Loading...

Column

特集記事 詳細

ITインフラコンサルティング、及びインフラコンサルタントの役割

Post Date2020-08-31 /
CategoryIT・デジタルコンサル特集

企業のデジタル化(デジタル・トランスフォーメーション)が進んでいく中、ITインフラの整備、管理がより重要な経営要因となっています。また、近年サイバーテロが増加したことを受け、企業はインフラ整備を通じたセキュリティー対策を行っており、その費用は増加しています。一方で、必要以上に充実したインフラシステムは無駄なコストを生み出しています。このような状況下で、インフラ戦略の専門家としてインフラコンサルタントの需要が増加しています。本記事では、そんな注目を集めているITインフラコンサルティング及びインフラコンサルタントの概要、業務内容について紹介します。

ITインフラコンサルタントとは

インフラ系ITコンサルタントとは、IT基盤やデータセンター、インフラ統合等におけるインフラストラクチャーの戦略企画、方針策定、統合企画等を総合的に行うことでクライアント企業の問題解決を図るコンサルタントのことを言います。例えば、企業はコスト減のためにITインフラの縮小を断行しようとすると、情報セキュリティや災害リスクが増大してしまいます。そのため、企業は最適なITインフラを見極め、導入する必要があり専門家の意見が必要とされており、ITインフラコンサルタントが頼られる状況となっています。

ITインフラとは

IT分野において基盤となる設備や施設(インフラストラクチャー)のことを言い、盤石なITインフラの整備は、情報漏洩やデータ改竄を防ぐ上で重要な役割を果たしています。ITシステムは、上部分のアプリケーションと、それを支える下部分としてのITインフラに分かれており、アプリケーションの充実のためには大前提としてインフラの整備が必要となります。

これまでは、ITインフラの中心は自社内に設備を設置するオンプレミスが主流となっていましたが、近年ではクラウドを活用したITインフラの設計が行われるようになっていきており、オンプレミス型からクラウド型への移行案件も増加しています。そのため、インフラコンサルタント/エンジニアとして働く場合でも、アプリやケーションやクラウドに関する知識は必須でありアプリコンサルタントやクラウドコンサルタントと業務領域を共有しています。

ITインフラコンサルタントの業務内容

ITインフラコンサルタントは、高いITインフラへの知識とコンサルタントとしての分析力と論理的思考力を利用して、クライアント企業へのヒアリングを通じて企業と業界の特徴を理解、企業の抱える問題、原因の発見を目指します。また、さらなる情報収集を行い、どのような手段やIT技術を使用することで問題が解決出来るのかの仮説・検証を行います。クライアント企業の問題を解決するために、業務領域はインフラ改善業務に多岐にわたっており、経営戦略の立案から、業務改善支援、組織改革など、ITセキュリティに関する領域まで、業務領域を限定せずに解決策を提示しております。具体的な業務内容は以下の通りです。

具体的な業務内容

長期/中期IT基盤戦略の検討
投資対効果測定(ITコスト適正化)
インフラ最適化
データセンター整備方針の策定/運用の業務効率化
情報セキュリティ、規定・基準の統一化
システム統合計画の立案
IT組織改革 など

さらに具体的な業務のプロセスについてインフラ最適化を例に紹介いたします。

業務プロセス

・第一段階:現状の可視化
クライアント企業の現状インフラ活用状況の調査を行い、コスト削減可能、不可能なゾーンの可視化を行います。
・第二段階:削減機会の特定
第一段階でコスト削減可能とされたゾーンの中から具体的な削減機会の特定を行います。
・第三段階:対応施策の設定
第二段階で特定された削減機会について、実際にどの程度の期間、容量で効果を発揮するのかについてそれぞれ調査・検証を行い削減の優先順位をつけ、次の実行段階での計画を策定します。
・第四段階:施策の実行支援
計画に沿ってインフラの再構築をクライアント企業とともに行なっていきます。

ITインフラコンサルティングのプロジェクト事例

事例紹介~アクセンチュア社HPより〜

某ハイテク企業:システム開発、およびアプリ/インフラ運用をワンストップで提供。ワンストップ・サービスにより、お客様側の管理負担を最小にしつつ、最適なソリューションをテーラリングの上、お客様に提供。新会社設立に伴い、小規模システムでのスタートが要件であったため、運用サイトにおいてシェアードリソースを活用することで十分な要員とスキルを確保しつつ、且つ運用保守コストの抑制を実現。

某大手製造業:仮想化技術を活用した共通仮想化プラットフォームを6か月で構築。ユーザー業務に一切の支障を与えることなく物理サーバ台数の90%を削減(250台から25台)。現行ベンダによる長年(約10年)の運用でブラックボックス化された業務を可視化し、円滑な引継ぎアプローチにより6か月で移行完了。

某大手小売企業:オフショアセンタ・オートメーションの活用により運用コストを削減。一元的なサービス管理により運用生産性・運用品質を可視化し、継続的な生産性・品質向上サイクルを実現し、運用を通じてIT設備の利用状況を可視化し、クライアント直接調達のIT設備についても構成最適化、不要サポートの解約等の合理化を推進

