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Special Interview

企業インタビュー 詳細

フューチャー株式会社|Strategy Innovation Group |SIGディレクター 杉江様,マネージャー 長野様,SAIG Chief AI Officer貞光様

Post Date2021-05-14 /
Category戦略, IT・デジタル, 日系, 独立系,

本日はフューチャー株式会社、 Strategy Innovation Group(以下SIG)ディレクターの杉江様、マネージャーの長野様、Strategic AI Group(以下SAIG) Chief AI Officerの貞光様にインタビューの機会を頂戴し、フューチャー株式会社の特徴、プロジェクト内容、求める人材像についてお話し頂きました。

I.ご経歴について

EL

これまでのご経歴をお伺いできますでしょうか。

杉江様

新卒で三菱総合研究所に入社し、経済産業省や内閣府等のイノベーション政策やインフラシステム輸出政策などの調査研究業務と、その知見を生かして製造業をメインとした新規事業創出等のコンサルディング活動に携わっておりました。

その中で、転職を検討した理由は3点ありました。1つ目は、より経営・現場に近い距離で事業支援を行ないたいと考えたこと、2つ目は、デジタルやITの力がより強大になってくる中で、それを最大限活用して事業成果を上げていきたいと考えていたことです。

そして、3つ目がほぼ最大の理由と言ってもいいかもしれませんが、単純に経験したことのない分野にチャレンジしてみたいというチャレンジ精神です。当社CEOの金丸と面談した際、金丸は政府系の仕事に携わっており、私も同じような仕事をしていたので話が合い、加えて今後会社として戦略系のコンサルティングにチャレンジしていきたいという想いも語ってもらい、2017年5月に入社しました。

最初の3カ月は、首相官邸に金丸と同行するなどしながら、私を含め4名で2017年11月に戦略コンサルタントのグループを立ち上げました。

長野様

私は新卒で日系コンサルティングファームに入社し、東京で経験を積んだ後に名古屋へ異動し、企業の事業再生を手掛けていました。当時は事業再生や人事・業務の改善を行えば一定のニーズは満たせましたが、次第にデジタルやIT技術のニーズが強くなってきたのを感じていました。

前職でもIT部門を立ち上げ、力を入れていこうと試みていましたが、IT知見が深く、テクノロジーの最先端にいる環境に飛び込むこと方がより、自身の知見が身につくと考えたことが転職活動の大きな目的でした。

転職活動では、ITを手掛ける総合ファームを中心に検討した後に、杉江と直接話をする機会があり、丁度SIGが立ち上がるタイミングであったため、でき上がった組織に入るよりも今から成長しようとする方が、裁量をもって仕事できるだろうと考えたのが、当社に入社を決めた理由です。

入社後はヘルスケアの新規事業立ち上げなど、大手ファームの完成された組織では入社してすぐにはできないような仕事を経験できているので、そういった意味でも、当社に入社して良かったと思っています。

貞光様

私は、お2人とはやや経歴が異なります。2009年に大学の博士課程を卒業しました。その頃からAIの研究を続けており、卒業後はNTT研究所に入社。研究だけでなく、グループ内外の「こういった技術が欲しい」というニーズに対するコンサルティングも行なっておりました。

その中で、自分達の技術を、世の中が必要とする形で、よりスピーディにアウトプットしたいと考えるようになり、2017年にフューチャーに転職致しました。

Ⅱ.SIGの組織・事業について

EL

SIGの特徴、現在の組織構成や事業内容をお聞かせください。

杉江様

現在、SIGは10数名程度の組織です。当社全体のコンサルタントが1000人程度ですので、社内では小規模な組織です。AIの組織である、SAIGの社員は30~40名程度で、SIG・SAIG共に組織としては持株会社であるフューチャー株式会社の一部として存在しています。インキュベーションのような新しいことを実施するチームは金丸直下で仕事をしています。

またSIGの統括責任者は金丸が兼務をしており、その中で私が物流・製造の領域、別の者が流通・小売領域をリードするという体制となっています。在籍者はほとんどが中途入社で、コンサルファーム、事業会社、金融機関、広告系のベンチャーなど様々なバックグラウンドの方が在籍しています。

EL

他社と比較した際にはどのような特徴があると思われますか?

