特集|アクセンチュア 金融サービス本部 スペシャルインタビュー


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本日はアクセンチュア株式会社、金融サービス本部のマネジング・ディレクターである神 英樹 様、シニア・マネジャーであるYuki S .様にインタビューの機会を設けていただきました。金融サービス本部の組織、担当業界の状況およびプロジェクト概要、求める人材像などについてお話しいただきました。

.ご経歴について

EL:お二人のご経歴について教えてください。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA神様:
私は、1999年に新卒でアクセンチュアに入社をしました。入社後はテクノロジー部門に配属され3年ほど金融機関向けのシステム開発などを経験し、その後はコンサルティングを軸としてキャリアを積み現在に至っています。

今の部署に所属する前は業界横断で様々なプロジェクトに関わってきたのですがある時、金融領域に野心がある魅力的な上司に出会いその人についていきたいという思いが強くなり、金融サービス本部で仕事をするようになりました。

Yuki S.様:
私は中途採用でアクセンチュアに入社しました。前職は国内大手のSIerに在籍し、勘定系パッケージシステムの開発を5年ほど経験しました。その後結婚を機に転職を決意 、アクセンチュアにコンサルタントとして入社し、出産、育児休暇の後に、マネジャー、シニア・マネジャーと昇格し、現在に至っています。

ELYuki S.様は、転職の際になぜアクセンチュアを選ばれたのですか。

 Yuki S.様:
カルチャーが気に入りました。アクセンチュアは上司に何でも言える風通しのいいカルチャーだという話を聞きとても魅力を感じていました。実際に入ってみてからも、ギャップはなく本当にその通りでした。

 

Ⅱ.金融サービス本部のミッションと組織の概要、プロジェクトについて

EL:金融サービス本部のミッションや業務内容を教えてください。

神様:
金融サービス本部のミッションは、金融機関の変革(トランスフォーム)を支えるということです。金融機関ではデジタル化やグローバル化が求められています。私たちはパートナーとしてこれらの経営命題に対し、ストラテジー、デジタル、テクノロジー、オペレーションといった他のサービスグループと一体となり、最適な支援をさせていただいております。 

EL:テクノロジーコンサルタント(以下TC)について教えて下さい。

神様:
TCには約200名が在籍し、マネジャー以上が約4割という人員構成です。お客様は銀行、証券会社、生命保険、損害保険の大手企業が中心ですが、最近では流通や通信といった異業種から金融に参入する企業に支援する機会も増えています。

支援するテーマも、金融機関のトップラインの向上、グローバル化、コスト削減、規制対応といった幅広い分野にまたがっています。特に最近は、新しいテクノロジーを活用して業務改革やビジネス改革をしようという話が増えています。この新しいテクノロジーを活用した改革は、TCが中心となってコンサルティングをしていくことになります。

例えば今まで人手でやってきた業務をRPAやAIなどで効率化する話や、金融機関の重厚長大なアーキテクチャを持つシステムを、クラウドを用いた軽量なアーキテクチャに変えていく、といったテーマが対象になります。

EL:具体的に直近で対応をしているプロジェクトの事例を教えてください。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA Yuki S.様:
1つはメガバンクのRPA導入プロジェクトです。クライアントを取り巻く低金利環境下、コスト削減は至上命題です。我々は、業務効率化、生産性向上を実現するソリューションとしてRPAを導入し、至上命題であるコスト削減達成に向けて寄与しました。ここで創出した余力は、高付加価値業務の拡大や働き方改革の推進、といったものに充てられ、継続的な改善取組みが続いています。

もう1つは現在携わっている保険会社のデジタライゼーションプロジェクトです。前述したRPAに加え、AIチャットボット、アナリティクス、といった様々なデジタルソリューションを駆使し、保険に加入したお客さまの体験価値向上に寄与するだけでなく、保険商品を取り扱う社員の業務生産性向上も併せて実現するプロジェクトのPMOを担当しています。

