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SE(システムエンジニア)の転職事情 職種ごとの特徴や転職のポイント一挙紹介!

Post Date2022-08-22 / Update-date2023-07-06 /
Categoryキャリア・働き方特集 IT・デジタルコンサル特集

ここではSE(システムエンジニア)の転職事情について、注意点や転職先、年収などについて詳しくご説明させていただきます。

  1. SEの転職の年齢別の難易度は?転職理由・アピールポイント紹介
  2. SEの転職の注意点
  3. SEからの転職先
  4. SEからのコンサル転職で年収は上がる?
  5. SEからのコンサル転職を成功させるために必要なスキルやポイントは?
  6. SEからコンサルタントに転職した事例
  7. まとめ
  8. 関連記事一覧

SEの転職の年齢別の難易度は?転職理由・アピールポイント紹介

一般的には転職は年齢が上がるにつれて難しくなるケースが多いですが、SEに関していえばスキルが高ければ年齢が高くなっても十分に転職することが可能です。転職理由やアピールポイントは年齢によっても異なりますので、「20代前半」「20代後半」「30代」「40代・50代」に分けて、それぞれ解説していきます。

20代前半

20代前半はまだSEとしての経験も浅く、SEとして一人前だと認められるスキルを持っていない場合が多いです。もちろんスキルを持っている方が転職には有利ですが、高い意欲や向上心を見せることで採用に繋がるケースもあります。例えば、何か勉強しているものや、取り組んでいることがある場合はそれを積極的にアピールするようにしましょう。20代前半ではポテンシャルを見て判断されることも多いので、社会人としての基本的な能力が備わっていることを伝えるようにしましょう。
また、20代前半ですと「第二新卒」という扱いで転職活動を行うことができます。新卒の人材を採用する場合は、ビジネスマナーなどの社会人としての基本的な知識を学んでもらう研修などを準備する必要があります。しかし、第二新卒の人材は社会人としての基本的な知識を身につけている場合が多く、企業にとっては採用のメリットも大きいと言われています。そのため、第二新卒のタイミングで転職をするのも選択肢の一つになるでしょう。

20代後半

20代後半の人材は転職市場のニーズが最も高いと言えます。20代前半だとそれほど多くのスキルを期待されていない場合がほとんどですが、20代後半になるとそれなりに業務経験を積んでいる人が多くなってくるので、ポテンシャルだけではなくSEとしてのスキルを見られるケースが多いです。転職活動においては、関わってきたプロジェクトに関する詳細な情報や使用可能な言語などをアピールするようにしましょう。さらに20代後半だとビジネスマナーなどを身につけている場合も多く、企業側も即戦力として採用することが可能です。即戦力となる人材を求めている企業は数多くあるので、その点でも20代後半のSEは市場価値が高いと言えるでしょう。また、20代後半になるとプロジェクトのリーダーなどを任されるチャンスも増えてきますので、その後の転職活動に生かしたいと考えている方は積極的にチャレンジしていきましょう。
採用ニーズが高い言語を使った業務経験を積むことで転職活動を非常に有利に進められます。自分が働きたい業界があるのであれば、そこから逆算して働きたい業界にマッチした経験を積んでいくようにしましょう。また海外の最新情報にキャッチアップできる人材は非常に市場価値が高いので、英語力があると評価が高くなります。単にSEとしての経験のみならず英語力などを含めた高いスキルをアピールできれば多くの企業から求められる人材になれるはずです。
また20代後半で未経験からSEへの転職を考えている場合は、前職においてSEに関連する業界との取引があったということなど、開発以外の経験をアピールすることができれば転職できる可能性が高くなるでしょう。SEの需要は大きいため、比較的高い年齢であっても未経験での転職が可能です。

30代

30代では20代よりもマネジメントスキルが重視される傾向があります。高いレベルでプロジェクトマネジメントができる人材は企業からのニーズも高いです。実際に転職活動をする際には「プロジェクトでどのような成果を出したのか」「マネジメント業務においてどのようなことを心がけていたのか」ということを自分の言葉で話せるように準備しておきましょう。マネジメントスキルが求められると同時に、その人の人柄の部分も評価の対象になります。現場をリードすることができる人材だと判断してもらうために、「自分の意志をメンバーに伝える力」や「他のメンバーの意見を傾聴する姿勢」などをアピールしましょう。また30代の転職においては40代・50代を見据えて、今後どのようなキャリアビジョンを持って成長していきたのかという部分を考えておいた方が良いでしょう。将来なりたい姿から逆算してアクションを起こすことが成功への近道となります。
30代でSEへの転職を成功させる人もいますが、20代と比較すると未経験からSEへ転職するのは難易度が高いと言われています。未経験からSEに転職したいと考えている方は、自分自身でSEとして必要なスキルを習得するなど、準備をして臨む必要があるでしょう。

