Loading...

Special Interview

企業インタビュー 詳細

株式会社ボストン・コンサルティング・グループ| Associate Director, Data Science 泉 晃様

Post Date2021-02-12 /
Category戦略, IT・デジタル, 外資系,

本日は株式会社ボストン・コンサルティング・グループ(以下、BCG)、アソシエイト・ディレクターの泉 晃様にインタビューの機会を頂戴し、BCGへの入社の経緯、プロジェクト内容、入社後のキャリアパス、求める人材像についてお話頂きました。

ご経歴について

EL

まず初めに泉様のご経歴についてお伺いできますか。

泉様

筑波大学で経営学修士(MBA)を取得後、大手SIerでSE/PMとして、大規模なストレージシステムのエンジニアをし、その後、お客様のシステムだけではなく、自社のシステムを作っていきたいと考え、大手サービス企業に転職しました。2011年当時は丁度ビッグデータのチームが立ち上がった時期で、そのチームのリーダーをさせていただきました。

その後、データ活用をさらに様々な業界でも行っていきたいと考え、コンサルティングファームのアナリティクス部門に参画し、データを使ったビジネスアナリシスチームのリーダーとR&Dチームのリーダーを兼務させていただきました。

当時、データを活用した変革を進める為には現場だけではなく、包括的な取組が必要と感じておりまして、そのレベル別に「地上戦」「空中戦」「宇宙戦」という例えをしていました。まずDXをするには現場でのデータ活用が一番重要で、現場を変えいくのが地上戦です。さらにその上のレイヤーとして、正しくデータを取り扱うというリテラシーを持ちながら仕組みとして会社全体でデータを使えるようにする必要があります。会社全体でデータを用いたDXを行うのが空中戦です。しかし、実は医療分野などは、企業単位だけではどうにもならない領域があるため、そこは業界全体や国として変えていかなければいけません。これが宇宙戦だと考えています。宇宙戦まで見据えどうやって戦うかを考えたとき、BCGは各企業のトップレイヤーとリレーションがあるため、業界を巻き込んで新たな動きを作っていくには最適な会社なのではないかと思い、転職をし、今はデジタル専門チームのDigitalBCGに所属しています。

EL

BCGに入社して、入社前に思われていたイメージとのギャップはありましたか。

泉様

良い意味でのギャップはたくさんありました。入社前は、経営コンサルティングの面では強みがある会社という印象を持っていましたが、技術面ではそこまでではないのではと思っていました。しかし、入社してみるとグローバルも含めた技術レベルが非常に高くて驚きました。
もう1つのギャップは、経営コンサルティングという意味で、高い収益性が求められると思っていました。もちろんそれは正しい姿でありますが、収益を追うだけではなく、社会やクライアントに対して貢献をしたいという思いが非常に強い会社であるため、業界や社会の課題解決といった取組みに対する周りのサポートが非常に手厚いのが特徴です。また、経営コンサルティングとしての様々な考え方や、実際にサステナブルに回していくためにはどのような仕組みをしなくてはならないかを、気軽にディスカッションできる環境もあります。高い技術力を持ち、社会に対しての貢献意欲の高さも兼ね備えているというのは、想像と異なり良かった点でした。

プロジェクトについて

EL

泉様の携わっている具体的なプロジェクトの内容をお伺いできますか。

泉様

様々な業界のプロジェクトがありますが、現在はヘルスケア関連のプロジェクトが多く、国のプロジェクトにも関わっています。例えば、去年から経産省が行っているAI QuestというAI人材育成事業のデジタル領域のパートを担当しています。企業ではデータを使った経営変革やデータを使ってサービス自体を効率化していこうという取り組みが多いですね。その中でも多いのはDX推進であり、そもそもデータを取り扱う部署を立ち上げるところからご支援するような案件も最近は多いです。

EL

プロジェクトはどのように獲得されているのでしょうか。

泉様

大きく分けると2つのパターンがあります。経営コンサルティングから入ってくるプロジェクトと、デジタルから作っていくプロジェクトです。前者では、企業の変革のニーズからデジタルやデータを使って変えていくというプロジェクトが多く、それが6割程度です。後者は残り4割になり、BCGが社会的な活動についてイニシアチブを取って進めていく中で、事業計画の支援依頼やPoC実施のお話を頂くパターンや、セミナーに共感いただいて声を掛けていただくパターンがあります。

