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Special Interview

企業インタビュー 詳細

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング|SC&O( Supply Chain & Operations )|(パートナー 平井様、ディレクター 小林様、シニアコンサルタント 大槻様)

Post Date2020-01-21 /
Category製造・通信・メディア, 外資系, 女性,

本日はEYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社、SC&O(サプライチェーン&オペレーションズ)の平井様、小林様、大槻様にインタビューの機会を設けていただきました。これまでのご経歴や部門の特徴、プロジェクト事例、求める人材などについてお話しいただきました。

ご経歴について

EL

はじめに、平井様のこれまでの経歴についてお伺いさせてください。

平井様

私が大学を卒業した1996年は、パーソナルコンピューターが凄まじい勢いで進化しているタイミングでした。「これからいろいろな形でコンピューターがビジネスにイノベーションをおこしていくのだろう」という想いで、1社目は、国内のERPパッケージを開発・導入している会社へ入社しました。当時は、メインフレームからオープン技術を利用したビジネスアプリケーションに移行している段階で、約10年オープン技術により開発されたERPを製造業/流通業に対して導入するという仕事に携わっていました。その経験を通して業務プロセス改善や業務オペレーションとシステムの繋がりを学び、2社目は国内大手ITコンサルタントファームに移り、製造業に対するBPRを中心とした大規模なプロジェクトのマネージメントを2~3件経験しました。

その後、EYアドバイザリー&コンサルティングの前身であるEYアドバイザリーのパートナーから、サプライチェーンの領域や新しいデジタルトランスフォーメーションのビジネスを活性化させていくため力を貸して欲しいとお声がけ頂き、2014年3月にEYアドバイザリーへ参画しました。

当初はまだサプライチェーンの領域に対するコンサルティングチームの立ち上げをするタイミングで数人のチームでしたが、そこからチームを拡大していき、現在はサプライチェーン&オペレーションズの中で、サプライチェーン・トランスフォーメーションのリーダーをしているというのが主な経歴となります。

EL

他ファームと比べたとき、部門としての特徴にはどのようなものが挙げられますか?

平井様

元々、EYアドバイザリーに入ったときから、旧来のサプライチェーンマネージメント領域を対象とするチームではなく、サプライチェーン&オペレーションズ(以下、SC&O)という名前のとおり非常に広い領域に対応するチームとして立ち上がっています。このSC&Oいうのは、EYグローバルで統一された定義をもつEYの造語です。旧来のリニアにつながっていくサプライチェーンの機能範囲だけでなく、サプライチェーンをネットワークととらえ、それらに関わるオペレーション全般(ファイナンスや人事領域、カスタマーリレーションシップ以外の全てのオペレーション機能)は、SC&Oのカバー領域という構成を取っています。

旧来のサプライチェーンマネジメント領域だけのコンサルティングだけでは、現在の企業が抱えている複雑に絡み合う課題には対応できません。企業のプラットフォーム全体のオペレーションの繋がりや意味をきちんと理解した上で企業課題にアプローチしていかないと、本当に価値のあるコンサルティングはできないという考えのもと、非常に広い範囲の機能をカバーするチーム構成とし、それぞれの業務機能に対する知見や能力をもったコンサルタントがチームとして課題解決を推進していく事が特徴かと思います。

これはEYグローバル全て同じような構造をとっており、日本だけではなくグローバルに展開された企業に対するコンサルティングをEYのグローバルコネクションを使って対応できることが、EYのSC&Oの強みであり特徴だと思います。

EL

同じサプライチェーンを担当する部門でも、EYでは他社と比べても領域が広い(ファイナンスや人事領域、カスタマーリレーションシップ以外のファンクションをすべて含んでいる)点が大きな特徴ということですね。