杉江様

フューチャーアーキテクトのコンサルタントやSAIGといった、テクノロジーに強みを持ったメンバーと一緒に仕事ができることが一番面白いと思います。

長野様

フューチャーの文化でもありますが、組織が本当にフラットで、気軽にSAIGのような他チームのメンバーと連絡を取り合うことが可能です。IT・AIの技術的な確認含め相談があれば、すぐ連携し、意見交換できます。これは大規模組織であると、なかなか難しいのではないでしょうか。

杉江様

入社して特に面白いと感じたのは、フューチャーアーキテクトのITコンサルタントと我々SIGの戦略コンサルタントでは思考の方向性が真逆だということです。我々は社会や顧客の変化から戦略・経営を考えていくのに対して、ITコンサルタントの方は、業務とそれを表現するソースコードから戦略を考えていきます。その異文化融合が面白いのです。異文化融合をした結果のアウトプットは、質が高く、クライアントの満足度も高いものになります。入社した当時は、話がまったく噛み合わないと思っていたのですが、実際にプロジェクトで協業すると、非常に面白いと感じるようになりました。

EL

システムでの実現可能性を身近なフューチャーアーキテクトやSAIGのメンバーにすぐ聞くことができるというのは良いですね。

EL

金丸様直下の組織というのも1つ特徴だと思いますが、その点での魅力はどういったところでしょうか?

杉江様

創業オーナーであり、政府の成長戦略会議に名を連ねる金丸の考え方を直接聞けることは、経営コンサルタントとしても、ビジネスマンとしても非常に参考になります。一見豪快に見えますが、金丸はとても用意周到で、不安要因をすべて消した上で成功に向かう道筋を自ら引き、周囲をけん引していくタイプです。金丸の考えは、フューチャーの原理原則をまとめた「Future Way」として全社員に冊子・イントラで共有されており、それを読み・体現することも非常に参考になりますね。

長野様

私も金丸とは、定例会議等で会う機会があります。大規模の会社ですと会長や社長と話す機会はほとんどないと思いますが、SIGに来てからは毎月、案件や組織の運営の相談をしています。会長とこの距離感で直接考え方を聞けるというのは他にはない魅力です。

ヘルスケアの活動には金丸の想いもあるので、その想いや意見を聞くことがあります。国の仕事をしているため、本当に興味深い情報を持っており、ビジネスマンとして非常に参考になります。

Ⅲ.直近のプロジェクト事例について

EL

直近のプロジェクトの事例についてお伺いできますか?

杉江様

今われわれが手掛けている3つのプロジェクトを紹介します。それぞれ、①弊社のTechnology Innovation Group(TIG)との協業プロジェクト、②フューチャーアーキテクトのITコンサルタントとの協業プロジェクト、③SAIGとの協業プロジェクトになります。

1つ目は、大手材料メーカの検査ビジネスのサービス化案件になります。サービス化戦略検討と具体的なサービスブラッシュアップを同時並行で実施し、アジャイルに高度化していくという案件です。
サービスブラッシュアップの際には、パワーポイント等の資料ベースではなく、実際に動くモックアップをTIGのメンバーに作ってもらっています。社内にスペシャリストがいるので、モックアップの段階でも顧客体験やデータベースの構造を踏まえられ、非常にスピーディに作り上げることができます。グループ内に技術力の高いメンバーがいることで、質・スピード共に圧倒的な成果を出すことができると感じています。

2つ目はある地方流通業のこの先10年を見据えた全社IT刷新のグランドデザインを描く案件です。人口減少等、地方が抱える構造的課題をどう戦略的に解決し、そこにITをどう組み込んでいくか、根本戦略を描きながらシステムのロードマップを検討していきました。2年半くらい前からプロジェクトをスタートさせ、ちょうど今システムのリリースしているところです。最初の大きな絵を描くだけではなく、作った戦略がシステムとして構築され、事業が変わるというところを目の当たりにできるのがフューチャーならではの醍醐味だと思います。

