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コンサルの志望動機と転職理由|例文3選と通過率を向上させる書き方

Post Date2023-01-25 / Update-date2024-02-28 /
Category選考対策特集

ここでは転職の際に重要となる志望動機の書き方についてご説明いたします。

  1. コンサルの志望動機・転職理由を書く前に理解しておくこと
  2. コンサルティング業界の志望動機・転職理由の書き方とポイント
  3. コンサルティング業界の志望動機の例文3選
  4. コンサルティング業界の志望動機・転職理由で避けるべき内容
  5. 志望動機をうまく書けているのかを確認するには
  6. まとめ
  7. 関連記事一覧

コンサルの志望動機・転職理由を書く前に理解しておくこと

コンサルの志望動機を書く際には、事前に下記のポイントを理解しておきましょう。

  • 志望動機を作成する目的
  • コンサル転職でみられるポイント
  • 書き方のルールと構成

志望動機を作成する目的

1つ目のポイントは「志望動機を作成する目的」です。

志望動機を作成する目的は、面接を受ける企業から評価をされ内定を獲得することです。そもそも、志望動機とは自分に興味をもってもらうための手段です。そのため、自分が言いたいことだけをアピールするというような自己満足に近い志望動機を作ってしまうと逆効果となる可能性があります。

また、「本当にこの志望動機でよいか」を判断する際には、自分が言いたいことではなく、企業が欲しい情報を簡潔に具体的に伝えることが重要となります。

コンサル転職でみられるポイント

2つ目のポイントは「コンサル転職でみられるポイント」です。

コンサル転職では「コンサル適正」が重要視される傾向にあります。もちろん現状のスキルも見られるポイントではありますが、未経験転職では、ポテンシャルを重要視されるケースが多いです。

例えば、コンサル適正では下記のような項目が挙げられます。

  • 論理的思考能力
  • 分析力
  • 問題解決能力
  • コミュニケーション能力 など

また、コンサル適正は面接だけではなく、志望動機を含む書類選考でも見られます。コンサル業界は人気業界なため、応募者数も多く、書類選考が厳しいケースも少なくありません。

そのため、書類選考から「コンサル適正」があるのかどうかも重点的にみられるのです。

書き方のルールと構成

3つ目のポイントは「書き方のルールと構成」です。

まず、必ずこの書き方をするといったものはありません。ただ、ある程度わかりやすい構成というものがあります。基本的には、「貴社を志望した理由」から「入社した際に貢献できること」の流れで作成をするとロジカルで企業側に理解をしてもらいやすいです。

先ほど紹介したように、客観的にみてロジカルな説明になっているかどうかが重要です。そのため、独りよがりなものを作成するのではなく、始まりから最後まで論が成り立っていることを確認し、志望動機を作成するといいでしょう。

コンサルティング業界の志望動機・転職理由の書き方とポイント

コンサルティング業界へ転職で、志望動機と転職理由を書く際には、下記の5つのポイントを理解しておくといいでしょう。

  • 結論ファーストで話す
  • コンサルティングを仕事にしたい理由を示す
  • 当該企業だからこそ言える入社したい理由を示す
  • 自分の実体験に紐付ける
  • 自分の経験やスキルがどう貢献できるかを示す

結論ファーストで話す

ポイントの1つ目は「結論ファーストで話す」です。

結論ファーストな文章は、ロジカルに物事を伝える際の基本とも言えます。まず、志望動機の冒頭では志望動機の結論となるような、下記のことについて簡潔に伝えることが重要です。

  • なぜ今の会社をやめるのか
  • なぜコンサルに転職をするのか
  • なぜ応募先のコンサルティングファームなのか

また、ロジカルに文章を伝えるにはPREP法と呼ばれる文章構成法を示すことが方法として挙げられます。先述したように、コンサル転職では、コンサル適正として論理的思考能力を見られる傾向にあるので、ロジカルな文章を作成するためにも「結論ファースト」を意識していきましょう。

コンサルティングを仕事にしたい理由を示す

ポイントの2つ目は「コンサルティングを仕事にしたい理由を示す」です。

コンサルティング業界で働くことには、様々なメリットがあります。その中でも自身はどういったメリットに惹かれてコンサルティング業界で仕事をしたいと思ったのかを示す必要があります。

また、その理由をさらに掘り下げ、説得力の高い明確な理由とする必要があります。

例えば、様々な業界のプロジェクトに関わりたかったからというだけではなく、なぜ様々な業界のプロジェクトに関わりたいのか、そう思うに至ったきっかけまで示すことで、一段階説得力の高い志望動機となります。