平井様

そうですね。他社のコンサルティングファームはそれぞれのファンクション毎のチーム構成としているところが多く(例えば調達チームや物流チームなど)、そこの能力を深めているところが多いと思います。しかし、我々はサプライチェーン&オペレーションズという広い範囲を取り組みながらも、各チームをファンクション単位で分割していません。先程の話の繰り返しになりますが、昨今の企業課題は基本的にファンクション単位ではなく複雑にファンクションが絡み合った課題が中心です。それらの課題に総合的に対応していく事を目的とし、柔軟にチーム構成が検討出来る構造にしています。我々は、ファンクション単位でチームを構成すると、チーム間に人や数字の抱え込みが発生し、お客様の課題解決にとって障害になるケースが発生すると考えています。

これらのチーム戦略は、EY全体として、最適かつ特別なクライアントサービスを行う為にケイパビリティを最適に配置してチームを構成するという大きな方針に根付いています。

今までは、SC&Oのチーム内の話をしていましたが、EYの大きな強みとしてお客様に最適かつ特別なサービスを提供する為に、チームという垣根を越え、サプライチェーンやテクノロジー、あるいはストラテジーなど、それぞれのチームがもつケイパビリティを上手く融合させチームを構成する事を当たり前のように行うという事があります。実際にそれらが当たり前のように実践されているファームはほとんど無いのではと考えています。これらの考え方はEYの他のサービスラインであるEY新日本監査法人、EYTAX、EYTASとの連携、またグローバルの他リージョンとの連携も同様であり、グローバルレベルで最適なチームを構成出来る事は、非常に大きな価値があります。

プロジェクトについて

EL

最近のプロジェクトの事例を教えていただけますか。

平井様

そうですね。お客様の課題解決に向け、EYグローバルの様々なチームが繋がりケイパビリティを最適な形で組み合わせてサービスを展開しているという一つの事例をお話しします。

EYのUSA主導のプロジェクトでEY Japanのチームも参画し対応しているプロジェクトがあります。お客様は既にグローバルでサプライチェーンネットワークを作り運用していますが、今後の市場・事業環境の変化に柔軟に対応しながら、更なる効果を生み出すサプライチェーンネットワークを獲得する為に、TAXなど税効果も考慮した形でグローバルサプライチェーン機能再配置を行うという案件です。

機能再配置のためには、当然そこに発生するオペレーションも全般的に見直していかなければなりません。それらをグローバルのEYチームと連携しながらグローバル全体で最適なサプライチェーンネットワークを検討しながら、もう一方で在庫最適化(量や配置)のような緊急性の高い課題に対応する必要もあったため、グローバルでの機能再配置という中長期的な施策と、短期的な効果を出す施策を並行して推進する必要があるという状況でした。よって、EYのUSAとJapan共同でグローバル需給管理の最適化を推進し、中長期的なサプライチェーン機能再配置は、EYのグローバルの複数のサービライン・リージョンからTAXやアドバイザリーに関するプロフェッショナルが参画し推進するというEYグローバルが総合的に支援するということを約2年かけてやっています。

これは非常にEYらしいプロジェクトと考えており、単純に国の壁や、アドバイザリー、TAXといったサービスラインの壁を越え、様々な能力をもったメンバーがお客様の課題解決に向けて最適なチームを構成しています。
こういった案件はお客様も含め海外のEYメンバーとやり取りするケースが多いので、プロジェクトの言語は英語を標準言語としながら運営しています。

EL

法人間の連携や機能別の連携などは、かなり柔軟に行われているのでしょうか。

平井様

かなり柔軟です。繰り返しになりますが、この柔軟性を持つことを当たり前のようにやっていくのが、EYの強さであり良いところだと考えています。

EL

ありがとうございます。次は、小林様と大槻様にお話を伺いできればと思います。

EL

まずは、小林様のご経歴からお伺いできますでしょうか?

