特集|デロイトトーマツコンサルティング BCM スペシャルインタビュー

DTC

本日は、デロイトトーマツコンサルティング、パートナーの田邊 愛貴様と、BCMユニットのマネージャーK様、コンサルタントO様にインタビューの機会を設けて頂きました。
DTCの社風やBCMユニットの組織、担当業界の状況およびプロジェクト概要、求める人材像などについてお話し頂きました。

Ⅰ,ご経歴について

EL:まず初めにご経歴について教えてください。

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田邊:私は新卒でDTCに入社をしました。

今でこそ当社は2,500名の社員がおりますが、私が入社したときはまだ100名ほどの規模でした。当時は金融などインダストリーでの組織分けがなく、サービスカットでテクノロジー、ストラテジー&オペレーション、HCの3つの組織に分かれており、私はテクノロジーとストラテジー&オペレーションの2部門にジュニアメンバーとして所属しました。

その後、当社内の組織改革に際して、複数インダストリーにサービス提供をする「フィナンストランスフォーメーション部門」にてシニアマネジャーまで経験を積んだのち、金融インダストリーにフォーカスする「FSI部門」に所属し、10年以上の経験を積む中でパートナーへとキャリアを蓄積してきました。

  

 

EL:マネージャーKさんにもお伺いしてよろしいでしょうか。

マネージャーK:私はDTCが3社目になります。最初に入社したのはSIerで、金融機関をクライアントとしてリスク管理のソリューション開発からシステム構築までを経験しました。
2社目は外資系コンサルティングファームに転職をし、クライアント企業に複数あるシステムの最適化というようなITコンサルティングをしていました。その後DTCに転職をし、現在は銀行などの金融機関をクライアントとして本部の業務改善などのテーマに携わっています。

EL:前職の外資系コンサルティングファームからDTCに転職されたのはどういう理由だったのですか。

マネージャーK:前職ではある程度決まったソリューションを売るためのコンサルティングをしていましたが、その中でもう少し自由度をもってクライアントとってベストな提案が出来るようになりたいと志向するようになり、DTCにジョインしました。

EL:コンサルタントOさんにもお伺いしてよろしいでしょうか。

コンサルタントO:私はDTCが2社目です。新卒で都市銀行に就職し、2年半ほど窓口業務や融資業務などを経験した後、2015年に第二新卒でDTCに入社しました。前職の経験から「日本の金融を変えたい」という思いがあり、入社してから今に至る約3年間はBCMのユニットで、大手の金融機関の経営コンサルティングに携わっています。

 

Ⅱ,組織について

EL: BCMは何名ほどの組織なのでしょうか。

田邊:現在は約80名のコンサルタントが在籍しています。

EL:どのようなクライアントにどういったサービスを行っていらっしゃるのでしょうか。 

田邊:クライアントは大手金融機関(銀行、証券、ノンバンク等)や政府系金融機関、昨今は金融ビジネスを始める他業種の企業からも引き合いを頂いています。

ご支援するテーマとして、過去より実績の多くある事業戦略策定や業務改革・経営基盤高度化などに加え、最近はBlockchainなどのアーキテクチャを用いた新規ビジネス検討や、オープンAPI(銀行と外部の事業者との間の安全なデータ連携を可能にする取組み)を踏まえた異業種を含めたエコシステム(経済圏・ビジネスモデル)の検討といったような業界を変えるような新しい取り組みも支援しています。

EL:BCMユニットの組織文化ついてご転職経験者のマネージャーKさん、コンサルタントOさんは率直にどのように感じていらっしゃいますか。

社員K: BCMユニットには約80名のコンサルタントがおりますが、全員の顔と名前が分かるような状態ですので、仕事で何かあったときにすぐに相談などができる環境があり非常に心強く感じています。また、私は子供がいるのですが、勤務時間に関しても一緒に働く仲間が配慮してくれるので働きやすいと感じています。

EL:ありがとうございます。コンサルタントOさんはいかがでしょうか。

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コンサルタントO:何かにチャレンジしたいと手をあげたときに任せてくれる、そして面倒見が良いということを感じています。以前プロジェクトでマネージャーKと一緒だったのですが、その時にクライアントとのディスカッションから実際のファシリテーション、その後のフローまでスタッフである私たちに裁量を持たせてくれました。もちろん最後に締めなければいけないところはフォローをしてくれるのですが、そういった点はDTCやBCMユニットの特徴なのではないかと強く感じているところです。

もう1つは、多様性に富んでいるということです。在籍者は、他ファーム・都市銀行・証券会社出身者だけでなく、SIerや政府系金融機関の出身者など色々なバックグラウンドの人がいますが、それが混成チームとしてうまく機能していると思います。

  

EL:マネージャーKさんにお伺いしたいのですが、コンサルタントはハードワークでありお子様をお持ちの女性には厳しいのではないかというイメージを持つ方もいると思いますが、ご転職時にDTCを選ばれたのはなぜですか。

