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【2024年版】ITコンサルタントの年収・給与は?年齢や役職、ファームの種類別に解説

Post Date2023-08-02 / Update-date2024-01-28 /
CategoryIT・デジタルコンサル特集

ここでは昨今需要の高まっているITコンサルタントについて詳しくご説明いたします。

  1. ITコンサルタントの平均年収
  2. ITコンサルタントの年齢別年収
  3. ITコンサルタントの役職別年収
  4. ITコンサルタントで高収入を得るためには?
  5. ITコンサルタントの年収が高い理由
  6. まとめ

ITコンサルタントの平均年収

ITコンサルタントの平均年収は、経済産業省が2017年に発表した「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると928.5万円であり、本資料中で示される職種の中で最も高くなっています(調査対象はIT人材5,000人)。つまりIT系の職種の中でも最高水準の年収帯ということになります。

当然求められるスキルも高くなりますが、同程度のスキルが求められる他の職種と比較してもITコンサルタントの平均年収は高くなっています。以下の表をご覧ください。

職種 平均年収(万円) ITスキル標準レベル
ITコンサルタント 928.5 4.1
プロジェクトマネージャー 891.5 4.2
高度SE・ITエンジニア 778.2 4.0
IT技術スペシャリスト 758.2 3.9

※経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」(2017)より抜粋
※ITスキル標準とは、経済産業省が定めている、各種IT関連サービスの提供に必要とされる能力を明確化・体系化した指標です。レベル4に関しては「部下を指導できるチームリーダーレベル」と定義されています。

ITスキル標準レベルの近い職種を抜粋しました。ITアーキテクトなどの高度SEやIT技術スペシャリストと比較しても、より上流に携わるコンサルタントやプロジェクトマネージャーの平均年収の方が高くなっているのがわかります。

職種によって求められるスキルの内容が異なる点には注意が必要です。ITコンサルタントの場合、ITスキルに加えてロジカルシンキングやコミュニケーション能力などコンサルタントとしてのスキルを身につける必要があります。

また、ITコンサルタントについてより詳しく知りたいという方は下記の記事を参考にしてみてください。
参考記事▶︎ITコンサルタントとは|具体的な仕事内容からやりがいなどを解説!

ITコンサルタントの年齢別年収

ITコンサルタントの年齢別年収の参考として、以下の図をご覧ください。
※図は「システムコンサルタント・設計者」の平均年収であり、コンサルティングファーム以外でのITコンサルタントなども含む点にご注意ください。

※厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」より「システムコンサルタント・設計者」の年収を抜粋

図をみると、20代、30代の間は年収の伸びが大きいことがわかります。また、50代の前半で年収のピークを迎えることも見て取れます。

気を付けていただきたいのは、コンサルティング業界の給与形態というのは成果報酬型であることが多く、入社後の働きによって給与が大きく変わってくるということです。活躍することができれば昇進スピードも速く、若いうちから大きな年収を得ることも可能です。

一方で、その分求められる水準は高く、またコンサル業界には「Up or Out(昇進するか退職するか)」という言葉もあるように、昇進せずにひたすら同じ職位に留まり続けるということは基本的にありません。

ITコンサルタントの役職別年収

ITコンサルタント役職別年収帯を見てみましょう。

役職 年齢 給与 コンサル歴
コンサルタント 22~35歳 400万~900万円 0~7年
マネージャー 27歳~ 900万~1400万円 2年~
シニアマネージャー 30歳~ 1400万~1900万円 5年~
パートナー 実績による 2000万円~ 実績による

表を見ていただくとわかる通り、役職が上がるにつれて給与も大きく伸びていきます。こちらの表はあくまで目安ですが、コンサルタントから着実に昇進していくことができれば、年収1000万円代に到達することも十分に可能です。

年収が高いということは、求められるスキルも当然高くなるということには注意が必要です。例えば高年収を得るために無理に高いポジションで入社すると、入社後に要求スキルと自身のスキルに大きなギャップを感じてしまう可能性があります。

そのため、必ずしも高い収入で転職することが良いわけではなく、自身のスキルと希望に合ったポジションを選ぶことが重要となります。

ITコンサルタントで高収入を得るためには?

マネージャー以上のクラスを目指す

ITコンサルタントのマネージャー以上のクラスを目指す方法は2つあります。
1つはコンサルタントから昇進という形でマネージャーになる方法です。現段階でマネージャーレベルのスキルがなくても、社内で着実にスキルを身につけていきながら、マネージャー以上のクラスを目指すことができます。

もう1つはマネージャー以上のクラスに直接転職する方法です。昨今のビジネスのDX化の流れもあり、大手のコンサルティングファームの中には積極的にITコンサルタントのマネージャー以上のポジションを募集しているファームもあります。

そのため、例えば複数のプロジェクトのプロジェクトマネージャーを担当していたなど、すでに上流工程での業務経験を積んでいる方にはマネージャー以上での参画を目指すチャンスがあるということです。当然ですがITスキル以外にもコンサルタントに必須のロジカルシンキング、コミュニケーション力や、チームを引っ張っていくマネジメント力も必要である点には注意が必要です。

AI・IoT・ロボティクスといった最先端テクノロジーに携わるITコンサルタントを目指す

ITコンサルタントの中でも高年収となるものの1つが、AI・IoT・ロボティクスといった最先端テクノロジーに関わるコンサルタントです。多くの会社が最先端テクノロジーを自社のビジネスに結び付けたいと考えている一方で、それを実現できる人材は多くありません。

その理由としては、下記の2つが挙げられます。

  • そもそも最先端の領域であるため十分な知見を有している人材が希少であること
  • その最先端テクノロジーの知見に加えてビジネスの知見も有している人材となると、さらに絞られてくること

最先端の技術を活かす場所として研究職も考えられますが、研究は結果がビジネスに直接反映されにくく、現状では研究職の年収が大幅にアップするというケースは多くありません。

そこで、最先端テクノロジーの知見を有している方がITコンサルタントになることで、入社後にコンサルタントスキルを身につけ、最先端テクノロジーとビジネスとを繋ぐ希少な人材を目指すことができ、高い年収も期待することができます。

ITコンサルタントの年収が高い理由

IT技術の進化のスピードは速く、裏を返せば習得した技術が過去のものになってしまうスピードも速いということです。そのため企業にとって「新しいIT技術をすばやく習得し、活用できる人材」の価値は非常に高いものとなっており、ITコンサルタントはまさにこうした能力が求められる職種です。

つまり、ITコンサルタントとして活躍している人物は多くの企業にとって魅力的であり、好待遇でのヘッドハンティングが多く行われます。逆にITコンサルタントを抱えている企業としては外部から引き抜かれたくないため、自社での待遇を向上させます。こうした流れがITコンサルタントの年収水準をもたらしているといえるでしょう。

まとめ

ITコンサルタントの年収水準についてご紹介しました。年収は生活の質に関わるものであるだけでなく、その人の仕事に対する評価という側面もあります。ITコンサルタントはスキルが求められる仕事である分、報酬としての年収も高水準となっています。「今の年収でも不自由なく暮らせるが、自身のスキルに対する評価としては不十分だと感じる」といった方にとっても、ITコンサルタントは有力な選択肢となり得るでしょう。

また、ITコンサルタントに未経験から転職を検討されている方は、下記の記事もぜひ参考にしてみてください。
参考記事▶︎ITコンサルタントへの転職ガイド|未経験からでも転職を成功させる方法を解説

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