EL

プロジェクトの中では経営コンサルチームはどのように関わられているのでしょうか。

泉様

我々はデジタルを専門とするチームですので、データサイエンティストや、コーディングやモデリングに特化したメンバーもいます。ただ私の場合は、プロジェクトリーダーとしてプロジェクト自体をリードすることもあり、その場合はデジタルのメンバーだけではなく、経営コンサルタントもメンバーとして参画し、メンバー全員をリードしながらプロジェクトを遂行しています。逆に、経営コンサルタントがリードするプロジェクトの中の一員としてデジタルチームが入ることもありますし、アドバイザーとしてサポートするパターンもあります。

EL

デジタルの先進技術に触れる環境もあるのでしょうか。

泉様

そうですね、そこも入社して驚いた点の1つです。例えば、クラウド開発環境は非常に恵まれています。BCGは他社をリードしていく観点で社内変革も非常に早い会社です。データサイエンスにおいても、最新のソフトウエア、先進技術を積極的に取り入れ、最先端の技術に触れる機会があるというところは魅力の1つだと思っています。グローバルではAIを活用したソリューション開発にも力を入れており、環境面や開発力の面では非常に先進的な環境なのではないでしょうか。

EL

御社の場合は特に上流の部分にフォーカスされていらっしゃるイメージですが、実際に企画に落とし込んで実装までというケースもあるのでしょうか。

泉様

そういったケースも増えています。もちろんプロジェクトによっては、戦略立案やプランニングのフェーズ、またPoCのフェーズまでというのもありますが、実際にアプリケーションを作ってリリースして改修するところまで伴走するようなプロジェクトもあります。時にはクライアントと一緒に会社を作って、サービスを開発して、アプリも作るというようなことも行っています。

EL

プロジェクトの期間やアサインについても教えてください。

泉様

デジタル人材としては同じプロジェクトを長期担当した場合、新しい技術を学ぶことが難しくなります。そこである程度の期間でローテーションし、常に新しいことを学んで成長するという点をデジタル人材の育成としては気を付けています。

また、アサインについては、マネジャー以上は複数のプロジェクトを掛け持つこともあり、私自身も複数担当しています。マネジメントロールを持たないメンバーは、基本的には単独のプロジェクトに集中して頂く形となります。

日本のデータサイエンスにおける課題について

EL

少し本題とは離れますが、様々な企業の最前線でご活躍されてきた泉様だからこそお伺いしたい質問があります。今日の日本が抱えているデータサイエンスの課題感については、いかがお考えでしょうか。

泉様

3つの課題があると思っています。

1点目は、使えるデータとフィールドがあまりにも少ないという現状です。ウェブ系の企業はデータが豊富にあり、それをサービスに実装するフィールドもあります。しかし、それ以外の業界では、活用できるデータがどれだけあるかに加えて、それを実際の事業に活用するための制度や法律が未整備の部分もまだあると思っております。今後、そういった仕組み自体を整備することが重要だと思います。

2点目は、データサイエンティストやエンジニアがあまりビジネスのことに踏み込まないために、それを使ってどういう効果や結果をもたらすかというところまでコミットしない問題があると思います。どの手法を使うかという前に、何ができて、その結果何をもたらすことができるかが重要です。そういった意味で、BCGでは、アルゴリズム10%、エンジニアリング20%、ビジネス70%と話しています。要するに、ビジネス現場や事業を変えていかなければ、成果に結びつかないため、ビジネスに対する意識を持つことが重要だと考えています。

3点目は、技術レベルです。データサイエンティストやエンジニアが労働集約型になっていくとバリューとしては非常に低くなります。他の人ができなかったことを実現できるからこそハイバリューになるのです。自分たちのビジネスの課題を探して解決方法を導き、そのための新しいアプローチを入れることで、他の業界や海外に対しての競争力を持つことが必要です。だからこそ、今はアカデミアとの連携が必要ですし、アカデミアの中でもトッププレイヤーと連携することで国際競争力のある技術力をつけていくべきだと思っています。

EL

今お話し頂いた3点は、御社として注力していくポイントにもなるのでしょうか?

