特集|Accenture 金融サービス本部 スペシャルインタビュー

【最終帯】AC-FS

本日はアクセンチュア株式会社、金融サービス本部のマネジング・ディレクターである原 仁志様、シニア・マネジャーの近藤龍司様にインタビューの機会を設けて頂きました。金融サービス本部の組織、担当業界の状況およびプロジェクト概要、求める人材像などについてお話し頂きました。
 

Ⅰ.ご経歴について

まず初めに、お二人のご経歴について教えてください。

原様:私は1999年に大学院を卒業し、新卒でアクセンチュアに入社しました。

入社後、金融サービス本部に配属され、以降はテクノロジー本部、オペレーション本部、現在のデジタル本部の
前身の部署でコンサルタントとして経験を積みました。

その後、戦略グループに異動しマネジャーとなり、約6年間金融機関のお客様向けに戦略コンサルティングをしておりました。戦略グループでマネジング・ディレクター(以下MD)にプロモーションし、3年間ほど経験をした後、金融サービス本部に異動し、経営コンサルティングのMDとなり現在に至ります。

近藤様:私は2006年に新卒でアクセンチュアに入社をしました。

入社後、戦略コンサルティング本部の前身である戦略グループに配属となり、現在まで金融機関のお客様を
対象にコンサルティングを行ってきました。2011年にマネジャーにプロモーションし、戦略コンサルタントとして経験を積ませていただきました。2015年に金融サービス本部内で立ち上げた新組織である、ディストリビューション&マーケティングサービス(D&M)に異動すると同時にシニア・マネジャーとなり現在に至ります。なお、D&Mは金融機関向けにトップライン(売上高)向上の支援を行う組織です。

Ⅱ.金融サービス本部について

金融サービス本部の人数・組織について教えて下さい。

原様:金融サービス本部では銀行、証券、保険を主として金融各分野のお客様に対してコンサルティングを行っています。

金融サービス本部には金融各分野に精通したコンサルタントが在籍しており、MC(経営コンサルタント)とTC(テクノロジーコンサルタント)の比率が半々となっています。MC内の人員比としては、D&Mを「1」とすると、ファイナンス&リスク(F&R)が同じく「1」、そしてクロスインダストリーで金融機関のお客様に経営コンサルティングを行う人員が「2」です。金融機関のお客様向けにこれだけの体制・規模でコンサルティングをされている企業は他になく、これがアクセンチュアの特徴と言えると思っています。

 

銀行・証券・保険業界のプロジェクトのテーマについて教えて頂けますか。

原様:銀行については①グローバル、②デジタル・IoT、③コスト削減というテーマが多くなっています。

グローバルの例としては、海外に進出しているメガバンクや大手地銀の「オペレーティングモデルをグローバルでどう展開するか」「各国の規制にどう対応するか」という支援をしています。デジタル・IoTについては、「フィンテックやデジタルというようなトレンドをどう自分たちのビジネスに定義するかのプランニング」や、「デジタル関連の新サービス立ち上げ」をしています。
コスト削減は、「旧来型のオペレーション最適化」、「AI/ロボティクスを用いた業務効率化」などの案件があります。

 

証券業界についてはいかがでしょうか。

原様1   

原様:証券についてもテーマとしては銀行と同様です。

グローバルの例として、グローバルでの「規制対応の支援」や「リスク対応の高度化」というものがあります。

デジタル・IoTの例としては、銀証間での顧客連携をベースに新しいビジネスを立ち上げる中で「ロボ・アドバイザリー」を使った富裕層顧客の囲い込み・収益化というようなものがあります。

コスト削減に関しては「オペレーションを見直す」といったような従来取り組んできたようなものが多いです。

 
保険業界についてもお聞かせください。

近藤様:保険業界も上記同様テーマは似ております。保険業界は、各社の統合・合併を経て「事業の再定義」をどうするか、といったテーマや最近では、インステック(Insurance ×Technology)がトレンドとしてあります。

具体的なプロジェクト事例について、詳しく教えて頂けますでしょうか。

原様:銀行ではロボティクスやAIを用いて、行員とお客様が直接コンタクトを持たなくても、お客様にセルフ化をできるかどうかを推進しております。具体的には、タブレット端末を用いた、STP(Straight-Through Processing)を推進するような論議をしております。

