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企業インタビュー 詳細

Special Interview

イーソリューションズ|ソーシャルイノベーション事業部(執行役員 副社長 ソーシャルイノベーション事業本部長 Co-COO 稲葉様)|地域に寄り添い、産官学民連携によるイノベーションを引き起こす

Post Date2022-09-09 /
Category戦略, 日系, 独立系,

本日はイーソリューションズ株式会社、ソーシャルイノベーション事業部の事業本部長である稲葉 想さまにインタビューの機会を設けていただきました。これまでのご経歴や、ソーシャルイノベーション事業部の組織やプロジェクト概要、求める人材像などについてお話しいただきました。  

ご経歴について

EL

稲葉様のこれまでのご経歴について教えてください。

稲葉様

新卒でイーソリューションズに入社し、まずは大手コンビニのアセットを活用した社会課題解決の新事業創出に4年間携わりました。その後は、買物難民対策、震災復興、観光立国、食料自給率向上、病院経営効率化、感染対策、キャッシュレス化、地方創生、防災・減災、そしてカーボンニュートラルと、幅広いテーマで事業プロデュースに携わってきました。

EL

稲葉様がイーソリューションズ社に関心を持たれた理由、入社を決められた理由について教えていただけますでしょうか。

稲葉様

父が出版社を経営していたことから「社会に形をもって残るような”事業”がどのように世の中に生まれるか」ということに自然と興味を持ち、大学時代は企業戦略論や組織経営論、また就職活動ではインキュベーション領域の企業を見ていました。
その中で、社会的事業の創造に一から携わることのできるイーソリューションズに出会い、3か月のインターンを経て、そのまま入社しました。

イーソリューションズの特徴・プロジェクトについて

EL

御社の特徴、現在行っているコンサルティングの概要や特徴を教えてください。

稲葉様

イーソリューションズが目指すのは、クライアント企業の経営課題解決のみではありません。私達はその更に外にある、企業の事業活動が社会貢献に繋がる「CSV( Creating Shared Value)」の実現を目指しています。
私達は自らを「CSVの『触媒』」と考え、「社会課題解決」と「企業利益」の両立を目的に動きます。そのアプローチは、コンサルティングファームの中でも、唯一無二と言えるはずです。

ソーシャルイノベーション事業部の特徴は、地域社会に寄り添い、イノベーションを引き起こす産官学民の連携機運を作り上げることです。地域内連携によるイノベーションが難しい場合、地域に無い技術やアセットを引き込むため、私達は地域外に拠点を持つ企業や研究機関、メディア、さらには政府の方々を地域に繋げ、新たな発展性を生み出してきました。
例えば企業にとっては、産官学民連携の機運が醸成された地域への参画ができれば、CSVのハードルが下がります。私達は、地域内外の双方に対して、水先案内人の役割を担っているのだと思います。

EL

直近ではどのようなプロジェクトを推進されていらっしゃるのでしょうか。

稲葉様

複数のプロジェクトが動いています。その一つに、富山で進めている、スマートシティ化による街の歳入増加・歳出削減を目標とする地方創生プロジェクト『富山モデル』があります。
私達はプロジェクト始動までにスマートシティ分野で先進的な欧州視察を行うなど、4-5年もの歳月をかけノウハウ蓄積をしてきました。
それを踏まえ、富山市、富山大学、富山地元企業の産官学連携体制を作り上げてきたことで、地域のデータを地域で共有/分析し、活用し合う機運が生まれてきました。さらには、データを扱うデータサイエンティストの育成と定着、データを活用した新規サービス創出が進んでいます。
また、富山にはない技術やアセットを持つ企業を富山に繋ぐことで、企業のCSVの触媒となりながら、富山の更なる発展に寄与しています。

イーソリューションズで働く魅力・得られるキャリアについて

EL

御社で働く魅力や得られるキャリアの魅力を教えていただけますでしょうか。

稲葉様

私達の事業プロデュースでは、社会課題に対して構想を立て、自治体幹部、地元有力企業、大学学長をはじめ、担当省庁、大企業や大手メディアのエグゼクティブなど・・各社会課題に関する第一人者にお会いし、仮説をぶつけ意見を引き出すことで、構想に磨きをかけ、少しずつ実現に向けて進んでいきます。

地域の選定は創業から23年間で培われてきた会社としての実績やネットワークから絞りこまれることが多いですが、その後の展開はチームの裁量に委ねられ、アイディアを出しあい推進します。年次の若い社員が各領域の第一人者の方々と対面し、大きな裁量権を持って活躍していけることは当社ならではと思います。

また、「社会課題解決」がテーマである当社のプロジェクトにはニュースバリューがあり、テレビや新聞をはじめメディアに取り上げて頂くことが多いです。あくまで「触媒」として事業に関わっている為、社名が出ることは稀ながら、自分の仕事の社会貢献性が実感できるのも当社で働く魅力の一つです。

求める人物像について

EL

求める人物像について教えてください。

稲葉様

「分析力」や「構想力」など基礎力として求めるコアスキルはありますが、特に求めているのは、自身の経験を応用し「自分なりの仮説」を作り上げられる力です。
ソーシャルイノベーション事業部のメンバーは、鉄鋼会社・自動車メーカー・自治体職員・ITサービス・メディア・証券会社出身と多岐に渡りますが、培った経験・ノウハウを自分なりのメソッドに落とし込み、当社での仕事に応用できる者ばかりです。彼らのように、自身の経験を応用して、更に新しい力を吸収していきたいという意欲のある方にぜひ活躍してもらえたらと思います。

また、当社は「社会課題解決」をテーマとしている会社ですが、その想いと同時にビジネス感覚も必要不可欠です。例えばコスト感覚が行動に落とし込まれている人は、当社で働く上では非常に強みとなると思いますね。

今後の事業部の方向性について

EL

ソーシャルイノベーション事業部の方向性について教えてください。

稲葉様

ソーシャルイノベーション事業部の目標は、今後も地域社会に寄り添い、「社会課題解決」と「企業利益」を両立させることです。その上で、感染対策、防災・減災、地方創生・・と、地域社会に落とし込むテーマの充実化を考えています。テーマを充実させることで、各地域の潜在力や課題と大手企業が持つ技術やアセットを組み合わせる幅が広がり、より多く課題解決が出来るようになります。「テーマの拡充」に加え、メンバー1人1人の生産性向上によって、仕事と自分の家庭や人生を楽しむ時間をより一層生み出すこと、そして事業部メンバーの増員にも注力しています。

候補者の方へのメッセージ

EL

御社に関心を持たれた方、これから応募を検討される方に一言メッセージをお願いいたします。

稲葉様

「複数の事業を同時に作り上げ、育て、展開していけるような人物」を目指すのであれば、ソーシャルイノベーション事業部は適した環境だと思います。ぜひチャレンジいただければと思います。
当社の社風や福利厚生などについては会社ウェブサイトからご覧いただけます。ぜひご参考ください。

企業プロフィール

Profile

イーソリューションズ株式会社

この企業の詳細情報
  • 稲葉 想 様

    執行役員 副社長 ソーシャルイノベーション事業本部長 Co-COO

    中央大学総合政策学部卒業後、2009年にイーソリューションズ入社。生活支援、コミュニティ、復興支援、ヘルスケア、感染対策、防災、観光、地方創生など、これまでに多くの社会課題解決の事業プロデュースを手掛けてきた。 2021年4月より現職。

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