特集|KPMG コンサルティング 株式会社 金融(銀行・証券 )セクター 座談会

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今回は、KPMGコンサルティング株式会社(以下、KC) Financial Services ビジネスユニット Banking & Capital Markets サブビジネスユニット(以下、BCMチーム)のシニアマネジャー 辻 賀夫 様、シニアコンサルタントの 萩原 靖子様、コンサルタントの 戸谷 佐千夫 様にKCで働くことの魅力、具体的なプロジェクト例、求める人材像などを中心に座談会形式のインタビューでお話を伺いました。

  *BCMチームは、主にメガバンク、地域金融機関、クレジット、リース会社に対し、顧客リレーションを構築し、経営戦略・業務オペレーション、財務・管理会計、ITアドバイザリ、人事・企業変革等の領域の案件・サービスに係るプロジェクトの獲得をミッションとしています。

 

EL:KCにご入社された理由について教えて下さい。

 

 萩原様:私は証券会社で約10年間勤務していました。その中で証券会社とは別の側面からプロジェクトに関わりたいと思うようになったことが、転職をした理由です。いろいろとコンサルティングファームを見ましたが、その中でフィーリングが一番合うと感じたのが、KCでした。

 辻様:私は新卒から約18年間銀行に勤めていました。18年もいると自分のキャリアの見通しが立ってきますが、一つの銀行でしか働いたことがなく自分のキャリアとして何がベストなのかが分からず、このままでいいのかと考えるようになりました。持っている知見を活かして、さらに自身を飛躍させることと同時に、違う環境下で銀行の経営に関与したいと考えコンサルタントになることを志望しました。

正直、KCは私が入った時は出来たばかりでどのような雰囲気かもわからない状態でしたので、お会いした人の印象、自分の活躍できる余地があるのか ということを基準に選びました。新しい会社だけに、埋もれずに会社を作っていけるというのを期待して入社しました。

 戸谷様:前職は地域金融機関にて、新卒から約10年間勤めていました。勤めながらMBA取得に励んでいた際に、他の同世代の方たちに比べて伸びしろが足りていないと感じ、もっと自身の成長を促したいと思ったことが転職したきっかけです。また、地域金融機関を良くしたいという思いがあり、地域金融機関を支援していく業務に就きたいと考え、コンサルタントを志向するようになりました。なぜKCかというと、先ほど萩原も申していましたが、お会いした方々の印象がとても良く、一緒に働きたいと思う方々だったという点です。

 

EL:お会いした方々が良かったということですが、実際にKCに入られていかがでしたか。

 

合田様_右側面萩原様:印象通りだと感じました。実際にチームに入ってみると、皆さんが色々と気にかけてくださいました。私自身、全くコンサルティング経験がない中で「それはこうやって進めた方がいいよ。」とか「こういう風に考えた方がいいよ。」という事を細かく教えてくださり、未経験の私にとっては非常にありがたかったです。チームのメンバーに快く受け入れてもらえていると感じられて、とても働きやすい環境です。

 戸谷様:私が入社した時から今ではメンバーは倍以上になっていますが、新たに参画した皆さんも素晴らしい方々です。ただ人が良いというだけではなく、仕事の時は厳しくもあり、しっかり若手を育てようという意識で接していただけるので非常にありがたい環境です。

辻様:少し話の観点が違うかと思いますが、良い方が多いという点では、KPMGジャパンのグループ全体でも同じことが言えると感じます。私の場合はコンサルタント経験がない中でマネジャーとして入りましたので、正直かなり苦労しました。入社当時はまだ組織や体制などは必ずしも十分とは言えない状況でしたので、あずさ監査法人などのグループ会社にかなりサポートしていただきました。4カ月くらいのプロジェクトを行った際、サポートのお陰もありお客様から非常に感謝していただけ、次のプロジェクトも紹介していただけました。自社だけではなくて、監査法人やグループ会社の人材を含めて、非常に協力的な方が多く、グループでの一体感があるファームだと思います。

 

EL:現在アサインされているプロジェクトの内容や、そこでの役割について教えてください。

 

 萩原様:私は2018年2月にKCに入社し、現在は2つ目の金融機関様のプロジェクトにアサインされています。大規模なプロジェクトですので、いろいろな方々との調整やスケジュール、タスク管理に注意して進めています。