ITインフラコンサルタントとして働くメリット

クライアント企業の経営問題に関与することが出来る

ITインフラコンサルタントとして働くことで、クライアント企業の経営陣と対峙するような問題解決に上流のフェーズで関わることが出来、自らの経営的視点を養うことが出来るというメリットがあります。インフラエンジニアとして、SIerや事業会社のIT部門に勤務する場合、クライアントや経営陣から企画を受け、要件定義を行うことに案件業務が限定されてしまうことが多いですが、インフラコンサルタントとしてプロジェクトに参加する場合、クライアント企業はどのような状況であり、どのような問題を抱えているのか。どのような問題解決のソリューションを提示することが出来るのかといった、より根本的にクライアント企業の抱える問題発見の部分からクライアントに関与することが出来ます。

様々なキャリアパスを広げることが出来る

コンサルタントとして働く場合、プロジェクト毎に、様々な業界のクライアントと関わることが出来、またクライアントの経営問題と対峙してきた経験からITインフラに限定されないキャリアの幅を広げることが出来ます。ITインフラコンサルタント後のキャリアパスとしては、他のコンサルファームへの転職、事業会社のCIOやシステム系部署の幹部として候補として迎え入れられる場合、SIerにポジションを挙げて出戻る場合や、ベンチャー、スタートアップに参画する場合など様々な可能性を広げることが出来ます。

ITインフラコンサルタントの難しさ

常に勉強を行う必要がある

ITインフラコンサルタントは、問題解決のプロとして、問題を指摘するための深い業界知識と、適切なソリューションを提案するためのITインフラに限定されない様々な知識について高いレベルで求められます。そのため、未知の業界やソリューションについては、その穴を埋めるために勉強を行うとともに、幅広い業界の最新動向や、最新のITソリューションへの知見を常にアップデートする必要があります。

マインドセットを変える必要がある

エンジニアからコンサルタントに転職する方は多くいらっしゃいますが、その方々が転職後に一番苦労されることはマインドセットを変える必要があるという点です。

エンジニアとして業務を行う場合は、決められた企画やロードマップにそって要件定義を行い、製品の導入やインフラ構築を行なっていますが、それに対してコンサルタントはクライアントの現状分析や問題発見、解決策、ロードマップの提示から行なっています。そのため、ITインフラコンサルタントであっても、ITインフラの解決策に拘らずに、幅広い視点で解決策を提示することが求められます。エンジニアからコンサルタントに転職を行った場合には、ITや自分の得意分野での解決に拘らずに、根本的問題解決のために人事・組織的視点やマーケティング的な視点も持ち合わせる必要があります。

転職するためには

必須の資格や経験は?

インフラコンサルタントに転職するために、必ず必要とされる資格や経験は、特にございません。ただし、各求人、ポジションごとに必要とされる要件は存在します。自身の経験とポジションが求める人材像が最適にマッチングされていない場合、転職の成功が難しくなってしまいます。そのため自分の持っている知識や経験と求人要件がマッチしているのかについて、個別に調べる必要があります。

転職に有利な資格や経験は?

インフラコンサルタントとして必要とされる資質は、ITに関する知見と、コンサルタントとしての技能の2本柱で構成されています。ITに関する知見は、具体的にはITインフラにおける知識は勿論のこと、アプリやクラウドといった幅広い知識が必要とされ、常に最新の、そして幅広い知識を要求されるという特徴があります。
コンサルタントの技能としては、ゼロベースでクライアントの抱える問題の特定、検証を行うためのロジカルシンキングの能力や、プロジェクトメンバーやクライアントと共通のゴールを目指す上でのコミュニケーション能力が挙げられます。

また、ITインフラコンサルタントは製品導入支援やインフラ構築支援のプロジェクト支援の中でチームマネジメントのスキルも必要とされます。そのため前職の中で、PMやPLとしてチームをまとめ上げた経験は転職の上で評価されることがあります。

まとめ

今回は、ITインフラコンサルティング、ITインフラエンジニアの役割を紹介しました。企業のDXが進み続けており、ITインフラの整備が今後、より重要なキーワードになっていきます。コンサルファームは今後、ITインフラ関連の人材獲得を進めていきます。そのため、コンサル未経験の場合であってもインフラエンジニアへの転職やキャリアアップの可能性があると言えます。ただし、自分の知見や経験と求人で必要とされる経験や知識が適合している必要がありますので、事前の情報収集が大切であるということが出来ます。弊社ではコンサル転職のための面談を通じて、詳細な求人や転職のポイントなどをご説明しています。ご興味がございましたら、お気軽に相談ください。

転職支援の申込について

転職をご検討されていらっしゃる方は、無料で弊社コンサルタントが最新求人情報の説明や面接通過のためのアドバイスを実施しております。お気軽にご連絡ください。

メールマガジンの登録

最新の求人情報は弊社メールマガジンよりご案内をしております。
非公開求人等の新着の情報についてはメールマガジンにてご確認ください。

Other Column

この記事を読まれた方にオススメの特集記事

コンサルティング業界・
ポストコンサルティング転職に特化した
業界経験者による
プロフェッショナル転職支援サービス

ハイクラス転職支援
無料お申し込みはこちらから