小林様

私のキャリアのスタートはSAPパッケージ導入を強みとする会社でのコンサルタントでした。会計コンサルタントを7年ほど経験し、その後IT監査を経験するため、新日本監査法人のアドバイザリー部門へ入社しました。

入社後、お二人とはバックランドが違い、IT監査を経験しております。その後、元々がSAP導入を行なっていたこともあり、SAPの中でもリスクを管理する領域で、全社的なリスク観点でのプロジェクトや内部監査のサポートをお手伝いさせて頂きました。その後の2016年からシンガポールに出向して、帰国後引き続きAPACでの案件についてサポートをさせていただいております。

現在SC&Oに籍を置いておりますが、主要なサービスとして私は自動車業界に対してクライアントフォーカスで業務をさていただいております。私の場合にはかならずしもSC&Oのサービスに特化しているというわけではなく別の部署のパートナーの下でプロジェクトをやらせていいただくことも多くあります。

現在もシンガポール駐在時にお付き合いが始まったAPACのお客様とお仕事をする機会が非常に多いです。仕事の5割ほどがAPACのお仕事です。

平井様

加えて言うと、例えば、自動車などセクターとしてお客様にフォーカスすることを軸として置きながらも、サプライチェーンなど何かのコンピテンシーを中心にやっていける体制にしたいと考えています。ここの縦横の関係性について柔軟性を持って考えられるのも、EY の一つの大きな特徴だと思います。

EL

続きまして、大槻様のご経歴をお伺いしても宜しいでしょうか?

大槻様

私は2018年にEYへ入社しました。EYに入社する前は総合商社グループの物流事業会社に勤めておりました。前職では、入社してから3年半ほどは親会社である総合商社の貿易実務支援、具体的には輸送ルートの調査・確立や輸送業者との輸送費用交渉に従事しました。その後は、社外のお客様に対して倉庫内作業や工場内物流の最適化・在庫削減・JIT納入体制確立といった物流改善策の提案~現場オペレーションの変革業務に計6年ほど携わりました。

EYに参画してからは、前職の様に特定の領域にフォーカスした改善提案といったプロジェクトよりも、機能・組織ともに横断的な体制でお客様の業務変革を支援するプロジェクトに携わっています。

EL

ありがとうございます。

入社の経緯について

EL

EY および新日本監査法人への入社の経緯を教えてください。

小林様

入社のポイントは2つでした。一つ目は面接官と話をする中で一緒に仕事していくイメージが描きやすく、この方の下についたらとても勉強できるだろうなと思ったこと。二つ目が、当時の生活環境とのマッチングでした。当時息子が3歳だったので、早く帰れること・交通の便が良いというのはポイントでした。さらにお話して下さった方から子供がいても活躍が可能で、ある程度はスケジュールを管理することができる仕事だと説明頂いたことも大きな理由でした。女性も多く・働きやすい職場だと話してくれたことが決め手でした。

EL

ビジネスパーソンとしての成長とワークライフバランス、その両立が図れる会社だと思われたということですね。では、大槻様はいかがでしょうか?

大槻様

私も同様、EYであれば楽しく働けそうだというイメージを面接時に強く持つことができました。自身の成長スピードを高める為にコンサル業界を志しましたが、色々な転職関連情報を見ると、コンサルティングファームの中途面接はとにかくロジックや発想力を追求される厳しいものである印象で、特に選考の一社目であるEYの面接にはすごく緊張して臨みました。

一次面接は平井パートナーが担当で、前職でやってきたことや考えてきたことなどを、想像に反してとてもフランクかつストレートに聞いて頂けたことが印象的でした。さらに二次面接では、面接前にオフィスツアーを行って頂きました。2回の面接は何れもいい意味で意外であり、リラックスできる雰囲気を作って頂いた上で、私自身が何を考えてどういうことをやりたいのか引き出して頂いたことが大変印象的で、EYで働きたいと強く感じました。

EL

入社後に携わった代表的なプロジェクトについて教えてください。

小林様

先ほど申し上げたIT監査は、会計監査の一部として複数社を担当させていただきました。その後は、自動車会社のプロジェクトに入らせていただいております。現在携わっているプロジェクトは大きく3つになります。1つ目は自動車会社様で、APACの子会社のガバナンスや管理のお手伝いをさせていただいております。アジア全域で管理したいというご相談を頂いて、国を超えたプロジェクトとしてEYタイ、EYフィリピン、EYマレーシアを中心に各国のEYとサポートをしています。