合田様_右側面辻様:私は入社後、規制対応プロジェクトが中心でした。バーゼルやFSAなど、リーマンショック後の金融機関の規制対応のサポートを行っていました。その後は、勘定系システムのリプレイスメントを支援するプロジェクトでリーダーを任せていただきました。プロジェクトをまとめる上で特に気を付けなければいけないのが、お客様の期待に適切に応えるということです。オーバーセルしても良くありませんし、求められていることだけをこなすだけでも良くありません。そこをある程度調整しながらベストを尽くしてお客様に認めていただき、次のプロジェクトにつなげていくということが重要になります。我々のチームはお客様と良好なリレーションを構築し、ご支援の継続や新しいご支援をさせていただくことをミッションとしていますので、これは非常に重要なことだと感じています。

 戸谷様:私は2017年4月に入社し、すぐにクレジットカード会社での約10カ月のプロジェクトに従事し、IT部門の組織改革のご支援をしていました。そのプロジェクトが終了してから現在までの約3カ月は地域金融機関に対して業務開発をしています。

 

EL:若手のうちから業務開発を任せてもらえるのですね。

 

辻様:戸谷のケースは珍しく、基本的にはプロジェクトでの業務が中心になると思います。戸谷は今までの経験と地の利を活かせる所があったため、そのような活動も任されています。熱意とチャネルがあれば若手でも業務開発に携われる機会はあります。

 

EL:実際にコンサルタントの仕事をされてみてギャップを感じたところはありますか。

 

 萩原様:私は前職と現在とでそこまで大きなギャップを感じてはいません。前職が証券会社であったことから、オフィスの雰囲気や、企業文化などどこか似通った所が感じられて、ある意味ほっとしたところはあります。ですので、私の経験からすると、コンサルタント経験がない方でも、金融機関での経験がある方は私と同じように感じると思います。ただ、コンサルタントは金融機関から見ると外部の人間になりますので、それに伴うプレッシャーや責任感というのは全く違ってきます。自分がお客様のために何かを変えていかなければいけないという事は、すごく感じるようになりました。コンサルタントはお客様とお話をしながら改善ポイントを提案していくわけですが、そこでお客様と共感や理解し合えた時など、心が通じる瞬間がすごく嬉しいですし、やりがいがあります。

 

EL:やりがいを感じられる場面が多そうですね。

 

  辻様:やはり我々は付加価値を生み出し続けることが求められます。お客様があえてコンサルタントを利用されるのは、自社ではできないことをお願いするわけであり、その期待にしっかりと応えることが重要です。「KPMGグループにお願いして良かった。」と言ってもらえた時が本当に嬉しいですし、それが結果的に次の新しい仕事に結実していくので喜びを感じます。また、辛かったプロジェクトが終わった時の達成感というのもありますね。コンサルタントとして最初に従事したプロジェクトでは、様々なメンバーに協力してもらい何とか完遂に漕ぎつけたため、打ち上げでは非常に感動しました。このような達成感はコンサルタントならではの経験だと思います。

合田様_右側面 戸谷様:やはり、一番やりがいを感じる時は「戸谷さんがいて本当によかった。」とお客様に感謝していただけた時です。苦労をしたとしても、最後にそう言っていただけることで充実感を感じることができます。また、お客様のみならず社内でも提案書作成など、いろいろな局面において厳しい指摘を受け、それを乗り越えたときにやりがいを感じています。最近は一般的に厳しい指摘をされる機会が少なくなっている傾向があると感じていますので、そういう機会があたえられることに感謝しながらもっと頑張ろうというモチベーションの高まりを感じています。そのようなことの繰り返しで自分自身の成長を実感しています。

 萩原様:それもコンサルティングファームと事業会社で違うところですよね。

 戸谷様:そうですね、違うと思います。上からも下からも厳しい指摘をして貰える環境なので、私にとっては非常にやりがいがあると感じています。トップダウンで物事が決まっていくのではなく、ここでは下から言ったこともしっかり聞いてもらえるといった風土があると思います。

 