このプロセスを繰り返しながら、志望動機を書くことを意識しましょう。

当該企業だからこと言える入社したい理由を示す

ポイントの3つ目は「当該企業だからこそ言える入社したい理由を示す」です。

志望動機を書くうえで、なぜコンサルティング業界かという理由と同様に、なぜその企業でなくてはならないかということを示す必要があります。

その観点からも、ポイント1と同様に掘り下げていくプロセスを繰り返す必要があるといえるでしょう。記載することができる具体的な内容としては、「コンサルティング業界の種類・分類」にて紹介したように、コンサルティング業界にも対応領域があります。

さらには、企業ごとにも特徴があるため、なぜその領域を志望したのか、その特徴を持つ企業を志望したのかということから志望動機をまとめていくことが一つの方法として挙げられるでしょう。

自分の実体験に紐づける

ポイントの4つ目は「自分の実体験に紐づける」です。

志望動機を作成する理由や、転職するに至った背景とエピソードを紐付けて話すことで、より具体的な内容となり、説得力や納得感が増します。

例えば、「現職では、〇〇という経験をし、××と考えた結果、貴社を志望しました」といったような文章です。実体験をもとに志望動機を作成しない場合、抽象的になってしまう可能性が高く、薄い内容だと受け取る側が感じてしまいます。

また、他候補者との差別化を図ることができず、面接官の印象にも残りにくいでしょう。

自分のスキルや経験をどう貢献できるかを示す

ポイントの5つ目は「自分のスキルや経験をどう経験できるかを示す」です。

企業側が最も求めているのは、「企業に貢献することのできる人材」です。
自分が志望している企業に対して、どのくらい貢献できるかをはっきりと示す必要があります。

そのためには、コンサルタントになる上で必要な知識・スキルや、資格を自分がどのくらい身につけているのか分析し、それを企業においてどのように活かすことができるのかを論理立て、アピールすると良いでしょう。

コンサルタントに求められるスキルについても詳しく知りたいという方は、下記の記事を参考にしてみてください。
コンサルタントに必要なスキルとは?コンサルタントに必要なスキルについても徹底解説

コンサルティング業界の志望動機の例文3選

ここでは、前述のポイントを踏まえた志望動機・アピールの例文を3種類紹介します。自身の志望動機・アピールを書く際の参考にしてみてください。

1.戦略コンサルタントへの転職の志望動機

私は日本企業、特に自動車業界の国際的な競争力を回復させるため、コンサルタントとして貴社で働く事を志望させて頂きます。
私はこれまで総合商社のモビリティ事業部にて6年間勤務してきました。その経験を踏まえ、戦略コンサルタントとして日本の優れた自動車業界企業の海外展開をサポートしたいと考え、自動車業界の企業へのコンサルティング実績の豊富な貴社を志望しました。
商社にて勤務する中で、日本の自動車製品のレベルの高さを再認識するとともに日本の自動車製品の存在感が海外で薄まっているのは事業戦略上の問題があると考えるに至りました。海外普及を強く推進させたいと考えるようになりました。そこで、戦略コンサルタントとしてクライアントにより深く入り込む事により企業の海外展開のサポートし、商社時代よりも強く日本の自動車製品の海外普及を進めていければと考えております。
特に貴社においては自動車社業界の支援に力を入れておられることはよく知られており、強く志望させていただいております。
また、商社時代には二年間のアメリカ勤務も経験しており、その間に培った語学力もグローバルでの業務に生き、貴社のプロジェクトに貢献できるものと考えています。

《参考》
戦略コンサルティングファームを目指す志望動機

2.ITコンサルタントへの転職の志望動機

私は前職でのシステム管理の経験を活かし、クライアント企業の業務効率化を達成したく、貴社にてITコンサルタントとなることを志望しました。
前職では社内SEとして5年間、社内のシステム管理を担当してきました。管理システムの標準化などを通じて、業務の改善を図ってきましたが、社内SEとして業務効率化にむけた提案のできる範囲には限界があり、そこに苦悩しておりました。そこで、ITコンサルタントという立場からクライアントに対して、より幅の広い支援を実施したいと考えるようになりました。
日本企業の生産性の低さは広く指摘されているところで、DX推進によるシステム刷新に基づく業務効率化の実績の豊富な貴社にてITコンサルタントとしてクライアント企業の課題解決を支援し、国内経済の発展に貢献したいと考えています。
ITコンサルタントは未経験ですが、ITコーディネータの資格を習得し、IT経営の理解にも取り組んでいく所存です。

