特集|シグマクシス デジタルフォース シェルパ 松岡 竜大 様 インタビュー

SX_松岡様

本日はシグマクシス デジタルフォースシェルパのマネージングディレクター 松岡竜大さまにインタビューの機会を設けていただきました。デジタルフォースシェルパの業務内容、組織、プロジェクト概要、求める人財像などについてお話しいただきました。

Ⅰ. ご経歴について

Q:これまでの経歴、シグマクシスに入社された経緯についてお伺いさせて下さい。

A:大学院を卒業後、先端技術に関わりたいと考え、大手電機メーカーの関連会社に入社しました。3年間在籍し、その後朝日アーサーアンダーセンでコンサルタントとしてのキャリアをスタートさせました。同社では、電子商取引関連を中心にいくつかのプロジェクトを経験し、その後、放送事業のお客様のERPプロジェクトのインフラテクノロジーのチームリーダーに。プロジェクトを通じ、業務・システム改革のスキルに加え情報通信メディアの専門性を磨いた時期でした。

一方で、組織の変化が多い時期でもありました。米国本社の事由で社名とともに経営方針も少しずつ変わり、グローバル企業ならではの徹底されたビジネス管理に、窮屈さを感じ始めていました。お客様それぞれの経営課題とビジネス状況がある中、個社ごとの柔軟な対応が許されないという方針は、コンサルタントとして、また日本人としては共感できなかったのです。

そんな頃、シグマクシスを設立したばかりの倉重、富村と話す機会がありました。その際に二人が熱く語っていた、成功報酬型のビジネスや、個社の経営課題に沿ったサービスに惹かれました。そして「今度は日本のコンサルティングファームで、日本の産業を育ててみないか」という言葉が胸に響き、当時15名のシグマクシスに参画することを決めました。

Q:これまではどのようなプロジェクトを担当されてきたのですか。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAA:入社後数年間は、引き続き情報通信メディア業界のお客様に向けた、戦略策定から業務・システム刷新を中心としたコンサルティングを提供していました。

現職に就いたのは、2014年です。設立5年を迎え、マザーズ市場にも上場すると同時に、新たな成長戦略を描いた時期です。戦略のひとつに「デジタルテクノロジーをビジネス活用」という大きなテーマを掲げており、その実現を任されました。

以来、デジタルフォースシェルパの立ち上げに始まり、AI、RPA、ビッグデータ分析といったデジタルテクノロジーを活用したプロジェクトのご提案、デリバリーを中心に活動しています。また、R&Dやマーケティングにも注力しています。

 

Q:プロジェクトはクライアントから依頼があることが多いのですか

A:ベンチャー企業との提携や、新サービスの開発・提供をプレスリリースしましたところ、多くのお客様からお問い合わせをいただいています。また「一緒にサービス化したい」と、テクノロジーを持ち込んでくださる企業様も増えてきました。例えば2016年にGoogle社と締結したGoogle Cloudの日本展開サービスパートナー契約ですが、これはあるシンポジウムがきっかけでした。当社のディレクターがAIの活用について講演したところ、これをお聞きになったGoogle社の社員の方からお声がけいただいたのです。我々のテクノロジーへの感度の高さや知見の深さが評価された一つの結果だと自負しています。

もちろん、既存のお客様からのご紹介もいただいています。設立以来、お客様との関係性やシグマクシスとしてのアウトプットの品質は変わらず重視し続けてきたことの成果でもあると、ありがたく感じています。やみくもにコンペを受けるのではなく、お客様の成果につながるプロジェクトをご提案する姿勢は、今後も変えてはならないと考えています。 

 Ⅱ. 組織について

Q:デジタルフォースシェルパの組織構成、人数について教えて下さい。

A:全体で65名程度が所属しています。内訳としては、4つのテクノロジーチームとサービスデザインチームの計5チームに分かれています。4つのテクノロジーとは、AI&アナリティクス、IoT&ロボティクス、クラウドソリューション。各テクノロジーに特化したスキルを持つプロフェッショナルをメンバーとして擁しており、デジタルアーキテクチャーチームでは認証技術やブロックチェーンなど基盤技術の活用に取り組んでいます。