お話したプロジェクトの両方とも、TCだけではなく、マネジメントコンサルタント(以下、MC)や開発のソリューションエンジニアチーム、UI/UXチームなど、アクセンチュアの様々な組織が一同に会し、上流から下流まで一気通貫でクライアントを全面的に支援しています。

 ELMCTCについて役割の違いを教えていただけますか。

Yuki S.様:
MCとTCの境界線は、以前に比べてよりグレーになってきたと感じています。以前は経営課題の解決策をMCが業務観点で、TCがテクノロジー観点でソリューションを創出するといったアプローチや、MCが業務を整理してTCがテクノロジーを使ってどう実現するか検討する上流下流の関係が存在していたのですが、最近はテクノロジーを起点としてビジネスを考えるアプローチが増えてきたためと考えています。

神様:
テクノロジーを起点としてビジネスを変えるということだと、例えばウーバーの話があります。ウーバーはテクノロジーありきで新しい配車ビジネスを作り上げ、実態としてタクシー業界の競合ビジネスに参入しています。金融業界でもFintechによりテクノロジーを起点とした新しいサービスが生まれてきています。このような流れの中で、TCは「テクノロジーを起点としてビジネスをどう変えるか」を考えます。MCが経営命題を起点に考えるのに対し、テクノロジー起点での主役は私たちTCとなります。

EL:他に御社ならではの特徴的なプロジェクトはありますか。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA神様:
グローバルで支援できるということは、アクセンチュアならではの特徴だと思います。我々は、コンサルティングのみならずシステムの実装までを自社のテクノロジー部門とともに対応することができますが、それをグローバルでも実現できる環境があるのは強みだと思います。
実装ということについては他のコンサルティングファームでもPMOという形では支援できるかもしれません。しかし、我々は自社の組織でコンサルティングから実装までの全てに対してエンド・トゥ・エンドで責任を持ってやり切ることが出来るのです。

私たちは海外、例えばインドなどにデリバリーセンターを持っていますが、ここは単なる安いオフショア拠点ということではなく先端技術のノウハウが集約されています。ここでは、AI・オートメーションやブロックチェーンといった最先端テクノロジーの研究開発も行っています。

例えば、あるシステムを作る場合、全体のデザインは日本が主導して行うのですが、実装の際にインドのセンターの知見を活かしDevOpsを実現しましょう、という提案ができます。このようなスキームを考えて提案できるのはアクセンチュアならではの特徴だと思います。

また規制対応では、日本の大手金融機関は海外拠点も含めた対応が必要です。この際、ポリシー変更だけでなく業務やシステムの対応も必要になります。そのような時も日本と海外拠点に対し、コンサルティングから実装まで一貫して支援できるという点はアクセンチュアに優位性があると思います。

このようなプロジェクトの対応のため、実際にニューヨークやロンドンには東京からメンバーをJapan Deskとして派遣しています。また、現地のアクセンチュアメンバーと混成チームを組むことも多いです。東京からは出張だけでなく、メールやSkypeなどを活用してコラボレーションするのですが、働く側の視点で見てもこのような多様性のある環境は魅力的だと思います。

 

 

Ⅲ.アクセンチュアでの働き方について

EL:働き方改革についてお伺いできますか。

神様:
アクセンチュアは全社的に「Project PRIDE(プロジェクト プライド)」というスローガンをもとに働き方改革を進め、生産性の向上を目指しています。実際に各プロジェクトではコンサルタントのそれぞれのワークロードや、コンサルタント個別のプライベートな事情(育児や介護など)を踏まえながら仕事のコントロールをしています。
コンサルタントの稼働状況については常にモニタリングをしており、アラートレベル(働きすぎ)になると現場のマネジャーと相談をしながら稼働をコントロールするというような対応をとっています。