辻様:私も銀行にいましたが、銀行員としてプロジェクトに参加することとコンサルタントとして参加するのでは立場が180度違います。我々に対してお客様の求める水準というのは非常に厳しくて高いです。それに応えるために、個人としてもチームとしても努力をし続ける必要があることから、責任感や緊張感は全然違うと思いますね。そしてそれが糧となって成長し続けていけるのだと思います。

 

EL:働き方という点で前職と違いを感じることはありますか。

 

 萩原様:コンサルタントとしてお客様先で業務を執行するというケースでは、仕事へのアプローチや雰囲気も含めて全く違います。

 辻様:気持ちの面で仕事に対するウェイトは増えました。日々、自分自身やプロジェクトがどうしたらさらに良くなるのかということを考える時間が増えました。

 萩原様:私たちは様々な情報を知っておく必要があるため、情報をキャッチするために常々アンテナを張り巡らせておく必要があります。そのため、休日の過ごし方や、書籍を読む際もスタンスが変わってくると思います。

  辻様:時代が変わってきたということも大きいですね。昔は、大学で培ったものを食い潰しながらキャリアアップしていくというところがあったと思います。ところが今の時代は環境の変化が激しく、キャッチアップしていくために常に新しいことを学び、どんどん挑戦していかなければいけない社会になっています。その最たる例がコンサルタントという仕事だと思います。

  戸谷様:そうですね。とことんお客様の為に仕事ができる環境でもありますので、すごく良いと個人的に感じています。会社からも仕事に打ち込めるサポート体制を得られています。自分の裁量で仕事を行い、非常にストレスなく実施できていると思います。ONとOFFをしっかり分けて、かなりメリハリをつけて仕事ができるようになりました。

 

EL:ご転職後に苦労されたことや、会社からのサポートについて教えてください。

 

萩原様:私は割とスムーズにKCの環境に馴染めたと思いますのであまり障壁は感じませんでしたが、会社としてのサポート体制はすごくしっかりしていると感じています。前職の証券会社とはまた違った形で、手厚く、多くの方々から声をかけていただきましたし、制度も整っています。この規模の会社だからこそ、目の行き届いたサポートをしていただけていると思います。

 戸谷様:会社からのサポートという観点では、今まさに各種制度の充実に向けて真剣に取り組んでいる最中です。特に研修に関しては去年と比べてもかなりコンテンツが充実してきています。

 辻様: eラーニングなども豊富にコンテンツが用意されており、頻繁に利用しています。また、資格取得の支援制度も充実してきています。資格取得のための学習に対する支援や合格した際の受験料援助という仕組みがあります。

 戸谷様:若手に対しては会社の全額負担で2週間程度、調査したい地域などを選んで短期留学できるという制度もあります。どういう目的で留学をして、KCに対してどういうフィードバックをできるかといった企画書を作成して、パートナー陣の承認を得る必要がありますが、去年は6、7名が短期留学に行っています。

 萩原様:短期留学先と内容は、フィンテックや自動運転など、自身の興味のあるものを学べるフィールドを調べて、KPMGグローバルの他拠点を訪問したり、グローバルカンファレンスが開催されるロンドンを訪問したりしているようです。KPMG自体がグローバルな組織ですので、海外と連携を取る機会はたくさんあります。

 辻様:プロジェクト自体も、日本だけのプロジェクトというのは非常に少ないです。お客様からも「国内のことは分かるので、海外のガバナンスをどうにかしたい。」といったようなご要望をいただく機会は非常に多く、KPMGのグローバルネットワークを使って仕事をするだけでなく、我々も直接現地に赴き仕事をするという機会も多いです。私も現在、海外関連の案件にアサインされていますので、海外出張は頻繁にあります。

辻×戸谷×荻原3[75]

 

EL:辻様はシニアマネジャーとしてメンバーと関わる上で心がけていることはありますか。

 

 辻様:一番大事なのはコミュニケーションだと思っています。仕事の話だけではなく、お昼や休憩時間などにはカジュアルなコミュニケーションをとることで、職位の上下に関わらず意見を言える雰囲気や関係性を作ることを常に意識しています。

 戸谷様:辻に限らず、私たち若手のことを気遣ってくれる方は多いと思います。私も、入社したての頃はミーティングで顔を合わせる度に「戸谷が弱っている」「元気がなくなっている」と色々な方に気遣っていただきました。当時はさほど気にかけていませんでしたが、振り返ってみるとああして気にしていただけていたことが大きな支えになっていたと感じます。それほど大きくない規模の組織だからこそ、一人ひとりに気を配りあっているというところは間違いなくあると思います。

