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コンサルファーム出身者座談会(外資総合、Big4、外資戦略)~働き方、やりがい、チャレンジ等について~

Post Date2019-12-26 /
Categoryキャリア・働き方特集 

本日は各ファーム(外資総合、Big4、外資戦略)の出身者に集まって頂き、コンサルファームでのご経験、やりがい、チャレンジ等について座談会形式で自由にお話頂きました。
具体的なエピソードを交えた各ファームの実態について、感じて頂ければと思います。
  
A 元外資総合ファーム  マネジャー
B 元外資総合ファーム  マネジャー
C 元Big4総合ファーム シニアコンサルタント
D 元Big4総合ファーム シニアコンサルタント
E 元外資戦略ファーム  コンサルタント

まずはコンサルタントでのキャリア(年数)と主な経験を教えて下さい

A:新卒で外資系総合コンサルに入社し、約3年働きました。所属は、通信・メディア・ハイテク部門において、主に会計領域の業務改善、SCM領域のERPの導入プロジェクトに参画しました。その後、事業会社のファイナンス部門で1年働いたのち、新卒と同じ外資系総合コンサルに出戻りをし、トータルで約10年ファームに在籍しておりました。

B:新卒で外資系IT企業に入社し、主に金融機関向けのSI業務を行っておりました。その後、別の事業会社での1年の経験を経て外資系総合コンサルに入社し、金融サービス部門に所属しておりました。主には証券会社クライアントのプロジェクトに5年程参画し、ホールセール領域のコンサルティングや全社働き方改革の支援を行っておりました。

C:新卒でSI会社に入社し、主に金融機関向けのシステム開発プロジェクトに10年程従事しておりました。一般的なエンジニアのキャリア通りにプログラマーから始まり、プロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャーとキャリアアップしていきました。その後、Big4総合コンサルに転職して2年在籍し、金融機関向けのプロジェクトに従事しておりました。

D:新卒でメディア系の会社に入社し、6年程在籍しておりました。全国の事業所における営業戦略立案や予算設計・運用管理と同時に、各拠点の統廃合やダイレクト販売スキームのコンタクトセンター・Webへの集約、各種オペレーションのデジタル化など、複数の全社BPRにも参画していました。こういった顧客接点での経験を、より多くの業界で活かしたいと考え、BIG4総合コンサルの顧客戦略部門に転職しました。3年弱在籍し、主には通信や金融業界などの、既存顧客接点の改革、CXをテーマにした新たな事業戦略立案などのサポートを行うコンティングを経験させていただきました。

E:新卒で大手総合商社に入社し、約7年、経理と営業の2部署を経験しました。
その後外資系戦略コンサルに転職して約3年半在籍し、主には金融系のクライアントのプロジェクトに携わっておりました。

コンサルタントとして働く中で最もやりがいだと感じた部分は何ですか

B:コンサルティングの価値として、クライアントが気付いていなかったことや、あるべき理想像の具現化があります。自分たちであるべき姿を定義し、当初は現場の反対にあったとしても、ロジックやこちらの思いが伝われば、徐々に味方も増えていく。その実現に近付く過程に、非常にやりがいを感じました。

D:やりがいを感じたのは大きく2点です。
1つはクライアントからの感謝の言葉を直接もらえることです。あるプロジェクトに参画した際ですが、他メンバーも含めあまり経験値がない状態で手探りで進めていたのですが、クライアントと一緒に情報を整理し、真剣に考え、道筋を立てて進めていきました。最後に「あなたいてくれたおかげで前に進めることができた、無事にローンチできた」などと直接言われた時は、非常に嬉しかったですね。もう1つは個人的な話になってはしまいますが、風通しがよく評価が明確であったことです。年齢や過去のバックグランドに関係なく、様々な意見を言わせてもらえる風土もありましたし、仕事の内容を適切に評価していただきプロモーションや昇給させてもらえた点などは、大きなやりがいに繋がりました。

思い出深いプロジェクトを教えて下さい

A:入社2~3年目のアナリストの頃に海外展開のプロジェクトに携わりましたが、メンバーが限られていたため其々が担当の国を割り当てられ、2日目から1人で中国の生産拠点(上海とシンセン)のリードを一任されました。当時は無茶ぶりだと思っていましたが、若手にも裁量を与えられると言う点では非常に印象的でした。やらなければならない状況に追い込まれて、英語でプレゼンしたり、中国語(漢字)で筆談しながら打ち合わせをするなど、非常に鍛えられたプロジェクトでした。