EL:一人ひとりのコンサルタントの労働時間を最適化するために、どのような取り組みをされているのですか。

神様:
プロジェクトでは以前にも増してスコープや役割をしっかりと定義をするようにしているのですが、この効果は非常に大きいと思います。明確化したスコープや役割に対して、どのような体制であればしっかりデリバリーできるかということを考えていきます。リスクが高い、難易度が高い、などというプロジェクトについてはモニタリングを手厚くし、場合によってはコンサルタントを追加投入したり、スコープ調整をしています。
日々の業務の中では他のプロジェクトで使っているフレームワークやツールを共有することで、生産性を上げる工夫をしています。

EL:働きやすい環境についてYuki S.様の目線でいかがですか。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA Yuki S.様:
私が出産を経験した10年前に比べ、ライフイベントと仕事の両立が非常にしやすい環境、仕組みが整ってきているな、と実感しています。アクセンチュアの上司・部下のみならず、クライアントも私の状況を理解し、協力していただけているので、非常に助かっています。

金融サービス本部ではワーキングマザーのネットワーキングランチが定期的に開催されています。普段はクライアント先に常駐することが多く社内で繋がりをつくる機会が少ないのですが、このネットワーキングランチで社内の同じ働く女性同士で情報交換をしたり、お互いに助け合えるネットワークを作ることが出来たりするため、たいへん心強いです。このような女性社員のフォローアップの仕組みについては、会社の経営課題の1つとして議論がなされており、今後より一層、多種多様な働き方が可能になると感じています。

神様:
私たちが所属しているチームでも懇親会を開きプロジェクトを超えて各コンサルタントが情報交換をしたり、助け合ったりする環境を作っています。

 

Ⅳ.金融サービス本部の今後の展望について

EL TCの今後の展望について教えてください。

神様:
TC では産業別、機能別のチームに加えて横断という意味のクロスTCというチームを作りました。今後はこのクロスTCの採用を強化していきたいと考えています。
クロスTCでは中途で入社された若手の方にコンサルティングとテクノロジーの両方のスキルを身に着けてもらいたいと思っています。これまでは中途の方は前職の経験に基づき産業や業務ごとのチームに入ってもらい、より深い専門知識を身に付けるということに重きを置いてきました。これに対して、クロスTCでは、金融横断でテクノロジーをどう活用してビジネスに活かしていくかということに、より重点を置いていきます。ここで広く経験を積んでもらい、将来的には希望する産業(銀行・証券・保険)や機能(ファイナンス&リスク、カスタマーインサイト&グロース、タレント&オーガニゼーション)に特化することもできるようになります。

EL:テクノロジーでの経験を積んだ上で、将来的に産業に特化していけるという点は魅力ですね。

神様:
私自身、最初はテクノロジー部門で仕事をした後に様々な産業のコンサルティングをしてきたという経験があり、特に若い方にとってはこのような組織は非常に有益なのではないかと思っています。人材育成の観点でもクロスTCで採用したメンバーに関してはトレーニングやOJTの機会を増やしたり、カウンセリングを通じたアサインメントの相談などを積極的にやっていきたいと考えています。

 

Ⅴ.金融サービス本部で働くことの魅力について

EL:次に、金融サービス本部で働くことの魅力について教えてください。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAYuki S.様:
金融機関の様々な変革に関与することで、自身を成長させることができる点が魅力だと思います。昨今、金融機関を取り巻く環境は著しく変化していますが、それにより自分自身が予想していなかった仕事に関わる機会を多く頂けていると感じています。
実際、私自身も2、3年前にはデジタル案件にこれほど関わるとは思っていませんでしたが、常に新しい仕事に関わることで今でも日々成長ができていると感じています。

神様:
金融サービス本部にはチャレンジングな仕事が数多くあり、それにトライしていこうという強い思いを持った、非常に魅力的なメンバーが多数在籍しています。そして各々がお互いに高めあい、成長していこうというカルチャーが根付いています。

またアクセンチュアはグローバルファームですので、世界中に様々な知見を持ったメンバーがいてサポートをしてくれる環境があります。これは個人としても新たな知見を得る良い機会にもなると考えています。