2つ目は日本の商社でリスク管理のプロジェクトになります。3つ目はタイヤメーカーですが、こちらも範囲が広くワールドワイドのリスク管理についてのプロジェクトになります。

EL

それらのプロジェクトは掛け持ちでしょうか。

小林様

はい。基本的にマネージャー以上は、専属とは限らないです。

EL

貴社が手掛けるプロジェクトはグローバルであることが特徴でしょうか。

小林様

特に今私が携わらせていただいているプロジェクトは国を越えて携わることが多いです。日本のお客様も国を越えてオペレーションされているので、どうしても国を越えざるを得ない。特に意識していませんが、グローバルなプロジェクトは多いと思います。

EL

ありがとうございます。続きまして、大槻様はいかがでしょうか

大槻様

私は入社から先月(2019年7月)まで、一つのプロジェクトに携わっておりました。クライアントは日本に主要製造拠点を持つグローバルメーカーで、世界各地にも工場を持たれています。この度、国際的な調達ハブをアジア圏で新設されることとなり、商流の変革に伴う新たな業務プロセスの設計を支援しました。新たな業務プロセスを設計するために、各拠点の現行業務を把握する一方、クライアントが将来ありたい姿をヒアリングして要件を整理し、どの様に変革を進めていくかを検討・提案しました。

このプロジェクトにはEY USAやUKのメンバーも深く携わっていましたが、主要製造拠点は日本にありますので、クライアントへのヒアリングや業務変革に向けたワークショップ等は我々日本メンバーが積極的に行い、・USA・UK・日本の三拠点で情報共有しながらプロジェクトを進めていきました。

EL

ありがとうございます。貴部門では長期的なプロジェクトが多い傾向にあるのですか?

平井様

今、小林と大槻が話したプロジェクトは比較的、期間が長い案件となります。やはり3ヶ月から半年で現状のアセスメント、アセスメント結果に基づいた構想策定を実施するような案件が多いです。そしてそれを実際に実行までやっていくとなると1~2年というスパンになるプロジェクトが一定数あります。今回2人が携わったプロジェクトは、その一定数に該当します。

EL

クライアントが変わっていく様子が見えて、すごくやり甲斐がある印象を持ちました。
次に、一緒に働きたい方の人物像を教えてください。

小林様

面接も担当させていただいておりますが、その中で中途・新卒の方に「どんな人がEYに向いていますか」と聞かれることがあります。私個人としては、自分の意見を伝えてくれる人だと考えています。

EYには人の話を聞く文化があります。目上の方であっても、「どうしてそう思うの」という質問が多くされているように感じます。これは海外のメンバーファームでも同様です。侵入社員であっても「どのように考えたのか」ということを聞かれます。そのような質問に対して率直に語ってくださる方が、私は一緒に仕事がしやすいです。どのように思っているか・考えているかを率直に伝えようとしてくださるか方、また受け身よりは積極的な方が良いのではと思います。

あとは個人的には柔軟な方が向いていると思います。プロジェクトは良い時ばかりではありません。そのようなときに一緒に仕事をしている仲間ですから、可能な限り辛さも共有していただける方が良いです。共有していただいた上で一緒に工夫をし「頑張ろうね」と言えるような関係が理想です。コミュニケーションに対して積極的な方が良いですね。

EL

貴社では、他者の話を聞く文化があるので、ご自身の意見を発信してくれる方が向いているということですね。また、ポジティブシンキングな方が向いているということですね。

大槻様

そうですね。私も同じ考え方です。プロジェクトでは思い通りにならない事・一筋縄ではいかない事がしばしば発生します。そのような時にこそ仲間の存在が大切で、課題解決に一生懸命取り組みつつ、リスペクトし合う、励まし合う、たまに冗談を言い合う、といったコミュニケーションが重要です。