D:私が印象に残っているのは新会社立ち上げのプロジェクトですね。様々な領域の専門メンバーがいる中でCRM/CX系の領域を担当する立場で参画しておりました。短期間のフェーズ毎にメンバーが入れ変わっていく中で、1年以上継続してプロジェクトに関わらせてもらえたのは印象に残っています。構想フェーズからローンチ直前まで、新たなビジネスが生まれる一連の流れに立ち会えるという、事業会社ではなかなか味わえない非常に貴重な経験をさせていただきました。また、継続して案件に参画できたことで、クライアントの成功に繋がり、自身のコンサルとしての経験値向上に繋がった点なども印象に残っています。

E:金融系の会社の案件で中期経営計画策定からその実行フェーズまで、1通り携わったプロジェクトが印象に残っています。
理由は2つあって、1つは、金融マクロやデジタルの変化の中で大きく経営の方向性を変えるという経験ができたのが印象深いです。反対意見もあり、一部役員の方々との折衝もありましたが、最終的には会社の新たな方向性に関して納得し、考えが変わって行動に打っていく姿を間近で見ることができたのは、大変ではありましたが、やりがいを感じることができました。
もう1つは、その中でのとある新規事業の立ち上げが日経の一面に載ったのは単純に嬉しかったですね。

働き方はいかがでしたか?休暇はどのような形で取られていましたか?

A:新卒で入ったので、働き方については特段気になる点はありませんでした。
休暇はプロジェクトとプロジェクトの間には2週間~1か月間の休暇があり、長めの海外旅行も楽しめました。

EL:1か月も取れるのですか?聞いたことは有りますが私の時代にはありませんでした。笑

A:当時は現在とはまた違うかもしれませんが、1~2週間くらいは普通に取れましたね。あとは、1~2週間の海外研修とセットでその前後に有休を取っていましたね。マレーシアでの研修後に東南アジアを回ったり、シカゴで研修してそのままアメリカに残って、アメリカでしか受験できない資格試験を受けたりもしました。

C:プロジェクトベースなので忙しさの波はありましたが、想像していたよりは十分サステイナブルでした。私は金融のクライアントが多かったので、クライアントに合わせた働き方をしていました。業務後も特にファームに戻るということもほとんどありませんでした。

E:マネジャーと確認を取れば比較的自由に働けるのは非常に良かったですね。朝型だったので朝は早かったですが、夜は早めに帰るようにしておりました。
休暇はプロジェクトの合間に数日取得しておりましたね。

EL:では、コアタイムのようなものはなかったのですか。

E:基本的にはなかったですね。ただ、日中にパートナーとのMTGが入ることがあるので、その時間はなるべく会社にいるようにしました。
休みに関しては皆さん同様、プロジェクトの合間に長くて1週間程度取っておりました。

未経験から入社された際のチャレンジは何でしたか?(どこで苦労されましたか?)研修やキャリアサポートはどうでしたか?

B:新卒の企業とは全く違いました。候補者の方々にも伝えていますが、初めの1年は本当に苦労しました。
新卒の企業ではエンジニアとしてプロジェクトに参画しており、その当時は、クライアントが顕在的・潜在的に考えていることを理解し、具現化していくことに注力をしていました。しかしコンサルに転職したての頃、その考え方について上司にかなり指摘を受けました。笑 クライアントが潜在的に考えているだけでなく、クライアントの考えをさらに超えていくものを作る必要がある、と。そのマインドチェンジは私にとって結構チャレンジでしたね。ただ、それが出来ればあとは楽でした。「こっちがやりたいと思うことを実行に移せばよいのか。」という視点で考えられるようになりました。

EL:なるほど。少し深掘りすると、コンサル会社ではクライアントの考えを超えなければならないというところで、時にはクライアントとの衝突もあったと考えますが、いかがでしたか。

B:時にありました。実際に衝突する場合と、うまく着地させる場合と、やり方はコンサルタントによって異なりますが、CxOの目線であるべきを考える視座が共通して必要だったと考えています。

D:苦労したところで言うと2つあります。
1つは作成するアウトプットに非常に厳しかったところです。事業会社時代の経験である程度のドキュメンテーションなどの自信はあったのですが、最初の数か月はレビューの嵐でした。ただ、プロとしてクライアントからフィーをいただいている以上、客観性や論理性、見せ方などの細部までこだわりぬいたアウトプットを出すというマインドは、非常に参考になりましたし、ビジネスパーソンとしての自身の成長にも繋がりました。もう1つは、プロジェクトリードをする立場になった際、メンバーフォローをしながら、プロジェクトコントロールを行う点でしたね。プロジェクトの継続に向け、クライアントからは高い品質や推進力を求められますし、一方で入社時期が浅いメンバーのスキル向上もさせなければならないなど、高いレベルで複数のミッションを担うことはやはり骨が折れました。同時に、自身の入社したての頃の上長もこんな感じだったんだろうなとも思い、改めて感謝していたりもしました。