また、具体的な事例で、福岡銀行さんの「iBANK」の立ち上げをアクセンチュアが支援をしております。Mobile Bankサービスを展開することで、「お客様の決済情報」や「顧客の行動」が分かるようになります。そのデータベースを元に、異業種のアライアンス先とパートナーシップを組み、顧客獲得や顧客接点の強化・囲い込みすることで、新しいビジネスモデルを作っています。  ※参照/福岡銀行様 iBANK 立上げに関する事例

近藤様2  

 

近藤様:保険業界の具体事例として、ウェアラブル端末で健康データを取得して、連動するような形で「保険料の算出」や「保険の補償内容」を検討する案件があります。

損害保険会社の例ですと、「自動運転」に伴い車載機のセンサーで「運転の仕方」や「スピードの出し方」、「どういった天候の時に運転をしているか」を分析して「どういった人が事故を起こしやすいのか」のリスク解析をして、その人に合った保険商品の提案に役立てたりします。
その他、具体的な事例としては、第一生命様が「InsTech イノベーションチーム」を立上げ、生命保険事業のイノベーション創出に向けた取組みの際、一緒に検討を推進しております。※参照:第一生命様 Insurance Technology への取組みについて

 

プロジェクトで海外に行く機会はございますか。またどんな内容かをお伺いできればと思います。

原様:海外に行くプロジェクトはあります。

現在金融サービス本部で、海外に常駐しているメンバーは10%位です。出張ベースを入れると、もっと多いです。行先は、ニューヨークとかロンドンなど金融の中心地がメインになります。プロジェクト内容は、グローバルでの金融機関のお客様の「海外進出先の営業店の改革支援」、各国に合わせた「商品構成」、「アセスメントの設計」などがあります。なお、アクセンチュアの日本のメンバーは、海外拠点のアクセンチュアのメンバーと一緒になってコンサルティングを行いますので、かなり密接に関わっていきます。

Digitalの分野では、金融機関はネット系企業と競合していくと思いますが
今後どの様な方向性になるとお考えでしょうか。

原様2  

原様:基本的には、既にグローバルで先行展開している企業に関しては、うまく新興のネット系企業と共存していくのではないかと考えております。

金融機関は、ネット系企業には無い「競争の源泉」があります。例えば、「人の信用情報」、「決済内容」、「顧客の年収や資産等情報」は金融機関が保持しています。金融機関が持っているコアな情報を活かして新興系企業と共存し、ビジネスを拡大していくというのが目指す姿だと思います。


近藤様:
業務の取捨選択が重要だと思います。「決済業務」については、差別化がしづらいため、より付加価値の高いビジネスを見出すことが大切です。そのためには、フィンテックやDigitalなどのトレンドを押さえたビジネスを展開しつつも、本業を磨くことが一番大切だと思います。

 

金融サービス本部の今後の展望についてお聞かせ下さい。

原様:お客様のビジネスが変わる中で、我々も変わり続けないといけないと思ってます。

組織としては「しなやかさ」を身につけていきたいです。そのためにワークスタイルも変革していきますし、様々なバックグランドや専門性を持った方を外部から採用していきたいです。

アクセンチュアは組織が大きいので、俗人化させないように組織づくりをしたいと思う一方で、組織やチームワークを重視すると個を伸ばすことは難しいかなと思うこともあります。

私は組織として、総合力を出しつつも「個としての突き抜けを阻害しないカルチャーをつくりたい」と思っています。なので、仕事においても多少の遊び心は持っていたいと思っています。

ビジネスの側面では、コンサルティングファームの域を脱してお客様の「ビジネスパートナー」でありたいと考えており、そこへのチャレンジは常に課題であり続けると思っています。

近藤様1   近藤様:「コンサルティングファームの先の事業体は何なのか?」についてはよく考えております。

過去のコンサルティングビジネスは「知識差」でフィーを頂いておりましたが、昨今の情報化により、知識差ではフィーを頂けなくなってきました。

今は何でフォーを頂いているかというと、「トランスフォーメーションのケイパビリティ」だと思っています。

金融機関のお客様もそうですが、「ランビジネス」と「チェンジビジネス」の割合で、過去は「ランビジネス」に関する課題が多かったのですが、今は「チェンジビジネス」に関する課題が多くなっています。


既に、一部のお客様は社内にトランスフォーメーションの組織を持たれており、お客様自身でチェンジが出来るようになってきています。今後、その組織がコンサルティング会社と類似して同じような事をするようになると、「コンサルティング会社はどの基軸で勝負していくべきか」ということは、頭の片隅でいつも考えております。

