組織・人事コンサル
業務内容 / 具体的なテーマ
人事制度、人材開発に関わる課題を専門にコンサルティングを行なうファーム。テーマは大きく分けて2つあり、主に、人事制度、組織戦略など制度系と、組織風土改革や人材開発などを扱うチェンジマネジメント系(チェンジマネジメントファーム、コーチングファーム、人材開発・研修会社)に大別される。
近年では、組織・人事系からチェンジマネージメント系へ主流テーマが移っており、タワーズワトソンやマーサージャパンなどの組織・人事系ファームもチェンジマネージメント領域に進出する動きがある。チェンジマネージメントの中でも特に「リーダーシップ開発」というテーマは非常に需要が大きく、ファームが持つコンサルティングスキルやファシリテーションスキルを自社に取り込もうとする動きがある。
【プロジェクト例】
■制度系コンサル
・海外進出時の現地労働市場調査
・海外拠点/地域統括会社設立時の組織・人事制度および採用体制等構築
・M&A/組織再編における組織人材マネジメント
・被買収会社の役員・人事制度整備
・退職金・年金/福利厚生制度構築
・組織診断/文化・風土改革
・人事業務プロセス診断
■チェンジマネージメント系
・研修・教育/リーダーシップ開発企画・実施支援
・チェンジ マネジメント(組織変革)
組織・人事コンサルティングのキャリア・採用動向について
業務・ITコンサルティングファーム採用動向
日本企業の海外進出やM&Aが活発なこともあり、M&Aに関わる案件やグローバルタレントマネジメントなどの案件が増加傾向にある。
そのような市況において総合系ファームでもHR領域の採用は活発化しており、コンサル経験者・事業会社の人事企画経験者はもちろん、大手事業会社の人事企画以外の領域(研修、採用など)の経験者、研修企業や人材紹介会社などに於けるクライアントの人事領域への企画経験者採用の門戸が広がっている。また、語学については、ビジネスレベルの英語力を持っている人材については、入社語に対応できるプロジェクトの幅の広さが広がるため、評価の対象となる。
キャリアについて
事業会社への転職、他競合のコンサルティングファームが主な選択肢となる。事業会社への転職では、人事部門の中でもマネジメントや企画の役割を任される事が多い様である。
【転職先の例】
・大手事業会社 人事企画、組織人事開発(教育、研修など)
・ベンチャー、オーナー系企業 人事責任者、経営企画
ファーム例
マーサー・ジャパン / ヘイコンサルティンググループ / タワーズ・ワトソン / グロービス / リンクアンドモチベーション / コーチエィ など