泉様

2点目と3点目は我々として目指さなくてはいけないところだと思っています。だからこそ、ビジネスと強い連携を持ち、技術的にもトッププレイヤーであるべきだと考えています。1点目についても、イニシアチブを通して、データを活用できるようにする仕組みや制度を作っていく必要があります。3点の課題を解決することによって、データサイエンスやデジタルを通じて非常に高いバリューを提供できる会社になるのではないでしょうか。そういった人材を育成することはクライアントにとっても、会社にとっても、もちろんメンバーにとっても良いことなので、目指していきたいと考えています。

求める人物像について

EL

御社のコンサルタントとして求める人物像について教えていただけますか。

泉様

常に自分をアップデートしていける方ですね。今までの技術や経験にプラスして新しい分野に取り組んでいただき、より難しい課題を解決していくことができる方と一緒に働きたいと思っています。

EL

選考の中でもそういった観点で見ていらっしゃいますか。

泉様

常に進化していけるかというのは非常に重要な観点ですし、選考ではその方がBCGでもキャリアを積み重ねていき、より高いバリューを発揮して、その方としてもより良いキャリアを築けそうかを見させていただいています。

EL

実際に御社に入社される方はどのような方が多いのでしょうか。

泉様

最終的に自分のデジタルスキルをもっとビジネスに活かしていきたい、強化したいという人が多いです。技術志向であっても、技術も強化しつつ、それをうまく実社会の価値に換えていきたいと思っている方が多いですね。

そして主体的に動ける方も多いです。BCGの業務は誰かに言われてやるというものではありません。基本的に要件を決めるフェーズも経営コンサルタントとデジタルのエキスパートが一緒に行っています。もしくは、デジタルチームの案件に経営コンサルタントも参画し、プロジェクトを一緒に進めるというパターンもあります。ですから、経営コンサルタント、エキスパートのどちらかの言いなりというのは決してありません。これはクライアントに対しても同様で、御用聞きになるというモードはあまりないですね。クライアントが言うからではなくて、クライアントにとって良いことを我々として考えて、それをクライアントにぶつけて作っていくという形です

働く環境について

EL

御社で働く上で魅力に感じる点について教えていただけますか。

泉様

2つあると考えています。

1つは、早期に成長ができる環境があることです。これは仕事の難易度が高いということの裏返しでもありますが。、求められるスピードも品質も、他社とは違います。技術でもビジネスでもナンバーワンであること、トップレイヤーであることを目指している環境です。これを達成するためのサポートもあり、そういう人たちと一緒に仕事をするため、成長の早さは今までの環境の中でもナンバーワンだと思っています。

もう1つは、色々なことができるポテンシャルの高さです。今まで培ってきた実績やリレーションをうまく活用しながら自分たちのデータサイエンスやデジタルなどの新しいケイパビリティを入れていくことで、大きなバリューを出せるポテンシャルがあると思っています。何かしら課題があった時の社員の考え方自体が、できない理由を探すのではなく、どうしたらできるかという思考になっています。その中で自分なりの強みを使って、色々なことができるポテンシャルの高さは、他にない魅力ではないでしょうか。

EL

国内外の出張は多くありますか。

泉様

そうですね。海外のプロジェクトをやることもありますし、海外でのトレーニングやミーティングもあるので、コロナ禍以前は月に1回程度は海外出張をしていました。国内でもプロジェクトベースで出張がありますし、最近は関西にもオフィスをオープンしましたので、今後はそちらのプロジェクトも増えてくると思っています。

EL

勤務時間など働き方はいかがでしょうか。

泉様

プロジェクトのピークで忙しいことはありますが、通常の業務においては、20時になると数人のみが残っているといった感じですね。現在は、コロナの影響もあり、ほぼフルリモートで、チーム内のリレーションの構築に必要な範囲において出社をしています。従業員の健康に関しては非常にケアをしてくれる会社なので、リモートへの切替自体も早かったですし、勤務時間の長時間化をなくす仕組みやリモートワークをうまく回すための仕組みを取り入れるのも非常に早かったと思います。

EL

リモートワークが多くなる中でのバックアップ体制などがあれば、お聞かせいただけますか。

泉様

チーム内でのオンライン会議や交流会を積極的に行っています。加えて、メンタリングの制度があるので、定期的に状況や、どういった仕事がしたいかなどの要望をヒアリングしています。メンバー間のコミュニケーションはSlackなどIT Toolを活用して頻繁にあるようですが、さらに改善していかなければならないと考えています。

EL

勉強会やトレーニングなど、キャッチアップに対しての取り組みはありますか。

泉様

デジタル面とビジネス面の両方に対してサポートがあります。

まずデジタル面では、日本のローカルでのトレーニングだけではなく、グローバルでも非常に多様なトレーニングがあります。最適化、時系列、マシンラーニング、Docker等の、メインストリームの技術からニッチなところまで専門分野に特化したトレーニングを、大学で教えているレベルの方々から学べます。技術を学べる機会が多いだけでなく、実際それをどういう風に使えば良いのかをBCGのリレーションの中で学び取っていく機会があります。