《参考》
ITコンサルタントの志望動機の書き方と例文 未経験者・経験者別に紹介

3.金融コンサルタントへの転職の志望動機

私は都市銀行の企画職として日系企業の海外進出などを支援してきてきました。その経験を活かし、金融コンサルタントとしてよりクライアント内部に踏み込んだ支援を実施したいと考え、貴社を志望しました。
銀行に務めていた際には、融資を行う立場であるために自行のメリットも考えなければならず、提案できる範囲に制約があったと感じています。コンサルタント立場に転身しクライアントに提案をすることで、より幅広い支援を実施できると考えております。
また、銀行においては、リスク管理を徹底した支援が求められてきました。このような経験があるからこそ持てる行員ならではの視点も、貴社にてコンサルティングを実施する上で役立てられるものと考えています。

コンサルティング業界の志望動機・転職理由で避けるべき内容

ここでは、志望動機・アピールを書くうえで、記載を避けるべき内容を記していきます。

イメージ中心の志望動機

コンサルティングファームには学歴の高い人が多いことや、高収入であることにより洗練されたイメージを持つ人も多く、それを魅力に感じている人も多くいます。

ただし、それを志望動機として記載しても優位に働くことは少ないといえるでしょう。学歴の高い人や高収入の人が多いことは、コンサルティング業界の業務の性質上生じた結果であり、本質的ではありません。

また、イメージ中心の内容は企業や業界への理解度が低いと捉えられかねないので、記載は避けたほうが良いと考えられます。仮に持っているイメージと実態がかけ離れていた場合には、情報収集が不足していると捉えられます。

セカンドキャリアを含めた志望動機

コンサルティング企業では、その企業にいたことによって箔がつき、次なるキャリアにつなげやすいというのもメリットであるうえ、実際に前向きな転職を理由にした自主退職が多くなっています。

そのため、それを視野に入れて、コンサルティング企業を志望するケースもあるかと考えられますが、退職後のキャリアプランを示すことや、転職しやすいことを志望動機としてあげることは、キャリアプランがしっかりしていると捉えられる可能性もあります。

しかし、当該企業の視点に立つと望ましくないと捉えられる可能性も大いにあります。そのため、言及は避けたほう無難といえるでしょう。

成長したいという内容の志望動機

成長したいという内容では、自分にベクトルが向いており、企業に貢献するといったベクトルに向いていないため、よくない印象を与える可能性があります。

確かに、コンサル業界は難易度が高い仕事でありますし、成長できる環境であることは事実です。ただ、成長できる環境というのは、結果論であり、コンサルタントの役割や目的は、クライアントの課題を解決し価値を提供することです。

そのため、成長したいという自分にベクトルを向けた内容ではなく、企業やクライアントにベクトルを向けた内容にする必要があると言えるでしょう。

労働条件に関する志望動機

これも先に紹介したイメージ中心の内容と同様に、コンサルティング業界の業務の性質上生じた結果であるうえ、コンサルティング業界でなくてはならないという要素としては弱いといえます。

そのため、担当者に響く可能性は低く、採用に優位に働くことは少ないと考えられます。また、なぜ労働条件が好ましいことが必要なのかといったように、その志望動機を掘り下げたときにも、コンサルティング業界や当該企業である必要性と結びつけづらい内容になってしまうことが多いです。

コンサルティング業界は給与水準が実際に高く、労働条件に魅力を感じる方も多いとは思いますが、言及する場合には面接官がロジカルに納得できるような形で語りましょう。

ネガティブな志望動機

労働環境が悪かった、給料が低い、やりがいを感じないなどのネガティブな転職理由は、あまりいい印象を与えません。

もし、上記が事実だとしても、面接官からすると、前職の悪口をいっている人としか見えません。そのため、自社に入社しても同じような理由で退職をしてしまうのではないかという懸念を抱かれやすくなってしまう可能性があります。

ネガティブな志望動機は避け、自分のキャリアアップなどポジティブな側面での転職であることをアピールするような内容にしていく方が、面接官に対し好印象を与えることができます。

志望動機をうまく書けているのかを確認するには

志望動機をうまく書けているかを確認するには、面接官の立場になり、客観的に見てみると良いでしょう。

自分が作成した志望動機を別の視点から見ることで、相手が受け取った時にどのような感想を抱くのかをイメージすることができます。そうすることで改善点を見つけることができたりと、より良い志望動機を作成することができます。

また、自分一人で志望動機を書いたり確認するということには限界があります。
その際には、コンサルタントへの転職に特化した、弊社エグゼクティブリンクも是非ご活用ください。

まとめ

今回は、コンサルティング業界へ転職する際の志望動機・アピールをどのように書けば良いかについてまとめました。今回記載したポイントや避けるべき内容を抑えて、例文も合わせて参考にしながら、是非ご自身の転職のための志望動機・アピールを書く際の参考にしてみてください。

また、コンサルタントに未経験から転職を検討されている方は、下記の記事もぜひ参考にしてみてください。
コンサルタントへの転職完全ガイド|未経験からキャリアチェンジを成功させる対策

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