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シンクタンクとコンサルティングファームの違い

Post Date2020-01-14 /
Categoryサービス別特集 

コンサルティング転職のご支援をしていると次のようなご質問を受けることがしばしばあります。
「シンクタンクにも興味があるのですが、コンサルティングファームとの違いはなんですか?」

確かに一見すると似ている2つの業種ですが、さまざまな側面において両者には大きな違いがあります。さらに言えばひとことに「シンクタンク」といってもいくつかの種類があり、組織によって目的や領域が大きく異なります。コンサルティング業界で耳にする「シンクタンク」というのは基本的には民間シンクタンクのことですが、その中でもいくつか分類があります。

本記事ではシンクタンクとコンサルティングファームの違いに着目しながら、シンクタンクとはどのようなものであるのかをご紹介していきます。

1.シンクタンクとコンサルティングファームの役割の違い

シンクタンクとコンサルティングファームは以下のように大別できます。

シンクタンク
政治・経済・社会などに関する各分野の専門家が集まり、さまざまな調査や研究を行います。また研究結果もとに国や地方自治体の政策に対する提言も行います。
コンサルティングファーム
クライアントとなる企業の経営をサポートするのが一番の役割となります。その企業の目標設定やそこに向けた戦略策定、課題解決に至るまで多方面からサポートします。

 

こうした役割の違いから、提供するサービスも大きく異なります。シンクタンクにおいては研究内容や調査・分析した結果をレポートとしてまとめることがゴールである場合が多くなります。国や地方自治体に対して提言はしますが、実際に実施するまでのサポートは原則行いません。一方のコンサルティングファームでは企業がどうすれば成長するか、成功するかということが重要になります。そのため考えた戦略を実施するところのサポートまでが非常に重要になります。

但し、昨今の日本国内においては、国や地方自治体のための調査に留まらず一般企業向けにコンサルティング業務を行うシンクタンクも多くあります。その場合、上述のようなシンクタンクとしての役割は部分的である場合が多く、むしろコンサルティングファーム案件が主であること場合もあります。次章では、日本国内にはどのようなシンクタンクが存在するのかをご紹介していきます。

2.国内におけるシンクタンク

日本のシンクタンク業界にはどのような分類があるのでしょうか。大きく分けて「政府系シンクタンク」と「民間シンクタンク」の2種類が存在します。

政府系シンクタンク

政府系シンクタンクとは、社会問題や政治戦略などの特定の分野に関する調査を行い国や地方自治体に対して政策を提言する組織です。政府系シンクタンクは非営利団体となります。

民間シンクタンク

民間シンクタンクとは「シンクタンクの業務も行うコンサルティングファーム」という認識に近くなります。民間シンクタンクにおける主な依頼主は一般企業になります。もちろん政府や地方自治体の依頼で調査・分析をおこない提言する場合もありますが、大部分は企業のサポートになります。コンサルティングファームと比べた際の強みは、やはりリサーチ力という部分です。民間シンクタンクには以下のような領域が存在します。

金融機関系
(例)
三菱UFJリサーチ&コンサルティング
日本総合研究所
みずほ総合研究所

証券会社系
(例)
野村総合研究所
大和総研

保険会社系
(例)
損保ジャパン総合研究所
第一生命経済研究所

企業系
(例)
三菱総合研究所
NTTデータ経営研究所

3.シンクタンクとコンサルティングファームの働き方の違い

シンクタンクとコンサルティングファームではいくつかの面で働き方が異なります。コンサルティング業務を行うシンクタンクでも、その働き方はコンサルティングファームと同じとは言えません。

<キャリア・働き方>
シンクタンクでは中長期的な雇用を想定して採用する場合が多いです。そのため求められる人材も1つの会社で長く働ける人ということになります。また年収に関しても、会社によりますが年功序列に近くなっているところもあるようです。対するコンサルティングファームは完全実力主義である場合が多く、人の入れ替わりも頻繁に行われます。着実にコンサルタントとして経験を積んでいきたい方はシンクタンク、実力主義の中で自身の能力を試ながらキャリアアップして行きたい方はコンサルティングファームを選ぶというのも良いかもしれません。
とはいえ昨今ではコンサル業界でも働き方改革などが特に重要視され、働きやすさは増してきています。コンサルティングファームファームの働き方改革に関しては以下の記事をご覧ください。

コンサルティングファームにおける働き方改革|長時間労働是正への取組み

<扱うテーマ・得られる経験>
(※ここで触れる「シンクタンク」は主に政府系シンクタンクを指します。上述の通り、民間系シンクタンクは企業単位のコンサルティング案件を実施しているためです。)
コンサルティングファームにおける案件は企業単位が中心ですが、シンクタンクが扱う案件は社会問題やインフラ開発といった大きなテーマになります。そのためそれぞれ得られる経験が異なります。コンサルティングファームにおいては課題解決のためのアプローチ方法や民間企業との仕事の進め方が身につくのに対し、シンクタンクでは大規模なテーマや先進的な領域に対する調査方法、レポートのまとめ方などが身につきます。

4.シンクタンクに向いている方

シンクタンクに向いている方とはどのような方でしょうか。これまでのご説明にもあるように、シンクタンクではリサーチが主な業務内容になります。そのため以下のような人が向いていると考えられます。
・専門性の高い方
・同領域で長く働かれたい方

専門性が高い方というのは、つまり1つの領域をずっと研究することができる方のことです。シンクタンクというのは各分野の専門家が集まって社会に関する大きなテーマを調べる場所であるため、自分がある分野に関して専門的である、知見があるというのは役割を持つうえで非常に重要なことになります。

2つ目は、シンクタンクでは中長期で働くことを前提としている場合が多いためです。また専門性が大事な仕事であるため、次々にテーマを変えずに1つのことをじっくりと調査できる人の方が向いていると考えられます。

コンサルタント(戦略)に向いている人に関しましては、以下の記事に詳しく掲載しております。ぜひ併せてご覧ください。

戦略コンサルタントに向いている方

5.まとめ

ここまでシンクタンクについてコンサルティングファームと対比してご紹介してきました。シンクタンクとコンサルティングファームの境界は一見曖昧ですが、仕事の内容やキャリアに対する考え方などそれぞれに特徴があります。

世の中に対するリサーチ・分析業務を行いたい方はもちろん、「コンサルティング業務には興味があるけれど、特に特定領域の専門性を高めたい、じっくり腰を据えて同テーマに取り組みたい」という方も、民間シンクタンクという選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。

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