特集|リスクマネジメント・コンサルティング

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経営者にとって、避けては通れないテーマ、それがリスクマネジメントです。
地震、台風などの天災、テロ、サイバー攻撃、情報流出。リスクはコントロール出来るもの、出来ないものに関わらず、業績に大きな影響を与える可能性があり、その対処には企業存亡が懸かっています。
この特集では、そんなリスクのマネジメントに注目し、経営者にとって守りの分野のパートナーとなりうる「リスクマネジメント・コンサルティング」の業界をご紹介致します。

企業におけるリスクマネジメントのテーマ

■ERM(Enterprise Risk Management)

〈概要〉

ERMとはエンタープライズ・リスクマネジメント(Enterprise Risk Management)の略称であり、その名の通り、リスクマネジメント活動に関する全社的な仕組みやプロセスのことを指します。全社的リスクマネジメント(管理)と呼ぶ場合もあります。

自然災害や、サイバーテロ、機密情報の誤送信や開発ミス、品質事故、など企業が抱えるリスクには様々な種類があり、原因特定や対応案の策定のためには単一の部門だけでは対応しきれない状況が出てきます。
また、コストも二重になる部分も出てきます。

そのため、法務、会計、ITなど様々な部門にて個別に対応してきた体制を、全社で一元的に管理するようして、リスク管理の網羅性や管理体制のスリム化を実現するERMの必要性が取り沙汰されています。

〈トピックス〉

 地震やサイバーテロのような外部要因によるリスクや、オペレーションミスや不正などの内部要因でのリスク、またはその複合によるリスクへの対応を、漏れなく効率的に防止、対処することを目的とします。

■不正リスク対策

〈概要〉

昨今、企業の不正や不祥事が連日のように報道されています。多くの企業は法律、規則、基準(会計基準を含む)および社会倫理を遵守し、内部統制報告制度への対応も行っていますが、不正や不祥事はなくなりません。一つの不正や法令違反が企業価値を毀損したり、企業の継続性に影響を与えたりすることもあります。このような事態を回避するためには、資産の流用、不正な報告、法令違反といった問題を適時に検知し、継続的にモニタリングしていく必要があります。

〈トピックス〉

不祥事によって、企業の経営が傾く例は枚挙に暇がありません。

・三菱自動車の不正燃費測定
・ベネッセの顧客情報流出
・東芝の不正会計処理

上記のような日本を代表する超大手企業ですら、一度の不祥事によって企業の存亡が危うくなりますので、その他の企業にとってもそのダメージは計り知れないものがあります。
経営者にとってリスク要因の把握と発生の防止、ならびに発生した場合の対処案の策定は必須と言えるでしょう。

■BCP(事業継続計画)

〈概要〉

BCPは、企業が(普段は滅多に遭遇しないような)事故や災害に直面しても、しっかりと人命を守り、ひいては速やかに事業を継続・復旧させるためにあらかじめとっておく対策のことです。

事故や災害は、どうあっても防げないものです。大事なのは、自社の重要な経営資源(人員、施設、データ、業務委託先、システムなど)に大きな影響が出てしまった時に、企業活動に大きな影響が出ないように仕組みを整えておくことが大切です。

人員の配置や指揮命令系統の整備などの旧来からのテーマに加えて、昨今の企業資産のデータ化に伴ったITシステムのBCP策定も重要視されているテーマです。

〈トピックス〉

・大規模地震(東日本大震災、熊本地震など)による社会インフラへのダメージ
・新型インフルエンザによる拠点機能の麻痺
・政治リスクによる海外拠点からの引き上げ

■金融リスク管理

〈概要〉

金融機関においては、社会インフラとしての高い安定性が求められる性格上、上記のような一般的なものに加えてさらに厳しいリスク管理体制が必要とされています。

保険会社に一定上の保険金の支払余力を担保させる「ソルベンシー規制」や、銀行の自己資本比率や流動性比率等を一定上保たせる「バーゼル規制」がその代表的なものです。

その他にも国際財務報告基準(IFRS)の適用など、金融機関を取り巻く環境はめまぐるしい変化を遂げる中、上記のような規制への対応をいかに円滑かつ早急に対応を進め、負担を軽減するかが、今後の社内外の活動のためにも重要だといえます。

〈トピックス〉

・経済価値ベースのソルベンシー規制の導入検討
・保険会社へのバーゼルIIIの段階的実施

リスクマネジメント・コンサルティングを行う代表的なコンサルティングファーム

リスクマネジメント・コンサルティングはその性格上、どのような企業にとっても必要となる可能性があるテーマです。
そのため、総合系と言われるような、多くのサービスラインを持つコンサルティングファームではそのテーマの一つとしてリスクマネジメント・コンサルティング領域のケイパビリティを持つことが多いです。

