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金融コンサルタント特集

Post Date2019-12-26 /
Category金融コンサル特集

金融業界は、ビジネス環境の急激な変化や、テクノロジーの進展により、大きな転換点にあります。伝統的な大手金融機関をはじめとした金融各社は、新テクノロジーを武器とするスタートアップ企業との競争・協業により、生き残りをかけたチャレンジが求められています。
そのような環境下、ビジネス環境を理解し、新テクノロジーに精通し、課題抽出・解決を専門領域とするコンサルティングファームの役割が重要となっています。

金融業界の動向

金融業界は、銀行、証券、保険といった伝統的な業界によって成り立ちます。いずれの業界も急激なビジネス環境変化の最中にあり、各社対応が求められています。

銀行業界

銀行業界の環境変化については、2つの大きな背景があります。

1つ目は、収益の源泉である金利低下の問題です。銀行は、個人等からの預金と、企業などに対する融資との差(利ざや)から利益を得ています。しかし、国内経済低迷に伴い融資案件が伸び悩み、優良融資先の獲得競争激化の結果、銀行間の低金利競争が常態化しています。加えて、長引く日銀のマイナス金利政策による影響は大きく、銀行の伝統的な収益源は危機的な状況にあります。

もう1つが、テクノロジーの進化に伴う競争環境の激化です。ネットバンクの攻勢や非金融機関による金融業界参入等、伝統的な金融機関とは異なるプレイヤーとの局所的な競争が起きています。大手メガバンクも積極的にスタートアップとの協業や、テクノロジー導入に取り組んでおり、他社との差別化要素を作り上げることができるかが今後の重要アジェンダと言えます。

証券業界

大手証券会社のリテールビジネスは長らく40代以上の富裕層をターゲットにしていましたが、富裕層の高齢化に伴い、若年層を取り込んでいくことが各社必須課題となっています。その中で近年存在感を増しているのがネット証券会社です。彼らはオンラインによるフロントサイドと、可能な限り簡素化したバックオフィスを構築することで、手数料を低く設定し、若年層にも親しみやすいUI/UXを提供することで、いわゆるミレニアル世代を筆頭とした若年層の取り込みを強めています。

近年では証券会社が投資家の健全な資産形成をサポートすべきとする「フィデューシャリー・デューティ」の徹底が各社に求められており、リテールビジネスにおける従来の手数料ビジネスからの脱却が重要課題となっています。大手証券会社は、まさにビジネスモデルの変革期にあるといえるでしょう。

保険業界

保険会社は、万一の病気や事故、災害時に保険金を支払う代わりに、保険加入者から保険料をもらうことで収益を得ています。また、支払われた保険金を元手に資産運用をすることでも収益を上げています。

生命保険会社は、高齢化に伴う収益低下の課題があります。今後10年~20年の間に、団塊世代および団塊ジュニア世代の高齢化を迎えるにあたり、保険金支払いの増加が想定されています。その一方、保険料収入の源泉となる若年層の減少に加え、少子高齢化に伴う社会保険料の相対的に負担増の影響として、普段の実生活に直接的な関わりのない民間保険を解約する現象(保険リストラ)も懸念されています。

損害保険会社は、その収益の半数以上を自動車保険が占めていましたが、若者のクルマ離れにより、今後収益の柱としての見直しが必要になっています。加えて、自動運転技術の社会導入が見込まれる中、自動運転中の事故の免責を誰に求めるべきかという課題があり、商品としての複雑性も今後増していくことが想定されます。これまで収益の柱であった自動車保険の見直しに伴い、損害保険会社自体が新たな保険商品を作り出すことが求められるでしょう。

金融業界を席巻するテクノロジーの進展

他業界と同様、金融業界も、新テクノロジーの進展により、大きな影響を受けています。新IT技術を駆使したスタートアップ企業が登場してきており、UI/UXの優れたサービス設計や、他事業も巻き込んだサービス展開により、従来の金融機関の課題の1つであった顧客接点のクオリティを高め、急速に金融業界でのプレゼンスを拡大しています。

例えば、英国の有力Fintech企業であるRevolutは、多通貨決済可能なプリペイドカードを主力サービスとして、グローバルで個人間送金や仮想通貨取引機能の提供等のサービスを展開しています。日本でのサービス提供開始も話題に出されています。

こうした企業の進出は、消費者にとっては便利なサービスが増えるメリットがある一方、従来の金融機関にとって破壊的な影響を与えうる可能性があると言えます。新たなテクノロジーの潮流に乗って、いかに新しいサービスを展開し、事業を拡大していくかが金融業界におけるすべてのプレイヤーにとって、大きな課題と言えるでしょう。

金融機関向けコンサルティングファームの役割

ここまで見てきたように、金融業界は大きな変化の最中にあり、新しいテクノロジーを理解し、一方で規制やリスクへの対応も強化しながら、新たなビジネス展開をしていくことが求められています。

こうした中で、業界を理解し、新テクノロジーの知見を持ち、ビジネス課題の抽出・解決に高い専門性を持つコンサルティングファームが多くの金融機関に必要とされ、そのビジネス範囲を拡大しています。

金融機関向けコンサルティングにおけるコンサルティングファームの役割は、経営/IT戦略策定支援や新規事業企画、オペレーション/HR改革といった一般的なテーマだけでなく、国際規制対応や新たな金融商品の開発といった金融業界特有のテーマもスコープとしています。

 

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