また、仲間と楽しく時間を過ごす事の前提として、クライアントに貢献したい・プロジェクトを成功させたいという思いや誠実さを共有できている事が大切だと思います。課題解決力・コミュニケーションスキル・そして土台となる人間力のバランスが取れた方と一緒に働けると、学びも多く嬉しいです。

魅力について

EL

御社の魅力を教えてください。

小林様

基本的に、風通しが非常にいいと思います。上下関係についても、「この人が言ったら絶対」のようなことはありません。私のキャリアにも当てはまりますが、積極的に「こういうことをやってみたい」と言った時、比較的それを後押ししてくれる文化であると感じます。例えば海外に行ってみたい・こういうプロジェクトに入ってみたい/やってみたいと言った時に、上司や周囲が後押ししてくれる文化があります。一方で、言われたことだけをやっていればいいという会社ではないので、積極性が求められます。積極性がある方には、意見を発信する場が与えられる・チャレンジさせてくれる会社であると思います。

EL

ありがとうございます。風通しの良さと、やりたいことがあり・それを発信すれば、やらせてもらえるような文化・土壌があるということですね。

大槻様

そうです。私は、前職での経験から、携わる業務の内容・一緒に働く人・働く場所という大きく3つの業務環境が変化する中で自身の成長を感じて来ました。私がEYに入った理由に成長スピードを上げたいことがありましたが、EYの魅力は、意志を持てば多くの業務環境変化すなわち成長チャンスを得られることです。私は、改善提案できる領域を物流だけでなくサプライチェーン全体に拡げたいと考え転職しました。私の様に経験が特定の領域に寄っていても、意志を強く持って望めば、当然知識・スキル面でのキャッチアップは必要ですが、サプライチェーン全体にわたる業務改善や構想策定というようなプロジェクトにも参加することができます。

海外のメンバーや、税理士法人などEYグループ他組織のメンバーと協働する機会が多いことも魅力です。私自身、アメリカやイギリスなど、日本に居ながら様々なメンバーと働くことができています。一緒に働く仲間がプロジェクト毎に増えていくので、コミュニケーションが好きでそこから何かを得るのが得意な人にとっては、より魅力的に映るのではないでしょうか。

働く場所の変化も魅力の一つです。今後はアジア圏が中心のプロジェクトに携わることや、逆にそれらの国の人を迎えて一緒に日本で成長するというチャンスが増えるのではないかと益々期待しています。

平井様

面白いですよね。日本のSC&Oチームの中も非常に多様性にとんでおり、UK・インド・アメリカ・カナダ・中国出身と様々な方がいます。さらにEYの各現地と繋がっていくので、多様性という点で多くの刺激を持って仕事が出来ているのではと思います。

EL

小林様・大槻様に共通する話として、アクティブに行動すれば、それに応えてくれる企業であるということが感じられますね。

キャリアについて

EL

小林様と大槻様は今後どのようなキャリアを描かれておりますか。

小林様

この業界に20年ほどいるので、基本的に仕事の内容が大きく変わることは想像しづらいです。今やらせていただいている国を越えてお客様をサポートしている仕事ですが、少し規模が大きくなるということは想像しています。あとは後輩の育成についてはもう少し力をいれていく必要があると考えています。もう一つは仕事そのものではないですが、ダイバーシティや働き方にも関心があります。コンサルティング業界もこの10年で変わったと思います。私が入社した当初は夜遅くまで仕事してタクシーで帰り、また朝9時に出社するといったような時代でした。今はワークライフバランスを重視し、後輩や自分のプロジェクトメンバーがバランス良く働けるようにするための指導も当然のように行われています。私は事業会社の業務経験がないので比較できないのですが、女性が以前より仕事を続けやすくなったのは間違いないと思っています。

