特集|Accenture 素材・エネルギー本部 スペシャルインタビュー

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本日は、アクセンチュア株式会社、素材・エネルギー本部のマネジング・ディレクター、中川和彦様にインタビューの機会を設けて頂きました。素材・エネルギー本部の組織、担当業界の状況およびプロジェクト概要、求める人材像などについてお話し頂きました。
 

Ⅰ.ご経歴について

まず初めに、中川様のご経歴について教えてください。

私は2002年に新卒でアクセンチュアに入社し、製造・流通本部、マネジメントコンサルティング部門に所属した後、2013年の組織変更のタイミングで、素材・エネルギー本部に転属しています。

同2013年よりマネジング・ディレクターとなり、現在に至ります。

   図1

その為、現在担当している素材・エネルギー業界に加え、川下の製造業、流通業やハイテク産業といった業界を跨いだコンサルティングを実施してきました。 

Ⅱ.素材・エネルギー本部について

素材・エネルギー本部が担当するクライアントと組織構成について教えて下さい。

素材・エネルギー本部が担当する業界は、
①CNR – ケミカル&ナチュラルリソース(化学、製鉄、ガラス等の素材分野)
②Energy – エネルギー(石油・天然ガス分野)
③Utility – ユーティリティ(電力・ガス・水道分野)
という3つに大別されています。

素材・エネルギー本部はアクセンチュア・ジャパンの中では比較的コンパクトな組織です。MC(マネジメントコンサルタント)とTC(テクノロジーコンサルタント)が半数ずつ在籍し、業界に特化した経営・テクノロジーコンサルティングに従事しています。

また、実際のプロジェクトに当たっては社内の機能組織であるテクノロジー・コンサルティング本部、戦略コンサルティング本部のメンバーとチームを組んで行います。ただ、現時点では戦略コンサルティング本部の中にCNRとEnergy業界を担当するチームがないこともあり、素材・エネルギー本部のMCで全社戦略や事業戦略といったコンサルティングも推進しています。

 

素材・エネルギー本部が担当する業界の状況についてお伺いできますでしょうか。

この数年間でUtilityの仕事が非常に伸びている状況で、素材・エネルギー本部の4割強はUtility案件になっています。

数年前くらいまではCNRとEnergyの比重が大きかったのですが、2016年4月からの電力自由化、2017年4月からの都市ガス自由化に伴い、Utility分野で新しい案件が増えてきています。

 

プロジェクトの概要について教えてください。

電力自由化の例でいうと、異業種の会社が「電力小売りに新規参入すべきか」を判断する支援を行ったり、新規参入するにあたって新会社を設立する際に必要な「ヒト、モノ、カネ、情報、仕組み」をどのように整備すべきかを企画するという仕事をしてきました。

また、電力事業に参入した後、自由化に伴い「料金計算をどうするか」や「配電をどうするか」といった仕組みのプランニングからシステムを作るところまで、アクセンチュアが全面的に支援をしています。

 

CNRとEnergyについてはトレンドなどあるのでしょうか。

図3   

機密保持の観点から詳細をお話することが難しいのですが、新聞などでも取り沙汰されているとおり業界の再編が進んでおり、企業の統合や買収の際にお声がけして頂くことが多いです。

CNR業界については、国内のマーケットが縮小している状況であり、市場を求めて海外に出ていくという案件が多いです。具体的には海外の事業会社や事業の一部を買収するときの支援や、海外にサプライチェーンを広げていくときの支援というようなものがあります。

手前味噌な話ですが、アクセンチュアは世界55カ国に拠点を持つグローバル企業であり、ありがたいことにお客様からもアクセンチュアのグローバルネットワークを評価して頂いています。その為、CNR業界で「海外に出よう」となったときには「アクセンチュアしかいない」と、お客様から指名を頂くことが出来ています。 

 

アクセンチュアのグローバルネットワークというのはどのようなものですか。

アクセンチュアは55ヵ国、200都市に拠点を持っていて、ある日本企業が「海外に拠点を作りたい」というときに、現地にもアクセンチュアの人間がいて、一緒にクライアントの支援が出来る体制が整っています。

