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リスクマネジメント・コンサルティング

Post Date2016-06-15 /
Categoryサービス別特集

事業の多角化・グローバル化によって、企業を取り巻くリスクは複雑になっています。様々なリスクにさらされる企業にとって、「守り」のリスクマネジメントの重要性は高まり、更には経営戦略を実現するうえでの「攻め」のリスクマネジメントに対しても注目が集まっています。
企業がリスクマネジメントに取り組む意義は、損失の最小化・損失機会の見える化、リスク(変事)対応力の強化、効率的な経営資源配分・事業ポートフォリオの最適化による収益力の極大化による企業価値の向上が挙げられます。

この特集では、そんなリスクのマネジメントに注目し、「リスクマネジメント・コンサルティング」についてをご紹介致します。

企業におけるリスクマネジメントのテーマ

ERM(Enterprise Risk Management/統合型リスク管理)

【 概要 】

ERMとはエンタープライズ・リスクマネジメント(Enterprise Risk Management)の略称であり、その名の通り、リスクマネジメント活動に関する全社的な仕組みやプロセスのことを指します。全社的リスクマネジメント(管理)と呼ぶ場合もあります。

経営戦略におけるリスク、財務リスク、外部環境の変化(法規制・地政学)におけるリスク、ハザードリスク(天災・事故)、業務オペレーションにおけるリスクなど企業が抱えるリスクには様々な種類があり、原因特定や対応案の策定のためには単一の部門だけでは対応しきれない状況が出てきます。

また、近年では、従来の「守り」のリスクマネジメントだけでなく、経営戦略におけるリスクや投資判断をする際のリスクをケアするための、「攻め」リスクマネジメントの重要性が高まっています。

そのため、法務、会計、ITなど様々な部門にて個別に対応してきた体制を、経営層がトップダウンでリスクに対しての意識を高め、全社で一元的に管理することで、リスク管理の網羅性や管理体制の高度化を実現するERMの必要性が取り沙汰されています。

【 トピックス 】

近年では企業のグローバル化が進み、ERMとして以下のようなアジェンダがあります。

  • グローバル子会社の会計不正、贈収賄の検知
  • グローバル子会社を含めた経営データの統合およびダッシュボード化
  • 海外における地政学的リスクを踏まえた事業性評価
  • 資源価格変動リスクを踏まえた事業ポートフォリオの策定

不正リスク対策

【 概要 】

昨今、企業の不正や不祥事が連日のように報道されています。多くの企業は法律、規則、基準(会計基準を含む)および社会倫理を遵守し、内部統制報告制度への対応も行っていますが、不正や不祥事はなくなりません。一つの不正や法令違反が企業価値を毀損したり、企業の継続性に影響を与えたりすることもあります。このような事態を回避するためには、資産の流用、不正な報告、法令違反といった問題を適時に検知し、継続的にモニタリングしていく必要があります。

【 トピックス 】

企業の不正による不祥事に関して、近年では以下のような事例があります。

  • 三菱自動車の不正燃費測定
  • ベネッセの顧客情報流出
  • 東芝の不正会計処理
  • 日産の有価証券報告書の虚偽記載、経費の私的流用

BCP(事業継続計画)

【 概要 】

BCPは、企業が(普段は滅多に遭遇しないような)事故や災害に直面しても、しっかりと人命を守り、ひいては速やかに事業を継続・復旧させるためにあらかじめとっておく対策のことです。

事故や災害は、どうあっても防げないものです。大事なのは、自社の重要な経営資源(人員、施設、データ、業務委託先、システムなど)に大きな影響が出てしまった時に、企業活動に大きな影響が出ないように仕組みを整えておくことが大切です。

人員の配置や指揮命令系統の整備などの旧来からのテーマに加えて、昨今の企業資産のデータ化に伴ったITシステムのBCP策定も重要視されているテーマです。

【 トピックス 】

以下のような突発的なリスクに対しての備えの重要性が高まっています。

  • 大規模地震(東日本大震災、熊本地震など)、大型台風による社会インフラ、金融インフラ、一般事業へのダメージ
  • 新型インフルエンザによる拠点機能の麻痺
  • 政治リスクによる海外拠点からの引き上げ

金融機関(金融事業会社)特有のリスク管理

【 概要 】

金融機関においては、ビジネス構造上、金融業特有のリスクが存在します。また、社会インフラとしての高い安定性が求められるため、上述のリスクに加えてさらに厳しいリスク管理体制が必要とされています。
保険会社に一定上の保険金の支払余力を担保させる「ソルベンシー規制」や、銀行の自己資本比率や流動性比率等を一定上保たせる「バーゼル規制」がその代表的なものです。

その他にも国際財務報告基準(IFRS)の適用など、金融機関を取り巻く環境はめまぐるしい変化を遂げる中、上記のような規制への対応をいかに円滑かつ早急に対応を進め、負担を軽減するかが、今後の社内外の活動のためにも重要だといえます。