Yuki S.様:
自分が成長できるということもあるのですが、最近思うことはお客様と一緒に考えるという場面がすごく増えました。

お客様自身も自分たちで変わらなければならないという考え方が浸透してきたのか、私たちが考えてお客様に提案するという機会よりもお客様と一緒に考える、という時間が増えたと感じています。私にとってはそれも魅力的に感じています。

EL:他のコンサルファームと比較して差別化できるポイントはどのようなことでしょうか。

神様:
アクセンチュアはお客様の変革を第一に考えています。お客様にとって価値があることは何かを常に考えるカルチャーが浸透しています。

組織には多様性があり男性、女性だけではなく国籍も含めて様々なメンバーがいます。またスキルの面でもストラテジー、デジタルなど様々な専門性を持った人たちがいます。これらのメンバーがお互いの違いを理解しながらお客様のために一丸となって働くことができる、これがアクセンチュアの面白いところだと思います。

私が今携わっているチームも東京、ニューヨーク、ロンドンそれぞれにメンバーがいて、日常的にコラボレーションをしているだけでなく、数カ月に1回お互いに行き来をする機会を作っています。その際、ミーティングだけではなく、ランチやディナーなどを通してお互いのカルチャーの違いなどについて相互理解を深めています。
このように多様なメンバーがプロジェクトを通じて集まり、同じお客様に対して一丸となり取り組むことができる、ということは非常に魅力あることだと感じます。

Yuki S.様:
アクセンチュアには 【Talk Straight】 というカルチャーが浸透していて、言いたいことを自由に発言できる環境があります。私はその点をとても魅力に感じています。

神様:
他には、私たちは戦略からデジタル、テクノロジー、オペレーションまで一気通貫でクライアントにサービスを提案できる点が強みです。変革をプランだけで終わらせず、きちんと実行まで支援できます。また、海外の先端な取り組み実績に基づいた提案、提言ができるということも強みです。
アクセンチュアであればグローバルの事例を調べればほとんどのケースで対応ができますし、実際にコンサルティングを実施した海外のメンバーをお客様のところにお連れすることも出来ます。

またアクセンチュアは一人ひとりの社員をすごく大事にしていると思っています。キャリアズマーケットプレイス(所属部門の上司の許可は不要で異動先の部門との合意ができれば異動ができるというシステム)は、一人ひとりのキャリアを大事に考え、働きやすい環境を作るということに力点を置いているからこそできる仕組みだと思います。

 

Ⅵ.求める人物像について

EL:求める人物像についてお伺い出来ますか。

神様:
一番大事なのはパーソナリティの部分で、「学ぶ」という好奇心と向上心を持っていることが大事だと思います。その上でお客様と一緒に変革したい、という思いを持っていること。そういう方であればコンサルティング未経験でも活躍できると思います。
スキル面ではコミュニケーションスキルや資料作成のスキルはコンサルタントとして必要なベーススキルですし、ITスキル、例えば要件定義やRPAの経験は業種に関係なく活かせます。

加えて、問題意識を持っている方がよいと考えています。金融機関に対して課題や問題を感じ、変革を起こしたいと考えている方です。このような問題意識に基づき、テクノロジーを使ってビジネスを変えていきたいという思いがある方、このような方々には是非来てほしいと思います。

EL:本日は貴重なお話をいただき、誠に有難うございました。

 

プロフィール

マネジング・ディレクター 神 英樹(Jin Hideki)

1999年新卒でアクセンチュア入社。
当初はテクノロジー所属で金融システム開発等を担当。その後金融サービス本部にて各種コンサルティング業務を実施。
2004年マネジャー、2007年シニア・マネジャー、2010年マネジング・ディレクター。

シニア・マネジャー Yuki S.

2007年に中途でアクセンチュアに入社、前職は国内SIerで勘定系パッケージシステム開発に5年従事。
アクセンチュア入社後は金融サービス本部に所属、2010-11年に産休・育休取得後、2013年マネジャー、2016年シニア・マネジャーに昇格。


 

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