私が入社した頃女性のコンサルタントは少なく、新卒でも2~3割しか女性がいませんでした。今では、新卒は半数が女性であり、育児休業からの復帰率も非常に高いです。当社はあまり声高にアピールしてはいませんが、他のコンサルティングファームよりも圧倒的に女性が働きやすい企業ではないかと感じています。

また男性の育児休業の取得が盛んです。私のチームでも今年にはいってからお二方が育児休業を取得されました。育児休業などに理解がありますし、それが普通になっているので、そのような面での働きやすさもあります。今後は女性推進活躍だけでなく、男性外国籍の方も含めたダイバーシティ&インクルージョンを推進していきたいと考えています。
こういった制度を整え、よりよい環境を構築していくのが個人的な目標です。「EYに入って良かった」と言って頂けるような会社にしたいと思っています。

EL

大槻様はいかがでしょうか。

大槻様

まだまだ成長途上の立場ですが、私は前職で経験を積んだ物流領域に軸足を置きながら、サプライチェーン上の他領域におけるケイパビリティを高めていきたいと考えています。

物流・サプライチェーンに関わらず、EYではグローバルとして様々なソリューションやツールを開発してお客様に提供しています。この流れが進むと、昔と比べて「この”人”じゃないと提供できないソリューション」は減っていくのではないかと思います。この状況下、今後はお客様にとって意味合いの大きい課題を見出す力・課題解決を推進する力が重要になるのではないかと感じています。業務知識・コミュニケーションスキル・人間力を磨き、「この人だから相談したい」と言われるコンサルタントになりたいと思っています。

求める人物像

EL

求める人物像を教えていただけますか?

平井様

求める人物像として、大きくコンサルティングファームを受けに来てくださる方は二手に分かれています。ファームtoファームで動く方と、事業会社からファームに移りたいという方。経験や持っている能力は異なる部分がありますが、共通して必要な能力は「今まで自分がやってきたこと・成果・失敗を自分自身で向き合え、それらを自分の言葉でちゃんと伝えることができる」というところが重要だと考えています。

例えば、ファームでこのような変革を実現しました、このようなシステムを導入しました、といったことを成果として経歴書に書かれているとして、その中で起きたこと・自分が体現できたこと・失敗・成果として誇れることなどを自分の言葉で話す方は、信用度が上がります。

あと、キャリア採用において、新卒採用と違うところは、想定ランクに必要なコンピテンシーやケイパビリティを持たれている必要があることです。特にファームtoファームで転職を検討されている方は、少なくともサプライチェーンやオペレーション変革などご自身の経歴を、コンピテンシー、ケイパビリティの視点で伝えて欲しいです。

あと、事業会社で経験を積まれてきた方々も我々のチームには多く、実際に10年~20年事業会社で経験を積んだ方がファームに移ってくるというケースもあります。事業会社からファームに来た方は、最初はコンサルタントの働き方や価値提供の方法、顧客の期待値などを理解することに苦労されることが結構あります。しかし、それらの課題に真摯に向き合い理解する事が出来ると、今まで事業で様々なことにコミットしながら企画立案、オペレーションを行ってきたという地に足がついたビジネス感覚がコンサルティングの基本スキルと掛け合わさり、物凄いアウトプットが出てくるという場面を何度も見ています。

事業会社からファームに移られる方には、一つの業務ファンクションやロールに視点が閉じた形ではなく、サプライチェーンの繋がりやその影響を理解している、もしくはそれらに興味がある方に来て頂きたいと考えています。例えば物流業務を長く経験しコスト削減など多くの成果を出してきましたという方が面接に来て頂いたとします。

そのような場合はコスト削減実績の成果などを聞くような事は少なく、自社の立ち位置を超えて物流業界や物流ファンクション全体に対してどのような視野を持っているか、自社の物流部門が抱えていた課題は何で、その課題はサプライチェーンやデマンドチェーンなど広い視野で見た時に何処に真因があるのか、それを解決した時に影響を受ける他の業務機能は何かといったような質問をするケースが多いです。