サービスデザインチームでは、クライアントが、「モノ」の提供にとどまらず、ユーザーが必要とする形で「サービス」として提供するために、その提供価値の定義や実現方法全体をデザインしています。多くのプロジェクトで、テクノロジーのエンドユーザー、つまり「お客様のお客様」の声も組み込みながら、トライ&エラーで様々なサービスをデザインしています。

Q:様々なバックグラウンドを持つ方が在籍していらっしゃいそうですね。

A:そうですね。経営課題が複雑し、その解決手段や活用するテクノロジーも多様化する中、そのご支援をする我々の能力も多様でなければ、その役割を果たすことができないからです。日々進化するテクノロジーを扱う我々は、シグマクシスの中でも、とくに多様性に富むチームだと思います。

ですから立ち上がり当初は、チーム内の価値観、考え方、使う言葉に違いが大きく、互いを理解するのに時間がかかりました。しかしプロジェクトや勉強会などを通じたコミュニケーションやコラボレーションを通じて、それぞれの理解が進むと、スピード感が高まりました。そうした経験もあってか、かなり率直なコミュニケーションを交わす点も、デジタルフォースシェルパの特徴の一つだと思います。 

Ⅲ. プロジェクト内容について

Q:最近の主要プロジェクト例について教えて下さい。

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A:様々ありますが、例えばあるメーカー様は、これまで大手ゼネコンと連携し、大量に設備を販売・設置することで成長してこられました。オリンピック需要などが終了する数年後を見据えると、モノ売りだけでは成り立たない。

そこでサービス化による持続的な売り上げを保ちたい、というご相談を頂きました。実現にはサービスの開発と同時に、顧客の管理、あるいは、従量課金を実現する仕組みが不可欠です。

いきなりすべてを変えるわけにいきませんので、段階的なアプローチをとることとなります。

 お客様のシステム環境を考慮し、クラウドでの導入という手段を選択したため、我々のクラウドチームがプロジェクトに参画し、各領域を専門とする他サービスラインのメンバーとともに実装に取り組んでいます。

こうした 「モノ売りビジネスから脱却し、今後はサービスを売りたい」といったビジネスモデル変革のご相談を頂くことが年々増えています。お客様の強みが何か、それを活かした新しいサービスとはどんなものか、成功する市場はどこか、といった検討を重ねたうえで、具体的なプロジェクトとしてご提案させていただいています。このため必然的に事業戦略やプロジェクトマネジメントを専門とするコンサルタントとチームを組むことになります。

また、こうした根本的な課題解決につながるプロジェクトでは、先方のCIOだけでなく、社長をはじめとした幅広い経営陣とのコミュニケーションを常に意識しています。経営にとって、システムはもはや実現手段ではなく「戦略」と化しており、その選択は、お客様にとって非常に重要な意思決定になるからです。

Ⅳ.求める人財について

Q:デジタルフォースシェルパでの、求める人財像について教えて下さい。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAA: 「デジタルテクノロジー」と「ビジネス」の両方がわかる方が理想ですが、そういった人財は希少です。このいずれかのスキルをお持ちで、コラボレーションすることが楽しめる方に参画いただきたいと思っています。専門性や、強みがあることを重視していますので、自分なりに軸を持ってキャリアを築いてこられ、そろそろキャリアチェンジをご検討の方が活躍できる場ではないかと思います。

例えばAI・データアナリティクスチームには、入社前はホストコンピュータのコアテクノロジーを10年間プログラムしていたメンバーもいます。ホストだけでなく新技術への感度、高いプログラミングスキルを持ちつつも、「直接、お客様に接するのはほとんど初めてです」という状態での入社でした。

しかし成長意欲の高さや、「技術を活用して世の中を変えたい」という情熱から、どんどん進化していきましたね。今では自分のお客様を持つ立場になっています。

未経験の領域は誰にもあるものです。シグマクシスでは互いの得意・不得意を認め合ってフォローし合う、それにより成長し合うという働き方がスタンダードですので、不安にならず成長の機会ととらえていただければと思います。

