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企業インタビュー 詳細

Special Interview

ジェネックスパートナーズ|代表取締役社長 大池様

Post Date2020-01-21 /
Category戦略, 独立系,

本日はジェネックスパートナーズ、代表取締役社長の大池 拓様にインタビューの機会を設けていただきました。企業の特徴、今後の方向性、求める人物像などについて詳しくお伺いしました。

ご経歴について

EL

まずこれまでのご経歴を教えてください。

大池社長

大学卒業後、事業会社に入社しました。その当時、世界で大きく事業を展開していたGEの金融部門であるGEキャピタルの日本法人です。GEキャピタルでは4年間営業を担当し、その後、本社の営業企画に移り、約2年間プロジェクト活動に従事しました。そこでコンサルティング・ファーム出身の方と一緒に仕事をしたことがきっかけとなり、自社だけ見ていてもつまらないという思いや、もっと視野を広げたいという思いから、コンサルティング会社に転職しました。 その当時はいろいろなファームを見ましたが、正直申し上げて、各社が実行支援まで実施していると言っていたものの、そもそも実行とは何かということをまったく分かっていないなという印象を受けました。元々事業会社出身、特にGEにいたので何かに取り組むと言った時に、実行まで行うのが当たり前の世界だったこともあり、そのように強く感じたのだと思います。そんな中、ジェネックスパートナーズを紹介されて話を聞きに行ってみると、この人たちは実行について理解していると感じ、自分に合っていると思ったため、入社しました。
その後ジェネックスパートナーズで通常の経営コンサルティング、特に事業再生の案件を多くやりながら、5年半経った時に、もっとグローバルな案件に携わりたいという思いから、他ファームに移る決意をしました。5年半程度コンサルタントをやっていると変な自信がついていて、どこに行っても活躍できると思っていました。しかし他ファームに移り、一番感じたのは、同じ方向を向いていないメンバーと仕事を進めていく辛さでした。実行する、成果を創出するという自分が当たり前だと思っていたことが、他ファームでは理解しきれないメンバーが多く、最終的に退職することを選択しました。この会社に戻ってくることはまったく考えていませんでしたが、他ファームからのオファーもあった中、ご縁があって2016年1月にジェネックスパートナーズに戻ってきました。そこから3年が経って、今年の4月から今の役職になっています。

EL

他ファームからのオファーもあった中、貴社に再度戻ろうと思った決め手は何だったのでしょうか。

大池社長

大前提として、ジェネックスパートナーズという会社が好きだった、元々良い印象を持っていたというのは少なからずあったと思います。また次のキャリアにおいては、企業経営に携わりたいという思いがあった中、それに合う話を頂いたというのも一因です。お話を頂いた時期、ジェネックスパートナーズが組織の強化を一つの課題として掲げており、純粋に売上を作る、プロジェクトを回すという役割だけではなく、組織を強くしていくための取り組みに携われるというのが大きかったと思います。

ジェネックスパートナーズについて

EL

客観的に見て、貴社の他のファームにはないメンバーや組織構成の特徴を挙げるとしたら、どのようなものがありますか。

大池社長

いろいろあると思いますが、一つは創業時(17年前)より実行支援まで行っているため、実行支援に対しての経験や知見の深さが他のファームにはないものだと思います。加えて、基本的に全社員が同じ方向を向いている、そもそも実行するのが当たり前であり、実行するためにやるべきことや大事になってくることを全員が理解しているというのがもう一つの大きな特徴です。

EL

先程から、実行支援が貴社の特徴を語るうえで、一つのキーワードとなっておりますが、貴社でいう実行支援というのは具体的にどういう意味を指すのでしょうか。

大池社長

極論にするとなんでもあてはまり、本当に必要なことはすべて行います。例えば、名刺を作って頂いて、クライアント企業の社員として営業に出ることも必要であればやるべきだと考えています。そこに制約・制限はありません。一方で誤解を与えないようにしないといけないのが、例えば、クライアント企業の売上を増やさないといけないとした時に、弊社が営業に行って、案件を獲得してくれば良いという話ではなくて、何のためにそこまでやるのかを考えることが大事だと考えます。営業マンの教育という観点で、弊社のメンバーが営業に同行し、その現場での話術、トークの例を見せるということを通じて学んでいただく。そういったことも含めて我々は必要なことは全てやるという考え方を持っています。

EL

実行支援以外に、他ファームでは行わないようなことで特色はありますか。

大池社長

違った観点で特徴を挙げると、売らないといけないものがないというのも強みだと思っています。ご存じの通り、ファームによっては自社の製品を売らないといけない、もしくは自社のアプローチがあって、それをとにかく売るといったことがあると思いますが、それがないというのは、やはり強みになります。決まったものを売るのではなく、本当にそのクライアントにとって必要なことを提案できるのが強みです。一方で、クライアントに対し、何をやるべきなのかをその都度考えないといけないため、難しさもあります。人によっては非効率に見えるかも知れませんが、効率性を重視し、売上・利益だけを求めるような企業経営をしていく事は考えていません。そういう意味でも、本当に実施すべきことをやれるファームだと思っています。