ビジネス面でも同じで、専門家やアドバイザーとして来ていただいているような方が多いので、わからないことがあっても社内で聞けばわかるような環境です。
デジタル面とビジネス面のどちらとも、学びという面では非常にやりやすい環境だと思います。

EL

データサイエンティストとして、御社ではどのようなキャリアを描けるのでしょうか。

泉様

BCGでは“Unlock your potential” というPurposeを掲げており、クライアントや社会の可能性を”Unlock”するだけでなく、BCGで働く社員の可能性を”Unlock”するための様々な環境・仕組みを提供しています。その中の1つに、1人1人が目指すキャリアを実現する仕組みを提供する、という取り組みを行っています。データサイエンスや機械学習などの技術を理解しつつ、それをどうビジネスに適用していくかという、ビジネスサイドのキャリアパスや、自分の持つデータサイエンスの専門性を特化させていくキャリアパスもあります。グローバルではNLPや時系列、最適化といった、ある一定の領域の専門家としていろいろなプロジェクトに関わっていくというキャリアパスもあります。BCGは非常にグローバルなファームであり、海外のオポチュニティも非常に多くあるので、特定領域を強みにしてグローバルのプロジェクトにも携わるというキャリアも考えられますね。

EL

泉様の今後のキャリアビジョンについても、是非お聞かせください

泉様

2つあります。1つは、社会や世界に対して、より新しい価値提供や仕組みを通じて貢献できるような仕事をしていきたいと思います。もう1つは、自ら変化を起こしていくということです。今はデータサイエンス、AIやデジタルに携わっていますが、それをやり続けたいわけではなくて、物事を変えていくということがしたいと思っています。そのための手段がデジタルというだけなので、そこに固執はしていません。今後、おそらく新しい技術が必要になってくることもあるでしょうし、逆に自分たちが新しい技術領域や産業領域を作っていくこともあるでしょう。そういった変化に対して柔軟でいたいですし、自らが変化を作っていきたいと思っています。

EL

最後に、応募を検討されていらっしゃる求職者の方にメッセージをお願いします。

泉様

BCGは、高い能力や貢献を求められるのはもちろんですが、それ以上に自分としてやりたいことが実現し得る環境です。言われたことをやりたいというよりも、自分で何かをしたい、そのために成長したい、という方にとっては非常に適した環境だと思っています。そういった志をお持ちの方のご応募をぜひお待ちしています。

EL

貴重なお話をありがとうございました。

Profile

企業プロフィール

株式会社ボストン・コンサルティング・グループ

この企業の詳細情報
  • 泉 晃(Izumi Akira) 様

    ボストン コンサルティング グループ(BCG) Associate Director, Data Science

    日本アイ・ビー・エム、リクルート、デロイトを経て現在に至る。データサイエンス・AI・先端技術のR&Dを専門とし、複数の企業でデータプラットフォーム構築やCoE組織の立ち上げを主導した。医療・製薬などヘルスケア領域を中心に製造・通信・官公庁などの各産業のデータとデータ活用プロセスの標準化にも積極的に取り組む。京都大学大学院医学研究科特命准教授を兼任しデータサイエンスの講義を担当

Other Interview

この記事を読まれた方にオススメのインタビュー

弊社で転職相談を実施するメリット

充実したサポート体制に
よる高い顧客満足度
業界出身者による丁寧な業界分析や、充実した「面接対策サポート」、密なコミュニケーションなどにより、お客様より高い評価をいただいております。※詳細は転職体験談をご覧ください。
転職相談者への中立的な
キャリア相談
転職相談に来られる方に対し、1人1人のご経験やご志向・ご事情に添って、転職を必ずしも選択肢としないキャリア相談を提供させていただきます。
高い内定率と
高年収決定
ファーム内定者年間500名を誇り、「GOOD AGENT RANKING」(450社以上)にて、平均決定年収部門『第1位』の表彰をいただいており(2018年度)、ハイクラスの転職支援においても高い内定率をあげております。
コンサル業界出身キャリア
エージェント多数在籍
コンサルティング業界出身者・VC出身者が多数在籍し、豊富な業界知見と多くのコネクションに加え、クライアントの立場も踏まえた生きた情報をもとに、ご支援いたします。

コンサルティング業界・
ポストコンサルティング転職に特化した
業界経験者による
プロフェッショナル転職支援サービス

ハイクラス転職支援
無料お申し込みはこちらから