 

EL:ご入社された時と今とで、研修が充実した以外に変わった事はありますか。

 

 戸谷様:いろんなバックグラウンドの方が増えているので、何か聞いたら必ず答えが返ってくるというようになりました。例えばマーケティングのことを聞いても、様々なリアクションが返ってきます。

 辻様:以前と比べて定着率が上がったと思います。私が入った時、BCMチームは少人数の組織でした。当時はKCができたばかりで組織や体制などが整っておらず、定着率は低かったです。しかし、今は組織や支援体制が整ってきていますので定着率は格段に良くなっていますね。

 

EL:プロジェクト以外でBCMチームのメンバーとの交流の機会はありますか。

 

 辻様:週1回全員でチームミーティングをしています。新しい人が入ってきたりすると若手が幹事持ち回りで歓迎会なども行ったりします。このため、週に1回以上は必ず全員が顔を合わせる機会があります。

 萩原様:例えばBCMチームの中で自分たちの知見を持ち寄って研修会を開催したりもしています。組織として話しやすい雰囲気を作り出そうと心がけているので、すごく会話もしやすいですし、その延長線で飲みに行くなど、ざっくばらんにコミュニケーションがとれています。

 戸谷様:他のビジネスユニットの同じぐらいのランクの方とも交流する機会もあります。研修や、カジュアルなギャザリングなどでも定期的に一緒になるので、ネットワークが広がりやすい環境ではあります。

 辻様:コンサルタントというのはプロジェクト単位で動いていますので、実際に日々顔を合わせるメンバーもプロジェクトの数だけパターンがあります。違うビジネスユニットと交流の機会がありますし、監査法人やグループ会社との交流もあります。色々な人と出会って色々なことに取り組むというのはコンサルタントの一つの醍醐味だと思います。

 戸谷様:様々なバックグラウンドの人と話せるのは非常に面白いです。例えば銀行の常識がほかのフィールドでは非常識であったりします。他のビジネスユニットに所属している方の得意分野の話を聞くと、とても勉強になります。

 

 EL:BCMチームはどのようなバックグラウンドの方が多いですか。

 

 戸谷様:BCMチームではコンサルティング会社の出身者はそこまで多くありません。金融機関出身で、銀行や証券会社で企画業務に携わっていた人が多いです。

 

 EL:一緒に働きたい人と思うのはどのような方か、人物像を教えていただけますか。

 

 萩原様:私が思うのは、しっかりとアドバリューした仕事を心がけてできる方です。なにかを変えていく、改善していく、お客様のために動いて働いていくことをいとわない方は向いていると思います。そういう方と是非一緒に働きたいです。

 戸谷様:私は人としてお互いに高めあっていける方と働きたいです。そういう方が自然と集まるのがコンサルティングファームだと思います。

 辻様:コンサルタントとしてのスキルは当然必要ですが、それ以上に大事なのはプロジェクトに対する当事者意識やパッションを持ち続けられることです。私はそういった方と一緒に仕事がしたいと思います。

 

  EL:応募を検討されている候補者の方に一言お願いします。

 

 戸谷様:コンサルタント未経験者も多い組織のため、コンサルタント未経験者の気持ちが分かる人が多くいますので、未経験の方でも心配なくキャッチアップ出来る環境だと思います。活躍の場は絶対にあります。

 萩原様:迷っていらっしゃるようでしたら一度お話を聞きに来てください。私は転職活動の時に面談をしていただき、それで目の前が開けた感じがしました。私自身もコンサルタント未経験でしたので不安はありましたが、実際に会ってみることで合う・合わないといったフィーリングもわかりました。まずはKCを知るというアクションを起こしていただきたいと思います。

 辻様:入社してから「やっぱり違った」ということにならないようにすることはとても大事だと思います。まずは話を聞きに来ていただいて、どのような事が出来るのか、将来はどのようなキャリアがあるのか等を納得するまでご確認していただければと思います。

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 インタビュアー:エグゼクティブリンク 石坂・伊東

 

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