これらの質問にご自身の考えをきちん答えられる方は、海外の現地法人立上げに携わった事がある方や、社内のシステム導入や大規模プロジェクトに参画もしくはリードされたた経験がある方に多いように感じています。このような方々は広い業務領域の関連性を考える事や・それぞれのロールを定義する事など広く多様性のある視点が身に付いているケースが多いからだと考えています。

繰り返しになりますが、一つのファンクションやロールに視野が閉じている方よりも、専門性は持ちながらもサプライチェーンを中心に広い視野で物事の関連性を理解している方が、当部門で活躍できる人物像になります。

EL

事業会社出身の方だと、一つのファンクションではなく他のご経験があることは勿論のこと、全社的な視点を持っている事が大きなポイントなのですね。

平井様

そうですね。そのような方はコンサルタントになった後も非常に成長し活躍されるという認識です。

EL

人柄という点では如何でしょうか。

平井様

EYはチームをすごく大事にする文化であるという事は説明したかと思います。個の能力向上に貪欲である事はもちろんの事、それらをどうチームに還元し顧客に最適なサービスを提供できるかを考えられる事が重要となり、チームワーク・チームビルドでの適性は、求める人物像の基本になってくると思います。

あとは直観的になりますが、この方と一緒に働きたいと思うようなポジティブな印象を与える雰囲気かなと思います。この直観的な印象は顧客にサービスを提供する上でも重要な事かと考えています。

EL

御社の魅力を教えてください。

平井様

まずは、働きやすさだと思います。多様性を認め合う文化が根付いており、お互いの立場の枠を超えたオープンなディスカッションが出来る雰囲気があります。あと、EY Japanは、2019年7月にEY APACエリアの中の1つのリージョンになりました。その効果として案件の規模・質が大きく変わってきたというのを実感しています。APACのシンガポール、オセアニア、中国など。様々な地域のSC&Oのリーダーと話していく中で、複数の地域に跨った提案機会というのが非常に増えておりグローバル案件に携われる頻度が高くなっています。

また、最近EYの大きな魅力の一つであると考えているのが、オファリングメニューの作り方です。EYではオファリングメニューを作る際、各リージョン・各国からその責任者や担当が集まり、何回もカンファレンスしながら一緒に作り込んでいきます。現在、SC&OではこのようなGlobal全体の取り組みによって作成した、Supply Chain Reinventionというオファリングメニューを推進しています。

これらの活動は、一般的な外資系のファームでよくある、本社の意向で上からソリューションが落ちてくる姿とは違い、各国のマーケット状況をお互いの国が認識し、グローバルに展開するお客様の課題解決に最適なオファリングメニューを開発する事を重要視しています。

そういった活動に参画することで各国の様々な能力をもつメンバーに接する事でグローバルな感覚を身につけながら、自分のキャリアを伸ばしていけます。そういう部分をとても大切にしているというカルチャーに魅力を感じられる方には、すごくフィットすると思います。

今後の方向性について

EL

今後のEY アドバイザリー&コンサルティングの方向性についてお伺いできますか?

平井様

おかげさまでEYアドバイザリー&コンサルティングも、約1,500名を超える規模まで成長することができました。

コンサルティングファームへの転職活動をされていく中で様々な情報を収集しEYが今どういった規模感なのか、どのようなステージにあるのかは勉強されると思います。その上でお話すると、EYは、まだまだ拡大路線の途中で、今後も成長を加速化させていくという、とても野心的なプランを持っており、それをEYグローバルも積極的にサポートし投資をしています。なぜなら、日本にはグローバルに展開している素晴らしい企業が多くあり、それらの企業に対してEYグローバル全体でサポートするという事の重要性を理解しているからです。