金融機関特有のリスクとしては以下のようなリスクがあります。

  1. 統合リスク
  2. 信用リスク
  3. 市場リスク
  4. 流動性リスク
  5. オペレーショナルリスク
【 トピックス 】

金融機関(金融事業会社)を取り巻く環境として、近年、以下のようなアジェンダがあります。

  • アンチマネーロンダリング(AML)の規制強化
  • GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)の施行
  • 経済価値ベースのソルベンシー規制の導入
  • バーゼルIIIの段階的実施
  • リスクアペタイトフレームワーク
  • 国際基準の3線モデルの構築
  • アセットライアビリティマネジメント(ALM)の高度化

リスクマネジメント・コンサルティングを行う代表的なコンサルティングファーム

リスクマネジメント・コンサルティングはその性格上、どのような企業にとっても必要となる可能性があるテーマです。
そのため、総合系と言われるような、多くのサービスラインを持つコンサルティングファームではそのテーマの一つとしてリスクマネジメント・コンサルティング領域のケイパビリティを持つことが多いです。
ここでは、特にリスクマネジメント分野に伝統的に強い大手監査法人グループならびに、リスクマネジメント・コンサルティング分野に特化しているコンサルティングファームをご紹介致します。

PwCあらた監査法人

PwCのグローバルネットワークを活用し、事業継続・広域危機管理、不正・不祥事対応、データアシュアランス/アナリティクスといったサービスに加え、金融機関、企業不動産・スマートコミュニティ、食の信頼性評価などといった特定の業界・業種特有の課題への対応などさまざまなサービスを提供している。

(参照/引用元:PwCあらた監査法人HP

トーマツ監査法人

企業自らがERM方法論を適切に運用し、効果的に全社的リスクマネジメントを実践する企業をリスクインテリジェントな企業と呼び、デロイトトーマツグループは、リスクインテリジェンスフレームワークに沿ったERMの構築、運用を支援している。

また、グループにサイバーセキュリティに特化したDTRS(Deloitte Tohmatsu Risk Services Co., Ltd.)を擁し、サイバーセキュリティ、ITガバナンス、事業継続管理(BCM)等に関する多くの知見やノウハウ・実績に基づき、デロイトトーマツグループと有機的に連携を図りながら、総合的に企業のリスク管理活動を支援している。

(参照/引用元:有限責任トーマツ監査法人HP

KPMGコンサルティング

2014年4月にビジネストランスフォーメーション(事業変革)、リスク&コンプライアンス、テクノロジーの3分野の組織が統合してできたコンサルティングファーム。
KPMGの業界に対する知見、グローバル標準の現地適用能力、および多様な言語や文化の経験を有する人材といった強みを活かして、クライアント企業が抱えるグローバルな経営課題や大規模なプロジェクト案件に対して、事業変革を的確に支援する体制を整えた。

(参照/引用元:KPMGジャパンHP

新日本有限責任監査法人

豊富な実務経験とナレッジを有した多数の専門家を配し、EYのネットワークと連携しながら、企業が直面する課題を解決するために、創造的なソリューションで対応する。リスクトランスフォーメーション、内部監査・内部統制、リスクアシュアランス、情報セキュリティの4つのソリューションラインを持っている。

(参照/引用元:新日本有限責任監査法人HP

プロティビティ LLC

アンダーセンのメンバーファームであった朝日監査法人のリスクコンサルティングの人材を中心に、Protivitiのアジア・パシフィックの拠点として設立された、ビジネスならびにITに関わるリスクコンサルティングと内部監査を専門とする会社。
北米、アジア太平洋、ヨーロッパ、中南米、中近東、アフリカの全70拠点で、2,500名のプロフェッショナルを擁しており、以下の点に特徴を持つ。

  • 会計監査から独立した立場で、内部監査、リスクマネジメントに関する評価や具体的なソリューションを提供
  • マネジメントシステムの実現をシステムツールでサポート
(参照/引用元:プロティビティ合同会社HP

ニュートン・コンサルティング

2006年11月に英国Newtonグループの日本法人として創業した、リスクマネジメントに関わるコンサルティングに特化したコンサルティングファーム。
危機管理分野における第一人者である副島代表を筆頭に、戦略策定だけに留まらず実行まで支援するリスクマネジメントのパートナーとして信頼され、日本を代表する大企業から中小企業まで多くの実績を持つ企業。

(参照/引用元:ニュートン・コンサルティング株式会社HP

リスクマネジメント・コンサルティング業界の転職市場動向

世界各地に広がるテロ、予測不能な自然災害、猛威を振るうサイバーテロなど、企業を取り巻くリスクはグローバル化に伴い多様化し、その対応も複雑化しています。経営者としては自社のノウハウのみでリスク管理を行うことに限界を感じており、リスクマネジメント・コンサルティングを行う企業への依頼が増えているため、それを受けるコンサルティングファームとしても人員の確保は急務となっております。

即戦力として、大手企業のリスク・コンプライアンス部門にて活躍されている方はもちろん、ITにおけるリスクを検討するインフラエンジニアの方にも門戸が開かれています。
リスク以外のコンサルティングに関するケイパビリティを持つ方も、コンサルティング素養を買われた採用の実績が多くあります。

事例1:

大手外資損保/リスク管理部門 → 外資リスクマネジメントファーム(36歳)

事例2:

大手Sier/インフラシステムエンジニア → 大手監査法人 リスクマネジメントコンサル(29歳)

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