今後の方向性について

EL

今後どこに注力し、どのような方向で会社を成長させていくか、そのお考えをお聞かせいただけますか。

大池社長

弊社は30人くらいの規模なので、一番考えないといけないのは戦い方です。30人という規模でどうやって戦っていくか、そして足元の今年や来年のことではなく、長期視点で見たときに継続して成長していける組織をどのように実現するかを考える必要があります。
弊社の対象業界は、金融・ライフサイエンス・製造業など、他ファームのポートフォリオと大きな差はないと考えています。一方で一つひとつのテーマの詳細では、完全に各ファームと一緒ではないと思うので、それが我々の差別化に繋がる所だと思います。基本的な考え方は、できるだけ競合と戦わずに勝てる領域を自分たちで作っていくことです。できるだけ競合せず、弊社のプレゼンスを発揮していかないといけないと考えています。そのためには、それだけの知識をそもそも持っていないといけませんし、ビジネス目線では、それだけの機会のある領域でないと成り立ちません。
マネージャー以上の社員には常に伝えていますが、我々が本当に価値を発揮する領域はどこかを考える必要があるのです。一人ひとりがどこの領域で価値を発揮するのかという目線をしっかりと持ち、同時に経営としての感覚を養うことが大事になってきます。この領域で何が求められており、かつそれがどの程度継続するのか、長く続かないのならば、新しい領域をどのように作るかということを考えています。ある意味、小さな経営者のように社員一人ひとりが深く考えていく必要があります。またパートナー陣は、マネージャー層が小さな経営者として成長していくことを支援するというスタイルをとっており、社員が弊社で成長し外に出て行ったあとも、あの会社にいて良かったと思われるような形を目指しています。
一方で、ここ数年RPAやデジタイゼーションがホットなトピックとなっていますが、そういったテーマに取り組まないわけではなく、弊社として当該領域での戦い方を常に考えています。例えばRPAの場合、3年ほど前にすでに数件のプロジェクトを実施しており、弊社ではどういう関わり方をすべきなのかという答えをだしています。デジタイゼーションも同様で、今も大きなプログラムを含めて、複数件のプログラムを推進していますが、その中で我々としてどう関わっていくべきかを見極めながら携わっていく予定です。

求める人物像について

EL

採用において、どういう人材を求めていますか。

大池社長

戦略だけではなく実行支援に関心がある方です。それ以外の要素として、コンサルタントは思考力が重要なので、基本的に必要な基礎スキルはやはり求められます。加えて、我々の中で重視しているのは、成長意欲や好奇心をどれだけ持っているかです。成長意欲は日々の活動の中で自分の活動全体をどれだけしっかり振り返ることが出来て、次にどうすればいいのかを考え、更に行動に移せるかにつながると考えています。そのため、成長したいという強い気持ちがあることが非常に大事です。特に振り返りについては、言うのは簡単ですが、しっかりと振り返りができている人はそれほど多くないと思っています。しかしそれではコンサルタントとして成長できません。また好奇心の旺盛さが重要なのは、速いスピードで変わっている世の中で、いろいろなことに積極的にチャレンジする必要があるからです。すでに起きてしまっている動きについていくだけでなく、自分からそういう動きを作っていくという意味でも、チャレンジすることは不可欠です。常に好奇心を持ち、さまざまなものに視点を向けることができると、違うところで見たものが線で結び付き、さらにチャレンジしてやってみたいという思いにつながります。こうした強い思いを持っているメンバーはより成長していけると考えているため、成長意欲と好奇心が重要と考えています。
また、弊社は人を育てるという意識が強いので、コンサルタントとして成長したいのならば弊社は合うと思います。弊社では誰でも本気で育てるというマインドを持っています。それはどの役職に対しても当てはまります。例えば、シニアマネージャー層からパートナー層への育成は他ファームにはありません。しかし弊社では営業の売り上げの作り方まで含めて育成します。営業とコンサルはまったく別世界の話なので、それをセンスだけで判断することはできないと思います。どんどん成長してもらいたいですし、下から上にあがってきてもなお成長し続けてほしいと考えています。組織としてこのような育成をするという事を数年前に明言しており、上の層まで含めて人を育てるというマインドは強く持っている会社だと思います。育ててもらいたいというより、育ちたいという風に思う人はぜひお逢いさせていただきたいですね。

EL

最後になるのですが、求職者の方に対して一言メッセージをお願いします。

大池社長

人間味のあるコンサルタントになりたい方は是非弊社に来てください。クライアントの経営層だけでなく現場も含めて、どのように人に動いてもらうかを考えないと組織は動きません。そういう意味で人間味のある仕事をやっているのは確かだと思います。また、働き方の面では、社内の人間関係や働きやすさも含めて、他ファームとは違うと感じてもらえると思います。加えて、自分で新しいことを作って、チャレンジしていきたいという思いがある人にも弊社は向いていると思います。コンサルティングをやっていると、コンサルティング以外の様々な事業開発の機会を見つけることが多く、そうしたチャンスは積極的に実現していけば良いという考えが設立当初からある会社です。自分で実際に事業開発を行い、事業運営を行う事でより実行力が高まり、その内容を社内に還元する事で組織力が更に向上すると考えています。また、日本にまだ入ってきていないツールの導入なども、他ファームより圧倒的に通しやすいと思います。こういった点からかなり自由度が高く、自分のやりたいことをやっていける環境だと思います。
このような環境に身を置き、成長したいと思う人は、ぜひ弊社にお越しください。

企業プロフィール

Profile

ジェネックスパートナーズ

この企業の詳細情報
  • 大池 拓 様

    代表取締役社長

    GEキャピタルジャパンにてブラックベルトとして中期経営計画の立案や各種課題の改善活動に従事したのち、内資系・外資系のコンサルティングファームに参画。経営コンサルタントとして15年以上の経験を有する。 ジェネックスパートナーでは、ライフサイエンス業界、メディア業界、金融業界、サービス業界など多岐に渡るクライアント企業の戦略策定、新規事業立ち上げから実行支援に従事し、2019年4月から取締役社長に就任。

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