EL:研修やキャリアサポートはどうでしたか。

E:私の在籍していたファームでは、最初の研修が非常に厳しいものでした。
ファームのOBがいらっしゃって、その人にお題をもらって資料を作成し、ひたすらレビューをされるというものがありました。それを5日間徹底して続ける、みたいな。しかも毎日新しいタスクが与えられるので、時間的にも厳しく、ある種の洗礼を受けた感じですかね。笑

D:私のいたユニットでは、主にスタッフ層がリードする独自の勉強会や研修制度がありました。スタッフ層が主体的に、経験プロジェクトや保有するのナレッジを共有しあうことで、実効性のある知見の蓄積にも繋がりますし、経験外のプロジェクトにいつアサインされても戦力になるようになりました。また、定期的なドキュメンテーションのテストもありましたね。スタッフ層は特定のテーマに対して、資料を作成するのですが、様々なマネジャーが各々の視点で評価をすることで、ドキュメンテーションスキルの向上にも繋がりました。

通常の研修に加え、社内での情報共有セッション等はございましたか?

B:コミュニティやユニット毎の勉強会はありましたし、非常に大きなテーマでは全社で共有されることもありました。人数の多いものだとリモート参加含めて数百人とか。これは各々の自由活動というか、こじんまりしたものもあれば、大々的に展開するものもあるという感じでしたね。

E:私のいたファームでは頻繁に実施されていました。モチベーション強化/維持に繋がっていましたね。テーマは主に2つあって、1つは国内のテーマ性の強い事例、例えばデジタルに関する先進事例を全社向けに紹介をしていました。
そしてもう1つは海外のエキスパートがきて、海外での目立つプロジェクト事例を紹介していましたね。デジタルエキスパートが来て、高度な分析手法や、先進的な新規事業立ち上げ等について話してくださいました。

我々は男性ですが、ファームとしての女性へのサポートはいかがでしたか?

B:具体的な事例になってしまうのですが、たまたま一緒に子供のいる女性とプロジェクトに入ったことがあります。その方はマネジャーでしたが、働き方は上手くコントロールされていました。朝遅れて来たり、お子さんを迎えに行くときは夕方17時ごろに帰ったりということがありました。そのような働き方を全社的に許容するカルチャーが醸成されていました。

EL:女性のみのセッションはありましたか。

B:ありましたね。著名な女性をゲストスピーカーに招いているようでした。

C:身近に、産休・育休に入り、復帰された女性がいらっしゃいました。復帰後は保育園への送り迎えがあるので時短で働いていましたね。その場合もプロジェクトへの張り付きは難しいため、上長が仕事内容を調整し、また彼女自身も事務仕事をオーダーして働く時間をコントロールしやすい環境づくりをしていました。

A:私が新卒で入った10数年前は退職される方やバックオフィスに入る方が多かったですが、最近はフロントで活躍している方が多いなという印象を受けますね。

E:それでもグローバルで見ると日本は女性比率が低いため、ファームとしても比率向上のために努力されていましたね。セクハラには当然厳しく、ハラスメント研修も定期的に実施されていました。

最後に、コンサルを経験して最も良かったと思える部分を教えて下さい

A:新卒時、私はとりあえずコンサルに行けばいろんなことが経験できるかなと思い、その中でやりたいことを見つけていけばいいかなと思っていました。コンサルタントはプロジェクトベースで、様々なクライアントやメンバー、業界と関わることができたので、普通に事業会社にいるよりも密度が高く、成長できる環境に身を置けたのは良かったです。

B:論理的な思考やコミュニケーション、企画を考えるといったコアスキルを徹底的に身につけられ、また様々なテーマを経験出来たことですね。その経験を通じて、ある程度のことはできるのでは、という自信のようなものが付きました。笑

C:システム導入だとエンドユーザーまでの距離が遠くなっており、向き合う先がシステムになりがちで、人の顔が見えにくいというところがありました。しかし、コンサルだとレイヤーが上がり、よりお客さんに近い位置で仕事ができたのが良かったです。何はともあれ仕事は楽しくできたほうがいいので、直接クライアントに感謝される場面があるのは嬉しかったですね。

D:結果にコミットする、ということへの意識が変わったなと感じます。細かい点にまで気を配れるようになりましたし、論理的な深掘りや、課題を解決したり、新しいことを進めるにはどのようにすべきかということを徹底的に考えられるようになったのは良かったなと思います。

E:多様な人材に出会い、多様なキャリアを見ることができたことが良かったと感じています。
事業会社でも多様な人材がいますが、いつしか物事の見方が偏ってしまい、飲みに行っても人事の話ばかりでした。しかし、コンサルでは新卒でも非常に優秀な人がいたり、グローバルレベルでの優秀な人材がいたり、飲みに行ってもいろんな話が出てきて非常に面白かったです。
キャリアに関しても、いろんな人材が様々なキャリアに進んでいくのを見ていく中で、自分の中の「次はこういうキャリアになるだろう」という“枠”のようなものが無くなったのは良かったと思います。

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