Q:他ファームからは、どんな方が移って来られますか。

A:「お客様と一緒にサービスを創出したい」という熱意を持つ人財が多いですね。サービス創出と言うとジョイントビジネス、ジョイントベンチャーの立ち上げがイメージされがちですが、それだけではありません。お客様のRFPを実現するだけではなく、「他にやるべき事があるのではないか」とプロアクティブに提案していく姿勢に魅力を感じ入社した、という話もよく聞きます。

もともと企業を変革したい、日本を成長させたい、と考えてこの仕事についている人財の集まりですから、「正しい」ことをやりたいんですね。もっと率直に言えば、売上や利益だけで判断しないということです。この信念が、自らのパフォーマンスを最大化する原動力になっていますし、会社もそうあるべきだと評価しています。

ですから、たとえ業績が下がったとしても、社員にはボーナスを含めた年収のマイナスがありません。勿論、私たちのような経営層は責任を取りますが。「失敗したら年収が減ってしまうかもしれない」という不安から、新しいことへのチャレンジに躊躇したり、仲間と争ってギスギスするという空気にはしたくないのです。私のチームではむしろ、R&D予算を設けて新しい技術による実証実験を推奨しています。好奇心を高く持ち、大胆な発想や行動力を大事にしてほしいですから、トライ&エラーは大歓迎です。

Q:ベンチャー企業への投資や支援に興味がある人でも受け入れてもらえますか?

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A:もちろんです。我々の強みの一つとして、2016年に資本提携をしたベンチャーキャピタル、SX Capitalとのを通じたベンチャー企業様とのネットワークが徐々に拡がっています。

シグマクシスとしてはキャピタリストとしてよりも、プロジェクトを通じてのご支援が多くなると思います。実際にSX Capitalとの連携を通じて始まったベンチャー企業様向けプロジェクトも進行しています。

ベンチャー企業様のご支援においては、プロジェクトそのものの利益というより、お客様の成長によりSX Capitalを通じたリターンがあれば良いと考えています。もともと「日本企業のイノベーションの促進を支援する」という我々のミッションに基づいた活動ですので、共創と成長を重視し、長期的な成果を目指しています。

Ⅵ. 今後の方向性と候補者へのメッセージ

Q:今後の方向性について教えて下さい。

A:デジタルフォースシェルパとしては、得意とするテクノロジーの幅をさらに広げていきたいと考えています。このため、海外視察や勉強会へも積極的に参加しています。

グローバルファームのように、「今年のトレンドテクノロジーはこれだ」といった指針はどこからも降りて来ませんから、自分たちで調査、研究しています。多忙な時期は時間との闘いという側面もありますが、メンバーは「技術の目利力を身に着ける機会ですから」と、意欲的ですね。こうした活動を通じて個々のネットワークが広がり、企業同士のアライアンスへとつながることも少なくありません。コレボレーションからイノベーションの種をみつけ、新しいサービスへと成長させていく取り組みに、今後も注力していきます。

Q:今後御社を受けられる候補者の方へ一言お願い致します。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAA:5年後を見据えたとき、大きく変化した世界を相手に、コンサルタントとして活躍する自分をイメージできる方には、ぜひいらして欲しいと思います。

逆に、従来通りのスタイルでコンサルタントを続けていきたい方には、我々のスタイルはタフかもしれません。「テクノロジーを基点に全ての業界に変化が訪れ、新しいプレイヤーにより従来の常識がひっくりかえる」といった新しい世界をイメージできる方、そうした世界を創る一員になりたいと考えている方と、一緒にチャレンジして行きたいと思っています。

 

プロフィール

デジタルフォース シェルパ マネージングディレクター 松岡 竜大 さま

大学を卒業後、ソフトウェアハウス、外資系コンサルティングファームを経て、シグマクシス入社。放送局、出版社、CATV事業者など メディア産業における新規事業戦略構築からオペレーション設計・システム導入まで、一連のコンサルティングをシームレスに提供できることを強みとする。

 

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