40代・50代

40代・50代になると役職がついている場合がほとんどです。そのためポテンシャルでの採用はほとんどなく、エンジニアとしての高いスキルを求められます。その一方で、高いスキルを持っていれば40代・50代でも転職することができます。またSIerのSEから社内SEになるなど、内製の仕事で採用されるケースもあるので選択肢の一つとして考えておくのも良いでしょう。
求人の中には長期的なキャリア形成を目的として年齢制限を設けているものや「第二新卒歓迎」というワードで募集をかけている企業があります。40代・50代で転職を成功させるためには年齢制限のない求人を探すことをオススメします。40代・50代はエンジニアとしての長い経験をうまくアピールする必要がありますので、今までのキャリアを自分の言葉でしっかりと話せるようになっておくなど、事前準備はしっかりと行うようにしましょう。

SEの転職の注意点

SEの転職にはいくつかの注意点があります。1つ目は「転職を後回しにしない」ということです。もし目指す業界や会社があるのであれば、年齢の低い方が有利な場合があるため早めに転職活動を始めた方がいいかもしれません。2つ目は「一人で転職を決めない」ということです。SEは求人情報も多くあるので、自分一人だけで転職活動をしない方がいいでしょう。業界に詳しい転職エージェントをうまく活用することが有効です。3つ目は「スキルを身につけた上で転職を行う」ということです。漫然と業務にあたるのではなく、しっかりとスキルを磨くことによって自分に合った転職先が見つかる可能性が高まります。4つ目は「目的の定まっていない転職はしない」ということです。目的を明確にしないと、転職しても長続きしない可能性があります。
以下で、詳しく解説します。

転職を後回しにしない

1つ目は、転職を後回しにしないということです。SEは高いスキルを持っていれば40代以上でも転職が可能ですが、その一方で30代前後になると企業から求められるスキルのレベルは非常に高くなります。「転職をしたい気持ちはあるけど、後で考えよう」と先延ばしにするのではなく、早めに転職活動を始めるようにしましょう。事前準備をしないで転職活動をするのはオススメしませんが、転職を後回しにして状況が悪化してしまうことも考えられます。転職を少しでも検討しているのであれば、すぐに行動するようにしましょう。

一人で転職を決めない

2つ目は、一人で転職を決めないということです。誰にも相談しないで転職を決めてしまうと、断片的な情報しか得ることができず、転職が失敗してしまう可能性が高いです。また、情報がたくさんあるので、どの情報が自分に合っているのかがわからず、多くの時間がかかってしまう場合があります。転職サイトには数多くの求人が掲載されており、それらの情報を一人で取捨選択するのはとても大変な作業です。転職活動を効率的に進めるために、求人を紹介してくれる転職エージェントなどに相談するのもオススメです。また身近に転職成功者がいれば、その人に聞いてみるのも良いでしょう。

スキルを身につけた上で転職を行う

3つ目は、スキルを身につけた上で転職を行うことです。SEとして十分なスキルがない状態で転職活動を始めてしまうと、自分に合った転職先を選べない可能性があります。また自分自身のスキルを過大評価してしまうと、転職先がうまく見つからないこともあります。企業から求められているスキルがどのようなスキルなのかということは事前に調べておく必要があるでしょう。日々の業務に漫然とあたるのではなく、SEとしてのスキルをしっかりと身につけた上で転職活動をすれば、自分の希望に合った会社を見つけられる可能性が高まります。

目的の定まっていない転職はしない

4つ目は、転職の目的の定まっていない転職はしないということです。転職活動を始めるにあたって「何で転職したいのか」「転職してどういうことがしたいのか」をしっかりと考えておく必要があります。転職の目的が明確でないまま転職をしてしまうと、転職が成功しても長続きしない可能性があります。転職活動を始める前に、自分自身が転職する目的について時間を使って考えてみてください。自分がなぜ転職がしたいのかを明確にして、目的を達成できる会社へ転職するようにしましょう。

SEからの転職先

営業職

SEからの転職先として営業職を選ぶ人もいます。プリセールスのSEであればクライアントとのやりとりも多く、コミュニケーション能力が高い人が多いです。IT関連の会社の中で機器やサービスの販売などを行う営業職のみならず、今や多くの業界でITの知識は必要になるため、SEで身につけた知識を生かして働くことができます。

事務職

事務職は資料の作成やデータ入力などを行うため、パソコンに触れる機会が非常に多い仕事です。中には、会社のIT担当やWebサイトの管理を任される場合もあり、SEとして培ったスキルが生かせる場合があります。SEと比較して、事務職は残業が比較的少なくて定時で帰れる環境であることが多いです。長時間の業務に対してストレスを感じていた人にとっては、魅力が大きい職種と言えるでしょう。

Webエンジニア

WebエンジニアとはWebサイトやECサイトの開発・設計を担う職種です。Webエンジニアは高いプログラミングスキルが求められますので、コーディングの経験が浅いSEではなく、コーディングを得意としているSEがとても重宝されるでしょう。Webエンジニアへの転職は自分が今までSEとして関わってきた業務内容などを踏まえて決めることをオススメします。