事業を拡大していく時は、先行投資的にソリューションを作っていく事も重要ですし、不安定な要素の中でストレッチしていかないといけない事もあります。一方で従来のビジネスモデルの中で、安定したコンサルティングサービスを行っていくことも必要となります。EYグローバルの強固な基盤を活用しながら、EY Japanの拡大ステージに魅力を感じることができる人は、ぜひ一緒に働きたいですね。

EL

転職を検討中の方々に一言ずつお願いします。

大槻様

事業会社から転身し、コンサルタントとして働くことで、自分の中でも働き方など多くのことが変わりました。EYの魅力でも語りましたが、多くの社内ノウハウがあるだけではなく、様々な経験を持った方もいます。そのような上司・同僚のサポートもあり、入社から約1年、とてもいいスタートができているというのが正直な感覚です。

ご紹介したEYの環境や成長機会に魅力を感じて頂ける方がいれば、今後も拡大・成長していくEYの中で、一緒に楽しく働きたいと思います。

小林様

私も近い意見ですが、私自身はバックグランドが事業会社の方でもコンサルタントでもあまり関係がないと思っています。とにかく「やってみたい」という気持ちがある方は、ぜひ様子を見に来て頂きたいです。会社によってカラーが違うと思います。候補者の方々も、私たちと一緒に働きたいかどうかをぜひ見に来ていただければと思います。やってみたいという気持ちがあれば、ぜひ一度来て頂きたいです。そしてその場で、一緒にどうやって頑張れるかをお話できればと思います。

女性の皆さんは遠慮されているケースもあるかもしれませんが、一人ではなくチームで支えていく文化です。チャレンジしてみたいという気持ちがある方はまず一度話をさせていただければと思います。

平井様

日本におけるサプライチェーンのコンサルティング領域において、EYはまだまだプレゼンスが低いと認識しています。

ただグローバルを見た時は、多くの調査機関がEYはサプライチェーン領域におけるグローバルリーダーという調査結果を出しています。これは海外に行くとEYの強さを実感します。インバウンド案件が多い事も、本領域における海外のEYの強さを物語っていると思います。

我々は、今後もグローバル連携をどんどん強化していき、日本のお客様に最適なサプライチェーンソリューションを展開していく事を推進しています。また5年後には、日本の中でサプライチェーンコンサルティングファームと言えば、まずEYが出てくることを目標にしています。

グローバルでリーダーと評価されているプラクティスを活用しつつ、自分の能力を伸ばし、さらにチームの能力を伸ばし、EY JapanのSC&Oチームのプレゼンスを向上させていく。そのようなステージにワクワクするという方は、まずは応募してください。これが、私からのメッセージとなります。

EL

インタビューは以上になります。どうも、ありがとうございました。

Profile

企業プロフィール

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社

この企業の詳細情報
  • 平井健志(Kenji Hirai) 様

    Partner

    1996年に新卒で国内ERPパッケージベンダーに従事後、国内大手コンサルティングファームにて多数の製造業の大規模全社業務改革プロジェクトを牽引。 2014年にEYに参画し、グローバル製造業/流通業のサプライチェーン領域を中心としたバリュー チェーン変革コンサルティングを推進。 特にTechnologyを 活用した大規模BPRを得意とし、EY Japanにて、Supply Chain Digital Transformationソリューションをリード。

  • 小林直子(Naoko Kobayashi) 様

    Director

    2000年に新卒でBig4 コンサルティングにてパッケージ導入に従事後、2007年EY新日本監査法人に参画しIT監査業務に従事。EYシンガポール駐在をへて、APACでの日本企業の業務を幅広くサポート。 現在はAutomotiveセクターに所属し製造業全般のリスクコンサルティングに従事。

  • 大槻俊輔(Shunsuke Otsuki) 様

    Senior Consultant

    2009年に新卒で総合商社グループの物流事業会社へ入社し、製造業やEC事業における物流作業効率化・在庫削減・JIT納入体制確立等のプロジェクトに従事。 2018年にEYへ入社し、グローバル製造業者の大規模BPRや、M&A後の業務プロセス統合計画策定の支援に従事。

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