例えば「シンガポールに進出したい」というお客様がいれば、アクセンチュア・ジャパンの社員とアクセンチュア・シンガポールの社員がチームを組んで仕事をするという形です。これは恐らく他のファームでは難しいと思っていて、ここがアクセンチュアの強みだと思っています。

アクセンチュアは本社と支社の上下関係が殆どなく、Japanも一つの会社というように、権限・責任を委譲されています。なので、Japanのメンバーが「シンガポールと一緒に仕事がしたい」という場合には各国間で調整をして、仕事を進めることができます。

グローバルトップの権限や方針で仕事を決められることがなく、クライアントを支援するにあたり、本来的な必要性に応じて仕事を進めることができます。

 

素晴らしいですね。

ナレッジは他の拠点の案件を見て、知識やノウハウを得ることができますし、人の異動についても柔軟です。

グローバルの案件に自ら手をあげて応募することもできますし、海外のオフィスに移りたいと思ったら、現地の人間と面談をして移るということも可能です。

このように「ヒト・モノ・カネ・情報・仕組み」を全てワンファームでやっているというのが特徴であり強みだと考えています。
 

クライアントから見たアクセンチュアの強みはどのようなところでしょうか。

①:戦略の立案からシステム導入・アウトソーシングまで一気通貫でアクセンチュアが支援できること
②:アクセンチュアは40超の業界をカバーしており、さらに業界を超えた支援ができるということ

が強みと考えています

最近は業種を跨いだ仕事が増えていて、例えば異業種からUtilityに参入したり、エネルギー業界のお客様が商社や自動車業界と一緒に仕事をするということがあります。

今まではエネルギー業界だけ、化学や鉄鋼メーカーだけといった単独業界・企業に対してサービスすることが多かったので、その業界に精通したコンサルタントだけがいればよかったのですが、今では組織をまたいで支援をするような機会が増えていることから、アクセンチュアの強みである組織や部門を超えて支援をする体制が非常に活きてくると思います。

 

業界を跨いだ支援について、具体的にどのような事例がありますか。

例えば「“デジタル”や“IoT”を、素材・エネルギー業界にどのように取り入れていくか。」という大きなテーマに関して、ハイテク企業を巻き込んだ取り組みをする中で、アクセンチュアでいう通信・メディア・ハイテク部門と一緒に仕事をしたりしています。
 

今「デジタル」「IoT」というお話がありましたが、例えばCNRの業界ではどういう取り組みをなさっているのでしょうか。

CNRの業界でいうとプラントに「デジタル」「IoT」を取り入れるということがトレンドになっています。

例えば、プラントのメンテナンスに関して、ビッグデータやセンサー情報をもとに分析をして適切なタイミング・頻度でメンテナンスを実施するようにします。

そうすることでコスト削減に繋げることができ、かつ予知保全や予防保全に活かすことができる、というようなことをしています。
 

CNR業界の業務が大きく変わりますね。

はい。ですが、まだまだ「デジタル」「IoT」については取り組みが半ばだと考えています。
プラントにおけるIoT、日本におけるIoTに関して、どのような可能性があるかということについて、現在も試行錯誤を繰り返しています。

「デジタル」や「IoT」については、この先アクセンチュアがつくったソリューションをプラットフォーム化して様々な業界に提供していくようにチャレンジしています。

ひとつの会社様にソリューションを提供して終わるのではなく、プラットフォーム化することで業界全体、ひいては業界を跨いで様々な産業のクライアントに提供することで、日本企業を強くするような仕組みをもって貢献できればいいと思っています。
 

Ⅲ.アクセンチュアの魅力について

貴社へのご応募を検討されている方に、貴社で働く魅力をお伝え頂けますでしょうか。

アクセンチュアでは自由化に対する支援や、企業全体をトランスフォーメーションするといった、日経新聞の一面を飾るような大きな仕事や社会にインパクトを与えることが出来るというのが魅力だと思います。

特に化学・素材メーカーはもともと国内の市場がある程度大きく、海外展開をしなくても成長することが出来ていましたが、国内の市場縮小に伴い、海外進出が急務になっています。

そのような中、20~30年前バブル期に優秀な方が多く入社し、構築してきた業務や仕組みがガラパゴス化し、今まさに変革が求められている業界となります。

   図3

 

 先にお話した市場の変化やデジタル化といった技術革新も加わり、企業・業界を根底から変える最後のチャンスとなります。そのような変革を自ら実現したいという方にはぜひともチャレンジしていただきたいと考えております。