Webデザイナー

現在はほとんどの企業がWebサイトを持っていますので、Webデザイナーの需要は非常に高いです。SEの経験や知識が直接役に立つわけではありませんが、デザインに興味がある人にとっては非常に大きな魅力がある職種です。最近ではフリーランスのWebデザイナーとして活躍する人も増えています。SEは比較的残業などが多いと言われており、プライベートの時間を確保するのが難しい場合があります。そのため、柔軟な働き方をしたいと考えている人にはオススメの職種です。

ITコンサルタント

ITコンサルタントはシステム開発の流れの中でいうと、上流工程を担うSEより一つ上の工程に関わる仕事です。企業の経営課題を明らかにし、その課題をITを活用して解決まで導くのが役割です。ITコンサルタントの業務は多岐にわたり、プロジェクトの進捗管理や運用テストなどにも関わります。顧客の話をしっかりとヒアリングするコミュニケーション能力や解決案を提案するプレゼン能力などが求められます。SEとして上流工程の業務を経験したことがある人はその経験を生かせるでしょう。

SEからのコンサル転職で年収は上がる?

SEからITコンサルタントへの転職で報酬面がどうなるのか、気になる方は多いと思います。

システムエンジニアの平均年収は「約498万円」です。日本の平均年間給与が「約445万円」なので、日本全体の平均よりは年収はやや高いです。現在、IT業界全体として人手不足であり、IT人材の数は追いついていません。そのため、高い給与を払って人材を確保しておきたいと考える企業は多いです。また、SEはスキルや経験によって年収が大きく変わる場合が多いと言われています。高いスキルを持ったSEの場合、高収入を得ていることも多いでしょう。

ただ、SEと比較すると、ITコンサルタントの年収水準は非常に高いです。したがってSEからコンサルティングファームに転職すると年収は上がる場合が多いでしょう。コンサルティングファームによって、タイトルの名前や年収のレンジも異なりますが、一般的なケースであればコンサルタント未経験からの転職の場合、多くがコンサルタントまたはシニアコンサルタントとしての入社となるため、年収は平均で700万円~1,000万円前後になるイメージです。

(例)
コンサルタント:500万円~600万円
シニアコンサルタント:600万円~1,000万円
マネージャー:1,000万円~1300万円

コンサルティング業界の昇給や昇進については実力主義的な部分も強く、SEと比べて給与が上がるスピードは早いと言えるでしょう。

SEからのコンサル転職を成功させるために必要なスキルやポイントは?

コミュニケーションスキル

コンサルティングファームで活躍するためには高いコミュニケーションスキルが求められます。クライアントから経営課題をヒアリングする際には相手との信頼関係を構築する必要があり、高いコミュニケーション能力が求められます。SEもポジションによってはクライアントとのコミュニケーションをとる機会は多いですが、コンサルタントはより多くの関係者を巻き込んで業務を行っていく必要があります。面接においてもコミュニケーションスキルは重視されるポイントであるため、「端的に話す」「結論から伝える」などのポイントは意識しておいた方がいいでしょう。

マネジメントスキル

コンサルティングファームでは35歳までにマネージャーになることを1つのマイルストーンとして設定している企業が多いです。そのため年齢が上がるにつれて、メンバーをまとめ上げられる高いマネジメントスキルが求められます。採用面接では、プロジェクトのPMとしての経験があるのであれば「どのようなことを意識してマネジメントを行っていたのか」「PMとしてどのような成果を出したのか」ということをしっかりとアピールする必要があるでしょう。高いマネジメントスキルを獲得するには経験が何よりも重要です。SEとして働くなかでマネジメントに関わるチャンスがあれば、積極的にチャレンジするようにしましょう。

職務経歴書の書き方

職務経歴書の書き方で間違えやすいポイントとして、経験したプロジェクトの内容を説明書のように上から順番に書いてしまうということです。職務経歴書はキャリアの棚卸しという側面もありますが、あくまで職務経歴書を見る側はこれまでの経験やその人の強みを知りたいと考えています。関わったプロジェクトの詳細をただ羅列するのではなく、PMの経験やクライアントコミュニケーション能力など企業が求めているスキルと親和性の高い項目をアピールするようにしましょう。転職エージェントに職務経歴書の添削をしてもらうことも有効な方法でしょう。

SEからコンサルタントに転職した事例

まとめ

SEの転職の際の注意点やSEからの転職先、SEからコンサル転職を成功させるために必要なスキルなどについてご紹介していきました。SEとしての経験はコンサルティングファームへ転職した際に重宝される場合も多いです。SEからの転職を考えている方は、あまり先延ばしにせずにアクションを起こすようにしてください。また、転職活動をスムーズに進めるためにも面接対策などもしっかりと行いましょう。

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