ここでは、特にリスクマネジメント分野に伝統的に強い大手監査法人グループならびに、リスクマネジメント・コンサルティング分野に特化しているコンサルティングファームをご紹介致します。

PwCあらた監査法人

PwCのグローバルネットワークを活用し、事業継続・広域危機管理、不正・不祥事対応、データアシュアランス/アナリティクスといったサービスに加え、金融機関、企業不動産・スマートコミュニティ、食の信頼性評価などといった特定の業界・業種特有の課題への対応などさまざまなサービスを提供している。

トーマツ監査法人

企業自らがERM方法論を適切に運用し、効果的に全社的リスクマネジメントを実践する企業をリスクインテリジェントな企業と呼び、デロイト トーマツ グループは、リスクインテリジェンスフレームワークに沿ったERMの構築、運用を支援している。

また、グループにサイバーセキュリティに特化したDTRS(Deloitte Tohmatsu Risk Services Co., Ltd.)を擁し、サイバーセキュリティ、ITガバナンス、事業継続管理(BCM)等に関する多くの知見やノウハウ・実績に基づき、デロイト トーマツ グループと有機的に連携を図りながら、総合的に企業のリスク管理活動を支援している。

KPMGコンサルティング

2014年4月にビジネストランスフォーメーション(事業変革)、リスク&コンプライアンス、テクノロジーの3分野の組織が統合してできたコンサルティングファーム。
KPMGの業界に対する知見、グローバル標準の現地適用能力、および多様な言語や文化の経験を有する人材といった強みを活かして、クライアント企業が抱えるグローバルな経営課題や大規模なプロジェクト案件に対して、事業変革を的確に支援する体制を整えた。

新日本有限責任監査法人

豊富な実務経験とナレッジを有した多数の専門家を配し、EYのネットワークと連携しながら、企業が直面する課題を解決するために、創造的なソリューションで対応する。リスクトランスフォーメーション、内部監査・内部統制、リスクアシュアランス、情報セキュリティの4つのソリューションラインを持っている。

プロティビティ LLC

アンダーセンのメンバーファームであった朝日監査法人のリスクコンサルティングの人材を中心に、Protivitiのアジア・パシフィックの拠点として設立された、ビジネスならびにITに関わるリスクコンサルティングと内部監査を専門とする会社。

北米、アジア太平洋、ヨーロッパ、中南米、中近東、アフリカの全70拠点で、2,500名のプロフェッショナルを擁しており、以下の点に特徴を持つ。

・会計監査から独立した立場で、内部監査、リスクマネジメントに関する評価や具体的なソリューションを提供
・マネジメントシステムの実現をシステムツールでサポート

ニュートン・コンサルティング

2006年11月に英国Newtonグループの日本法人として創業した、リスクマネジメントに関わるコンサルティングに特化したコンサルティングファーム。
危機管理分野における第一人者である副島代表を筆頭に、戦略策定だけに留まらず実行まで支援するリスクマネジメントのパートナーとして信頼され、日本を代表する大企業から中小企業まで多くの実績を持つ企業。

 

〈参照/引用元〉    PwCあらた監査法人 ホームページ         
有限責任トーマツ監査法人 ホームページ       
KPMGジャパン ホームページ           
新日本有限責任監査法人 ホームページ       
プロティビティ合同会社 ホームページ       
ニュートン・コンサルティング株式会社 ホームページ

     

リスクマネジメント・コンサルティング業界の転職市場動向

世界各地に広がるテロ、予測不能な自然災害、猛威を振るうサイバーテロなど、企業を取り巻くリスクはグローバル化に伴い多様化し、その対応も複雑化しています。経営者としては自社のノウハウのみでリスク管理を行うことに限界を感じており、リスクマネジメント・コンサルティングを行う企業への依頼が増えているため、それを受けるコンサルティングファームとしても人員の確保は急務となっております。

即戦力として、大手企業のリスク・コンプライアンス部門にて活躍されている方はもちろん、ITにおけるリスクを検討するインフラエンジニアの方にも門戸が開かれています。
リスク以外のコンサルティングに関するケイパビリティを持つ方も、コンサルティング素養を買われた採用の実績が多くあります。

事例1:大手外資損保/リスク管理部門 → 外資リスクマネジメントファーム (36歳)

事例2:大手Sier/インフラシステムエンジニア  → 大手監査法人 リスクマネジメントコンサル(29歳)

 

主な求人

募集職種①  外資系コンサルティングファーム リスクコンサルタント 
募集職種②  大手監査法人  システム監査・リスクコンサルタント
募集職種③

 大手監査法人 ビジネスアドバイザリー【会計・財務・リスクマネジメント分野】

 

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