話は変わりますが、アナリストの方やコンサルタントの方など、若い方にも大きな仕事を任せる社風があると伺いました。

プロジェクトのフェーズによって異なりますが、アナリスト・コンサルタントでも一人でクライアントとのミーティングに参加し、ディスカッションやプレゼンテーションを行っています。

アクセンチュアの特徴として若手社員に権限を委譲し成長を促すところがあり、早くから大きな仕事を任されたり、クライアントの経営陣と仕事をすることができます。

特にアクセンチュア全体がこの流れを加速しており、本人の意思によって早く成長し、適材適所で働く環境を創出しようとしております。

 

新卒から15年近くアクセンチュア一筋で勤めてこられていますが、中川様が考えるアクセンチュアの魅力について教えてください。

アクセンチュアは人が魅力、極論すると「人こそが資産」だと思っています。

15年近くアクセンチュアで仕事をしてきて、上の人間も、一緒に働く同僚も、部下になる人間も非常に刺激的な人間が多いと感じています。

こういう刺激的な人達と一緒に仕事をしていれば「新しいものが作れる」と感じるところが非常に大きいし、そこが魅力だと思います。
 

今までで辛かった経験、苦労した経験について教えてください。

コンサルタントからマネジャーに上がるときは大変でした。コンサルタントからマネジャーになるということは管理職に変わるということなので、それまでとは異なり視点・視野が一気に拡大します。

更に予算やスケジュールの管理、いわゆるプロジェクト全体を自分がコントロールしないといけない状況になります。今まで経験していないことが多く、自分のキャパシティを超える経験をして、そのときはさすがに「自分自身が変わらないといけない」と感じました。

これはアクセンチュアのいいところだと思うのですが「手をあげた人に任せる」という風土があるのですが、マネジャーへの挑戦は自分で手を挙げたこともあり、最終的には乗り越えることが出来ましたが、思い返せば苦労しましたね。
 

具体的にはどうやって乗り越えたのですか。

辛いと感じたときに、「自分で全部コントロールできないんだな」と考え直し、アクセンチュアの強みである周りのメンバーに助けてもらったり、また前述したように部下に権限委譲することで、チームで仕事をするように心がけました。そうすることで一皮むけてより大きな仕事にチャレンジできるようになりました。

アクセンチュアの凄いところは「仕事を与えて権限委譲する」ことですが、その仕事が非常に大きな仕事なので権限委譲せざるえない状況となり、仕組み的に次の人間に委譲するというサイクルがうまく回っているところです。

そのサイクルが上手く回ることで人材育成も現場の仕事を通して出来ているし、仕事も自分だけでやるのではなく、チームで進めていくという非常に良い形になっているのではないかと思っています。

 

Ⅳ.アクセンチュアを志望する方へのメッセージ

これから貴社を受ける方に一言メッセージをお願いします。

図4  

素材・エネルギー本部では、「新しい仕組みづくりがしたい」とか「色々な分野に挑戦したい」というようなチャレンジ精神がある方を求めています。

素材・エネルギー業界を経験されている方自体がそもそも多くないこともあり、必ずしも業界経験者であることや業界に精通していることは必要ありません。

素材・エネルギー本部が担当する業界では「何をすべきか」が明確に分かっていた時代から、「新しい仕組みや制度」をゼロから創り上げていくという時代に転換しています。

そういった「変化を楽しむ」とか「自分から変化を創っていきたい」というチャレンジ精神を持った方には、アクセンチュアに来て頂きたいし、是非一緒に働きたいと思っています。

 

本日はありがとうございました。

 

プロフィール

中川 和彦 (Nakagawa Kazuhiko) 様

新卒でアクセンチュアに入社し、製造・流通業界における経営コンサルティングを経験。
その後、ハイテク業界、素材・エネルギー業界のクライアント対する経営コンサルティングを経験し、2013年から素材・エネルギー本部のマネジメントコンサルティング(MC)組織のマネジング・ディレクターとして従事。
素材・エネルギー業界のクライアントに対し、全社的なトランスフォーメーションや「IoT」を用いたビジネス変革の支援など、日本の同業界をリードするコンサルティングを実施。

 

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