Ⅲ.アクセンチュアの魅力について

アクセンチュアの魅力について教えて下さい。

原様:私は、アクセンチュアの「カルチャー」と「人」が好きです。
「お客様のビジネス変えたい」と本気で考えている人が多いですし、お客様に提供する価値にこだわっている社員がものすごく多いです。我々は、お客さんの経営課題に直結して価値を出すことにコミットするコンサルティングをしております。

近藤様:私は10年アクセンチュアにおりますが、まだまだ自分のやれる事が沢山あると思っているので、そのギャップを埋めていくのには、定年までいても終わらないと思っています。仕事として常にマーケット変化に合わせて対応していくため、全く飽きないです。今後もアクセンチュアで頑張ろうと思っています。

競合他社との差別化ポイントについて教えて下さい。

原様:戦略系ファームとアクセンチュアを比べた時、アクセンチュアはENDtoENDでやり切れるケイパビリティがあります。またマネジメントの戦略だけでなくて、「現場の業務実態」、「組織の構造」を抑えたフィジビリティが高いところも差別化のポイントになります。

他の総合系ファームと比べると、アクセンチュアはお客様の経営課題に直結して価値を出すことにコミットするコンサルティングをしております。そのため、提供価値が全然違うと思います。

ITコンサルと比較すると、アクセンチュアは「戦略のプランニング」から「エグゼキューション(実行支援)」まで圧倒的な強みを持っているところが差別化ポイントになります。

部門を横断して、プロジェクトを行う事もあると聞きます。

原様:アクセンチュアには、金融以外にも、「製造」・「通信ハイテク」・「エネルギー」・「医療・公共」の5つのセクターがあります。また、世界で約37万人、日本で約7千人の規模でコンサルティングを提供しておりますので、活躍できる場は本当に広いと思います。 

Ⅳ.アクセンチュアが求める人材像について

金融サービス本部が求める人材像について、教えて下さい。

原様:金融業界のみならず、様々なバックグラウンドの方に来て頂きたいです。
「発想力が強い方」、「イノべーティブなことしたい方」、「緻密な分析が得意な方」、「お客様と一体となって物事を推進できるような人間力が高い方」、「海外国籍の方」、「バイリンガルの方」、色々な人が活躍できる環境があります。

近藤様:「プロアクティブでポジティブな方」です。アクセンチュアは、組織として積極的に人をコーディネートすることが求められます。また、成長には当然痛みを伴いますので、その痛みも楽しめるポジティブさは求める人材の一つだと思います。

これから貴社を受ける方に一言メッセージをお願いします。

AC-FSと鈴木

 

 

原様:他ファームでコンサルタントをされていて、アクセンチュアに少しでも興味を持っていただけたのであれば、カジュアル面談という形でお話しをさせて頂きますので、一声かけて頂きたいと思います。

転職の応募ではなく、「詳しく話を聞いてみたい」ということで構いません。


ご面談では、紙面に載らないような詳細なプロジェクト事例など、具体的なお話ができると思います。そこでアクセンチュアのことをもっと知ってほしいと思います。

近藤様:事業会社の方とお話していると「現職でできる仕事について限界が見えてきた」と仰る方がいます。

私自身は、「10年経ってもアクセンチュアでできる事が沢山ある」と感じています。世の中の不確実性や未来を創るという仕事を一緒になって楽しめる人にぜひ来ていただきたいと思います。


本日はありがとうございました。

 

プロフィール

原 仁志 (Hara Hitoshi) 様

金融サービス本部 経営コンサルティング マネジング・ディレクター
大学院を卒業し、新卒でにアクセンチュアに入社。金融サービス本部やテクノロジー本部、オペレーション本部、デジタル本部にてシステム開発の上流工程や、開発、アウトソーシング業務に従事。マネジャーに昇格後、戦略グループに異動し、金融機関向けの戦略コンサルティング(現:Accenture Strategy)にて従事。現在は、マネジング・ディレクターとして、金融サービス本部(FS)の経営コンサルティングを担当され、日本を代表する金融機関向けに様々なサービスを展開。

近藤 龍司 (Kondo Ryuji ) 様

金融サービス本部 ディストリビューション&マーケティング シニア・マネジャー
2006年に新卒でアクセンチュアに入社。入社後、戦略グループに配属され、金融機関のお客様を対象とした経営コンサルティングに従事。2015年の4月に金融サービス本部の中のディストリビューション&マーケティングサービス(D&M)に異動し、現在に至る。

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