長野様

3つ目の案件は大手企業のR&D戦略検討案件です。どういったR&D戦略が必要か、それによる効果の試算など企画・構想の部分はSIGメインで進めていきますが、テーマの具体化が進んだときに、実現性の評価やR&Dの設計等をSAIGとタッグを組んで案件を推進しました。今回のケースではクライアントから他社のAIベンチャーに声掛けして提案をいただき、クライアント内部では実現性が高いと評価していたのですが、SAIGメンバーとの検討の中で各ステップでの実現性を再検証し、技術的難易度を説明、R&D内容の再設計することでより実現性の高いR&Dへとつなげることができました。

今回のことでコンサルタントの目線から思ったのは、AI案件に関与する際にはデータの中身、質や量といったところまでしっかり確認した上で、本当に実効性があるのか、難易度はどれくらいなのか、ビジネス的な要件から見て精度80%で効果が出せるのか99.9%まで精度を求められるのか、という全体感を理解し、マネジメントできるスキルが必要だということです。
分かりやすい実例でお話しすると、当初のクライアントのニーズはコールセンターで受けた内容を文字に起こし、要約してシステムにインプットしたいというものでした。それにより、コールセンターが電話を受けてから内容を入力する業務が大幅に削減できるようになるわけです。対象はグループ会社の保険に関するやり取りでした。保険のやり取りは長くなってしまうこともあり、5~10分間の会話をどう要約していくかを考えなければいけない難しい技術です。実際に要約したものを確認したところ、文章が意味をなしていないものが多くありました。今回の業務の場合、コールセンターで話した内容が50%だけ合っているというのでは駄目で、ビジネス要件的には100%に近い高い精度を求められる領域にも関わらず、このような間違った方向に進もうとしていたために、方向性を修正しています。

貞光様

SIGとSAIGで連携して進めていた中で、私から見て本件の問題点は大きく2点ありました。1点目は、AIの使用目的の明確化です。当初はコールセンターの要約をやりたいという話でしたが、結局は要約を人が読む必要が生じてしまいます。それは本当に最適なAIの活用方法といえるでしょうか。そうではなくて、コールセンターに集まった情報から、直接的にAIの分析結果を提示した方が良いのではないだろうか。つまり、そもそもやりたいことが違うのではないかというところから、問題提起をしました。

2点目は、要約が可能であるとする根拠となる精度数値が、他ベンダーの示した論文上の数字に過ぎなかったという点です。整った論文の世界と、雑音の多いリアルな世界では、全く異なります。クライアントと共に実際のデータを確認した結果、要約の実用化は難しいという判断になり、我々が提案した全く異なるアプローチで検討を進める方針となりました。

本事例が示すように、フューチャーの強みの1つは、コンサルタントとエンジニアが対等な関係で協業できることだと思います。エンジニアは、技術的な観点から本当にこのまま進めて良いか、意見を出し、コンサルタントとブラッシュアップしていきます。

なぜこれがうまくいくかというと、SAIGのエンジニアと、SIGのコンサルタントの個々人に“のりしろ”のような領域が存在しているからだと思います。この“のりしろ”がないと議論がかみ合いません。フューチャーアーキテクトに新卒で入ると、必ず全員がプログラミングを習得し、テクノロジーの知見を身につけます。また、SIGのキャリア人材も過去の経験からデジタルの知見を持っている方が多いですし、SAIGのほとんどのエンジニアもクライアントへのコンサルティング経験を有している。この“のりしろ”がお互いにあってこそ、初めてコンサルとエンジニアの連携が機能するのではないでしょうか。

