとっていく必要があります。高いコミュニケーション能力がなければ、顧客企業が抱えている真の課題に辿り着くことができません。また多くの人を巻き込みながらリーダーシップを発揮していく必要があります。ITコンサルタントとして高いアウトプットを出すためには高いコミュニケーション能力を持っていることが求められるでしょう。

また、ITコンサルタントに必要なスキルについて詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
参考記事▶︎ITコンサルタントになるために必要なスキルとは

役立つ資格

ITコンサルタントになるためには特定の資格や免許などが必要というわけではありませんが、ITに関する高い水準の知識やスキルが求められます。それらの知識やスキルを保持していることの証明として、資格を持っていると大きなアドバンテージになります。ITコーディネーター資格所有者だけでなく、情報処理技術者試験の高度試験であるITストラテジスト試験合格者、情報処理技術者試験のひとつであるプロジェクトマネージャー試験合格者などは転職活動の際に有利になるでしょう。

また、ITコンサルタントにおすすめの資格について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
参考記事▶︎ITコンサルタントにおすすめの資格一覧23個と難易度を紹介!

SIerからITコンサルタントに転職する際のポイント

SIerからITコンサルタントに転職する際にはいくつかのポイントがあります。今までの自分の経験をしっかりと見直すことはもちろんですが、選考への具体的な対策も必要になってくるのでいくつか紹介していきます。

ITコンサルタントという職種を目指す志望動機

システムエンジニアからのキャリアは数多くの選択肢があるので、その中でなぜITコンサルタントになりたいと思ったのかという部分は明確にしておく必要があります。抽象的な理由ではなく、「より大きな規模のプロジェクトに携わりたい」「より経営に近いポジションで業務改善を進めていきたい」など自分なりの動機をより具体的にまとめておきましょう。ITコンサルタントを目指す理由が明確であればあるほど、選考の際の印象は良くなります。

SEとしての経験やスキルをまとめておく

SIerでシステムエンジニアとして今までにどのような業務を経験してきたのか、業務を通じてどのようなスキルを身につけたのかをまとめておくようにしましょう。システムエンジニアとしての経験やスキルはITコンサルタントの業務にも十分に生かすことが可能です。ITに関する知識はもちろん、顧客折衝やプロジェクトマネジメントなどの経験をアピールできるようにSEとしての経験やスキルをまとめておくようにしましょう。

企業が求めるレベルと合致しているかを確認する

コンサルティングファームは若い年齢であればポテンシャル採用をしている企業もありますが、30代以上になると即戦力を求めているケースも多いです。SIerのシステムエンジニアとしてしっかりと経験を積んでいればクリアできる場合が多いですが、コンサルティングファームが出している求人情報をしっかりと確認し、自身のスキルや経験が企業の求めているものと合致しているかどうかを確認するようにしましょう。

職務経歴書には具体的なプロジェクト内容を盛り込む

コンサルティングファームに提出する職務経歴書には、システムエンジニアとしてどのような経験を積んできたのかを具体的なプロジェクト内容を交えて書くようにしましょう。また、その際にはプロジェクトにおいて自分がどのような役割を担っていたのかを具体的に記載してください。システムエンジニアとしてITコンサルタントに近い業務を経験していることをアピールできれば、即戦力として活躍できるというアピールに繋がります。

面接では結論から端的に話す

面接ではITコンサルタントとしての素養があるかどうかを判断されるので、結論から端的に話すようにしましょう。ITコンサルタントは顧客とのコミュニケーションをとる機会が多く、素早く意思疎通していくことが求められます。面接においてダラダラと内容が薄い話をしてしまうと、ITコンサルタントとして活躍するイメージを持ってもらうことができません。日頃から論理的に、そして端的に話す練習をしておきましょう。

経営やビジネスに関する知識を習得する

ITコンサルタントは顧客企業の経営に深く携わるので、経営やビジネスに関する深い知識が求められます。ビジネスの最前線で活躍している経営者とコミュニケーションをとる機会も多いため、日頃から最新のトレンドにアンテナを張っておくことはもちろんですが、書籍などで経済や世界情勢などについて知識を習得する必要があるでしょう。経営やビジネスに関する知識は一朝一夕では身につかないので、コツコツと習得しておくようにしましょう。

関連リンク:ITコンサルタントは未経験でも転職できる?面接対策ポイントや事例を紹介

SIerからITコンサルタントへ転職した際の給与

SIerからITコンサルタントへ転職した場合、多くのケースで給与アップが期待できます。その一方で、給与を大幅にアップさせようとすると入社後に苦労することがあるので注意が必要です。コンサルティングファームには役職があり、その役職によって大きく役割が異なります。コンサルタントやシニアコンサルタントはプロジェクト成功のために業務を行うポジションですが、その上の役職であるマネージャーやシニアマネージャーはプロジェクトの責任者となるため、数字に対しても大きな責任を負うことになります。マネージャーやシニアマネージャーになると年収も大幅に上がることが期待されますが、数字に対するプレッシャーなどは大きく変わってきます。コンサルタントとしての経験を積み、マネージャー以上の役職になると年収が1000万円を大きく超えるケースも多いです。システムエンジニアからITコンサルタントへ転職する場合、最初からマネージャーやシニアマネージャーになるのではなく、コンサルタントやシニアコンサルタントとして経験を積んでからその上の役職になるキャリアパスを提案されることも多いです。

ITコンサルの年収・給与は?年齢や役職、ファームの種類別に解説

SIerからのITコンサルティングファームへの転職事例

ITコンサルタントへの転職ならエグゼクティブリンク

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特にエグゼクティブリンクでは、必ずしも転職のみを選択肢とするわけではない、皆様の希望に沿ったキャリア形成を行っております。ITコンサルタントに転職したい方はもちろん、キャリア形成で迷っている方や、情報収集したいという方も是非ご相談ください。

まとめ

SIerからITコンサルタントに転職する際のポイントや転職するメリットやデメリットなどについてご紹介していきました。ITコンサルタントはその後のキャリアの選択肢が広がることもあり、SIerからITコンサルタントへの転職を検討している人は多いです。ITコンサルタントになりたい人は、ITコンサルタントを目指す理由を明確にし、システムエンジニアの経験をまとめておくなどして書類審査や面接選考の対策をするようにしましょう。

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