マネージャーK:コンサルタントの仕事は忙しい時期もありますが、それが恒常的に続くわけではありません。場所や時間に囚われない自由度の高い働き方が認められているのは非常に助かります。

私の場合、面接のときに2人目の子どもを産む意思があり、育児と仕事を両立していけるかを率直に尋ねたところ、「それでも大丈夫!」と受け入れてもらえましたし、DTCの内情を知っている知人から話を聞いていたということもありサステナビリティがあると判断して入社しました。実際に入社してみてもギャップを感じることはありませんでした。

EL:子育てをする女性でも働ける環境があるのですね。ちなみにBCMユニットの女性の比率はどのくらいですか。

田邊:今は2割程度で、約80名のうち15名ほどです。

EL:働きやすい環境づくりのために取り組まれている具体例を教えていただけますか。

田邊:私たちはクライアントに対して成果を出すという大前提がありますから、色々な事情をもった個々のメンバーが「成果を出しやすい環境」をチームとして作っています。

男女問わず、働ける時間に制約のあるメンバーには勤務軽減を選択できるワーキング・プログラム制度が完備されており、そういった働き方をクライアントに理解いただくためにパートナーが説明をしたりします。

 

Ⅲ,プロジェクト内容について

EL:実際のプロジェクトの事例をお聞かせいただけますか。

田邊:銀行の中にある情報は非常に重要な財産ですが、部門ごとに散在していてスパゲティのように複雑に絡み合っている状態でした。そのデータを一元管理する、それをグローバルでも行うという支援をしてきました。

さらに、データ管理の土台ができた中で、次はそのデータの利活用をもっと活発にしていきたいという流れがありました。チーフ・データ・オフィサーを置くなど、新しいルールや仕組みを作り、それをどのようにビジネスに寄与させるか、データアナリスト・サイエンティストをフロントラインに置くのか、あるいは第二線の事務企画やシステム企画に置くのかといったような組織設計とデータの使い方を提案する大きな案件に関わっています。

また、金融機関はコアであるデータをオープンにしなければいけない中で、大切なデータをどのようにマネタイズできるのか、どのような業種の企業と組めば新しいエコシステムを組めるのかを検討する案件もあります。

ノンバンクでも同じように、どういうコンソーシアムと組めば自分たちが持っている情報の利活用がうまくいくのか、決済機能と組み合わせて新しいエコシステムをどうやって作っていくかという案件もあります。

EL:海外メンバーファームとの仕事や、海外出張についてお話を伺いたいです。

田邊:現在、日本の金融機関の海外進出はホールセール中心になされていますが、日本の金融市場は飽和状態となっている上に低金利により利益性が下がっている中で、海外でのリテールビジネスに関する相談も頂きます。

ただ、海外でリテールをやるとなったときに資産負債が一気に大きくなるので、金融規制の面で守らなければいけないレギュレーションが変わっていきます。あるいは中間持ち株を入れないとビジネスができないという規制を持っている国もあります。したがって、海外でリテールビジネスをしたいというニーズに対して市場調査をすることもありますし、あるいは現地の規制当局との調整を支援することもあります。

我々は現地にもメンバーファームがありますので、海外進出の構想策定の段階で現地ファームから情報を得ながら仕事を進めることができますし、実際にリテールを行う際には、現地当局の許可を取るために現地ファームにも動いてもらいます。実際にローンチする上でも日本のリクワイアメント、現地のリクワイアメントの調整という案件が出てきています。

そこはデロイトならではの強みとして、FAS(Financial Advisory Service)もタックスも、リスクアドバイザリーもコンサルティングも協業して支援することができます。この支援体制が日本にも現地にもあります。こういった協業の中で日本のメンバーが出張で現地に行くケースも多く、駐在しているメンバーもいます。

EL:現時点で海外に駐在されている方はどれくらいいらっしゃいますか。

田邊:金融Unitで駐在しているのは6名です。中国に1名、USに1名、SEA(シンガポール/タイ)に4名ですね。出張も含めるともっといますね。

EL:英語を使って仕事される機会は多いですか。

マネージャーK:多いと思います。私とコンサルタントOが関わったグローバル案件で、ある仕組みを金融機関の海外の支店に展開するというものがありましたが、現地のナショナルスタッフの方とのやり取りは英語です。メール、電話会議と英語を使う場面はかなりありました。

田邊:どこの銀行もここ3年くらいで組織を大きく変えていて、銀行・信託・証券の連携で組織力を強化する目的で、リテール、ホールセール、マーケティング、市場部門、国際業務部門など、ビジネスラインでエンティティの壁を超えた組織体系に変えていっています。

そうすると、海外も同じように仕組みを変えていくことになるのですが、その時のルール作りであったり、できた仕組みの現地でのインプリメンテーションなどをマネージャーK様とコンサルタントOが担当していたので、英語を使う機会は多かったと思います。