Ⅳ.求める人物像について

EL

求める人材像をお聞かせください。

杉江様

当社に入社して「何がしたいか」を持っていてほしいというのが一番大きいです。面接時に「この会社に入社すると何ができますか」と受け身の姿勢で言われると、活躍は難しいのではと考えてしまいます。当社では、自分が何をやりたいかを若手の段階から意識し、それが実現可能な環境を探しているという方がフィットすると思います。十分なスキルを備えているかどうかはその次の問題で、まずは思いがあって自律的に動けるということが重要だと考えております。

フューチャーという会社自身も、SIGも、様々なことが実現可能な組織です。やっては駄目だと言われることはほとんどないので、自由な発想で何をやってもいい環境です。例えば、デザインやクリエイティブを戦略やビジネスにどう繋げるかを事業としているi.lab(アイラボ)という会社があるのですが、フューチャーにもi.labのような能力が必要だと思っていたところ、偶然にもi.labの社長からM&A先を探していると相談を受けたので、金丸に話をして、M&Aが実現したというような例もあります。

また、ヘルスケア事業などは、もともとSAIGメンバーとSIGメンバーとで個別案件として進めていましたが、事業として立ち上げ成長させていきたいという思いの下に、ヘルスケアビジネス推進室という一組織になり、SIGのメンバー2名も兼任しながら進めるようになっています。このように、コンサルファームでありながら、新たなビジネスを作ることも可能です。

長野様

私の転職理由は、テクノロジーを理解した上でクライアントに対してコンサルティングを行いたいということだったので、同じような気持ちの方が当社にフィットするのではないかと思います。現状、ITと経営は切っても切れなくなっていると思いますので、ITの重要性を理解したうえでコンサルティングを行いたいと思っている人にはぴったりの環境ではないかと思います。

EL

SAIGの求める人物像についても、お聞かせください。

貞光様

技術はもちろん重要ですが、技術だけでなく、社会にどういったインパクトを与えていきたいかという考えを持てることが重要だと思います。
ご自身の技術を使って何を成し遂げたいか、という想いを持った方に入社していただけると嬉しいです。

Ⅴ.応募者へ一言

EL

最後に、応募者の方へ一言お願いします。

杉江様

カルチャーとのマッチングも大事なので、IT分野は縁遠そうだとか、デジタルは分からないと敬遠せず、お気軽に話を聞きに来てください。

長野様

私のように、今まではデジタルの領域を経験してこなかったけれど、今後経験していきたいと思っている方は多いのではないでしょうか。これだけ世の中で、AI、デジタルの話が満ちあふれているので、挑戦したいと考えている方は多くいらっしゃるかと思います。是非応募をお待ちしております。

EL

本日は貴重なお時間ありがとうございました。

Profile

企業プロフィール

フューチャー株式会社

この企業の詳細情報
  • 杉江 周平 様

    製造・物流ディビジョンリーダー、イノベーション・ラボラトリ(i.lab) 取締役

    東京大学大学院広域システム専攻修了後、三菱総合研究所を経て2017年にフューチャーに入社。社内の新規事業として、戦略コンサルティング事業(SIG)を立ち上げ、製造業や物流業を対象に、経営・事業戦略、新規事業開発、イノベーション戦略などのコンサルティングサービスを推進している。2019年12月よりフューチャーグループ傘下となったイノベーション・ラボラトリの取締役に就任。現在に至る。

  • 長野 寛輝 様

    プロジェクトマネージャー

    千葉大学工学部を卒業後、山田コンサルティンググループ株式会社を経て2019年よりフューチャー株式会社に入社。SIGにおいてプロジェクトマネージャーとして、経営・事業戦略、R&D戦略、オペレーション改革などのコンサルティングサービスを担当。HIG(Healthcare Innovation Group)にて新規事業開発担当も兼任。現在に至る。

  • 貞光 九月 様

    Strategic AI Group Chief AI Officer

    筑波大学大学院システム情報工学研究科後期博士課程修了後、日本電信電話株式会社を経て2017年フューチャー株式会社に入社。SAIG(Strategic AI Group)を立ち上げ、Chief AI Officerとして幅広い業種のクライアントに対しAI導入を推進。現在に至る。

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