EL:DTCに入社して良かったこと、逆に苦労したことを教えていただけますか。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAマネージャーK:メガバンクの収益管理について新しいルール作りとそれを仕組化してシステムを構築し、全世界に展開するプロジェクトを経験したのですが、クライアントは業界内のリーダーにあたる方々ですので、「世界や競合の金融機関ではどのような取り組みをしているか」という難しい質問を受けたりもするのですが、その際にも海外のメンバーファームからグローバルでの事例や取り組み情報をクイックに聞いたり、実際にお客様のもとへ同行して話してもらえるので、そういった強みだと思います。

EL:メンバーファームとの協力というのはすごく力強いですね。

コンサルタントO:メンバーファーム以外でも、BCMユニット内にも様々なバックグラウンドを持った方がいますし、職位の上下関係なく気軽に質問することができたり、レスポンスが早い点も組織として良い部分ですね。

 

Ⅳ,求める人物像について 

EL:次にBCMユニットで求める人材をパーソナリティーの部分を中心にお伺いしたいです。

田邊:先ほどもお話ししましたが、日本の金融を強くするというのが我々のビジョンです。金融機関がより強く、サービス品質が良くなっていくことを支援するのも我々のミッションだと思っていますし、あるいは金融マーケットを活性化するということで考えると、金融ビジネス変革への寄与も我々がやるべきことです。

変革にチャレンジするマインドをお持ちの方、あるいは日本の金融を強くするという価値観に興味をもって頂ける方にはぜひ入っていただきたいと思います。

マネージャーK:コンサルティングはクライアントの課題に応じて様々なテーマに関わるので、自分の得意なバックグラウンドがありつつ、新しいテーマにも臆すことなく興味を持ってチャレンジできるという気質がある人だと、すごく早く馴染めると思います。

コンサルタントO:この仕事していると困難な場面に日々直面します。そんなときに、仲間として一緒に戦える、強い気持ちで鼓舞しあえるようなガッツのある方に是非来ていただきたいです。

EL:これまで経験したことのないテーマのプロジェクトにもアサインされて経験していくことになると思うのですが、プロジェクトのアサインの仕方を教えて頂けますか。

田邊:個人のキャリアの志向性を確認した上で、なるべく個人の志向性とキャリアの成長に貢献できるようにアサインしようと考えていますが、クライアントへの貢献が重要なのでプロジェクトテーマにマッチするメンバーを最終的に組み合わせます。

必ずしも自分の希望通りにならないこともありますが、アサインされたプロジェクトから学ぶことは多くあるので、そのなかで成長してほしいと思います。

一方で、個人のキャリア開発に関してもフォローはできる限り実施しています。各メンバーにはコーチを付けていて、定常的にコミュニケーションを図り、メンバーの成長のために違う機会を与えるべきだと判断したときには、別のプロジェクトに入ってもらうということもしています。
直近でも、1年近く貢献してくれていたメンバーをあるプロジェクトからリリースすることになっています。もともと海外志向が強く、今のプロジェクトでも成果を残し、かつ後任に適切なバックグラウンドを持ったメンバーをアサインできる状態になったので、彼女にはそのプロジェクトを抜けてもらうことになっています。シンガポールに4カ月行ってもらうことを検討しています。

EL:今のお話で出たコーチ制度についてお伺いしたいのですが、コーチの役割や、どのような人がコーチを担うのかについて教えてください。

田邊様:コーチは時に厳しいことも言わなければいけませんし、サポートする言葉をかけなければいけないときもあります。なので、バランス感覚があって自分の経験をしっかりと伝えられる人をコーチに選んでいます。

ファームの運営にも「こうした方が良い」と声をあげられるメンバーをコーチにしたいと考えています。
我々の組織の次期リーダー候補は、個々人の成長のこともマネージができて、かつファームの運営に関しても自分の考えをきちんと伝えられる人を選んでいます。

 

Ⅴ,候補者の方へのメッセージ 

EL:最後に応募を検討されている方に一言メッセージをいただきたいと思います。

田邊:BCMユニットには、金融機関の変革と個人のキャリアも変革できる環境があります。金融機関を良くしたい、日本を良くしたいと思っていて、自分自身もより成長したいという意欲の高い方に是非来ていただきたいですし、一緒に仕事がしたいです。

マネージャーK:入社してからは、様々なテーマに触れる機会があると思いますので、チャレンジ精神のある方をお待ちしています。

コンサルタントO:デロイトならではの大きなイシューとそれを乗り越えられるチームやセットがありますので、日本の金融を強くしたいという気持ちをお持ちの方と一緒に仕事ができればと思います。

EL:日本の金融を良くしたいというのは、皆さん共通している部分ですね。本日はありがとうございました。

DTC修正済み写真①

プロフィール

パートナー 田邊 愛貴 (Yoshiki Tanabe) さま 

金融機関をはじめとし多くの業種において、財務会計・管理会計を中心とした経営管理基盤の整備を数多く手掛けている。また、戦略立案・組織再編・全社システム導入・業務改革など、関連したテーマに関しても幅広く経験を有する。

 

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